おがんちゃん、たけちゃん、田川よ~すけ、人呼んで「Rock Ninja」見参!<前編>
「Rock Ninja」見参!Rock Ninjaとは…
「たけちゃん」の下山武徳。「おがんちゃん」の小笠原義弘(以下、Marshall Blog表記の慣例により「オガンちゃん」)。田川ヒロアキと…山崎洋介の2人まとめて「田川よ~すけ」からなるロックのスーパー・カルテット。「忍者」となると池波正太郎的に言えば「草の者」。
『真田太平記』の「お江」ですな。
昔、ブックオフで1冊100円で12巻揃えて夢中になって読んだわ。
ブックオフの中古本もスッカリ高くなっちゃって、今じゃ100円じゃ買えませんからね。
「ブックオフ」じゃなくて「値段オン」ですわ。
会場の屋台村には楽し気なオリジナル・グッズがいろいろと用意されていた。終演後のチェキ会のご案内。
このチェキのフィルムってのも手に入りにくくて大変なんですってネェ。
世の中一体ナニが当たるかわかりませんな。
今時なかなか大胆なデザインのTシャツ。
Rock Ninjaは下山さんとオガンちゃんのコンビを下地に、ヒロアキくんと洋介さんがそれぞれ合流した形で結成された。その仕掛人は岡山の老舗ライブハウス「CRAZY MAMA KINGDOM」を経営する平井成一さん。
平井さんは4人編成の「4」にちなんだバンド名を考えた。
そこで思い浮かんだのが手裏剣。
確かに刃先が4つあるもんね。
で、「手裏剣」と言えば当然「忍者」。
そこで「Rock Ninja」と相成った。
実は私も「4人編成のバンドの名前を考えてくれ」と頼まれたことがあって、私の場合はギリシア語の接頭辞の「テトラ」を使って考えさせてもらった。
「Rock Ninja」か…いい名前だ。
ナ~ンでか…場所は替わって、ココは浅草の雷門通りの突き当り。昔はこのビールの看板のところに高さ45メートルの塔が立っていた。
森下仁丹の広告塔、「仁丹塔」だ。下がその1954年に造られた2代目の仁丹塔。
大正12年の関東大震災の時にポキっと折れてオシャカになってしまった日本で最初のエレベーター付きの建造物「浅草凌雲閣」を模したデザインだった。
私なんかは生まれた時からこの光景を見て来たので、今でもこの塔が立っているようなイメージが強いんだけど、老朽化を理由に2000年に撤去された。
この下に「フクチャン」というヘビ、カマキリ、毛虫、ナメクジなどを喰わせるゲテモノ料理店があった。
確かミミズも取り扱っていたのではないか?
ナ~ニ、驚くことはない。
このままいけば、これからは皆さんもコオロギを食べていかなきゃならないんだから。
1階にあるファミリーマートの壁には仁丹塔が立っていたことを知らせるプラークが取り付けてあるんだけど、胴板で作っちゃったものだから、時間が経って汚れてしまい何が書いてあるのかよくわからん。
下はロンドンの「マーキー」があったビルに取り付けられているキース・ムーンのプラーク。
ランドマークを記録するプラークはこの程度のシンプルなモノで十分なんですよ。
興味のある人はインターネットで調べればいいんだから。
「ココにコレがありました」という情報だけでいいの。
その代わりロンドンのマネをして東京も歴史のある場所にはドンドンこうしたプラークを取り付けて街の価値を上げてもらいたいと思う。
ん?
「仁丹塔」の話なんかしているけど、若い人は「仁丹」なんて知らないんじゃないかしらん?
「仁丹」というのは明治の昔からあるオジさんやおジイさんのための口中清涼剤のことね。
今で言う「ブレスケア」みたいなヤツ。
私は使ったことがないけれど、小学校の時に「梅仁丹」というのが発売されてモノスゴくヒットしたのを覚えている。
私も大好きだった。
一方、「人丹」といって明治の最初までは人間の肝臓や脳ミソで作った薬もあったんだよ。
柳田国男の『遠野物語』をパロディにした井上ひさしの『新釈 遠野物語』の中に転校して来た子のお母さんが病床に臥せっていて、その友達に人間の肝を持ってくるように頼むという話がある。
その友達親子の正体とは…。
『遠野物語』も『新釈 遠野物語』もとてもオモシロイです。
実は仁丹はこの際全然関係なくて、その仁丹塔の建物の中に入っている下の写真のお店を紹介したかったのです。「TOKYO SAMURAI NINJA MUSEUM」という…コレは博物館なのか?
だとすると一体ナニを展示しているのであろう?
私はもちろん入ったことはないが、いつも老若男女を問わない外国からの多くの観光客でにぎわっている。
ナニが言いたいのかというと、海外では今でも「忍者」の地位がとてつもなく高いんですって。
コレはオランダの東大、「ライデン大学」の日本学科を卒業した才女に聞いた話。
彼女はアニメが大好きで日本についての勉強をして念願かなって日本に移住したんだけど、アニメの人気がスゴイと言っても、ナンダカンダで「日本」と言えば「忍者」に尽きるのだそうです。
だから「Rock Ninja」も世界を視野に入れていいかも!…ということが言いたかった。
そういえば移民政策に反対する大掛かりなデモをやっていて最近ニュースに出て来るイギリスのサウスポートね。
私がココへに行った時のこと。
地元の人はホンモノの日本人なんかほとんど見たことがなくて、テレビドラマで知った「将軍」のことを根ほり葉ほり訊かれた。
ヘタをすると連中は今でも日本には将軍がいると思っているんだゼ。
「ようこそ皆さん、お越しくださいました。
『Rock Ninja』でございます」
「まだ慣れていないんだよねオレ…『Rock Ninja』って。
最初は『おがんちゃん、武ちゃん、田川よ~すけ』でしたからね。
メンバー紹介は後々やりますね。
選曲もバラバラです。
皆さんがよく知ってる曲を用意しているのか、していないのか…最後までお付き合いよろしくお願いします!」
Rock Ninjaの『Summer Tour 2024』東京公演の1曲目はAC/DCの「Highway to Hell」。ドワ~!
久々にMarshall Blogにご登場頂く下山さんのスーパー・ボイスがノッケから炸裂!
わかっちゃいるけど快感!
コレぞ「ロックの声」!
おなじみのリフを奏でるヒロアキくん。
もちろん背後にはMarshall…でもヒロアキくんのステージではおなじみではないヤツ。
ヘッドは「JTM45」、またの名を「2245」。
スピーカー・キャビネットはJTM60シリーズのコンボ「JTM622」のエクステンション・キャビネットの「JTMC212」。
双方、会場の「御苑サウンド」さんから拝借した。
「2245」は元々「JTM45」のリイシュー・モデル。
「JTM45」は1962年のMarshallの最初の商品で元々はこんな形をしていた。
それが幾度となく姿を変えて生産され続け、今回ヒロアキくんが使っているのは1989年にリイシューされた時のモデル。
その時にモデル名が「2245」となった。
いつかSNSにMarshallを題材にした『こち亀』のパロディが投稿されていたことがあった。
両さんが持ってくるMarshallが全部同じ形をしているんだけど、それぞれ違うモデル…という話し。
本当にその『こち亀』に描かれている通りで、下は「2245」と同じサイズの50Wヘッド「1987X」。
ハッキリとわかるのはロゴの色が違うのとパネル上の表記ぐらいで後はほぼ同じ。
大原部長にも中川巡査にもこの違いはわからないであろう。 ところが、この2台には時代が生んだ決定的な違いがある。
それは回路に「GZ34」という真空管が使われているか否か…ということ。
コレは「整流管(rectifier)」といって交流を直流に変換する働きをする真空管で、後に発明された「ダイオード」という電子部品が真空管に替わってその仕事をするようになった。
すなわち「JTM45」が開発した時代にはまだダイオードがこの世に存在しなかった。
一方、「1987」が設計された時にはすでにダイオードが出て来ていたので「1987」には「GZ34」が使われていない…というワケ。 「JTM45」はMarshallの「ブランドの故郷」みたいなもので、今でも最初に作られたシリアルナンバー「#1」の商品は工場の博物館で大切に保管されている。
そして、昨年には「JTM45」の「STUDIOシリーズ」の「JTM45」バージョンが発売されて人気を呼んでいる。あ~、久しぶりにこんなにMarshallのことを書いたな。
昔は時折専門学校で講師をさせて頂いたものでした。
ま、Marshallについてなら表から裏まで最長で3時間半はしゃべることができます。
なのでついでにキャビネットもやっておきましょう。
既に記したように、今回「JTM45」を鳴らしているのは1994年に始まった「JTM60シリーズ」のコンボ「JTM622」用の2×12"スピーカー・キャビネット「JTMC212」。
かつてMarshallはコンボ用のキャビネットを盛んに作っていた。
海外ではコンボにスピーカー・キャビネットを増設して音の押し出し感を増強するのはとても標準的なことだった。
日本にはこの風習は全く育たなかった。
しかし、そのコンボ用のキャビネットだけ好んで使われることがあって、チョット小ぶりの2x12"キャビネットの「1922」なんかはまさにそれ。
このキャビネットは元はJCM900シリーズのコンボ用のエクステンション・キャビネットだった。
さすが「御苑サウンド」さん!「JTM60シリーズ」のキャビをお持ちだなんて「通」でいらっしゃる! チョット話は戻って…「整流管」が入っているモデルは独特のサウンドと弾き心地がするのね。
整流管には能力の限界があって、何となく音が遅れて出て来る感触が避けられず、音もムニってコンプレッションがかったようになる。
コレこそが古式ゆかしい真空管アンプの醍醐味で大好きなギタリストも多い。
ヒロアキくんもその特徴を活かして快適なソロをキメてくれた。「♪ハ~イウェ~トゥヘ」
3人がかりのコーラスもド迫力!そうそう、昔AC/DCが来日した時、「Marshall特権」で特別にバックステージを案内してもらったことがあった。
メチャクチャおもしろかった。
マルコム・ヤングが亡くなった時にその見学のレポートを併載したので興味がある方はどうぞ。
↓ ↓ ↓
【訃報】 マルコム・ヤングのこと
「ヘヴィメタルやノォ。
オレにはものすごハードですよ。だいたい同じ音3回は弾かないから」
とか言っていながら、結構オガンちゃんはヘビメタを演っていらっしゃいます。
『Marshall GALA2』でもRainbow演ってもらったし。
「ヘヴィメタルや。こんなの優しい方ですよ。
それぞれみんなのルーツというモノを集めて選曲をしたんですが、小笠原さんは『ブルースの人』ということで次からはブルース・コーナーでございます。
『ブルースの巨匠』と言えばこの方『Blues Boy King』…B.B.キングでございます」曲は「The Thrill is Gone」。
ドワッ!ヒロアキくんのこんな「ドブルース」初めて聴いた!ク~、このベース。
オガンちゃんのベースをかなり久しぶりに聴かせてもらったけど…相変わらずの気持ちよさ!
カレコレ20年、コレを味合わせてもらっております。
乾ききった雑巾を絞りに絞って、布地を引きちぎってしまうかのような情念を込めた下山さんの歌が何とも素晴らしい。そして洋介さんのすべてを包み込むグルーヴに乗って…オガンちゃんの「世界のベース・ソロ」をタップリと!この曲はマイナー・ブルースなんだけどヒロアキくんは4度進行した時にメジャーのフレーズを弾くんだな。
コレが「ヒロアキ・ブルース」の特徴のひとつと見た!
純粋なブルースもスッカリ板についていてとてもいい感じ。
重厚なブルース・ナンバーの後…
「コレ不思議なもんで、酒が飲みたくなるね。
そうなるだろうと思ってオレは今日車をシッカリ置いて来ました。
暑いんでね、お客さんはドンドンやってくださいよ~!」
こうしてロック忍者のステージは演奏と楽しいおしゃべりを交互に繰り返して進行した。
ところで、Marshall Blogは読む人に臨場感を味わってもらおうとライブに行かなければ聞くことができないMCをなるべく実際の通りに記録するようにしているのだが…コレはムリ。
ムリです。
下山さんとオガンちゃんのマッシブなトークを全て捕らえようとしたら紙幅がいくらあっても足らんからね。
ということで、この先「どんなことをしゃべったか」のポイントだけを記すに止める部分があることをお許し頂きたい。
でも、どの話題もとても楽しいトークだった。この日はちょうど都知事選だったので、その選挙についての話、「我々は髪型が暑い」という話、下山さんは自転車がおキライという話、さらにブルースの話……ココでストップ。
ブルースの話からクリス・デュアルテの話になった。
オガンちゃんファンの方はクリスのことをよくご存知であろう。
テキサスのサンアントニオ出身の世界的ギタリスト/シンガー。
ブルースを中心にジャズからロックまで幅広い音楽を吸収したその音楽性はすこぶる高い。
私も大好き。
オガンちゃんはクリスの全米ツアーに参加したり、クリスが来日した際には当然サポートを務めるクリスの片腕ベーシストなのだ。
「片腕ベーシスト」ナンて言うと「片腕ドラゴン」みたいか?
クリスはMarshall BlogやShige Blogにもご登場頂いているし、Marshallを取りにウチに来てくれたこともあった。
↓ ↓ ↓
★【Shige Blog】Chris Duarte Live in Japan 2012 <前編>と<後編>
★【Marshall Blog】Chris Duarte Group "Lucky 13 Japan tour" 2015
それで下山さんがクリスについての質問をすると…
「あなたと同じですよ…ラーメンばっかり食べてる。
自分のことを『ラーメンちゃん』って呼んでますからね」
ウン、確かにしきりに言っていたわ。
ラーメン好きはいいけど、クリスは「slurp」できるのかな?
下山さんもラーメンがお好きで本当に毎日のように召し上がっているとか。
そこで下山さんから「クダらないと思う大っキライな質問が2つある」という話しに。
それはまず…「いくつに見えますか?」。
わかる。
私はやらないようにしているけど「いくつですか?」と訊かれた時にはこう答えたくなるのも人情だったりする。
もうひとつは「ナニを喰ったらそんな声になるんですか?」
下山さんは必ず「毎日ラーメンを食べることです」と答えることにしている。
ところが誰ひとりその答えを真に受けず、質問の答えを聞いておきながら、下山さんのお言葉通り毎日ラーメンを毎日食べる人は1人もいないというのだ。
「それなら訊くな!」というワケ。
ハハハ!わ~か~る~!
チャンス到来。いつかコレを書きたいと思っていた。
私もできれば避けてもらいたい質問がひとつあって、ライブの会場などで久しぶりにお会いするのはうれしいけど、どうにも覚えていない方から「覚えていますか?」とズバリ尋ねられるのはかなり困るのです。
生返事をしていると中には「本当に覚えているんですか?怪しいな」と押し込んでくる方もいらっしゃる。
仕事柄結構多くの人にお会いするし、加齢で記憶力が著しく低下しているので一度お会いしただけではどうにも記憶できないことも少なくないワケ。
そういう場面ではこっちの表情を見て察して欲しい…という話しをヒロアキくんとかつてしたことがあった。
するとヒロアキくんも大いに同意してくれた。
というのは、彼の場合は耳からの情報でしか相手を識別する方法がないので余計に大変なのだ。
ある時そういう場面に巻き込まれてしまったが、どうしてもその相手が誰かをカケラも判別することができなかったヒロアキくんは意を決して「失礼ですがどちら様ですか?」と尋ね返した。
すると相手は「イヤ、15年前にホラ」…ナント15年も前にたった一度だけ会ったことがある人だったという。
そりゃムチャだって!ヒロアキくんのブルース体験の話。
「ブルースはトラウマになっているんです。
ヘヴィメタル1本槍で速弾き一辺倒だった10代後半から20代前半の時にいろんな人がブルースを聴くように強要して来たんですね。
19歳の時、レコード会社に入る入らないという話があったんですが、担当の人に『ウチのレコード会社入る前にちょっとブルースを覚えようか?じゃあ、まずジョニー・ウインターから覚えていきましょうか…レイ・ヴォーンも覚えてください』とか言われたんです。
全然自分の畑にないモノだったんですがそれを覚えさせられて…。
デモテープを作って送るんですが『キミはまだワビサビが足りないねぇ』とか『泣きのギターとタメがないね』とかさんざん言われて結構ブルースがキライになりました。
で、そのレコード会社の話はなくなりました」
今、ヒロアキくんはブルースとはかなり遠い音楽を創っているので結果オーライでしょう。
演奏のコーナー。
作者のオガンちゃんが自ら曲を紹介。
「この曲はマイク・バーニーのヘヴィメタルのレーベル『シュラプネル』から出されたんですわ」
オガンちゃんが参加しているクリスのバンドのライブ盤もシュラプネル・レコーズからリリースされている。
それがコレ。
ジャケット写真は私が撮影したモノ。
ある時、何の前触れもなくいきなりマイク・バーニーからメールが来て「写真を売って欲しい」と言う。
用向きは「ライブ盤のジャケットに使いたい」というのでもちろん即OK。
すると間髪を入れず契約書が送られて来て、サインをしてメールを送り返したところ、すぐにギャラが振り込まれた。
仕事が早いのなんのって!
もちろんオガンちゃんが私が撮った写真を紹介してくれて成立した話。
オガンちゃん、改めましてどうもありがとうございました。
今回、初めて知ったんだけど、このシュラプネルは「Novato(ノヴァト)」にあるんだねェ。
仕事の取引先がこのNovatoにあって、私はサンフランシスコのゴールデンゲイトの向こうにあるこの静かな町を何回か訪れたことがある。
それを知っていたら契約書を送り返す時にマイクに言えたのにナァ。
町のレストランに行った時、デヴィッド・グリスマンが食事をしていた光景をよく覚えている。次の曲もヒロアキくんのソロでスタート。
絶妙なクランチ・トーン。
曲はオガンちゃん作の10分を超す「Mad As I Can Be」。
「できる限りヤバく」みたいな?
曲の雰囲気が下山さんの激唱にピッタリなのだ。ドミナントのパートをイジったサビつきのGmのスロー・ブルースっていうのかな?
ブルースというとすべて12小節のブルース進行だと思うとさにあらず。
世の中には8小節のブルースもあるし、サム・ジョーンズというベーシストは「Unit7」というサビつきの名ブルースを作ったりしていますからね。
自由なんですよ。
様はその曲や演奏から「Blues」を感じることができるかどうか…とういうこと。全員がコッテリとした演奏で密度が濃いったらありゃしない!23秒を目標にして弾いた超ロング・トーン。
しかしいい音だな。
「ブルースのトラウマ」はどこへやら…。
タップリとブルースを弾いてくれたヒロアキくんだった。
ところで「ブルーズ」って言う人がいるでしょ?
どっちだと思う?…「ブルース」か「ブルーズ」。
私は完全に「ブルース」派なんだけど、コレって結果的には両方ありかな?と思っている。
というのは、スッと会話の中で「blues」という言葉を口にする時は「ブルース」。
一方、「bluesって言ってみな」とユ~ックリいう時には「ブ・ルーズ」となるのではないか?というのが私の研究結果。
「James」なんかも同じ。
普段は「ジェームス」だけど、ユックリ言うと「ジェイ・ムズ」になる。
ま、私がいうことだからアテにはならんけどよ。「素晴らしい!
レッド・ツェッぺリンみたいに演ろう!って言うんですけど、こういう風に演って欲しかったんです」
ココでオガンちゃんの世界ツアーの経験談。
かなり前からオガンちゃんはワーキング・ビザの交付料の値上がりに困っていたが、最近の円安でますます海外に行きにくくなってしまったという話。
前日に高速のサービスエリアで食べた醤油ラーメンも1,350円と高かったとか。
エエエエ!それは高すぎるでしょう!
私はラーメンという食べ物の過去を知っている世代なので800円以上出すことは滅多にない。
もちろん私も大好きなんだけど、800円を超える値段の場合はどんなに食べたくてもガマンすることが多い。
そもそも、どこで食べても最近はしょっぱくて、しょっぱくて…。
そんな話に続いてドラムスの山崎洋介さんのコーナー。
下山さんが洋介さんをご紹介。
「初お目見えでございます。ドラムスの洋介…岡山からやってきました。
『おがんちゃん、たけちゃん、田川ようすけ』の『ようすけ』でございます。
岡山では『非常に便利な男』として我々が行くたびに重宝しておるわけでございます。
この方、本当はギタリストなんです。
ギターは弾けるわ、ドラムは叩たくわ、歌もうまい。
一輪車も乗れるんでしたっけ?
え?…(ヒロアキくんからひと言)…Marshallユーザーですって牛澤さん!
オレはMarshall使ったことないナァ」
「下山さんは声がMarshallですから!」
まったく…最高のサウンドです。 「どうぞよろしくお願い致します。
東京のライブは初めてです。
地元で「BULL BARREL」とうバンドをやっていまして、これから私が作った曲を演ります」
「bull barrell」というのはピストルの銃身の種類のひとつですよね?
普通の銃身は本体側から銃口に向かってテーパーが付けられているが、「bull barrell」は完全にまっすぐの円筒状になっている。
そうした構造により銃身の強度が増し、弾丸発射時の銃身内の空気圧の変化が少なくなるため振動を軽減し命中率が高くなる。
ちなみに「bull」は「雄牛」のこと。
その銃身の「bull burrell」という名前は雄牛のアソコになぞられて付けられた。
…と、聞いた風なことを言っておりますが、当然調べました。
ナゼなら<後編>でピストルについて少しやりたいと思っているからです。
ヒロアキくんが弾くヘヴィなリフから始まる「Fellow」。リズムはゴキゲンなシャッフル。
下山さんのMarshallボイスがどこまでも曲をエキサイティングに演出して…
「♪ウォウウォウウォウ」のコーラスと絡み合う。ブルースから解放されたヒロアキくん。
「立て板に水」よろしく縦横無尽にソロを展開する。それを受けてのオガンちゃんのベース!
ホントにベースらしいベースというか、「ベース・ギター」という楽器の魅力を余すところなく伝えるかのようなプレイ。
ホントに毎回書いているけど、Marshall Blogはシャッフル、ブギ、ジャズ・ビート等、3連系のリズムを大歓迎しております。
オガンちゃんはそのリズムのマスター中のマスターなのよ。ココまででナントまだ4曲!
Marshall Blog、最後までイケるのか~?!
「忍者」だけに途中でドロンしちゃおうかな? <後編>につづく
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