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2024年4月 8日 (月)

Girls Guitar Three vol.7<後編>~Rie a.k.a. Suzaku&セッションの巻

 
Mayto.ちゃんとSallyちゃんの出番が終わってただ今転換中。
その場をつなぐのは李奈ちゃん。
「配信をご覧の皆さま、ありがとうございます。
爆音すぎて配信状況は一体どうなっているんだろ?
さて、今日はギター・アンプがMarshallをご用意しています」
10vコレですね。
李奈ちゃん、ご紹介どうもありがとう!20はるかちゃんも…
「私が使ってるNATALドラムス。
コレもご用意して頂きました。
すごく良い音でしょ?
わかります?
すごく良い音なのでタップリと楽しんでいってください!」
30vコレですね、NATALドラムス。
「ナタル」でも「ナダル」でもない…「ナタール」。
はるかちゃんご紹介どうもありがとう!
40そして第3番目のギター刺客にしてこのイベントを主宰するRie a.k.a. Suzakuが登場。
改めて今日のバンド・メンバーを紹介した。
「バックの皆さん、過酷な体験を毎回申し訳ございません!
お疲れでしょうがよろしくお願いします」Img_2460 Rieちゃんのヘアスタイルにはいつも刮目してしまうが、とりわけ今回のはスゴイ。
コレ、照明が髪の毛に当たってシマシマになっているワケはありませんからね。
青地に紫の線が入ってるの。
家内曰く、まるでツタンカーメン…神々しい~!
そういえば高校の時、世界史の先生がかなりのご高齢でこの「ツタンカーメン」を「ツインタンクアンメン」と発音していた。
その授業を受けていた生徒全員が何のことやらわからず、「チャーシューワンタンメン」の類のどこかのラーメン屋のメニューだと思い込んだ。
ちなみにツタンカーメンを発掘した考古学者の母国のイギリスではこの「Tutankhamun」を「トゥートゥアンカーン」と「ム」にストレスを置いて発音する。
それにしてもうらやましいナァ…染めるところがあって。50v_3場面はツタンカーメンのエジプトではなくてインド。
1曲目は「世界」をテーマに据えたアルバム『World Journey』から「Rudra」というインディアン・ナンバーRie風。60なるほどエキゾチックにしてオリエンタルな雰囲気。70v_rdr中間部で李奈ちゃんのソロ。
超低音でのゴリンゴリンが気持ちいい。75v「Rudra」とはインド神話に登場する「暴風神」のこと。
和式に言えば「風神」さまか…。
ソロではRieちゃんのギター暴風が吹き荒れた。80「ありがとうございます。
私、『MUSES』という世界初の女性のフュージョン・バンドを作りました。
去年の10月にアルバムを出しました。
次はそのアルバムから1曲お送りします。
いつもたいてい『Wangan Street』という曲を演るんですが、今日はせっかくだから『このメンバーでだったらどうなるかな?』っていう感じで演奏します」90v曲は「Jet Streem」。
「日本航空がアナタにお贈りする音楽の定期便…ジェット・ストリーム。こんばんは城達也です」…なんてFM東京の番組があったネェ。
約50年前…私が中学1、2年生の頃、この番組の最初の部分だけよく耳にした。
懐かしくなってチョット調べてみたら…この番組まだやってるのね!?
今のパーソナリティは福山雅治だって。
100_jsなるほど、なるほど、クールなキメからスタートするモロにフュージョニーな1曲。
Rieちゃんがテーマを提示し終わると曲はガラリと表情を変える。120v曲を切り放すかのように各メンバーのソロをタップリとフィーチュアしたのだ。
まずははるかちゃんから。140vおお!コレは!
ロック色の濃いハードなソロ。
150ツイン・ペダルを踏む足の動きも軽やかかつパワフルに、色とりどりのプレイを見せてくれた。155vキマった~!
カッコよかった~!160続いて李奈ちゃん。
170千両ベース役者の登場といった風情でスラップがバカチコと唸るまくる!
堂々たるパフォーマンス。
180vさらにKahoちゃん。
190ココはオルガンでグバ~っとひと暴れ!200v最後はRieちゃんが締めくくる。
ワーミー・バーを激しく上下させて…210v徹底的にハードに弾きまくった!
13分を超える大熱演。
やっぱりライブはこうでないとね~。
まさにRieちゃんのステージのハイライトとなった。
220KahoちゃんのピアノをバックにRieちゃんがシットリとギターを奏でるのは『World Journey』のフランス編「Paris Dusk」。230_pd自分で「気分はすっかりゲイリー・ムーア」って言っていたけどまさに。
メジャーになるサビの展開がすごく魅力的な曲だ。
「パリの黄昏」か…いいね、行ったことないけど。
私は「Waterloo Sunset」でもう大満足なもんスから。240「ありがとうございます。
早いもので次が最後となります。
その後には濃厚なセッションが待ってますから!
我々は前座みたいなモンですよ。
さて、フランス編から今度は『World Journey』の南極編にいきます。
曲は涼しいんですけどココは暑いですね。南極じゃなくて南国。
ところで、南極の曲を書けって言われたら皆さんどうします?
行ったこともないじゃん?…そんなとこ。
だから『南極なんて氷とペンギンしか思い浮かばない!』って社長に言ったの…なんてやっているウチに作った1曲です。
果たしてコレを聞いて皆さんに南極を思い浮かべて頂けるかどうか…?
心だけでも涼しくいきます!」250v曲は「Ice World」。
私もロック、ジャズ、クラシック、民族音楽と長いこと音楽を聴いてきたけど「南極をテーマにした曲」ってのは記憶にないナァ。
「North pole(北極)」という言葉は、アーロ・ガスリーの「Coming into Los Angels」という曲に出て来るけど。
あるいは、エスキモーの民謡ってのも聴いたことがある。
でも「南極」は知らないナァ。
Rieちゃん、もしかしたらコレ世界初なんじゃないの?
探せば出て来るか…?260_iwどこまでも果てしなく続く純白の大地。
反対に太陽が全く沈まない「白夜」、反対に太陽が全く上がらない「極夜」、
遠くにかすむペンギンの群れ!
う~ん、南極のイメージが浮かんで来たぞ!
Img_2534というのは、昭和35年に筑摩書房から上梓された『世界ノンフィクション全集50巻』の第1巻に「世界最悪の旅(The Worst Journey in the World)」という南極探検に関する1作が収録されていて去年読んだのね。
RIeちゃんは「World Journey」だけど、こっちは「Worst Journey」。
「南極探検」というと誰しもノルウェイの「ロアール・アムンゼン」の名前が真っ先に思い浮かぼうが、この「世界最悪の旅」はアムンゼンの後塵を拝すこと1ケ月にして南極点に到達し、隊員のほぼ全員が死亡したというイギリスの探検家の南極での体験を綴った手記。
彼の地の凄まじい自然の脅威が描かれていて、一番印象に残ったのはその気温。
極寒の折にはマイナス70度近くまで気温が下がり、そんな時についウッカリ手袋をせずに金属部分に触ろうものなら手が完全に付着してしまい、お湯をかけて氷を溶かすか、金属に付着している部分の皮膚を剥ぐよりその場を脱する方法がないとか。
そんなだからマイナス20度ともなると、とても暖かく感じるのだそうだ。
私はかつて仕事で金沢港にあるマイナス25度の魚の保冷庫に入ったことがあったが、せいぜい10分が限界だった。
それ以上時間が経つと両足の腿に変調をきたして動けなくなってしまうのだ。
さらにマグロの急速冷凍庫というのにも入ってみたがコチラはマイナス50度。
20秒もガマンできなかった。
ちなみに南極の最低気温の記録はマイナス89度らしい。
なんてことを書くといかにもこの本がオモシロい感じがするけど、何しろ約100年前の著作を明治生まれの人が翻訳しているので文章があまりにも昔風で読みほどくのに大変な労苦を味わった。
それでも歯を食いしばって何とか読破した「私の世界最悪の読書」のウチのひとつ。
この叢書、あと49冊ウチに残っているんだけど、果たして読み抜くことができるのか?
それを考えると私の気持ちは「マイナス89度」である。
Img_0400そんな過酷な南極の環境をよそにこの曲はRie節がテンコ盛りの楽しい南極旅行だった。270v「ありがとうございました…もう呼んじゃいますか?
たぶんセッションの時間が一番長くなると思うんですよ」
…と、ソロの出番を終えたMayto.ちゃんとSallyちゃんをステージに呼び込んだ。
「このメンツで一体ナニを演ろうか?ってすっごい悩んで最後まで曲が決まらなかったんです」280で、考えに考えた結果選んだのは、以前GG3で一度演ったことがあるという「Black Magic」。
と聞いてまさかジャズのスタンダードの「That's Old Black Magic」か?それともフリートウッド・マックの「Black Magic Woman」か?と個人的に色めき立ったが、それはオールド・リスナーの浅はかさ…レブ・ビーチのソロ・アルバムからの1曲目だそうです。
ゴキゲンなハード・ドライビン・ナンバー!
290
GG3名物のセッション・コーナー。
テーマの後はまずはMayto.ちゃんのソロ。
300v使用しているのはMarshallの50Wの2x12"コンボ「JVM205C」。310続いてSallyちゃん。320vSallyちゃんのMarshallは「JVM210H」と「1936」の組み合わせ。330vそしてセッション・リーダーのRieちゃんのソロが続き三人三様のプレイを大いに楽しむことができた。
コレがGG3の魅力。
しかし、皆さん弾くよね~!
340そんなギター陣3人に1人で立ち向かったのがKahoちゃん。
350メタル系の音楽が初めてとは全く思えないハマりっぷり!Img_2690「Led Boots」、「Stratus」とジェフ・ベックがらみの曲を取り上げて来たこのGG3のセッション・コーナー。
今回もジェフ・ベック。
マックス・ミドルトン作の「Freeway Jam」だ。
はるかちゃんのシャッフル・リズムに乗って…
400李奈ちゃんのベース・ソロからスタート。
410オリジナルは1975年の『Blow by Blow(=「一打一打念入りにレポートする」というボクシング中継の用語)』に収録されている曲だが、1977年、私が中学3年生の時にリリースされたヤン・ハマーとのライブ盤でこの曲を耳にした時はジェフ・ベックがカッコ良すぎて座りションベンしたね(失礼!)。
ライブのバージョンはテーマ・メロディをチョットいじって5度の音を入れていたのもまたカッコよかった。
GG3はオリジナルのバージョンでテーマを弾いた。
360_fwjこの曲でもMayto.ちゃんからSallyちゃん…380そしてRieちゃんへとソロを回して思う存分弾き狂って頂きました。390Kahoちゃんのオルガン・ソロを経て、最後はみんなでテーマをバッチリとキメて大盛り上がり!420今回も楽しかった~。
毎回出演者を決めるのに苦労しているというRieちゃん。
大変でしょうが次回も楽しみにしています!430v最後はみんなで恒例の記念撮影で締めくくった。
440 

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200 (一部敬称略 2024年3月5日 汐留BLUE MOODにて撮影)