D_Drive フロア・ライヴ vol.9
9回目を迎えたD_Drive名物の『フロア・ライブ』。今回も100%楽器の生音だけで勝負だァ!今日のオープニングは…おお!珍しく「Peach Fizz」。Seijiもちろん、生音を出しているのはMarshall。
JVM410H と1960BのSeijiバージョン。Yukiこちらもいつも通りのJVM410Hと1960B。
ブルー・ローズをあしらった純白のYukiバージョン。ToshiToshiくんもいつものイードゥン。
今回もスゲエ音を聞かせてくれた。ChiikoChiikoスペシャルNATALのフルセット!次は「Runaway Boy」。
2曲続けてD_Driveが最初にリリースしたアルバム『Something to Drink?』から。「Runaway Boy」が昨年リリースした『DYNAMOTIVE』に再録されたのは皆さんもご存知の通り。さらに続けて「Lost Block」。
ナンカ久しぶりだな。
NAMMや上海でよく取り上げた1曲。
コチラはMarshall Recordからのファースト・アルバム『Maximum Impact』から。「皆さん、こんばんは、Ⅾ_Driveです!ありがとうございます。
新横浜Strageでのフロア・ライブも9回目ということになりまして…ということはもう18回くらい演ってるっていうことですかね?
今回は1日だけですが、いつもは2日出演させて頂いていますから18回くらい演っていることになります。
今日初めてお越しになられた方はいらっしゃいますか?
初めてのD_Driveがフロア・ライブっていうのもなかなかレアですよね!」
「ご覧の通り楽器にマイクが全く立っていないんですね。
ドラムスはもちろんのこと、ベースとギターも全部アンプから出て来る生の音をダイレクトにお聴き頂いています。
ですからお座りの位置でかなり聞こえて来る音が違うと思います。
そのナマ~の感じを楽しんで頂けたらと思います。
今日も最後までよろしくお願いします!」
「マイクが立っていないということは、ボクの前に置いてあるモニターからは音が出ていないワケでして、曲順を書いたセットリストが貼ってあるただの台になっているんですよ!
ゼイタクな台です」 「コレも久しぶりに演る曲」とYukiちゃんが紹介したのは、またしても『Something to Drink?』からYukiちゃん作の「Escape from...」。 この記事を書くに当たってどんな曲だったかを確認するためにCDを引っ張り出して久しぶりに聴いたんだけど、思わずアルバムを全編を通して聴いちゃったわ。
ナンカ、初々しくてね~。
続いては「だるまさんは転ばない(Red Light, Green Light)」。
しかし、このフロア・ライブってのはありがたいね。
Marshallの音の威力を説明してくれているようなもんだからね。
どういうことかと言うと、今流行りのデジタル商品にはできないことを実際に音を以って照明してくれているということ。
それは「音ヌケ」ということ。
真空管アンプとデジタル系のアンプでは格段の違いがある。
近くではわかりにくいが、アンプから距離を取ると如実にそれがわかる。
この違いで真空管アンプは「楽器」であるのに対しデジタル・アンプが「機械」であることを思い知ることができる。凄まじい疾走感!
イードゥンの音ヌケの良さもバツグン。
音質がどこまでも澄んでいるかららしい。
そして、このセクションを締めくくったのは10年目のD_Driveが発表した「Begin Again」。
来年は15周年。
「Begin Again」からもう5年かよ!
ついこないだYukiちゃんが作って披露したばっかりだったのによ!「さっきも申しました通り、今回で9回目ですからね。
皆さんがたくさんアップしてくださったのか、口コミか、グーグルマップでStrageさんを見るとD_Driveの写真ばっかりなんですよ!
ウチらしかライブを演っていないみたいな…」
ココでYukiちゃんはギターを持ち替え。
「今から2曲続けて演るんですけど、どちらもコロナ禍の最中に作ったドロドロとした曲です。
あの自粛している間すごくイヤでしたよね。
外にもなかな出れないし…そんな時に地球の怒りみたいなことを感じてそれを曲で表したいと思って作ったんですね」ということでギター・チームが7弦ギターに持ち替えて臨むドロドロの重低音コーナー。
まずはYukiちゃん作の「Be Yourself」。
物悲しいギターのメロディから…不吉に、そしてヘヴィに展開するドロドロ・ナンバー。続いてはChiikoちゃんのドラムスでドロドロと始まる「Break Out」。
Seijiさんのハーモニクスを利用したリフでドロドロして…ドロドロのギターアンサンブルが炸裂する。 …と、ドロドロ書きましたが、本当は2曲ともドロドロなんかしていない胸のすくような良質のヘヴィ・チューンですから!
Seijiさんが「ドロドロ」というからそう書いてみた。
ココでドロドロと休憩。
そして、第2部。
「皆さんありがとうございます!
今年の秋は大分温かいおかげでメチャメチャ”カメムシ“が…。
神戸はカメムシがすごくて…特に新神戸がヤバかったです。
しっかり緑のヤツ」
「そんな季節を感じる曲を次に演りたいと思います。
季節は秋とは全然違うんですが…」
「とりあえずカメムシは忘れてください!…梅の曲です!」カメムシといえば…「木曽路はすべて山の中である」の「妻籠宿」。
中山道42番目の宿場。
下はその本陣跡。そういえば、横溝正史に『本陣殺人事件』というのがあったな。
後にATGが映画化した。 「本陣」というのは参勤交代などの時に大名等の身分の高い人が宿泊する公のホテル。
実際には暗殺を恐れて大名はあんまり泊まらなかったらしいけどね。
それだけに立派な施設であるのが普通。
それなのに…出るらしいんだよ。
ナニが?…って?
カメムシだよ。
実は私はカメムシってわからないんだよね。
見た記憶がない。
「足元」っていうことはコレは地面にいるヤツなのか?
ナンでも「激クサ」だっていうんでしょ?
クサいのはイヤだナァ。 「今から演るのは梅の曲とインコの曲…カメムシはホント忘れてください!
梅、梅、梅ですよ!
『U、M、E』って書いて『うめ』と読まずに『ユーミー』としています。
コレは本当に梅の曲で、木がスクスク育って、梅の実がなって、そしてそれが収穫されてどこかに出荷されていろんな形で食べられるっていう。
梅酒を連想する方もいれば、梅干しのお漬物を連想する方、いろいろあると思いますけど、梅は頑張ってるんだぞ!っていう曲。
梅の曲は日本に少ないと思います。
梅を思いながらこの曲を聞いてくれれば絶対梅にしか聞こえません。
カメムシは絶対ない!」
と、Seijiさんが自作曲を宣伝。
コレがホントの梅名行為…チガウ、売名だ!
「蟹」がガンバっている曲を演っているバンドもあるけど、D_Driveは「梅」ね。「和」の旋法を使った「U_Me」。
こんな曲は世界のどこを探しても他にないぞ。
繊細にしてゴリゴリの重低音がまた素晴らしい。一方、インコの方はおなじみの「Wings」。
Yukiちゃんのファンク・ストラミングが冴えわたる!加えてChiikoちゃんが景気よく翼をバタつかせてくれた!「ありがとうございます。
今演奏した2曲はどちらもMarshall Recordsからのセカンド・アルバム『DYNAMOTIVE』というアルバムに収録されていますのでまだお持ちでない方はゼヒゼヒお買い求めください!」
コレです、コレ。
ツアーで方々へ行くという話をして…
「田舎っていいですよね。その生まれ故郷に帰るとかね。
ボクもコロナの時にフトそう思って生まれ故郷を見に行ったんです。
とても懐かしい雰囲気で、すごく昭和を思い出しました。
ボクは昭和が大好きで、ホンなら昭和の曲を作らなアカンと思って作ったのが今から演る曲です」
またギターを持ち替えて「ドロップD」のコーナー。
ギターをラジカセで鳴らした音を模したSeijiさんのギターからスタートするのは「古き良き街(I Remember the Town)」。トリッキーな入り方でクリスピーに叩くChiikoちゃん。ココはみんなで手拍子ね。
Toshiくんの手拍子、ちっさ~!
指拍子ね?皆さん、Chiikoちゃんが新たに導入したNATALのカウベルに合わせて手を叩いて頂きました!
ウン、たくさんのカウベルの中から選んだだけあっていい音!
続いてはスカっとブッ飛ばしていくYukiちゃん作の「Get Away」。Toshiくんのベースがココでもブイブイいってるわ!ドロップDのセクションのもう1曲は「Gradation」。「早いもので、あと数曲です。
さっきチョット触れました『DYNAMOTIVE』と『Maximum Impact』をまだお持ちでないという方はゼヒご購入して頂きたいと思います。
今日もそちらの方に物販コーナーにご用意してあります。
ライブ会場で販売しているのは帯やブックレットが付属している特別バージョンです。
今、新しいグッズがないんですが顔を拭くのにちょうどいいタオルとかあるんですよね!」コレです。「あと数曲になってきましたが、本日もじっくりと楽しんで頂けましたでしょうか?
最後も3曲続けていきたいと思います。
本日も本当にありがとうございました!」 本日最後のセクション。
まずはD_Driveのレパートリーの中で2番目に古いという「Mystery Zone」。コレまた『Something to Drink?』から。
昔はよく単独公演の時に演っていた。爆発的にドラム・フィルから「GEKIRINー逆鱗ー」!ココでもどこまでもヘヴィに曲を演出するToshiくんの重低音。そして最後は定番中の定番「Screw Driver」。いつもとは一風変わったセットリストをお客さんも存分に楽しんでいた本編だった。そしてアンコール。
「アンコールありがとうございます!
D_Driveはお陰さまで来年15周年を迎えます。
なかなか長い歴史だと思いますが、それも皆さんがライブに来てくださったりとか、音源を聴いてくださったりとか、そういうサポートがあってこその15年であることをヒシヒシと感じております。
スゴイね…本当に14年間めちゃくちゃライブを演ってきたと思います。
コロナ禍もあったりもしましたが、その中でも出来る範囲でライブを続けました」「ココで私たちも次なるステップアップせなアカンな~と思いまして、来年の3月ぐらいからライブの数を絞ることにしました。
地方に行くのは難しくなるとは思いますが、新横浜には戻って来たいと思っています」
1回のライブの内容を濃いモノにしていきたいと思いますので15周年もどうぞよろしくお願い致します」
…と、YukiちゃんがD_Driveの新方針を発表した。
15周年…イヤ~、長くなったナァ。
まさかあの大阪の「松下IMPホール」の控室で初めてSeijiさんに会った時、こんな関係になるとは思ってもみなかったワ。
15周年も応援させて頂きます。
ということでアンコールの1曲は「Attraction 4D」。 D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive Official Website
☆☆☆Marshall Music Store Japanからのお知らせ☆☆☆
日本が世界に誇るインストゥルメンタル・バンド、D_Drive。
<だるまさんは転ばない(Red Light, Green Light)>
コチラはSONY Xperiaとのコラボレーションで制作した最新ビデオ<Wings>。
<Thmbs Up>
<Begin Again>
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