DEALSワンマンライブ~Blow Away the Recession!!!!<後編>
<前編>でレポ―トした第1部の「コピー特集」は好きなネタが出て来たおかげで我ながらうまく書けたことは「ジガジさん」したくなる。
コレが馴染みのない曲ばっかりだと「暗中茂作」さんになっちゃうからね。
…ということでDEALSのワンマン・ライブの第2部。
お待ちかねの「オリジナル・ソング特集」だ!「アニキ~、アニキ~」の呼び声が吹きすさぶ中始まった第2部のオープナーは「Dance with the Devil」。
山市修也
横山壮五
吉永'GOKI'訓春そしてアニキ、雨宮敬義。
もうコレは文句のつけようがないゴキゲンなハード・ロック・ナンバー。
GOKIさんのボトルネックがメッチャいい味!
私もゴチャゴチャと色んなロックを聴いたけど、やっぱりこういうのが「ロック」っていう音楽なんだよナァ…ということを何度も思わせてくれた第2部だった。
↑ ↑ ↑
コレ、最後のまとめで書くような文章だけど、もう始めに書いておくわ。
曲はそのまま山市さんのキレッキレのロック・ビート・ドラムス(筆者註:最近は「エイトビート」と言う言葉を使っていません)が引き継いだ。
山市さんはNATAL。
DEALSのオリジナル曲にもベスト・マッチのサウンドだ!そのドラムスに横山さんのベースが絡む。
お召し替えしたGOKIさんのソロで賑やかにドライブするのは「Candy Color Maker」。
マーブロ的には「Candy Colour Maker」ね…コレ、イギリスのブログだから。「♪カワイイあの子にさよなら~」
歌詞も雰囲気タップリ。
日本のロックはコレでいいのだ!第2部でもギンギンなロック・ギターを聴かせてくれるGOKIさん。
MarshallはJVM410(MIDI操作あり)。
歪み系のペダルは不使用。
それ系のサウンドはすべてJVMに搭載された真空管が作り出すナチュラル・ディストーションだ。続けてはブギで「アタシの悲しいブルース」。
こうした3連リズムの曲はこういうバンドにピッタリなんだよ。
もう若いバンドさんの間ではブギとかシャッフルは絶滅寸前か絶滅したか…でしょう。
こういうリズムがあることを知らない若い「ロック・ミュージシャン」も結構いるんじゃないかな?
必要がないから知らないんだろうけど…でもそれじゃロックは成り立たないよ。TAKAさんもボトルネック。
あ、そういえば…トーキング・モジュレーターはどうなった?
第1部では出番がなかったな。「『アタシのブギウギ』…ちょっと演歌っぽいヤツ。
アクションっぽいのをイメージした。
でもね、正直言ってね、そういうことです。
着物を着て寄り添ってる歌舞伎町の強い女。
下ネタの〇X*+#%$…オレの生まれたすすきの*+‘=#%$」
「アニキ~、ナニ言ってんだかサッパリわかんないよ~!」
すかさず客席から声援が飛ぶ!続いて披露したのは「Slave of Sin」という新しい曲。
「Crosstown Traffic」を想起させるストレートなヘヴィ・チューン。
コレもゴキゲンだゼ!この新しい曲でも2人のギターが大活躍。
まずはTAKAさんのソロ。TAKAさんのMarshallもJVM410H。
キャビネットは1960A。
ラメラメのレスポール・モデルとの相性抜群。
やっぱりギターの音というのは真空管アンプが出すのが一番だネェ。
Marshallの人間が言うのもナンだけど、このまま放っておいたら真空管もこの世から姿を消すことになるでしょう。
その時にロックという音楽が残っているかどうかはわからないが、ヤダね~、真空管アンプでギターを弾かないロックなんて。
そうなるまでの間、真空管アンプという「楽器」があるウチは思う存分使った方がいいよ。
デジタル・アンプなんて「機械」はいつでも作れるんだから。またギターを替えたGOKIさんのソロも炸裂!
弾きつ弾かれつ…このバランスも実によろしいな。新曲は大ウケ!
「誰の曲?って、オレの曲だよ。だからいいんだよ」
「アニキ~、もっと演って~!」
と、いよいよ大盛り上がり!ポップなリフとサビのメロディが楽しい「No Reason to Pray」。
とうとう出た~!
トーキング・モジュレーター使った~!
でもほんのチョットなの。
それがまた効果的でニクイ。ユッタリとした重いノリと低音と…
ガッチリ絡み合うリズム隊の2人の演奏も聞き逃せない!GOKIさんのソロもフィーチュアされる。
TAKAさんがStill Alive時代に作った曲だというから1990年前後の作品なのかな?
でも、今演奏することにすごく大きな意義があるような曲だね。
ガラッと雰囲気を変えてバラード。
前回のライブではラジオの話を絡めて歌った「傷と裏切り恋焦がれ」。泣きのギター・ソロに…
熱唱に次ぐ熱唱。
TAKAさん大フィーチュア。
このサビのパートの歌を聴け!
GOKIさんもダマっちゃいない。
負けじと泣きのギターで自分の歌を歌い…最後は2人でこの名バラードを華々しく演出した。
「アニキ~!アニキ~!」
いよいよスゴいアニキ・コール!まぁ、当然でしょう。
「都はるみの『んにゃ』にチョット似てたな。
次のレコーディングにはこの曲を入れようかなと思っています」オリジナル曲で固めた第2部も終盤に入る。
本編はあと2曲。エエ~ッ!まずは「Are You Ready」。
前回初めてDEALSを観た時に印象に残ったノリのよい曲のひとつ。
テッド・ニュージェントを思い出すんだよね。
アレも武道館へ観に行ったナァ。
「世界で一番音がデカいコンサート」とかいう触れ込みだったけど大したことなかった。
私の人生の中で一番音が大きいと思ったのはゲイリー・ムーアのギター。
Marshallの真ん前に行った時、自分の頭蓋骨が共鳴するのがわかったからね。
DEALSもいつかそれぐらいの音量で演奏してもらいたいナァ。転調含みでGOKIさんのソロ。
ココでもトーキング・モジュレーター。
おお!ココもメッチャ効果的!山市さんが踏むバスドラム(NATALのコレがまたいい音なんだ!)に合わせて…
「♪Ah, ah, ah, are you ready?」を大合唱。
「ハイッ」とか「セ~ノ」とか歌の入り口の指導をするところがとてもヨカッタ。完全に入り込んでるTAKAさんはGet Ready!
ハイ、みんな一緒に~!
「♪Ah, ah, ah, are you ready?」
楽しいね~!最後の曲…の前に山市さんがNATAL(ナタール)Drumsを紹介してくださった。
どうもありがとうございます!
「最後いくよ、ラブソング!」「ラブソング」といっても、ショウの最後にふさわしいノリノリのドライビング・チューン!
曲は「Please」。
ポップにハードに4人がハジけ飛ぶ!
ゴージャスなギター・アンサンブルのパートを経て…
感動のエンディングへ!
でもまだ終わらない!
締めくくりはおキマリの「The Boys Are Back in Town」のギター・アンサンブルだ!ハイ、今日も完璧にキマった~!
コレにて本編終了。アンコール。
今回も会場にお見えになっていたMOONSHINEの藤井重樹をステージに呼び上げた。BLIND BIRDのTシャツをお召しになった藤重さんとの1曲は前回同様「C'mon Everybody」。
まるで台風がやってきたかのような騒ぎで…
会場は大騒ぎ!
イヤ~、盛り上がりましたな~!
よくTAKAさんが「日本のロックのために」とSNSに書き込んでいらっしゃるのが目に入るんだけど、「日本」とは言わず、DEALSには「ロック」のためにガンバって頂きたい。
コピーバンドは別にして、ロックが一番クリエイティブだった70年代の雰囲気をオリジナル曲で感じさせてくれるバンドなんてもう本当になくなってしまったからネェ。
何とかして若い人たちをこの世界に引きずり込みたいよナァ。
「わかってくれる人だけがわかってくれればいい」では絶対ダメ。
「わかってくれる人」がドンドンいなくなっているんだから!
ガンバれDEALS!!
DEALSの詳しい情報はコチラ⇒Official Twitter
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(一部敬称略 2023年3月4日 新宿Crawdaddy Clubにて撮影)