D_Drive x soLi ~『DYNAMOTIVE』発売記念ライブ<後編>
D_Drive、3年ぶりの東京都内でのライブ。
早くも後半に突入。
今日はいつもと全く違うプログラムなのでとりわけ早く感じるのかな?
「ありがとうございます!
先ほど1曲目に演ったのはシングルとして先行リリースされていた『Wings』という私が実家で飼っているセキセイインコのレモンちゃんとラムちゃんをイメージして作った曲です。
そして、今のはSeijiさんが梅をイメージして作曲した『U_Me』です。
このあたりの曲はすでにライブで演奏してきましたが、音源で改めて聴きますとまた違った雰囲気に聞こえるかもしれません。
そういうライブと音源の違いみたいなモノも今日はお楽しみ頂きたいと思います。
次もシングルで先行リリースされた『I Remember The Town』です。
私チョット…」
「ギター持ち替えたいのね?
次の『I Remember The Town』という曲はボクが作りました。
コレはコロナ禍になったからこそ出来たのかな~と思っています。
自粛とか多かったじゃないですか?
すると突然、生まれ育った街や小学校の時に学校に通った道とかが見たくなって、生まれ故郷に行ってみたんですよ。
行ってみると、やっぱりすごくい懐かしい気分になって…。
新しいビルが建ってるし、マンションやスーパーが出来てるし、やっぱり変わり果てた姿だったんですね。
でも、『小学生のクセによく毎日ココを歩いて行ったな~』という勾配がキツい坂がそのまま残っていてメッチャ懐かしかったです。
なんか昭和の時代を思い出したんですね。
で、『あの頃は良かったナァ』という気持ちを曲にしたいな~と思ったワケです。
最初はノスタルジックな感じで、そのまま『ノスタルジック』という曲名にしようと思ったんですが、『I Remember The Town』にしました。
コレには邦題がありまして『古き良き街』といいます」
曲名のいきさつについては、国内盤CDについているブックレット書いた私の解説をご参照あれ。
…ということで「I Remember The Town」。
Seijiさんが弾くイントロの音は、イコライザーを駆使して子供の頃にラジカセにつないで弾いたギターの音を再現している。
先日紹介した海外のインタビューでこの「ラジカセ・ギター・アンプ」のことを書いたんだけど、コレって、どうも世界共通らしくてウケていたな。ギターを持ち替えての向こう2曲は「ドロップD」のコーナー。1、2、3、4…フム。
なるほどこの曲の入り方はオモシロイな。
ちょっとした耳の錯覚に陥る。ココは勾配がキツい坂を登っているシーンか?転調を繰り返しながら曲は進んでいくが、作曲中はその転調のことなど全く考えず、ごく自然にそうなったとのことだ。
「I Remember The Town」はSeijiさんとYukiちゃんが弾いているビデオが海外の雑誌メディアを通じて近日公開される予定。ココもアルバム通りの曲順でYukiちゃん作の「Get Away」につなげた。「胸のすくようなストレートなロック・ビートのナンバーをひとつ」とリクエストすると「私もそう思って既にひとつ作ってあります!」というYukiちゃんの優等生ぶりがモノを言った1曲。
実際には「ストレートなエイト・ビート」って言ったんだけどね。
もう「エイト・ビート」という言葉は使わない…ようにしようかと思っている。
「ツーマン」も「シールド」もダメ。こういうブッ速い曲でのこのチームのリズム隊の仕事はすさまじい。
ウネりにウネる。『Maximum Impact』の時、海外のメディアにこの2人をどう紹介しようかと考え浮かんできた表現が「Fireball Rhythm Section」。
実際にアチコチでこの言葉を使ってもらったが、今こそこの2人を「火の玉リズム・セクション」と呼んであげたい!
「ヒトダマ」じゃないからね。「ありがとうございます。
今回のアルバムはに『全部同じバンドが演っているのか?』というぐらい色んなタイプの曲が収録されています。
そして、今日は収録されているほぼ全部の曲を演っています。
チューニングも3種類ございまして、普通はレギュラー・チューニング、今演ったのが6弦だけ全音下げたドロップD。
あとは7弦ですね。
そんな中で皆さんのお気に入りの曲を見つけて頂けたらうれしいな~という感じでございます。
今のところ楽しんでますか?大丈夫ですか?」
ココで物販紹介コーナー。
Chiikoちゃんがアイテムを説明しているウチにYukiちゃんはギターを持ち替え。「我々も久しぶりにアルバムを出してメチャメチャうれしいです。
今日のうれしさを皆さんと共有できたらいいな…と思っています。
では、私たちのステージはあと2曲なんですが、やはり『DYNAMOTIVE』から演奏したいと思います。今日は本当にありがとうございました!」アッという間に最後の2曲。
Yukiちゃんの情感豊かなモノ悲しいフレーズが鳴り響く。
一転、不吉なバンド・アンサンブルが重くのしかかってくる。
Yukiちゃん作の「Be Yourself」だ。
中間部のユッタリしたフレーズのギター・アンサンブルと… エンディングのリフレインに乗せて聴かせる複雑なアンサンブルとの対比がスリリングなドラマを組み立てる。続いてChiikoちゃんのドスの利いたドラムスから「Breakout」が始まった。
この日の本編の最後。Seijiさんが弾くナチュラル・ハーモニクスを取り入れたリフ。 もうライブではおなじみの曲だが、この曲もオフィシャルの音源でジックリと味わいたい1曲。
ゼンゼン違って聞こえます。
こうして4人は「Runaway Boy」1曲を残して『DYNAMOTIVE』収録曲のすべてを披露した。
新録の「Runaway Boy」もいいですよ~。
緻密に、でもダイナミックによみがえっています。
そしてアンコールは、この日最初に出演したsoLiの2人との共演コーナー。
その前にChiikoちゃんからこのイベントのために作られた記念Tシャツの説明があった。
コレはオモシロいよ。
D_DriveとsoLiの皆さんの愛器のヘッドが並んでいるの。
上からSeijiさん、Yukiちゃん、Toshiくん、Chiikoちゃんのスティック、ISAOさん、そして沙織さんのヴァイオリン。
いいアイデアだ
ナンカこういうタイプの絵本を思い出しちゃったんだけどね。 お待ちかねでD_Driveに加わったのは…
ISAO
そして、沙織。
ナニを演奏するのかと思ったら…
「M16」!
しかもISAOさんがメイン・リフを弾いてくれたのよ!ISAOさん、Marshallはモノスゴイ久しぶり。
前回はCUBE-RAYの頃で田川ヒロアキさんのライブにゲスト出演された時だった。ステージ上下で男女に分かれて…コレ、絵になるな~。「銃撃戦」のパートもスリリング!寡聞にしてチーム名の由来は存じ上げないが、「soli」は「solo」の複数形で、ジャズの世界では同じ楽器だけでアンサンブルを奏でるパートを指す。
イタリア語だから元はクラシックか…。
一方、全体で同じことを演るのは、一昨日の記事の中のイタリアのウェブマガジンの「Tutto Rock」のところで触れた通り「Tutti(トゥッティ)」という。
今年93歳におなりになるジャズ・ピアニストの秋吉敏子さんのオーケストラは、超絶極まりないサックス・セクションのソリが売り物で、「敏子さんのオーケストラに在籍していた」という肩書を持っていれば、アメリカのジャズ・オーケストラ界ではオーディションが免除されていたという。
フランク・ザッパのバンドもそうだったらしい。
トム・ファウラーというトロンボニストはその両方のバンドで演奏していたというのだからスゴイ。
脱線終わり。ヴァイオリンのロックって私は子供の頃から大好きでしてね~。
イタリアのプログレッシブ・ロック・バンドを代表するPFMのヴァイオリニストにMarshallをレンタルした時はすごくうれしかったもんです。
だからこうして「プログレッシブ・ロック・バンドのD_Drive」にヴァイオリン奏者が加わるなんて夢のようなのだ!
本人にお声をかけなかったが、実はこの1週間後、沙織さんがご出演されているコンサートの写真撮影のお仕事をさせて頂いた。とにかくにぎやかな「M16」で楽しいわ~!最高の盛り上がりを見せて『D_Drive x soLi』の1日目を終了した。
リズム隊のお2人さんゴメンね。
煙と死角と闇でどうしても撮れなかったの。
さて、この『D_Drive x soLi』、11月には大阪と名古屋の公演も決定しているのでお見逃しなく!
soLiの詳しい情報はコチラ⇒ISAO Twitter
D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive Official website
■□Marshall Music Store Japanからのお知らせ■□
インスト・ミュージックを盛り上げよう!
去る8月26日に発売したD_Driveのインターナショナル・アルバム第2弾『DYNAMOTIVE』絶賛発売しております。
おかげさまで、中身もジャケットも皆さまから大変好評を頂戴しています。コチラはリード・チューンのひとつ「だるまさんは転ばない(Red Light, Green Light)」。
また長らく欠品しておりましたインターナショナル・アルバム第1弾『MAXIMUM IMPACT』も入荷しました!Marshall Music Store JapanでCDをお買い上げのお客様にはMarshallスクエア・ロゴステッカー3枚をプレゼント!
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