Damian Hamada's Creatures 魔界小学校 魔王参観日 ~ Devilish Hell Ceremony TOUR ~ <後編>
 
「会場の諸君も自らを改臓するために、闇の世界に住む天使の声に耳を傾けたまえ!」という言葉を残して一旦ステージから姿を消した陛下。
<後編>はココからスタートだよ。
  
陛下のお言葉を受けて熱演を続ける改臓人間たち。
物悲し気なメロディがヘヴィなサウンドに乗って会場の隅々まで響き渡ったのは「Angel of Darkness」。 曲調に合わせた完璧な構成とヌケの良いサウンドでソロに臨んだジル。
 曲調に合わせた完璧な構成とヌケの良いサウンドでソロに臨んだジル。 そのギター・サウンドを鳴らしているのはMarshall。
そのギター・サウンドを鳴らしているのはMarshall。
フラッグシップ・モデル&ロング・セラ―のJVM410Hと1960Aのコンビネーション。 次の曲ではアレイスターがベース・ギターを降ろし、キーボーズのポジションに移動した。
次の曲ではアレイスターがベース・ギターを降ろし、キーボーズのポジションに移動した。
人間界での本職だ。
本職の時は、正面を向いて身体の左右に配置された2台のキーボードを、リック・ウェイクマンよろしく同時に操る姿がすこぶるカッコよい。
リック・ウェイクマンも若い頃ジム・マーシャルのお店でアルバイトをしていたんだよ。
2人ともロンドンの「Water Rats」という慈善団体の会員でとても仲がヨカッタ。
そんな関係もあって、Marshallの50周年記念コンサートの時は、リックの息子のアダム・ウェイクマンがキーボーズを担当した。 スケールの大きい荘厳なイントロ!
スケールの大きい荘厳なイントロ! 下手のギター、RENOもMarshall。
下手のギター、RENOもMarshall。 ジルと同じJVM410Hと1960Aを使用した。
ジルと同じJVM410Hと1960Aを使用した。
もちろんジル同様に素晴らしいサウンドを聴かせてくれた。 曲は『魔界美術館』から「Tears in the Rainbow」。
曲は『魔界美術館』から「Tears in the Rainbow」。
 前の曲とはガラリと雰囲気を変えてのバラード。
さくらちゃんの美しい声が曲のドラマを劇的に演出する。 ジルもアタマを振っての熱血ソロを披露した。
ジルもアタマを振っての熱血ソロを披露した。 最後はキーボーズのソロ。
最後はキーボーズのソロ。
聴きどころ満点の1曲だった! そしていよいよ陛下がギターを携えて登場!
そしていよいよ陛下がギターを携えて登場!
待ってました!
ダミアン浜田陛下! まず、曲は「悪魔の讃美歌」。
まず、曲は「悪魔の讃美歌」。 改臓人間たちが一丸となって地を這うような重厚なグルーヴを生み出す。
改臓人間たちが一丸となって地を這うような重厚なグルーヴを生み出す。 そして陛下のソロが炸裂!
 そして陛下のソロが炸裂! 陛下の背後に控えしはMarshallのハーフスタック。
陛下の背後に控えしはMarshallのハーフスタック。 陛下ご愛用のアンプヘッドはMG100HFX。
陛下ご愛用のアンプヘッドはMG100HFX。
デジタルエフェクト搭載のフルトランジスタ・モデル。
「このモデルならでは!」のサウンドは他のモデルでは決してマネができない。 専用のフットコントローラーも使いこなして頂いている。
専用のフットコントローラーも使いこなして頂いている。
フットスイッチに「ツイン」や「ソロ」とカタカナで印がつけられているのがうれしい。 こうして上手、下手、中央…とガッチリとMarshallで固められたステージ。
こうして上手、下手、中央…とガッチリとMarshallで固められたステージ。
これぞロック!これぞメタル! 「まさかの選曲でしたね!聖飢魔Ⅱの!」と驚くさくらちゃん。
「まさかの選曲でしたね!聖飢魔Ⅱの!」と驚くさくらちゃん。
「懐かしいような、新しいような、そんな感じだな。
まぁ、この曲は以前にも演奏しているので、なんとなくイケるんじゃないかな~…と思ったのと、内容が魔界教育の教科書として大変ふさわしいのではないかと思ったのだ。
それでこの度、選曲してみた。
ただ諸君、原曲に対して調子が5度も上がっている。
5度と言えば鍵盤7個分なのでけっこう酷だぞ!
私も『高い』と思いながらアレンジしたのだ。
ギターソロの途中に2弦の開放弦を使うとなって、そこをどうしても演りたかったのだ。
ソナタたちなら絶対できる!と思ってな!」
そしてこの後、マーケティング・リサーチのコーナーに入った。
それは、これまでに陛下をどれだけ経験しているか?というアンケート。
お、ちなみに「アンケート」はフランス語なので英語圏の人たちには通用しないので注意されよ…英語では「questionnaire(クエスチョネア)」という。
で、もちろん多くの方が陛下の経験をされていることは言うまでもない。
そこで、経験数に応じて陛下が称号を授けた。
初めて観た人は「ダミマニア ブロンズ・クラス」
2回目の人は「ダミマニア シルバークラス」…という具合。私はシルバー。
その後は「ダミマニア ゴールド・クラス」、「プラチナ・クラス」、「ダイヤモンド・クラス」ときて、最上級が「ダミマニア ダミアモンド・クラス」となる。
アナタはどのクラスかな?
「さて、もうしゃべり疲れたので、そろそろ次の曲にいきたいと思う。
諸君!今年の人間界の言う所の干支はなにかね?
そう!トラだ。
じゃあ、次は「Running Like a Tiger」を演るしかないな!」 というお言葉通り『旧約魔界聖書 第I章』から「Running Like a Tiger」。
というお言葉通り『旧約魔界聖書 第I章』から「Running Like a Tiger」。 カッコいいギター・リフ!
カッコいいギター・リフ! 後半のギター・アンサンブルのパートが美しく響く!
後半のギター・アンサンブルのパートが美しく響く! ここでもジルのソロがフィーチュアされた。
ここでもジルのソロがフィーチュアされた。 今度はさくちゃんから「今日はいつにも増して楽しそうじゃないですか!」と振られた陛下。
今度はさくちゃんから「今日はいつにも増して楽しそうじゃないですか!」と振られた陛下。
「楽しそうに見える?
昨年11月…『魔界小学校入学式』でステージに上げられ、荒療治を行ったせいかも知れんな。
まぁ、そのせいか最近はギターを弾くのが非常に楽しい。
楽しいのジャガー…。
今月は魔王参観日が3回も入ったのはナンカ多くないか?…っていうか1週間に3回だぞ!
まぁ普通年に1回か、ガンバって2回か、超ガンバって学期に1回か…ってところじゃないのかね?
コレはもしかしたら『魔界の労働基準法』に抵触しているのではないのかな?
と、まぁ次の曲は、そんな魔界の情け容赦ない一面を表した曲である」 曲は「魔界美術館」。
曲は「魔界美術館」。
ハードでヘヴィな地獄のワルツ。 さくらちゃんの澄んだ声がこの曲でも実に美しく響く。
さくらちゃんの澄んだ声がこの曲でも実に美しく響く。
ギターと同じで、クリーンなトーンなので実にヌケがよいのだ。
音というモノは歪ませれば歪ませるほど小さく聞こえる。 ムチにコーラスにと忙しいローズ。
ムチにコーラスにと忙しいローズ。 早くも本編ではコレが最後の陛下参加曲。
早くも本編ではコレが最後の陛下参加曲。 最近弾くのが楽しいとおっしゃるギター。
最近弾くのが楽しいとおっしゃるギター。
弾きながらまるでサイベリア(シベリアのこと)の森から出て来た「虎」のように客席を鋭く睥睨する陛下。
コレが柴又から出て来た「寅」だったらカッコがつかんゾ。
でもね、「虎」ってサイベリアの森の人たちの間では「精霊」なんだよ。
しかし、まさにそんなギターを弾く喜びが溢れ出んばかりの迫力のソロを満員の観客に贈って陛下はステージを下りた。 「魔界小学校セレモニーツアーファイナルへお越しくださいまして本当にありがとうございました!
「魔界小学校セレモニーツアーファイナルへお越しくださいまして本当にありがとうございました!
まずは大阪、名古屋と演ってきて、今日ファイナルなんですよ!まだまだ足りないと思います!」
でも、楽しい時間が過ぎるのは早いもので…。 陛下がステージにいる時の興奮をそのままに本編最後の曲「嵐が丘」に突入した6人。
陛下がステージにいる時の興奮をそのままに本編最後の曲「嵐が丘」に突入した6人。
名曲だ!
 
  
  
  
  山あり山ありの本編12曲。
山あり山ありの本編12曲。
入学式の時に勝るとも劣らない大熱演だった! そしてアンコールにはまた陛下が登場!
そしてアンコールにはまた陛下が登場! 大きな拍手にメロイック・サインで応える陛下。
大きな拍手にメロイック・サインで応える陛下。 演奏したのはまさに「魔王凱旋」。
演奏したのはまさに「魔王凱旋」。 そして、続けて「怪奇植物」。
そして、続けて「怪奇植物」。 最後まで陛下のギターが鳴り響くファンにはタマらない一夜となった。
最後まで陛下のギターが鳴り響くファンにはタマらない一夜となった。 さくらちゃんから今日の感想を問われた陛下。
さくらちゃんから今日の感想を問われた陛下。
「会場の後ろから見て、正面から見て、諸君をずっと観測…イヤ、観察しておったが…マジでバッチグー!」
「バッチグー」である…でも私も時々ナンの抵抗もなく使いますけどね。
しかし、ヨカッタ。
どうやら宸襟を悩ますことはなかったようだ。
「宸襟(しんきん)」とは「陛下のお気持ち」という意味ね。
陛下の感想は続く。
「これからもドンドン死語とオヤジギャグの言葉責めで行きたいと思うので覚悟しておくれ。
ところで、東京…ホントにすごいな!
私もビックリしたぞ。
さすが東京だ!我が国の都である。
スカイツリーと東京タワーがマリアージュしたような高く、熱い、熱気であった。
私は本当にもう大満足である。
いつのまにかこうやって前に出てきて今日は演奏までして…普通の小学校の参観日だったら保護者が前に出てきて、しかも教壇に立ってしゃべってるというこの状況…普通は追い出される。
だがしかし!
今日は諸君の前で演奏出来て本当に楽しかった!
しかも、渋谷というこの地は、37年前に私が聖飢魔Ⅱを脱退した地でもある。
そして37年ぶりにこうして真の姿で戻って来れたのは非常に感慨深い。
生涯忘れることのないであろう思い出深い夜となった。
私はもう満足してしまったので、最後はソナタ達、改臓人間だけで締めくくるが良い」 こうして陛下がステージを去り、残った改臓人間が参観日の最後を華々しく飾った。
こうして陛下がステージを去り、残った改臓人間が参観日の最後を華々しく飾った。 曲は「Babel」。
曲は「Babel」。
 
  先生と父兄が退室し、残った生徒だけで自由に、そして熱心に自習をしているかのようなパフォーマンス!…とでも言えばよいのだろうか?
先生と父兄が退室し、残った生徒だけで自由に、そして熱心に自習をしているかのようなパフォーマンス!…とでも言えばよいのだろうか?
よくないか? 全員がぶつかり合い…
全員がぶつかり合い… 火花を散らすかのような激しい演奏!
火花を散らすかのような激しい演奏! 熱狂が渦巻く中、魔王参観日のすべての授業が終了した。
熱狂が渦巻く中、魔王参観日のすべての授業が終了した。 そして、陛下のお言葉が会場に流れた。
そして、陛下のお言葉が会場に流れた。
「Damian Hamada's Creature、初のライブツアー最終日。
諸君のために過ごした燃えるようなひと時は、その中でも一層格別であった。
私は生涯忘れることはないであろう。
さて、一仕事終えた私だが、スカイツリーのてっぺんに腰かけ、今宵、魔界と化した東京の夜景を肴にまるで生血のような赤ワインで祝杯をあげるとするか…。
それでは、東京、別れの時間だ。
今宵、『魔界小学校魔王参観日』に駆けつけてくれた諸君、これからも悪魔教のさらなる布教と地球の完全魔界化のために私に力を貸してくれ!
ライブツアーも終わってしまい、次はいつ諸君に会えるか今の時点では未定である。
だがそう遠くない将来、さらに豊富な魔界教育を施すために諸君の前に現れることを約束しよう。
その時まで悪魔に近づくための勉学に励んでおくように…よいな!
開催を心から楽しみにしておるぞ。
では、今宵はこれにてさらばだ!」
次は「運動会」かな?
とても楽しみだ!
Damian Hamada's Creaturesの詳しい情報はコチラ⇒Official Website 改臓人間の皆さんの人間界の活動「金属恵比須」もどうぞよろしく!
改臓人間の皆さんの人間界の活動「金属恵比須」もどうぞよろしく!
最近のライブレポートはコチラ
  ↓  ↓  ↓
【Marshall Blog】
★金属恵比須~猟奇爛漫FEST vol.4 <前編>
★金属恵比須~猟奇爛漫FEST vol.4 <後編>
  
□■□Marshall Recordsからのお知らせ■□■ 
 
本日、D_DriveがMarshall Recordsよりセカンド・アルバム『DYNAMOTIVE』を世界に向けてリリースしました!
輸入盤を販売しているMarshall Music Store Japanでは先行販売分が完売してしまいましたが、もうソロソロおかわりが入荷します。
 
アルバムの詳細につきましてはコチラをどうぞ⇒Marshall Music Store Japan 
  (一部敬称略 2022年7月31日 渋谷MUSIC EXCHANGE DUOにて撮影)
(一部敬称略 2022年7月31日 渋谷MUSIC EXCHANGE DUOにて撮影)


