NAMM2020レポート vol.8~THE 2020 SHE ROCKS AWARDS <思い出編>
D_Driveの演奏が無事終わったところでチョット会場の外に出て周辺を探索。
アチコチがイルミネーションで彩られてなかなかいい感じ。
一番いいのは人がゼンゼンいないことか…。
それにしても、平日の夜とはいえナンだってこんなに人がいないんだろう。
まだそれほど遅い時間ではなくて、お店が全部閉まっているワケでもないのに。
おお~っと!
オモシロいモノ発見!
もう、今日のマーブロはコレをやりたくて編んだようなもの。
チョット付き合ってください。
ネズミ。
さっきの竜のイルミネーションもそうなんだけど、ココはナゼか中国テイストが濃厚。
こないだ『Marshallで中国語を学ぼう!』なんて記事を書いたけど、コレを発見したらもう居ても立ってもいられなくなってしまい、置いてあったヤツ全部チェックして来た!
見て回った後でわかったんだけど、コレは要するに干支のオブジェなんだね。
まずはネズミから。
日本では干支のネズミは「子」と書くけど、中国ではモロに「鼠」。
ただし、コレは干支のネズミで、ホンモノのネズミは「老鼠(ラオシュウ)」という。
しかしナ~、ネズミもいいけど、どう見てもコレはミッキーじゃん!
「丑」はそのまま「牛」。
おなじみの「子丑寅卯…」というのは元々時刻を表す記号に過ぎなかったのだが、古代の中国の人たちが覚えやすいように、それぞれの記号に動物をあてハメたという説があるらしい。
オイオイ、チョット待てよ!
コリャ、どう見ても「豚」だぞ!ツノが生えた豚。
ちなみに「豚」は中国語だと「猪」になるようだ。
昔は「豨」や「彘」と書いたらしい。後のヤツはもはや字の成り立ちすら解読できん!
…と思ったらさっそく出て来た「猪」。
確かに「豚」のルックスになっているし、「豚」を中国語では「猪」というのも知ってるけど、「豚年」なんて干支にはないじゃん?
一瞬コレらのオブジェは干支ではなかったのか…と思ったら、中国の「亥年」は「豚年」なんだって!
「ブタ年生まれ」はチョット抵抗あるな~。
よく名前に干支の一文字を入れることがあるでしょ?「辰也」とか。
昔は「亥吉」とか「卯三郎」とか「寅之介」みたいに昔は結構そういう名前があった。
あれ、ヘタをすると「ブタヤ」とか「ブタサブロウ」とかになっちゃうわけよ。
「姓は車、名はブタ次郎。人呼んで、フーテンのブタさんと発します」なんてね。
ブタはイノシシを家畜化した動物で、日本にも弥生時代に北九州で飼育されていたけど、日本は森林が多くいくらでもイノシシが獲れたのでブタは広まらなかった。
そこへ仏教が伝来して肉食が禁忌とされたため、いつの間にかブタが忘れられてイノシシがメジャーになった歴史があるのだそうだ。
コレは「犬」だね。
かつて犬神サアカス團は幟に「狗神大明神」と記していた。
犬好きの皆さん、大型犬は「犬」、小型犬は「狗」と字を使い分けるの知ってた?
「又」に「鳥」で「ニワトリ」だって!
ま、コレは言われなくてもニワトリに見えるけど。
「猴」は「猿」。「ましら」ですな。申。
コレもルックスですぐにわかる。
「猿」はチンパンジーやオランウータンのような類人猿を指し、「猴」はその他の一般的な猿を意味するそうです。
「马」ってナンだ?
コレには苦労させられた。
見た目ではコイツがナンなのか皆目見当がつかん。
字の形は「鳥」っぽいんだけど、鳥は「鸡」もう出ちゃってるからナァ。
仕方がないので総画数で片っ端から当たってみた。
簡体字とはいえ、妙な形じゃん?まず画数がよくわからない。
「马」って何画だと思う?
3画だった。
そして、何を意味するかというと、ナント「ウマ」。
おおい!角が生えてるじゃねーかよ!
でも言われてみると字のフォルムとしては「马」は「馬」っぽいね。
コレもサッパリわからなかった。
ルックスでも判別できない。
ま、残っている干支の残りを当てハメればコレがナニかわからないことはないんだけど、それじゃロマンがない。
かといって「龙」なんて字は生まれてこの方見たことがない。
そこで意地で調べる。
やり方はまた総画数を使う。
5画…答えは「竜」だった!
「龙」はドラゴンだってよ。
ま、フィギュアとしてはそう見えなくもないか?
あ~、今回もいい勉強になった。
「寅」と「卯」はなかったな。
夜間は立ち入り禁止になっているエリアにあったんでしょう。
こういう知っていないより知っていた方が良いかどうか怪しい知識を蓄えるのは実に楽しい。
身に付けておかなければならない知識は誰しもが持っているからね。
こんなツマらないことを知っているか否かが案外人間の知的厚みを膨らませているのではなかろうか?
私は薄っぺら極まりないけどよ!さて、ソロソロ会場に戻ろう…と思ってフト入り口のサインを見上げると…おお!
右下に「D_Drive」が入ってる!
「OPENING:D_Drive」だって!
当たり前だけどうれしい。
スージー・クアトロのステージ。
スージーは「Icon Award」というタイトルを受賞。
そして、「Johnny B. Goode」を演奏した。
会場は「♪ゴー!ゴー!」で大合唱。
大いに盛り上がっていたけど、ワタシとしては「The Wild One」を演って欲しかったナァ~。
「Inspired Award」というタイトル。
この人はカッコいいね~。
私は実際の音を聴いたことがなくて、Yukiちゃんに薦められてステージを拝見した。
Halestormのリジー・ヘイル。
歌もギターもスゴイわ。
Marshallでヨカッタよ。敵に回したくはないアーティストだ!
そして、後でまた出て来るけど、とても気さくなで魅力的な人なのだ。
この賞のプレゼンテーターを務めた私の友人のADSMが下の写真のステージそでに写ってら。 ステージの大スクリーンにスポンサーのロゴが映し出される。
『SHE ROCKS AWARD』はコレらのスポンサーが以下のショウをサポートしている。
★Dreaming Out Loud Award
★Icon Award
★Mad Skills Award
★Innovator Award
★Trailblazer Award
★Inspire Award
★Champion Award
★Powerhouse Award
★Excellence Award
★Vision Award
★Legend Award
Marshallがスポンサーを務めているのは「Opening Act」ね。
このうち、「Vision Award」はジェフ・ベックのサポートをしていたタル・ウィルケンフェルドが受賞した。
彼女はベースで弾き語りを演じたんだけど、出番の前に楽屋で発声練習を熱心にしていた。
コレがスゴく魅力的な声でね。
フト気が付くと、楽屋は私とタルちゃんの2人きりになっていた。
ダマっているのもナンなので、「すごく魅力的な声ですね」と話しかけた。
「アラ、どうもありがとう」とニコニコしながら答えてくれたんだけど、その物腰が信じられないぐらいステキなの。
幼い女の子のようでもあり、成熟した大人の女性のようでもあり…なんかこう、猛烈に人を引き寄せるナニかを持っているんだな。
「私はMarshallに勤める傍らフォトグラファーをやっていて、数年前にジェフと東京に来た時にあなたの写真をお撮りしたんですよ!」と伝えると…
「それはそれは~!どうもありがとう!」と、トロけてしまいそうな笑顔で返答してくれた。イベントも大詰め!
出演者がサインを入れたギターが披露された。
ギターを掲げている女性はミンディ・エイベアという女性サキソフォニスト/シンガー。
Aerosmith、Duran Duran、スモーキー・ロビンソン、グレッグ・オールマンと共演し、グラミー賞に2度ノミネートされた人。
コレをクジで来場者にプレゼントするという趣向なんだけど、ナント、ゲットしたのは『Marshall GALA2』にも来てくれたウチのアレックスだった!
そして、イベントは終了。
「終演後は記念撮影をしますので、自分の出番が終わっても帰らないでください」というお触れが事前が出ていた。
その撮影タイムとなった。コレがグダグダ。
仕切る人がまったくいないので、みんなどこでどうやって撮ったらいいのやら困ってる。
D_Driveも右端のYukiちゃんしかいない!
それでもギンギンに盛り上がってしまうのが向こうの人たち。
仕切りのマズさに文句を言う人なんて誰もいない。
「じゃぁさ、じゃぁさ、今度はみんなで足を上げて撮ろうよ!いっせ~のセッ!(デッ!だったかもしれない)」なんてやってるところ。
なんて脂っこい皆さんでしょう!
D_Driveのメンバーも勢揃い。
2階席で観ていたYukiちゃん以外の3人が、突然始まった記念撮影に驚いてダッシュで駆けつけて来たのだ。
しかし…『SHE ROCKS』だけあって、男性はSeijiさんとToshiくんだけ!
さっそく記念撮影。
「Please look at the most expensive camera!」と言ったらリジーに大ウケ。
そして、私の方を見てくれたわ!お互いにピックを交換。
こうして楽しい1日は過ぎて行った。
帰りはUberでホテルに戻った。
で、ホテルのバーでNight Capして終わり。
D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive OFFICIAL WEB SITE
あ~、楽しかった。
来年はどんなかな?<つづく>