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2020年2月

2020年2月 1日 (土)

【Marshall GALA2】vol.6:GOTWEE3 with KAZUE AKAO

 

「Take it away, PON!(まかせたぞ、PON!)」
PONさんのドラム・ソロでスタートした5番手、GOTWEE3 with KAZUE AKAO。
ココいらへんでNATALサウンドをフィーチュアしておこうと思ってPONちゃんにドラム・ソロをお願いした。

10ドラムスの山口PON昌人。

30vPONちゃんのハデで豪快なドラミングは絶対にその目的を果たしてくれることを確信していたが、果たして結果はその通りとなった!
もうね~、この遠慮のない暴れようが大好きなのです。

35島紀史のギター・リフに…

40小笠原義弘のベースが加わる。

50vそして赤尾和重。

60vコレが『Marshall GALA2』後半一発目のGOTWEE3 with KAZUE AKAO。
『Marshall GALA』でしか観れない豪華組み合わせ!

70ノンちゃん、オガンちゃん、PONちゃんの3人が「Gotwee3」の名の元、タッグを組むと聞いて色めき立ったのは1年チョット前のこと。
「渋谷のライブハウスに出る」というのでさっそくカメラを持って観に行った。
しかし…アレからもう1年かよ。
ま、最近は1年ぐらいの「時の流れの早さ」にはそう驚かなくなったけどね。
80vま~、その時もスゴイ演奏だった。
小さいお店だったので完全に生Marshall、生NATAL、生EDEN(「生エデン」なんていうとナンカ食えそうだな)。
音もすさまじかった。
Van Halenやゲイリー・ムーア、「Madrake Root」や「Wring That Neck」等の古いDeep Purple等のレパートリーもヨカッタ。
そして、すぐに頭に浮かんだのが『GALA2』のこと。

90vその時より6か月前には『GALA2』の開催日が既に決まっていて、出演者の構想を毎日練っていたからね。
メンバーはみんな仲良しだし、言うことなし。
何しろオガンちゃんはHandwiredシリーズの発表会の時からのお付き合いなのでカレコレ15年になるし、ノンちゃんは1959HWの発売の時だから2006年からことあるごとにご一緒させて頂いて来た。
そんな2人にNATALのトップエンドーサーの1人であるPONちゃんが加わっているんだから、もう一種の私のドリーム・チームだったワケ。
ただ、やっぱり専門のシンガーに歌ってもらいたいな…という希望があった。
『Marshall GALA』って放っておくと、やたらインストゥルメンタルになっちゃうんですよ。
器楽演奏の名人芸と楽しい歌モノをいい具合に混ぜているつもりなのが『Marshall GALA』のプログラムなんです。

190v_sgゴッツイ3人と渡り合えるシンガーのアイデアは瞬時にして浮かんだ。
問題はその人が受けてくれるか否か。
GOTWEE3の皆さんの了解を取った上、すぐに連絡をしたのがクルベラブリンカのCazさん。
「私なんかでよければ」…と殊勝なお言葉を頂き、即決定。
後は演奏を楽しみにしていればよし…と。

100vそして、当日…。
1曲目はRitchie Blackmore's Raibowの『虹を翔ける覇者』から「Do You Close Your Eyes」。
125コレはうれしかったね~。
実はこの曲は私のリクエストだったのです。
イヤ、「リクエスト」したという意識が私にあったワケではなくて、Cazさんやノンちゃんが集まれば当然Deep Purple系のレパートリーになることが容易に予想されるので…「他のコピー・バンドがあまり取り上げていない曲を選んで頂けたらうれしいですね~。例えばパープルなら『Mary Long』とかレインボーなら『Do You Close Your Eyes』とか」…なんてことはお伝えした。
もうひとつ、「少なくとももう『Burn』だけは止めて欲しいです」…コレはハッキリ言った。
やっぱり基本的には「他では観れないこと、聴けないこと」を演るのがMarshall GALAとしているもんスから。
そういう意味ではガーシュインの「Fascinating Rhythm」をCazさんの歌で…なんてのはメッチャ聴いてみたいな~。
そしたら、Cazさんがこの曲を選んで歌ってくれた…というワケなのです。
240ノンちゃんのソロ。
使用したMarshallは愛用のMAJOR1967。
スゲエ音よ…ハッキリ言ってデカいわ!
でもちっともうるさくない。
リハの時には若いギタリストがMarshallの前に集まって来てノンちゃんの出す音をジックリ聴いていたからね。

110ノンちゃんもGALAは2回目。
今回はリッチー役で実に楽しそう!

130vノンちゃんだけじゃない。
PONちゃんも…

150オガンちゃんも楽しそう。
ナ~ニ、方向が違うバスに乗ってしまってリハの時間に間に合わなかったなんて、言わなきゃ誰にもわからないって!

Dsc_4149 もちろんCazさんも!
胸のすくような熱唱が最高に気持ちいい!

160やっぱりこういう演奏はイスに座ってジックリ味わいたいよ。
1曲目が終わった後の大きな拍手や歓声がそれを物語っていたね…間違いない。

170昔はこうやって「音楽を聴くために」コンサートへ行ったもんです。
しかし、いつから今みたいになっちゃったんだろうね~。
2000年だったかな~?ジェフ・ベックが来日した時、DSLでサポートをしてショウを拝見させてもらったんだけど、演奏が始まった瞬間にみんな立ち上がったのには驚いたね。
ハァァァ?…ジェフ・ベックの音楽で、一体何の必要があって立ち上がるのかがわからない…いまだにわからない。
数年後のクラプトンとのスーパーアリーナやJCBホールの時にはみんな座っていたけどね。

1802曲目は同じくRainbowの『虹を翔ける覇者』から「Stargazer」。
しかし…単なる『Rising』という原題からよく『虹を翔ける覇者』なんて大仰な邦題を導き出したよな~。
ま、前作の『銀嶺の覇者』つながりなんだろうけど。
「銀嶺の覇者」なんていうと、我々世代ではトニー・ザイラーとか、ジャン・クロード・キリーとか、ロジ・ミッターマイヤーとか、そんなイメージもあるぜ。古いな~。
 
チョット脱線しますが、来年オリンピックじゃない?
我々が小学校4年生の時に、札幌に冬季オリンピックが来たのね。
開催の前の数か月間、毎日毎日、来る日も来る日も、学校でトワ・エ・モアの「虹と雪のバラード」ってのを歌わされたんだよ。
ウンザリするぐらい。
言っておきますが私が通っていたのは東京の学校で、札幌なんでラーメンの他には何の関係もないのに…ですよ。
アレは子供時代の「Burn」だったナァ。「耳にタコ」どころじゃなかった。イボも魚の目も出来たわ。
今聴くとヤケクソにいい曲なんだけどね。私と同世代の人ってほぼ全員今でも歌えるんじゃない?
そして今、来年のオリンピックに備えてのそういうみんなが歌える曲なんてのがあるのかしらん?
今、世間では音楽が盛んなようなフリをしているけど、この国における「音楽の力」っていうのはその頃に比べてどうしようもないぐらい脆弱になったな。

140PONちゃんのフィルに…

290vノンちゃんの長い長いピック・ポルタメントがかぶさる。
210vやがて、オガンちゃんのヘビー級の重低音が加わる。
なんてGOTWEEんだ~!
250vCazさんもいい加減スゴイ!
このパワー!

Dsc_4218 この迫力!

200v「Cazさんが歌う『Stargazer』を聴きたい」と誰かが言っていたのを覚えているんだけど、なるほど、逸品ですわ。

220v今頃ナンですが、曲もすこぶるカッコいい。

255スゴイ迫力なんだけど、丁寧に丁寧に情感を込めて激唱するCazさん。

260vボトルネックでのソロ。

310_2そしてエキゾチックなフレーズを連発。

270とにもかくにも筆舌しがたい熱演だった!

300vアッという間に最後の曲。
PONちゃんが導き出す3連のリズムに合わせてノンちゃんが「Long Live Rock'n'Roll」を弾き出すと、Cazさんが「ウン、それでもエエけどね!」なんていう場面があって…

360「Black Night」!

340_bn♪デデデデデデ…

350♪デデデデデデ…

370♪デデデデデデ…

280v♪デデデデデデ…

400そして、おなじみのリフに会場は大興奮。

380最後はやっぱりDeep Purpleで〆る。

390v2つ前にGENKIさんとKellyさんがLed Zeppelinの曲を演奏したでしょ?
我々は何てことなしにLed ZeppelinもDeep Purple等のハードロックを聴いているけど、コレ、Marshallがなかったらこの世に存在しなかったであろう音楽なんだよね。
あるいは似ていて非なる音楽になっていたかも知れない。
一説によるとハードロックのアイデアはジェフ・ベックによるもので、それをパクったジミー・ペイジにジェフが激怒したとか…。
こうしたハード・ロックはMarahallが生み出す大音量と魅力的なディストーション・ギター・サウンドなくしてはあり得ない音楽だから。
ま、その前にThe WhoとかSmall Facesとかの音楽が伏線があったことは言うまでもないんだけど、それもまたMarshallがあってこそ実現した音楽なワケだからね。
でも、そうしたクリエイティブなアーティストがいたからこそ、Marshallが役に立ったこともまた事実。
いい音楽がなければ、また弾き手がいなければ、Marahallなんて黒くてい重いただのデカいハコなんだから。
そうしたすごいオリジナリティ同士が化学反応を起こしてできた音楽がハードロックなんだねェ。
そこへいくとデジタル機器は楽器ではなく機械なので、スタートが「モノマネ」でしょう?
「Marshallにソックリな音が出る」とか「よそのアンプの音を保管しちゃう」…みたいなね。
便利かもしれないけど、それじゃ悲しくない?寂しくない?
オリジナリティをもっとも表現しやすい音楽が「ロック」なんじゃないの?
 この世にデジタル機器しかなかったら「Stargazer」も「Black Night」も聴くことができなかったハズ。
ところで、あの『イエスタディ』って映画観た?
ビートルズがいない世の中になっちゃうヤツ。
アレのMarshall版を誰か作ってくれないか?
私にとってあの映画の中で最も感動的なのは、ビートルズのことを知っている夫婦が主人公を訪ねて来るシーン。
怒られて真実をバラされるのかと思って主人公がビビっていると、「ドンドン演ってくれ」と頼まれる。
そして訪ねて来た夫婦がこう言う「ビートルズのいない世の中なんてツマらない」。
「Marshallがない世の中」がどんなだか考えたことがありますか?
え?静かでいいって?…そ、そんな。
私は少なくとも職を失うナァ。
イヤ、そういうことではなくて…PurpleもZeppelinもない世界へ行ってみろってんだ!
『イエスタディ』についてはまた別の機会に取り上げさせてくださいまし。

410ココでもノンちゃん大爆発!

420vアクションも軽やかに徹底的にリッチーを演じ切る!
私はね、地球温暖化も心配なんだけど、もしリッチー・ブラックモアに何かあった時のノンちゃんが心配なのだ!

430タンバリンを振って更に雰囲気を盛り上げるCazさん。
やっぱりNATALコンガが必要ね?
もうチョット待ってて!

4403連はオガンちゃんの得意パターンだ!
スゴいグルーヴ感!
これが世界のオガン・ベース。
またクリス観たいな~。

450vPONちゃんのスネア・サウンドも聴きものだった。
NATALんのMETAというシリーズのアルミシェル。
サイズが14"×8”!

D ノンちゃんもオガンちゃんもステージ狭しと暴れまくったよ~。
こんなん、他では絶対に見れません!

26 イヤ~、スゴかった。
ま、こうなることは想像に難くなかったけど素晴らしい演奏だった!
拍手や歓声も予想以上の大きさだった。
「あ~、いい湯だった!」みたいなお客さんの満足感が十二分に伝わって来たな。
皆さん、私のワガママにお付き合いくださって本当にありがとうございました。

480v

483v

Dsc_4125

500vココのインタビュー・コーナーは転換の都合でチョット長めに時間を取らせて頂いたよ。
GOTWEEの4人もバッチリそれに対応してくれた。
 
オガンちゃんは前回、イの一番にオファーをしたのだが、クリス・デュアルテのグループの全米ツアーに参加することがキマっていて断念。
今回、初登場と相成ったが、バスに乗り間違えてリハ遅刻。
「イヤ~、東京わからへんのですわ~」
ナニ言ってんの!月の半分ぐらいは東京で過ごしているでしょうに!
…と思ったけどいつも車だから公共の交通機関には弱いのかな?

510今回、物販コーナーには出ていなかったけど、オガンちゃんの最近作。
元クリスタル・キングのキーボード・プレイヤー、今給黎博美(いまきゅうれいひろみ)さんとドラムスの常松満蔵さんのトリオのアルバム『LOCK LEAD』がよい。
プログレッシブ・ロック風味からパット・メセニーの世界を思わせる心地よい音まで、オガンちゃんのボーカルズまで楽しむことができる。
ちなみにジャケットのイラストはオガンちゃんのお嬢ちゃんの作品だ。
また、今給黎さんはCMソングの作曲でも活躍されていて、「♪ハッピー・ライフ、ハッピー・ホーム、タマホーム」は氏の作品。
『北斗の拳』の「ユリア・・・永遠に」なども手掛けている。

8_lh「音が大きかったでショ?あのね、真ん前の人が耳をふさいでいた。日頃からそれを狙ってるんです。座席にお客さんをノメリ込ましたいんです。だから今日は大成功です。
でも、今日は少しボリュームを下げたんですよ!
赤尾さんが歌うから…赤尾さんの声がMarshallですから!」
そう、同じMarshallでもノンちゃん同様MAJORね…200W。

540_2ノンちゃんは新しいシンガーを加えてレコーディングしたセルフ・カバーアルバム『OUROBOROS』を持参。
このアルバム、勝手ながら「バンドの声が変わると音楽がこうも変わるのか!の好例」と紹介させて頂いたが、大評判なのだ。

8_cmPONちゃんはココのところBLIND BIRDの直志さんとFEEL SO BADの冬樹さんという2人の盟友を失ったという話。
残った我々で盛り上げていきましょう!
例のNATALのスネアも紹介してくれた。530_2最初に登場したTHE CORAL CANDIESのシンガー、大山まきちゃんが持って来た『MONSTER』というフル・アルバムのドラムスはPONさんが叩いている。
オリジナル曲のまきちゃんもとってもいいからね。
このコンビでいつかMarshall系のイベントのステージに立ってもらいたいナァ。

8_mpそして浮世のウサをすべて吹き飛ばすかのような熱唱を聞かせてくれたCazさんのクルベラブリンカは『The Deepest Place』が最新作。

560ジャケットは赤尾画伯によるもの。
いいんだぜ~、コレ。
こういうね、ギターのリフがあって、野太い声の歌があって、ギター・ソロがあって、リズム隊がヘヴィな音楽を「ロック」っていうのよ。
こういう音楽をシッカリ残していくのがMarshallの使命だと思ってましてね。
コピーじゃダメなの。
こうしたオリジナル曲をもってしてこそ「伝承」ができると私は考えている。
だってコピーは絶対にオリジナルを超えられないんだもの。それならオリジナルを聞いていた方がいいにキマってる。

8_k2そして、クルベラブリンカのファースト・アルバムも持って来てくれた。
今でも頻繁に実際のステージで取り上げられている収録曲のベースをこのアルバムで弾いているのはオガンちゃんだからだ。

8_k1そして、Ritchie Blackmore's Rainbowのお話。
私は中学2年生の時に武道館に観に行った。コレが生まれて初めての外タレのコンサートだった。
Cazさんも大阪でその時の来日公演をご覧になっている。
小学生の時だったそうだ…知らんけど。
なんでもCazさん、Sweetも観てるっていうじゃない…それでRainbowが小学生?
そんなの計算がおかしくないかしら?…知らんけど。
Sweet観たかったナァ。

8_0r4a0343チョット脱線で…このコンサートプログラムの中ね。
年明けにLynyrd Skynyrdにロビン・トロワ―が来るってよ!
チッ、両方見逃したゼ!
いい時代だったナァ。
1976年、今から43年も前の話だ。
「安全バンド」の新作が宣伝されているのは、この時Rainbowの前座を務めたから。

8_0r4a0347楽しそうに演奏している皆さんを見ているのがまた楽しかった!
ご協力どうもありがとうございました。

520<つづく>
 

200   
(一部敬称略 2019年11月9日 東京キネマ倶楽部にて撮影)

【Marshall GALA2】vol.7:D_Drive

 

『Marshall GALA2』の6番手はD_Drive。
GALA2で最大の転換。
…というのは、SeijiさんとYukiちゃんのオリジナルMarshall3段積みをステージに運びこんでセットするというシーンだから。
この3段積みはMarshallがこの日のために用意してくれたんだけど、本当は黒い布をかぶせておいて、そのままステージに運び込んで「テッテレ~」と布を取りハズす…こんな演出を考えてその大きな黒い布まで用意していた。
ところが、ステージのソデに太いケーブルが這わせてあって、3段積みを組んだままの状態でそのケーブルを乗り切るのはいかがなモノか…ということになった。
もっと私が若かったら問答無用でチャレンジしていたところなんだけど、この年になると「考える」ということを知りますな。

27 ジョンも見ていることだし、どうしても「黒い布作戦」をやりたいことはやりたい…でも、満員のお客さんの前でドンガラガッシャ~ン!なんてやらかしたら一大事だ。
アシスタントのTazzyちゃんに相談しても「ココは安全策を採りましょう」という答え。
私はTazzyちゃんに100%の信頼を置いているので、「アナタがそう言うなら…」とスッパリ諦めることにした。
そして、3段積みを分解してステージにセットした…というワケ。
 
こうしてスペシャルMarshallを紹介し、Marshall Recordsレコーディング・アーティストとしてのD_Driveの最近の活動を総括して演奏に突入した。124cg2『Marshall GALA』2回目のD_Driveのはじまり、はじまり~!

100Seiji

110vYuki

120v_2Toshi

130v_2Chiiko

140v1曲目はYukiちゃんのペンによる「Begin Again」。

150v_ba以前から時々演奏してはいたが、この日、この時点では最も新しいD_Driveのレパートリー。
190v激しいイントロから332の第一主題につなぎ、スケールのデカい大サビへと至るドラマは圧巻だ。

160_2前回この曲を聴いたのはいつかな?
上海か?あるいはもっと前のことか?
何か知らんけど、ものすごく演奏がこなれて良くなったナァ~。
各パーツを接着する薬剤が完全に乾いてひとつの個体に仕上がった感じ?
Marshall Recordsの上層部に正式にプレゼンするのが楽しみじゃん?

165vステージにたたずむSeijiさんのJVM410HSVSとYukiちゃんのJVM410HYBRのフルスタック。
ん~、やっぱり三段積みってカッコいいな~。
そういえば、一番最初のチーム、THE CORAL CANDIESでドラムスを叩いてくれたAZAZELのMayoちゃんが…
「Marshallの三段積みって今まで雑誌に出ている外人バンドの写真でしか見たことがありませんでしたぁぁぁぁ((((;゚Д゚))))
そして、今日生まれて初めてMarshallの三段積みの実物を見ましたぁぁぁぁ!\( ˙▿˙ )/」
…なんて言ってたけど、そういう時代なのよね(>_<)。
このMarshallの三段積みこそが「ロックの正式な七つ道具」のひとつなんだからして( ̄^ ̄)
イカン、Mayoちゃんの顔文字がウツっちゃった。
しかし、この顔文字って、一体何を表現しているのかが即座にわからないヤツがたくさんあるな…コレも「年」か?それとも「慣れ」か?
マーブロの文章ってこういうのを使わないでしょう?
そうなの…私は文末に(笑)とか(泣)とか加えるのですら恥ずかしいのです。

170_2しかもYukiちゃんのフルスタックは白いから目立つ、目立つ!
白い塗装の車が多いのは、白は目に付きやすく、事故を予防する効果があるっていうんでしょ?
こんなに白くてデカいもんが目立たないワケがないわね。
一方Seijiさんのフルスタックは、こういうシチュエーションだとともすれば後ろの壁に同化しそうだが、ECフレットやブロック・ロゴ等のビンテージ・テイストがとても味わい深い。
やっぱりMarshallのデザインってギター・アンプの世界ではダントツでカッコいいな。
あんな音を出すのに品があってとても知的に見える。
そして、使う人を尚更うまそうに見せる効果があるのだ。

28 Toshiくんは3年前にはまだD_Driveに在籍していなかったので今回が初GALA。
凄まじくパワフルかつテクニカルなパフォーマンスで大きな注目を浴びていた。

180v「Begin Again」は結成10年目の節目に「また新たな歩みを始めよう!」という意味が込められている。
まさにタイトルのイメージにふさわしい曲に仕上がった。

200v_2「私たちは3年前にGALAにも出演させて頂いて、今回も出ることができてとても光栄です!
今回もマーシャル、ナタール、エデン…イヤ、イードゥンのサウンドをタップリ楽しんでいってくださいね!」
エライ、Yukiちゃん。
EDENは英語圏では「イードゥン」と発音します。「エデン」って言っているのは日本人だけです。
「Harley Davidson」は正しくは「ハーレー・デイヴィッドソン」。
「Cath Kidston」は「キャス・キッドソン」ではなくて「キャス・キッドストン」。
「COSTCO」は「コスコゥ」。「T」は黙字。
こういうの大好き。
あのね、このウチ「COSTCO」を英語圏の人の前で「コストコ」と発音すると笑いを取れる可能性があります。
つまりコレを「コストコ」と読むのは世界レベルでは恥ずかしいことらしい。
でも、コレって日本に既に「コスコ」という企業があったので、混同を避けるために故意に「コストコ」としたらしいね…知らんけど。

8_dsc_4359 「私たち…今日この日のために…ナント…新曲を用意して来ました~(◎_◎;)」
顔文字が適当ではないか?…コレはどう?( *´艸`)
「タイトルは…コレはSeijiさんの作品なんですが、タイトルは『I.O.S.R.』…言いにくいな!」
大丈夫、仮題だから!
「演奏する前に…シゲさんからMarshallの人たちにシッカリ挨拶をするように…と言われましたのでチョットお時間を頂戴します。
その後で新曲を演奏します。
それまで皆さんはチョッとボ~っとしておいてください!」
ええ?そんなエラそうには言ってませんよ!…イヤ、言ったか?…イヤ、言ってない…イヤ言ったわ。
「せっかくなのでキチンと曲の説明をした方がいいんじゃない?」ってアドバイスさせてもらったのね。
230「Jon, Ellie, Alex, Megan, are you having a good time?」
こっちでジョンとエリーが「OK!」とか「We are!」とかチャンと答えてる。

29  「Thank you very much for coming today.  And Jon, thank you very much for everything in Shanghai!  We had a great time with you.」
あ、またジョンが「Yes, it was a great time! Thank you!」って答えてる。いい人だ~。
「The title of the first song is 'Begin Again' that I composed.  And we are going to play a new song that we've never played before.  It was composed by Seiji.  We dedicate this song to you, Jon!」
するとジョンが「Thank you!」とうれしそうに答えていた。
ナンで、それがわかるのかと言うと、ビデオの音声にシッカリと入っていたのです。

225「The title is…………’S'…………チヤウな?(迷)」
客席(爆)。
「It's called 'I.O.S.R.'!(叫)」
ハイ、早いところ正式なタイトルをつけましょう!これじゃタネさん(Marshall Recordsのオヤブン)も困っちゃう!(困)

8_dsc_4365でもね、タイトルはどうでも曲はとにかくスゴかった!
まずは出だしのBbaug(かな?)から、ホール・トーン・スケールのリフのインパクトがマキシマム!

240_2ホールトーン・スケールは音の配列がすべて全音(ビアノの白鍵1個分)間隔でできているスケール。
Seijiさんはこのスケールを使って印象的なリフを作って来たけど、ジャズなんかではドミナント・モーション(元の和音に戻るホッとするコードの動き)をする時によく使われる。
ギターのウェス・モンゴメリーなんかを聴いているとしょっちゅう出て来る。もちろんトリハダ級のカッコよさです。
下はヨーロッパでは比較的盛ん(知らんけど)なハンマー・ダルシマーという打弦楽器。
琴のように張られた弦を先が曲がった軽い棒で叩いて音を出すんだけど、確かコレってホールトーンでチューニングされているんじゃなかったかな?
それぞれの弦をそのまま順番に叩いて行くと、すべての音の感覚が全音になっていて、気分は『鉄腕アトム』のイントロのヴィブラフォン状態。
この楽器って、東ヨーロッパの方でも盛んで、信じられないぐらいのスピードで弦を叩いで演奏するんよ。
これこそ「超絶」。
数年前にそのホンモノを見てJaw dropping & Breathtaking!
ちなみにSHOW-YAの「MONSTER」という曲のエンディングでもホールトーン・スケールが使われていたね。

Hd 実はこの曲というか、新曲については結構前からSeijiさんと色々とやり取りをしていて、何とかしてGALAで発表できるようにギュウギュウ押し込んでいたのだ。
そしたらSeijiさん、直前で高熱を出したりして大変だったんだけど、シッカリと仕上げて来てくれた。
この人たち、曲を作って後はチョチョチョというワケにはいきませんからね。
作ってから人前で演奏ができるレベルまでパフォーマンスを磨かなければならないので1曲仕上げるのに途方もなく時間がかかる。
そして、もっと大変なのはそれをレパートリーのひとつとして、細部まで頭の中にズッとキープしておかなければならないことだ。

250v_2思い返せば今年の6月4日。
西ロンドンのラティマ―・ロードというところにある「Pirate Studio」で、メディアの人たち向けに演奏したショウケース・ライブの時のこと。8_img_9060この時ね。
真ん中のオジちゃんがMarshall Recordsのオヤブン、スティーブ・タネット。
我々は全員「Tane-san(タネさん)」と呼んでいる。いつかMarahall GALAのステージに引っ張り上げたいと思っている。
タネさんがそのメディアの人たちにD_Driveの紹介をしているところ。
この時の空き時間にSeijiさんがピロリピロリと何やら弾いているのが耳についた。
ナゼならそれがホールトーン・スケールだったから。
「アレ。ホールトーンですね?」と私が言うとSeijiさんが「ハイ、コレで何かできないか考えているんですよ」と答えた。
私はもうこういう普通とは違うモノが大好きなので、「ドンドンやっちゃって!」と叱咤激励したのね。
それが私とこの曲の出会いだった。
後はタイトルか~(; ・`д・´)
しかし、半年前のことなのにかなり懐かしいね、コレ。
あ~あ~、ロンドン行きたいな~。

8_0r4a0041P-MODELというテクノ・ポップ全盛なりし頃のバンドに「美術館で会った人だろ」という曲があって、それもチョッとホールトーンっぽい音使いをしているんだけど、私なんかは一瞬ソレを思い出したりする。
それは、個性の強い音列を使えばサウンドのイメージが似通って来るのは当たり前のことで、スケールってのはそうやって使う一面をある。
「アラビア音階」なんてのは、誰がナニをどうやってもアラビア風になっちゃうでしょ?
でも、Seijiさんのはそこからスゴイ!
ミクソリディアン(これもドミナント・モーションする時に使うスケール)やイングヴェイ御用達のディミニッシュ…テクニカルな作曲技法でグイグイ押してくる!

260Yukiちゃんとハモるスリリングかつポップなテーマのメロディ。

270vD_Drive名物のピックアップ・ソロ回し。

280v_2ハハハ!ホールトーンのハモリをライトハンドで!
また今回もギター・ソリがスゴイ!

300ジョンから「Crazy bassist」と呼ばれているToshiくん。
対抗してライトハンドでディミニッシュ・スケールを用いた圧倒的なソロを聞かせてくれた。

290Chiikoちゃんも海外での評判が高い。
こんなドラマーそう簡単に出くわさないよね。
向こうの人たちはとにかく「他にはないもの」を尊重するから。
この曲でのドライブ感も最高に胸のすくモノだ。

320

興奮して色々書いたけど、一番スゴいのはナニかというと、曲に「奇を衒った」感がないことなの。
一番カッコいい変拍子は「変拍子に聴こえない」こと…みたいなことを音列でSeijiさんはやって見せた。
日本人ウケするかどうかはチョットわからないけど、海外ではウケるんじゃないかな~。
私は大好き。
それをこの『Marshall GALA2』で初演してくれたことは光栄なことです。
未来永劫「2019年11月9日、この曲は『Marshall GALA2』で初演された」と語り継がれていくワケだ。
Wikipediaにもそう記されることであろう。
なんか…来年は世界的にドカっと来るんじゃないの?…そんなこと予感させてくれたゾ。
 
ちなみにこの曲の演奏の後、ジョンとエリーはスタンディング・オヴェイションでSeijiさんとD_Driveに感謝の念を表していました。

330「最後の曲、イキます…」

340_lrディレイ・トリックを使ったSeijiさんのギターから始まる曲。
このパートって打ち込みだと思っている人がいるらしいね。
D_Driveは人力、ギターアンプは真空管駆動です。
だからいいサウンドなのだ。

350v曲は人気曲「The Last Revenge」。

355この曲は前回のGALAでも演奏したし、海外でも人気の高い曲だ。
ギャハハ!新しい曲を始めて演奏する緊張感から解き放たれたせいか、4人とも暴れ具合が尋常じゃなかったゾ!

370v

380v

390v_2

400_22回目の『Marshall GALA』もD成功~!

410_2新曲についてのお話。

420今年イギリスと中国で演奏したD_Driveの海外での反応のお話。

430_2世界デビュー・アルバム『Maximum Impact』のお話。
0r4a0063ゴメンなさい…私、この時しゃべりすぎましたね、ハイ。
イヤ~、昨年の夏あたりのMarshall Recordsとの契約から始まって、今年はもうDづくし。
海外に行けば頼りないロード・マネージャーと怪しい通訳を演じ、帰って来れば海外からのインタビューの翻訳やライブの取材にマーブロ書き、GALAの準備でヘロヘロ…コレだもん、少しぐらいしゃべらせてもらわなきゃ合わんぜ!
というワケではありませんが、皆さんにお聞き頂きたいことが山ほどあったワケですよ。

435ひとりGALA初体験のToshiくんに感想を伺ってみた。
「今まで色んなライブに出て来ましたけど、今のところこの『Marshall GALA2』は一番楽しいです!
でも、『3』があったらそっちの方が楽しくなっちゃうかも知れません!」
ん~いいこと言うわ~、このCrazy Bassist!

440_2「楽しかったで~す!」
Chiikoちゃんの「小さなドラム巨人」ぶりが海外でウ~ケ~る~…という話。
ホントなのよ。
みんなビックリしちゃうの。
ってなところで、転換が心配だった6番手のD_Driveも無事終了。
面倒なプランに付き合ってくださいましたスタッフの皆さん、どうもありがとうございました!

450さて、GALAの翌日からスタートした『D_Drive感謝の47都道府県Drivingツアー』。
狭い、狭いといいながら47個の都道府県を巡るなんてのは大変なことだよね。
海外のスケジュールが入れば中断しなければならないし…。
とにかくガンバレ!

247また、私がMCでお伝えしました通り、D_Driveは年明けのNAMMショウで『SHE ROCKS AWARD』というロックの発展に貢献した女性ミュージシャンに捧げられる賞のオープニングアクトで演奏し、会期中Marshallのブースでデモンストレーションをすることがキマっている。

N2020その前に!
NAMMの直前ね。
D_Driveの音楽とダンスとマルチメディアの舞台作品『チェリーを3つ入れてください』が神戸で上演される。
コレもとても楽しみにしている。
しかし、我々はコレが終わって中一日でロサンゼルスだからな~、老体が持ちこたえてくれるかどうか心配っちゃ心配だ~。
 
『チェリーを三ついれてください。』の詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト

8_flyer1copy2まだ来年は色々と海外からのお呼びがかかりそうなので楽しみ…というより身体だけは気を付けていましょう!…そんなの私だけか。
 
D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive OFFICIAL WEB SITE
 

<つづく>
 

200   
(一部敬称略 2019年11月9日 東京キネマ倶楽部にて撮影)

【Marshall GALA2】vol.8:犬神サアカス團

 
『Marshall GALA2』の演目もあと2つ!
 
客席の一部が赤く染まる…犬神サアカス團のサポーター「犬っ子」さん達がトレードマークの赤い法被をまとったからだ。
そして、ステージには「女殺火箸地獄」と書かれた幟…犬神サアカス團が『Marshall GALA』のステージに上がったのだ!

10_3犬神凶子20v犬神情次2号

30v_2犬神ジン

40v犬神明

50v_2「今日はMarshallの祭りだ~!だから一緒に歌いたいと思いま~す!」
この曲はいつもこの客席とのコール&レスポンスでスタートする。
「ロックンロール!」

60「ロックンロール!」

Dsc_4250「暗黒礼賛ロックンロール!」
90今日も鮮やかなクイでバンド演奏がスタート。
25年の歴史を刻む犬神サアカス團の最近のスタンダード・ナンバーがこの「暗黒礼賛ロックンロール」。

280シンプルでわかりやすいハードロック。
犬神サアカス團の魅力を詰め込んだミディアム・テンポの純粋エイト・ビート・ナンバー。

Dsc_4348 「どうせこの世は生き地獄
されど死んだら地獄行き
どっちを向いても地獄なら
いっそ狂ってロックンロール!」…てか?

Dsc_4286 情次兄さんのギター・ソロももちろん炸裂!

100_2おお~っと、今日2人目のサブステージ!
狙ってたな~?

190v_2ジン兄さんも加わった!
ハイ、このチームもノリノリ~!

200「改めまして、犬神サアカス團です!
我々のことを今日初めて知る人もいらっしゃいますか…ね~?
私たち、どうですか?…」

Dsc_4577 「今日、ズッとリハーサルから他の出演者を見てるんですよ…演奏とか。
ナンで呼ばれたのかわかんないだよね。
そりゃ、Marshallだよ。
そりゃ、ドラムもNATALだよ。
でもサ、島さんとかとは違うよね?
アソコ(サブステージ)に上がった人っていたのかな?」
210_2「Kelly SIMONZさん出たでしょ?
島さん出たでしょ?
D_Driveさんとかが出て…その後でウチら出すかね~?
(同じギタリストとして)オレの負担を考えろ!っていうんだよ!
もうアソコ(サブステージ)へ上がるぐらいしかやることねーだろ!」

220v_2「さっき司会やってたMarshallのシゲさんがウチらのことが好きなんだよ。多分『好きだ』っていうだけで今日呼ばれたんだよ」
どこからともなく「そうだ!」の声…私です。
「『お金がなくてゴハンが食べれない』って言うと、家に呼んでゴハンを食べさせてくれるんだよ。
ホント、これマジで!
シゲさん、いつもご馳走してくれる…いい人だよ!
奥さんが作ってくれて…おいしいの!」
イヤ、それは違う!私は「いい人」だけど、マザーテレサではないので、困った人や貧しい人を助けているというワケではありません。
どちらかというと助けて欲しい側ですから。
ナ~ニ、遊びに来てもらって、ただ一緒にゴハンを食べるだけでしょうが!
やっぱり犬神さんのような25年ものキャリアを持っているバンドさんから色んな話を聞くのはとても楽しいですからね。
何か高級なモノを取り寄せるわけでもなし、そんなオモシロい話を聞かせて頂いたお礼に家内の手料理ぐらいはご馳走させてくださいな。

Dsc_4582でもね、好きだから出てもらったのは確か。
犬神さんは『Marshall GALA2』の日程が決まった時、多分一番最初にこの日のスケジュールを空けておいてもらうようにお伝えしたと思う。
やっぱり今となっては他のバンドが演っていないことを貫き通している、ワンアンドオンリーの魅力があるからね。
絶対に出てもらいたいと思ったワケ。
ただね、情次兄さんが触れたように、台本を書く時に犬神さんの出番をどこへ持って来るかについては結構悩んで二転三転した。
どこへ出て頂いても演奏についてはもちろん問題はないんだけど、何回か前の記事に書いたように、あんまり「ギターギター」させたくないというショウの構成上のポリシーがあって、歌モノである犬神さんにどこで出て頂くかは知恵の絞りどころだったのです。
とにかく「お客さんを飽きさせない」のが「GALA是」でございますので。
結果、トリ前でお願いしました。
そして、こんな深い出番でも大ベテランの犬神さんなら何の問題もあるまい。

1202曲は「運命のカルマ」。

140_2泣く子もダマる必殺のドライビング・チューン。

150_2そして、犬神スタンダードの1曲。

110v_2選曲も楽しみだったナ。
「白痴」とか「ドグマの呪い」とかブっ速い曲は必ず入れてもらいたかった。
ココは「カルマ」でよし。
その他、「VIVAアメリカ!」もやって欲しかったし、「花嫁」もいいし、最近のレパートリーでは「黒い花が嗤う」なんてガチガチのリフ曲はいかにもMarshall向けじゃん?
大好きな犬神だけど、考えがまとまらなかったので選曲のリクエストは一切せずに「おまかせコース」をお願いした。

0r4a0337しかし、3人による7/8と4/4拍子の中間部のキメはいつ聴いてもカッコいいな。
犬神さんって聴けば聴くほどカッコいいんだよ。
このサウンドは70年代のブリティッシュ・ハードロックそのものじゃないか!
だから好きだったの。

170v

180_2

Dsc_4277 そして、凶子さんの熱唱!
このコンビネーションが好きだった。

135vそして、『Marshall GALA2』、トリ前の最後を飾ったのは「団」時代の「團」の代表曲「命みぢかし恋せよ人類!」。

30 「♪ウォ~ウォウォ~ウォ~ウォ~ウォ~」。
80v_2この3人のコーラスも今年いっぱいで聴けなくなってしまうのか…。

70vナント寂しいことよ…。

8_dsc_4634 既報の通り、犬神情次2号さんと犬神ジンさんは今年末を持ってバンドを離れることになった。
GALAの開催が押し迫った時分に入って来たニュースにビックリ仰天して、また愕然として…本当はこの日、もう1曲ぐらい演奏して欲しかったんだけど時間の兼ね合いでそれも出来ませんでした。
何か急に事務的になってしまって恐縮なんだけど、Marshall Blogは12月27日に開催される現メンバーによる最後の単独公演に残念ながらお邪魔することができません。
年末のこの時期は毎年ガッツリと予定を頂戴しているイベントがあるもんですから…。
となると、この曲をこのメンバーとこの歌声で聴くのはコレが最後かも知れないナァ…なんて考えながら聴いていたらホロっと来ちゃったよ。

160v思い返せば7年(ぐらい)前…私がまだMarshallに入る前に浪人していた頃、ある方のご紹介でじょにちゃんから連絡をもらい、Marshallの世話をさせてもらったのがキッカケだった。
そこから彼らの音楽にハマってずいぶんと追っかけ回させて頂いた。
とても楽しかった!

0r4a0333とにかく25年も続いたこのメンバーで『Marshall GALA』に出演して頂くことができてヨカッタ!
最後までバッチリ盛り上がって出番を終わらせてくれた。

240_3

250

260_2

270_2インタビュー・コーナーも楽しみにしていた。

290_2「年末まであと5本ライブがあります。全力投球で行きたいと思いまでよろしくお願いします!」
この時点であと5本。
ひとつ終了したのであと4本です。
皆さん、お見逃しなきよう!

8_dsc_4711 「先輩、ナニを言えばいいんスか、ナニを…」
今日はそういうキャラか!
実は、高校&大学の後輩とはいえ、じょにちゃんとMCをするのはチト怖かったのね。
普段のステージのMCを観ていていつも思っていたんだけど、この人アタマの回転がモノスゴク速い。
さすが私の後輩である。
この日、私はいいMC相手ではなかったな…もうね、実はこの頃、ジーさん、疲れ切っていてじょにちゃんと渡り合えるほどアタマが回ってなかったんよ。
でも、GALAのステージで後輩とこんなことができて幸せだったわ。
じょにちゃん、どうもありがとう!
ジン兄とともに益々のご活躍をお祈り申し上げます。
あ、Marshallのことは頼みますよ!

310_3「まさか本当に呼ばれるとは思わなかったんですよ!」
既に書いたように犬神さんに出演を依頼したのはかなり早い段階でのことだったんだけど、後に声をおかけしたバンドさんたちに犬神さんの出演が決定していることを伝えると、何人もの人が「ヤッタ!一度見てみたかったんですよ!」という反応を見せてくれたのよ。
GALAはどうでしたか?と尋ねると「ヤッベ~と思いましたよ!」という答え。
他のシンガーさんとスタイルが全く違うことを心配した、というのだ。
何でやねん!
全部同じでどうすんの?
それじゃ今の日本のロック界になっちゃうでしょ!
個性、個性。
ウチは個性とオリジナリティ第一なんです。
そうでなきゃ日本のロックは本当に死滅してしまうよ。

300_2メンバー2人が脱退することになってコレからどうなって行くのかをリーダーである明兄さんに尋ねると…「成り行きに任せようかと…」。
今までも「成り行きでやってきたから」…と。
そ、そんな!
結果としては成り行き任せになってしまうことは仕方がないけど、25年間、色々なことがあったんでしょうな~。
 
凶子姉さんからMarshall Blogの犬神さんの回の内容の濃さに関しておホメの言葉を頂戴した。
イエイエ、それは犬神さんが色々なネタをお持ちで、それにインスパイアされているだけなんです。
そこで例を引いたのは柳田国男の「一つ目小僧」。
そういう曲が犬神さんにあるのね。
その由来を解説して頂いた。
ひどい話ヨ…昔は残酷だった。
明兄さんがMarshallの事務所にお見えになると、そういう変な話ばっかりでしてね。
それが楽しい。

320_2犬神サアカス團は解散するワケではないからね。
2人脱退するだけ。
それでもやっぱり寂しいことは寂しいね。
ショウが終わって帰りがけの犬神ファンの方と少しそんなお話をしたんだけど、彼女はこう言った「でも、犬神サアカス團が2つになるんだから、楽しみが倍になるんですよ!私は両方応援しますから!」
こうでなきゃイカンね。
私ももちろん両方応援しますよ。
でもMarshallやNATALでなきゃダメよ!

情次さん、ジンさん、お疲れさまでした!
明兄さん、凶子姉さん、これからもよろしく!お腹が空いたらいつでも遊びにいらっしゃい!
これからもがんばって毒痔、じゃない独自の音楽を作り続けてください!
 
犬神サアカス團の詳しい情報はコチラ⇒公式家頁

R<つづく>
 

200   
(一部敬称略 2019年11月9日 東京キネマ倶楽部にて撮影)

【Marshall GALA2】vol.9:SPIN OFF四人囃子#1


「いよいよ『Marshall GALA2』もアッという間に最後のバンドの登場です!」と言ってる私。
ホントに始まったと思ったらすぐにココまで来ちゃったナァ。
わかりきってはいたんだけど、本当にアッという間だった。
『Marshall GALA2』を締めくくって頂いたのはSPIN OFF四人囃子#1。
 
前回も全く同じお顔ぶれで「稲葉囃子」としてトリを飾って頂いた。
他のところにも何度か書いたが、他のアーティストを目当てに前回のGALAに来てくれた当時20歳のお嬢さんがあるライブ会場で私を見つけてこう声をかけてくれた。
「Marshall GALAのシゲさんですよね?最高に楽しかったです!特にあの最後に出た稲葉囃子…一番ヨカッタです」
「アレ?お目当ての〇〇さんじゃなくて?」
「はい。稲葉囃子が一番よかったです。世の中にあんな音楽があるなんてあの時まで全く知りませんでした」
コレは心底うれしかった。
我が意を得たり!人をひとり救った気持ちになったよ。
いいですか?私と同世代のオッサンがそう言ったんじゃない。
そんなオッサンには「もっとロックの勉強をし直して来い!」ということにならーな。

10今回も大二さんにご出演を願ったのは、この20歳のお嬢さんのことがあったから…というワケではなくて、Marshall Blogでもチラホラとレポートしている通り、前回から3年の間に四人囃子周辺の動きがあって、「やっぱりコレですよ!」という結果に落ち着いた…という感じ。
そして、今回は『SPIN OFF四人囃子#1』という名義で、チーム名に「四人囃子」の4文字を入れて頂いた。
コレがまたうれしいね。
そしてもうひとつは…

20今年はアルバム『一触即発』が1974年のリリースから45年周年を迎えたのだ。
だから今回も自分の宝物のオリジナル盤を持ち込んで、自分が作ったワケでもないのに偉そうにアルバムを紹介させて頂いた。

30vもうひとつ紹介させて頂いたのが…その45周年を記念して10月23日にビクターエンタテインメントからリリースされた『一触即発 デラックスエディション』として3枚組のボックスセット。
スゴイですよ。
当日も会場でお配りしたチラシに「今世紀最大の事件!」と謳っちゃっている。
スゴイ自信だ!
今世紀の終わりまでまだ81年もあるのに「今世紀最大」としたのだから。
ま、ジミヘンやジョン・レノンあたりが生き返ったりしなければこの宣伝惹句もウソではないだろう。

25実際にスゴイのよ。
チラシには「これが'一触即発'の最終形だ!」とも謳われているんだけど、私もLP、CDと時の流れに合わせてこのアルバムを聴いてきたが、今までのモノとは別物と言っていいでしょう。
このデジタル・テクノロジーにはシャッポを脱がざるを得まい(←古い表現ですな)。
すべての楽器の音がクリアになって、森さんの歌声とかトシさんのパーカッションなどは録り直したんじゃないか?と思わせるほどリアルなの。
他にも『ミラージュ・オブ・四人囃子』と銘打って未発表音源もタップリ収録されてうれしいなったらうれしいな!
チョット思うところがあって、また別の回でもこのボックスセットを取り上げましょう。

26そして、10月23日の発売から17日後に開催されたのが『Marshall GALA2』。
もうコレはGALAが「レコ発ライブ」となっても良いでしょう?
だってその間に「四人囃子」としてのギグがないんだもん。
誰がナンと言おうと勝手に私の心の中でそう思い込ませて頂きましたから、ハイ。
 
ココはショウの一番最後なので舞台転換の必要がないため、演奏の前にインタビューをさせて頂く段取りなのね。
大二さんにお話を伺って驚いたのは…
「この一連の企画は元々は稲葉くんが『一緒にバヤシ(四人囃子のこと)の曲を演っちゃいませんか?』と誘ってくれたのがキッカケで始まってるんですよ。
で、バヤシの曲を演ると喜んでくれる人がいるんだ~…じゃ演れる時は演ろうか~?…から始まったんです」
そりゃ知ってる人はみんな喜ぶにキマってる。(←「一触即発」の歌詞風にしてみた)

45 発起人の稲葉さん。
稲葉さんはMarshall三段積みのオーナーだったのだ。
「イヤイヤ、今でも持ってますよ。三段積みを2つと半分、九州に置いてあります。三段積みのファンなんですよ」
スゴイ!
保管させられている方は大変ですよ。
使わないMarshallほど、デカくて重いモノはありませんからね。

35 その三段積みのウチのひとつはお母さんに買ってもらった…なんて話を以前されていたことがありましてね。
それについて伺うと
「ウン、『ママ、買って』って言ったの」
いいナァ~…今は要らないけど。

43 名古屋のライブの打ち上げで「味仙」では山崎さんの隣に座らせて頂きました。

56そして、『Marshall GALA2』最後のパフォーマンスが始まった。

31 岡井大二

70v坂下秀実

80v稲葉政裕

44 山崎洋

100v大二さんの超ダイナミックなドラムスからスタート。
ク~、スゲ~!
タマらんわ~。

110今日大二さんがお使いになっているスネア・ドラムはNATALのビーデッド・ハンマード・スティールというモデル。
見た目のいかつさより、ウォームで深い鳴りのサウンドが特徴。

120曲は「空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ」。

130稲葉さんが奏でるあのフレーズ。
いい音だナァ。
稲葉さんがお使いになっているのは1959SLP。
1965年生まれのMarshallのアイコン的モデル。
計算してみると、『一触即発』が発表になったのは、そのたった9年後のことだったのね?

46 完璧なアレンジと…

150鉄壁のアンサンブル!

160vそして末松康生さんの歌詞が素晴らしい。
なんてクリエイティブで魅力的なロックなんだろう。

170「空飛ぶ円盤」を英語で言うと「Flying Saucer」。
Frank Zappaの代表的作品で「Inca Roads」というFlying Saucerをテーマにした曲がある。
四人囃子は今はなき浅草国際劇場で開催された『ユウヤ・ウチダプレゼンツ浅草最大のロック・ショウ』でフランク・ザッパの前座を務めている。
1974年、「円盤」。
1975年、「Inca Roads」。
1976年、浅草国際
…ナンノ関係もないにキマってるけど、歳を取って色んなことを知るようになると、こういう妄想や想像が楽しいモノなのよ。

47 「今日は我々の前にメタルの方々がたくさん出ていらっしゃいますよね?時間にキッチリしていますのよね?
このイベント、全然押してないんですよ!
フレーズが速いから時間にキッチリしているんですかね?
チャカチャカチャカって弾いて、ココまで7分55秒とか。
『メタルは押さない』…という新しい格言ができたぐらいでございまして…」
稲葉さん、ほぼオンタイムで進行しているのはメタルだからありませんって!
私がちゃんと隅々まで段取りを考えた細かい台本を書いて、それをイヤがらずに台本に従ってスタッフさんとパフォーマーさんが動いてくださっているからなんですよ~!

私はダラダラと野放図に押しまくっても平気な顔をしているだらしないイベントが大嫌いなんす。
200「私は岡井さんと坂下さんのファンなだけでしてね。四人囃子とは何の関係もない…森園さんの『なりすまし』ですから!」
稲葉さんからもボックスセットの紹介があって、「今、この場でポチってやっちゃってください」なんておっしゃっていたけど、そうか~、ホント、そういうことができるんですな。
初めて観るバンドに感動して、その感動が冷めないウチにその場でCDをオーダーしちゃう…という。
昔から大きなコンサート会場にはレコード屋さんが出張して来て販売している光景をよく見かけるけど、会場のロビーへ買いに行くより素早くオーダーができちゃうんだもんね。
ま、届くのは次の日かも知れないけど…レコード屋さん、タマったもんじゃありませんよ。
特典がいくらあっても足りやしない。1902曲は「なすのちゃわんやき」。

32 大二さんからセットリストをお聞きした時、「他のバンドさんもバリバリと演奏をキメてくるだろうから、ウチは『なすちゃ』で対抗します」なんておっしゃっていた。
前回のGALAのすぐ後に大二さんからお礼をメールを頂いた。
「さすがウシさん(大二さんは私のことをこうお呼びになる)が選んだバンドだけあって、どのバンドもスゴイね。ウマいし!」
…と書いてあった。
イエイエ、私が選んだからスゴかったワケではありませんで、ただ皆さんスゴイんです。
ま、そんな1回目の雰囲気を鑑みてのご選曲だったようで、コレはコレでまたうれしいな。
そもそも大好きな曲だし。

48 今回フェイクを加えて佐久間さんのソプラノ・リコーダーのフレーズを弾いた坂下さん。

220あ、稲葉さんがおっしゃっていたけど、前の「円盤」のスタジオ録音バージョンもこの「なすちゃ」も今回リリースされたボックスセットには収録されていません。
この曲は『一触即発』の2年後に発表した『ゴールデン・ピクニックス』のA面の3曲目に収録されていいて、私は高校生の時にほんの数年後追いで聴いたんだけど、ビックリしたっけナァ。
2曲目の「カーニバルがやってくるそ」から、こんなにスゴい曲なのに何にもモッタイぶらずツラっと始まっちゃうところがスリリングだった。

49 それがこうして目の前で生で聴けちゃうんだからうれしいにキマってる。(また!)

240この曲を吹き込んだ時、四人囃子の皆さんは23歳ぐらいだったワケよ。
天才と芸術は生まれるべくして生まれるので、創作時の年齢ってのはそう関係ないと思うんだけど、スゴイよね。
やっぱり聴いていた音楽が違うことが大きいんだろうな。
そういう意味では今の若い人はどう頑張ってもよくてドリムシ止まりだろう。
我々年配は、死ぬ前にもっと若い人たちにいい音楽を教えてあげないとイカン。

270まるで交響曲を聴いているようだもんね。

260ただ複雑なことをするのではなくて、チャンと「歌心」があるから「いい曲」なんですな。

280大二さんの選曲作戦はマンマと成功したワケ。

290最後はやっぱり「一触即発」。
稲葉さん曰く、あまりにも曲が長いので練習する時は、休憩時間もそれなりに長く、一日2回しかできない…という。

33 日本のロック史にその名を残す名大作。

50 大二さんや坂下さんが20歳の時の作品だからね。
やっぱスゴイわ。

51 オリジナルのフレーズを挟みながらの稲葉さんの最初のソロ。

52 コレも歌詞がスゴいんだな。
「ボタンの穴」から何かを覗いたことなんてある?

370「♪あ~あ~空が破ける 声も聞こえない」
やっぱりココは一緒に歌ってしまうよね。
そういう人、会場に沢山いたんじゃないかしら?
「キマってる」のところも含めて私は全部一緒に歌いました。

360次々と展開を重ねる場面。

53 完璧に演奏で見る者をクギ付けにする。

54 そういえば、Marshallの社長夫人のエリーが何度も拍手する場面を間違えたって。
曲が終わりそうで終わらないからね。
でもそこはさすがイギリス人にしてロンドンっ子。
本場のプログレッシブ・ロックをリアルタイムで経験しているからね。
2人で口を揃えたのは「That's the prog rock!!」。

380曲は澱むことなくまっしぐらにクライマックスへ向かう。

55 激しいキメの連続!
見せ場はまだまだ続く。

390v_2そういえば、今回のスタッフの若い女性も四人囃子の演奏を「聴いたことがない音楽」と表現していた。

420そして「型に囚われない音楽」とも。
そうだろうね~、今のテレビなんかから流れてくるロックは全て同じに聞こえるもんね。
若い人だってわかってるんだよ。
ビートルズすら知らない若い人たちが知るべきは、色んな音楽を聴けば、人生がもっともっと楽しくなる…ということだな。
コレからビートルズを聴くなんて何て羨ましいことだろう!
こんなに若い私ですら45年以上は聴いてるからね、それでもまだ聴いてる。
少しでも若いウチに聴いておいた方がいいよ。

440vそして稲葉さんのソロを経て…

56 いよいよエンディング!

45513分18秒の大熱演で『Marshall GALA2』の演奏を締めくくった。
480v

460v

470v

490_2コレで『Marshal GALA2』は8つのすべてのパフォーマンスを終えた。
終わっちゃった。
後は感動のフィナーレへ…。

34_2 というワケで最後に演奏した「一触即発」と「空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ」のライブ・バージョンが収録されているリリース45周年記念のCD3枚組ボックスセット『一触即発 デラックスエディション』…おススメです。

520cdそしてもうひとつ!
コチラは1989年に再結成した時のライブ映像のDVD。
これすらもう30年前やんけ!
そんな時代ゆえ、レーザーディスクでしか流通していなかったが、今回この機にDVDが出来した!
「レーザーディスクはナニモンだ?」ってか?
どうすんだよアレ、ウチに盤がイッパイあるわ。
でもこの『FULL-HOUSE MATINEE』のレーザーディスクは持っていなくて観たことがなかった。
そして今回拝見した!
みんな若い!
そして、解説は以前Marshall Blogの記事をサポートしてくれた灘井敏彦さんが寄せていらっしゃる。
灘井さんは今回のGALAでもお手伝い頂いたのです。
もちろん、この1989年9月の現場にもいらっしゃってる。
私なんか仕事で地方にいたので会場の「MZA有明」ってのを見たことすらないからね。
コチラもおススメです。

530dvdそして特報!
来る12月13日、稲葉囃子やります!
場所は二子玉川の「GEMINI Theater」。
スペシャルゲストに秦万里子さん、『FULL-HOUSE MATINEE』の上映会、そして稲葉囃子の生演奏という盛りだくさんの内容。
GALAにお越し頂いた方に何人お会いできるかな?
楽しみ~!


GEMINI Theaterの詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト

8_3_2 <つづく>
 

200   
(一部敬称略 2019年11月9日 東京キネマ倶楽部にて撮影)

【Marshall GALA2】vol.10:フィナーレ

  

8つのすべてのパフォーマンスも無事終了。
何回も書くけどホントにアッという間だった。
コレにかかりっきりではなかったにせよ、1年半かけて準備してきたのね。
来る日も来る日もGALAのことを考えていた。
それが終わっちゃった。
もう昼に食べた「スーラジ」のキーマカレーがはるか昔のことのようだ。
 
…ということで前回同様、最後に出演者全員に舞台に上がって頂いた。
そして、もうひとりのGALAメンバーをステージに呼び込んだ。

10_2 Marshal Amplification plcの社長、ジョナサン・エラリー!
今回もサブステージからの登場だ~!(ジョンはこの演出が気に入っている)

20社長の登場のBGMは「God Save the Queen」!
コレがやりかたかったんだ~。簡単なアレンジby私。
イギリスの国歌ね。

30v演奏はGUV'NORS社中の皆さん。
MASHAくんが主旋律を弾いて…

37 雄太くんと藍くんに副旋律を弾いてもらった。

38 そして、ロール+劇的なアクセントで曲を盛り上げてくれた達也くん。
達也くんは今日3回目の登板。
ホントにどうもありがとう!

39 コレ、テンポにかなり悩んだんだけど、THE GUV'NORSの皆さんが実にウマいことジョンの歩みに合わせてくれた。
ジョンもノッてる~!
こんなビデオなんかを見れば想像に難くないようにホントはシャイな人なのよ。
私のようにベラベラ人前でしゃべったりするようなことを好んではしない人。
でもGALAは違う!
数々の素晴らしい演奏と良い音楽を真剣に鑑賞するお客さんのマナーに感動してノッてしまうのです。

40 ジョンがあまりにもデカいので、チョット脚立に乗ってみた。
尊敬してやまない私のボスでございます。
90まずは出演者の皆さんへ、惜しみないご協力への感謝と素晴らしい演奏に対する賞賛の拍手。
100GENKIさんはもう次の現場へいらっしゃったので、コレで全員集合。
お約束の撮影タ~イム!

80めいめいにポーズを取ってくれた出演者の皆さん。
こうやって、今日までは会ったことがなかったミュージシャン同士が入り混じって楽しそうにしている光景というのは実にいいもんですな。
これもGALAの醍醐味。

120D_Driveの皆さんは先月上海でジョンと一緒になったばかり。
その前は6月のイギリス。
今年3回目の邂逅だ。
次は1月のアメリカか。

130犬神さんはメイクを落とさないでステージに上がってくれた。
HFOのみんなもありがとう!

140YukiちゃんはXperiaを使っている人をチェック中。
「おったおった!アイツXperiaつことるで!…知らんけど」と言ったかどうかは知らんけど。
しかし、こっちから見た携帯が林立する客席の光景はなかなかのスぺクタキュラーでしたよ。

150イヤ~、私もようやく肩の荷が下りた感じでした。

160そして、ジョンからひとことご挨拶。
私が英語を聞き取れないことがないようにと予め用意した原稿を読んでくれた。
そういう人なんです。
常に相手の立場に立って物事を考えてくれる人。

170「みなさん『Marshall GALA2』をお楽しみ頂けましたでしょうか?
この2回目の『Marshall GALA』にお越し頂きましたことに感謝申し上げます。そして今回もショウを通じて素晴らしい才能を目の当たりにするこをができました。
もちろん、今夜、最高の演奏で私たちを楽しませてくれたミュージシャンの皆さんにもお礼を言わなければなりません。
どうぞ私と一緒に大きな賞賛をミュージシャンに捧げてください」
ヒューヒュー!
「そしてこのショウを成功に導いてくれたキネマ倶楽部の長屋さん、スタッフの皆さんに深く御礼申し上げます」

180実際こんなにうまくは通訳ができなかったんだけどね。
もう、疲れてアタマが全く回転していなくてサ。
イヤ、コレがかなりのイギリス英語でしてね。
発音のことではなくて、私にとっては文章が高尚で、高尚で…。
この場で初めてこのジョンのスピーチを聴いていたらかなりヤバいことになっていたかも…。
アメリカ英語だったら絶対にもっと簡単にやってるハズ。
だからイギリス英語の方がスキ!200ココは原稿になかったパートなんだけど、私にもおホメの言葉をかけてくれた。
向こうの人って、例え社内であろうが、自分の部下であろうが、はたまた自分の家族であろうが、一生懸命やった人には盛大に賛辞を贈って人前でその人に対する評価を表すんだよね。
日本人はこういうことを絶対にしないもんね。
うれしいことです。
コレもすべてGALAをご支援いただいたお客様と関係者の皆さんのおかけです。
翌日熱が出るかと思うぐらい身体はヘロヘロだったけど、気持ち的には疲れがいっぺんに吹き飛んだ!
210そして、コレもサプライズ!
ジョンがもうひとり感謝の念を示してステージに上げたのが…

215私の家内でやんの!
家内は私と正反対で、恥ずかしがって絶対にこういう場に姿を現さない。
この時も初めはかなり遠慮していたが、歓声が鳴りやまないし、ジョンの呼びかけとあってはさすがに引っ込んでいるワケにはいかない!と観念して舞台に上がって来てくれた。

220実際ですね、物販からケータリングから、要するにステージまわりのこと以外はすべて家内がやってくれたのです。
また、普段からMarshall Blogの取材でライブ会場に出入りさせて頂いているので、出演者の皆さんは全員顔見知りなもんだから、その他の細かいアーティストさんまわりことまで全部引き受けて進んで処理をしてくれた。
それと、私とは違って家内は完全に音楽を外から見聞きしているので、プログラムの内容についても世間一般の観方としてたくさんアドバイスをもらった。

240イヤ、ホントはよ、ココは私が最後の最後に「家内に感謝の気持ちを送りたい」と締めくくってナミダナミダにする台本だったのよ。
それをジョンが先にやっちゃうもんだから…とんだ番狂わせになったけど、うれしかったね。
とても仲良くして頂いているジョンの奥さんのエリーに手を振っているところ。
ちなみにジョンは日本に来ると家内のことを「My boss」と呼んでいる。
イギリスに帰るとエリーが「Boss」になるそうだ。
だから「今回はTwo bossesだ~!」なんてやってたな。

250そして、Marshallの創業60周年に当たる2022年に『Marshall GALA3』を開催することがジョンの口から発表された。
Marshallも還暦だよ。私も。そして今回の出演者の中の女性おひとりも。
この時は還暦のMarshall系のミュージシャンかき集めて「The Kanrekeys」でもやるか?
曲は「Happy Birthday, Sweet Sixty」か?「Sixty Candles」か?「Heartaches at Sweet Sixty」か?

260ゴメンなさい!
ココで私が大きな段取りミスをしてしまったんだけど、ジョンから各チームの代表者の記念品を贈呈した。

270贈られたアイテムは前回同様Marshallのマイクロ・アンプMS-2。
今回はゴールドバージョンだよ。

8_0r4a0126側面にはジョンのサインが入ってる。
日付の入れ方はどうする?と訊かれたので「日⇒月⇒年」のイギリス式にしてもらった。
「9月11日」じゃないからね。

8_0r4a0131 THE CORAL CANDIESはsun-goさんが代表して。

280KellyさんはまたこのMS-2で何かやってくれるかな?

41 THE GUV'NORSはMASHAくんが代表。
例の件アレ、頼みましたよ!

290D_Driveはレディ・ファーストでYukiちゃんが。
「See you in America」ってジョンが言ってるところ。

300Cazさん、どうもありがとうございました!

310そして大二さん。
色々とご相談に乗って頂いて、本当にお世話になりました。

320「これで今日のプログラムは全て終了です」
Marshall GALAのエンディング・テーマ、エルガーの「威風堂々」が流れる中、閉会宣言が発せられた、と思ったら…330「チョット~!アタシもらってないわよ~!」
会場(爆)!

42 イケね!
しかし、無事に犬神サアカス團にもMS-2がジョンから手渡された。
凶子さん、ありがとうございました!
コレが私の台本によるところか、ミスによるところかは皆さんのご想像にお任せします。

370「終わり!」
 
たくさんのお帰りのお客さんから握手を求められ、「楽しかった!次回も必ず来ます!」というお約束を頂戴した。
皆さんのお顔は覚えていますから。
ステージに上がるとお客さんのお顔って後の方までよ~く見えるんですよ~。
『Marshall GALA3』は出欠の確認から始めようかな?

380ご来場の皆さん、出演者の皆さん、スタッフの皆さん、そして東京キネマ倶楽部n皆さん、本当にどうもありがとうございました。
また『Marshall GALA3』でお会いしましょう!

Marshall_gala_2_logo<一旦おわり>
この後<番外編>をお届けします。

Mblogo 

(一部敬称略 2019年11月9日 東京キネマ倶楽部にて撮影)

【Marshall GALA2】番外編:プライベート写真館

 
まだ続くGALAレポート。
『Marshall GALA2』が終わって早くもひと月が経過したけど、おかげさまでいまだに各方面から様々な好意的なお声を頂戴してうれしい限りであります。

101日に発売されたPlayer誌1月号。
表紙はCharさん。

20_2「The Live」というページで『Marshall GALA2』をレポートして頂きました。
どうもありがとうございます!
40それもフルカラーで丸々1ページ。
出演した8つのすべてのチームにコメントを寄せて頂いています。
是非ご覧あれ!

30さて、今日は前回のGALAの時もやった出演者やスタッフが撮影したプライベート写真で構成する1本。
ジャッキー・チェンの映画のエンド・タイトルで流れるNG集みたいな感覚でご覧くださいまし。
公募した写真とSNSで見つけて勝手に使っちゃってる写真がゴチャゴチャになってます。
 
しかし、今から思い返してもマジで色々と準備が大変だった。
このラミパスもエラく手がかかったけど、やってヨカッタ!…と言っても100%家内が作ってくれたんだけど。
コレはMASHAくんかな?
前回MASHAくんからもらったプライベートの写真の中にすごくうれしいのがあったんだよね。
誤用を防ぐためにGALAのステージに設置されているスピーカー・キャビネットの裏にはそれを使うギタリストの名前を記した紙が貼ってあるのね。
MASHAくんは自分の名前が書かれた紙が貼ってあるそのキャビネットとツーショット写真を撮ってくれていましてね…それを提供してくれた。写真の中のMASHAくんのうれしそうな表情がすごく印象的だった。
GALAを10回ぐらいやったところでそういう写真を集めて写真館をやったら面白いだろうな…と思ったけど、3年に1回開催するとしたらアタシャ90歳超えてるじゃねーか!さすがにそれは無理だな。
それとも誰かMarshall GALAを継いでくれるかな?
50v当日、お客さんにお配りしたチラシいろいろ。
こういうのも撮っておいた方がいい…忘れちゃうから。
馬場さん、どうもありがとうございます。

60コレはGALA開催の前日のようす。
ちょうど浅草の鷲神社で酉の市をやっていたのでMarshall一行を案内した。
小ぶりの熊手をひとつゲット。
銘板(っていうのかな?いわないか?)に「Marshall」と書いてもらって商売繁盛間違いなし。
「イギリスから来たお客様」ということで三本締めの儀も執り行ってくれた。
でもね、もちろん初めてということもあるけど、外人さんってまったくできないのよ、シャシャシャン、シャシャシャン、シャシャシャンシャンが。

65コレは当日のリハーサルのようす。
時間通りにスタート。
「若手」ということに甘えてHELL FREEZES OVERに一番乗りして頂いた。

85GOTWEE3とCazさん。
こうして1曲ずつだけどリハーサルの様子をビデオに収めさせていただいた。
後でナニかに使えるかと思ってサ。

90スチール撮影は前回に引き続いて吾妻仁果ちゃんにお願いした。
コレは大変な仕事だったハズ。
同業の輩としてよくわかる。
…というのは、まずイス席。
お客さんの視界を遮らないように常に注意しながら撮影しなければならない。
コレが滅法ツライ。
しかも長時間。
私なんかはこういう撮影現場があると、開演の前に一番前に座っているお客さんに片っ端から先に謝っちゃう。
「チョット失礼させてもらがの…見てのジジイじゃ。あんまり屈めないんじゃよ…腰が悪いでな。おまけにカメラも滅法重い…なのでもし邪魔になっちゃったらすまないのう。遠慮なくブッ飛ばしてもらって構わんぞ。フォッフォッフォッフォッ!」とやる。
すると「あ~、そんな、そんな、おジイさん、どうぞお気になさらずに!もう自由にやってください」となる。
ところが、ナンノことはない。
開演と同時に皆さん立ち上がることが多いのでさほど苦しまずに済むのが常。
ところがGALAの撮影はシンドイよ。
なにしろ「ユックリ座っていい音楽を楽しんでください」と謳っているからね。
それと、撮影スペースの問題。
キネマさんのご厚意に甘えて、「もうたったひとつのイスすら置くことができない」というところまでイスを敷き詰めているものだから、通路やステージ前などに空いている空間がやたらと少ない。
もうネ、こういう状態だとまずアンドレ・ザ・ジャイアントとジャイアント馬場はカメラマンはムリ。
アブドーラ・ザ・ブッチャーも絶対ムリ。
そこへいくと仁果ちゃんは小柄で華奢だからどんなところでもスイスイ。
今回もいい仕事をして頂きました。
ちなみに、下の写真の下の方に写っているメガネのオジちゃんたちは犬神サアカス團の情次兄さんの先輩です…つまり私の同級生。
バタバタしていて話もできなかったどころか顔も見ていなくて失礼してしまったけど駆けつけてくれてうれしかった。
120朝一番で会場にやって来て物販まわりから昼食の給仕までシッカリとこなしてくれた「ブッピー」の3人。
THE GUV'NORSの真壁雄太くんのご学友なのでした。
今、Marshall Blogに出てますよ~!
右の茉央ちゃんと真ん中のタラちゃんは数日前に事務所に寄ってくれてグッズの仕込みも手伝ってくれた。
そして、写真はココにはないけど、馬場さん。
物販やイベントのプロだけあってたくさんのご指導を賜り、かつ我々が気が付かないところをご指摘頂いた。
皆さん、本当にどうもありがとうございました。

130ナンダ、この人は…。
そもそもコレってGALAの会場か?

140vTHE CORAL CANDIESのドラムスのMayoちゃんでした。
コレはナニをやっているところなんですか?

150vSPIN OFF四人囃子#1の皆さま、楽屋にて出番待ちをして頂いております。

160vこういうスナップ・ショットはいいですよ。
その時は面倒だったり、恥ずかしかったりするけど、ドンドン撮っておくべき。
稲葉さんとKellyさんのコンビなんて普通ないでしょ?

170ノンちゃんとMASHAくん。
2人とも最初のGALAのご経験者。

180vコレも珍しいんじゃない?

190vKellyさん、いつも通りガンガンいってます!
コレでいいんです。
撮っておきさえすればこうして残すことができる、
撮らなかったらその場でおしまいなのよ。
2度とその瞬間を取り戻すことはできない…なんてエリック・ドルフィーのパクリですな、コレは。

200v若い連中とも!

210スゴイ貫禄!
ちなみにオガンちゃんのTシャツのサイズはXXLです。
このサイズはオガンちゃんの他に190cm近い身長のジョン社長だけ。
それでもパンパン!
オガンちゃんの巨大さが計り知れよう。
しかし、2人が共演した去年のトミ磯部さんとのセッションね。
あの時の稲葉さんのアドリブ・ソロがいまだに忘れられないんよ。
本当にスゴいソロだった。

215ココはドラマー組。

220ココも…ドラマーさん達って比較的こうして集まる傾向があってとてもいいよね。

225THE GUV'NORSの皆さんも記念撮影。
お疲れさまでした!
12ei8e5wyuwaefxauギタリスト3人衆。
年寄りのワガママに付き合ってくれてありがとう!

12ei41h3u4ae3alo 仁果ちゃん、本当にお疲れさまでした!

75650454_2773698375995553_208817945 ポーズを決めるHFOの皆さん。
カッコいい~!
やっぱロックンローラーはこうでなきゃ!240でもメシが来たらこの通り!
たんと召し上がれ!

250THE CORAL CANDIESの5人はジョンからのお土産のMS-2を手に記念撮影。
ん~、とてもいい写真!

260ブッピーの2人と犬神チーム。
凶子さん、かわいいナァ。
最初「エ、こんな人いた?」と思ったけど。

270THE GUV'NORSの面々と。
イヤ~、このチームも熱演だったもんね~。

280帰りがけにD_Driveのメンバーと。
実はこの茉央ちゃん、雄太くんが出演したイベントの対バンでD_Driveを偶然初めて観て感動してしまったのです。
それ以来のD_Driveファン。
いつもニコニコしてとてもカワイイざわちんもどうもありがとう!

300Kellyさん、まだガンガンいってます!

290コレはいつもお世話になっている藤井さんから無断拝借した写真。
終演後に藤井さんとChiikoちゃんと。
私…ゲッソリしてますナァ~。
この日、外に出ないでキネマ倶楽部の中だけで25,000歩あるいていました。
どれぐらいの距離を歩いたのか試しに計算してみると、170cmぐらいの成人男性が普通に歩くと歩幅が77cmナンだって。
それに25,000を掛けると19,250m…って、19km?!
そんなバカな!
でも、確実にこの日1日だけでハーフ・ストーン(約3kg)は体重が落ちました。
GALAを毎日やっていたらアッという間にダイエットの目標を達成しちゃうな。
藤井さん、ありがとうございました。

310v「Oh, sloth!」…ジョンは『一触即発』のボックスセットを大二さんから贈られてハッピーハッピー。
「sloth」とはナマケモノのことです。
この写真は翌日の焼肉屋で撮ったモノね。
これから数日経ってマーケティング担当役員のアレックスとお好み焼き屋に行ったのね。
そこでは私がお好み焼きを焼いたんだけど、アレックスが真剣な顔して私にこう言ったよ。
「シゲ、ひとつ訊いてもいい?
こないだ肉を自分で焼いて食べるレストランに行ったじゃん?今日はシゲが何か作ってるじゃん?
ナンでレストランにお金を払わなきゃいけないの?」
なるほど!
言われてみればその通り。
イギリスには自分で何かを調理して食べる類のレストランってないからね。
それと、連中にしてみればレストランはただ食事をするところではなくて、レストランが提供するサービスを楽しむところでもあるからね。
だから料金は高いし、チップも払うし。
それともうひとつ。
ジョンが日本に来ると最近よく街で見かける小さなイタリアン・レストランみたいなところに時々入るんだけど、必ず彼はこう尋ねて来る「シゲ、この店は席がいくつあるんだ?コレでやっていけるのか?大丈夫なのか?」って。
「大丈夫、大丈夫。何回もお客さんが入れ替わるから!」といってもとても不思議そうにしている。
つまり、向こうのレストランって、昼でも夜でもお客さんが1回転しかしないのが普通だから(だから料金も高い)、日本のようにクルクルとお客さんが入れ替わって売り上げを稼ぐをいうことが理解できないらしい。

320vいつもD_DriveやCONCERTO MOONのライブにお越し頂くChibaさんからもこんな紙焼きの写真を頂戴しました。
やっぱり写真は紙焼きがいいね。
Chibaさん、ありがとうございました!
ChibaさんはLed ZeppelinやDeep Purple、ELPやGrand Funk Railroadはおろか、Mountainも武道館でご覧になっていらっしゃるからね。
うらやましい!

330コレはビックリしたよ。
雄太くんのお母さんからの差し入れ。
GALAにお越し頂く時に東京駅で高校生が展示即売会をやっていて、売り上げを助けてあげようとタマタマ買って来て頂いた手作りのクッキー。
一見、普通のクッキーだけど、コレがやっぱり普通のクッキー。
イヤイヤ、スゴイのはクッキー自体ではなくて、コレを作っている場所。
「山口県熊毛郡田布施町」というのは竹谷さんがやっている「Marshall MUSEUM Japan」がある場所なんです。
何たる偶然!
化学調味料無添加でうれしいね。

340最後に…前回に引き続き今回も完璧に私のアシストしてくれたTazzyちゃん。
事前の打ち合わせの時から親身になって相談に乗ってくれて、よきアドバイスをたくさん頂きました。
Marshall Jubileeの愛用者でもあるTazzyちゃんは『Marshall GALA』には欠かせない重要な存在なのです。
次回もよろしく!11_2taz今回はこんなところ。
写真をご提供頂きました皆さん、どうもありがとうございました!

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