長崎兆志~Choji birthday live "December club session"
そうか、兆志くんも12月、つまり冬の生まれか…じゃ夏がキライだな?よしよし。
私は11月生まれなんだけど、結構11~12月生まれのミュージシャンっているんじゃない?
今日はそんなI Don't Like Mondays.のChojiくんのソロ・コンサート。
あ、また「ツーマン」話なんだけど、「ソロ・コンサート」という言葉は英語的にはこういう時に使うのが一番ふさわしいらしい。
というのは、「対バンがいない単独公演」というワケではなくて、I Don't Like Mondays.の一員であるChojiくんが、ひとりでチームから離れてコンサートをする状態を「ソロ・コンサート」という。
コレが英語のネイティブ・スピーカーさんの感覚らしい。
コレは以前にも書いているけど、じゃ、出演者がひとつしかないコンサートはどういうか?
ネイティブさんに訊いて確かめたところ、特に専用の言葉がないようだ。
だったら日本語で「単独公演」と言えばいい。
我々は自分たちの言葉があるんだから、誤用してまで外国の言葉を使う必要も義理も全くない。
言語に関してはアメリカと地位協定を結んでいるワケではない。
我々は世界で最も複雑で美しい言葉を母国語にしていることをもっと誇りに思うべきだ。
Chojiくん、ゴメン!つい、変な話になっちゃった!
それでは「長崎兆志の師走のお誕生日公演」いってみよう!
1987Xと1922の組み合わせ。
この1922の小ぢんまりとした鳴りがいいんですよ。
うまいこと使ってる。
コチラはJCM900 4100と1960Aのハーフ・スタック。
満園庄太郎
庄太郎ちゃんとは9月に名古屋で会ったっきりだったっけかな?
一番付き合いが古くて、多分最もMarshall Blogに登場してくれているベーシスト。
インストで豪快にブッちぎる!
背が高いからこういう格好がよく似合うんだよナァ。
カッコいいわ、ウン。
Gary Mooreの「Back on the Street」。
ナニよ、歌ゼンゼンいいじゃないの!
ゲェアリー・モー(「Gary Moore」のことね。イギリス人はこんな感じで発音します)といえば、忘れもしない。
アレはいつのことだったっけかな~…忘れとるやないけ!(LOUDNESS二井原さんから借用。許可は得ていません)
2016年4月のお台場。
Chojiくんに初めて会ったのは『Chimera Games』というイベントだった。
そのイベントにI Don't Like Mondays.が出演していて、Marshall、NATAL、EDENと、ウチの機材を使って頂いたので終演後に楽屋に挨拶にお邪魔した。
するとChojiくんが「こういう音楽を演っていますけど、ホントはゲイリー・ムーアが大好きなんですよ。だからMarshall」と言ってくれた。
「ああいい人だナァ」とうれしくなった。
そもそもMarshallが好きで使っている人に悪人はいないからね。
それからしばらく没交渉だったんだけど、昨年の3月に開催された福島を応援するイベントで再会。
ちょっとコワかったんだけど(Chojiくんデカいからね)、「あのお台場の時のMarshallの…」と接近すると「おお~、アノ時の!」と盛り上がっちゃったんだね。
それから楽器フェアでMarshallの新商品のデモンストレーションをお願いしたりととても仲良くしてもらっているのです。
やっぱりMarshall好きに悪い人はいない! そのゲェアリー・モーだったから、私的には感慨もひとしお。
しかし、この曲が収録されている『Back on the Streets』ってアルバムね、1978年のリリースなんだけど、高校1年の時、発売になってすぐに買いに行ったな~。
「on the street」というのは「放り出す」という意味があるんだよ。
「みなさん、ありがとうございます!
本当に今日は死んでもいいぐらい!…と、言いつつ2曲飛ばしたんで、ここからはシットリとした曲を演ります。
揺れていてください」
このソロ・コンサートの開催にとても感激しているChojiくん。
次はナニかな?
あ、またGary MooreというかThin Lizzyというか…令文さんもよく取り上げていたけど、人気があるね。
「Don't Believe a Word」…この「a word」というのは「love」ということ?
さらに、え?…「Hotel California」。
イメージが違うな~。
芳賀さんと華麗に「♪ティララティララティラ、ティララティララティラティ~」
この曲が収録されたアルバムが出た時のことは忘れもしない。
アレはいつのことだったっけかな~…忘れとるやないけ!
中学2年の時でね、Led ZeppelinとかDeep Purpleに夢中だった私にはEaglesの良さがサッパリわからなかった。
実は今もわからないの。
「セッション・タイムみたいな感じで演りたいと思います。
手拍子しながら聴いてくれたらうれしいな!」
今度はJeff Beckで、「Freeway Jam」。
この曲が収録されたアルバムが出た時のことは忘れもしない。
アレはいつのことだったっけかな~…忘れとるやないけ!…もういいか。
コレもMax Middletonの作品。
ゴキゲンなシャッフルに曲を知らないであろうお客さんもノリノリ!
続けて「Into the Arena」。
出るとは思っていたが、出たか!
Chojiくんって私より20歳ぐらい若いのかな?もっとかな?
世代を超えて若い人がこういうロックを演奏してくれるのはうれしいね。
種類やスタイルを問わず、「ロック」という名のつく音楽を演る以上は、絶対に60年代後半~70年代中盤ぐらいの洋楽をひと通り勉強しておくべきですよ。
Chojiくんなんかはとてもいい例だと思う。
今日、Chojiくんが取り上げている曲とIDLMの曲は似ても似つかないけど、IDLMでのChojiくんのギター・プレイは大変にシッカリしているでしょ。
そういうことなんですよ。
可愛がっているChojiくんのサポートとだけあって、本当アゲアゲだった庄太郎ちゃん。
ところどころで充実したソロを聴かせてくれた芳賀さん。
こんな私でも、生涯に30本以上のギターを売っちゃ買い、買っちゃ売りしてきたけど、SGだけは1回も所有したことがなくてね。
で、もうギターが欲しいなんて思わないんだけど、最近SGだけは欲しいような気がしていましてね。
地方へ行った時になんかハードオフを見て歩いてるんだ。
「ボーカルズの限界に挑みます」と第1部の最後に演奏したのはThin Lizzyの「Thunder and Lightning」。
コレを歌うのは大変ですよ!
よくぞこの曲を選んだ!
バッチリです。
ストレートでドライブしまくった黒瀬さんのドラムス!
Thin Lizzyナンバーにピッタリ。
ちなみにThin Lizzyのトリビュート・バンドとしてNo.1の呼び声が高い「ALIVE and DANGEROUS」を率いるThin Lizzyのオリジナル・ドラマーのBrian DowneyはNATALを愛用していますからね。
そこんとこよろしくです。
ところが、他の現場が重なっていたので残念ながら私はこの第1部のみで失礼をさせて頂いた。
第2部ではシンガーのTAKASHIさんを交えて更に盛り上がったと聞いた。
一応セットリストだけ掲載しておくね。
1. Overnight Sensation / Firehouse (Zappaじゃないのね?)
2. Rising Force / Yngwei Malmsteen (そうか、ChojiくんもYngwieを弾くのか)
3. Mr.Crowley / Ozzy osbourne (大学1年の時、生まれて初めてMarshallを買ってコレをコピーしたわ)
4. Is This Love / Whitesnake (白蛇はわかりません)
5. Kill the King / Rainbow (中学2年の時、生まれて初めて行った外タレのコンサートで一番最初に聴いた曲)
6. Tropper / Iron Maiden (ドラマーのNicko McBrainとは知合いです)
7. Sweet Child O'Mmine / Guns and Roses (Gunsが流行っていた頃、マジメにサラリーマンをやっていました)
<アンコール>
Guitar solo〜Parisienne Walkways / Gary Moore (ホントにゲェアリー・モーが好きなのね?)
Burn / Deep Purple (そうか、コレで〆たか。
この曲ってあの4小節のリフが20回出て来るんだよね。すなわち総計80小節がこのリフに費やされてる。
で、この4小節のリフの長さが6秒だから20回出てくればその時間は120秒。つまり2分。
すると曲の長さが6:04なので、この「Burn」という曲はナント!…1/3があのリフで出来ているということなんだよね。
いくら名リフでも耳にタコができて当然なのだ。でも名リフなのだ)
…とまぁ、私と同世代の人が選曲したかのような内容。
やっぱり音楽は世代を超えることができるのだ!
Chojiくん、お誕生日おめでとう!
Chojiの詳しい情報はコチラ⇒I Don't Like Mondays.Official site