美女と金髪と野獣2018 <後編>~ TSPとセッション
『美女と金髪と野獣2018』のステージ上手のようす。
ステキ…でもチョット変わった光景。
ヘッド+ヘッド+キャビネットの3段積みが並ぶのはそう珍しくないが、真ん中にラック・システムのMarshallが挟まっている所が新鮮だ。
なんかオーディオ・ステレオのセットみたいじゃん?
その『美女と金髪と野獣2018』も早くもトリの登場となる。
TSPの出番だ!
Marshall Blog初登場のとなるTSPのシンガー、RIKI。
ウワッ!ベースも替わっちゃったの?と思ったらTHUNDERくんはお休み。
トラで参加したのはそもそもTSPに在籍していたYou+。
オープニングは『The Lat Resistance of the Firebird』から「Ash & Rain」。
真ん中のセットがShuちゃんのMarshall。
JMP-1+EL34 100/100+MF400Aというコンビネーション。
しかし、あの80~90年代にかけてのラック・ブームってのはスゴかったね~。
その頃は私もしきりにバンドをやっていて、やっぱり憧れたもんね。
私が初めて「ラック・システム」なるものを見たのは1980年ごろ、PANTA& HALの長尾行泰さんのアンプだったように思う。
やっぱり世の中でもまだ珍しい部類だったのだろう、何かの雑誌の機材紹介で「このシステムを構築するにはかなりの金額を要したことであろう」と書かれていたのを覚えている。
Marshallも結構色んなラック製品を作ったんだよ。
JMP-1は言うに及ばず、世界的に大ヒットしたSERIES9000、Shuちゃんも使っているパワーアンプEL34 100/100なんてオーディオ・マニアが使っていたりもしたんだから。
VALVESTATEシリーズにもラック・モデルがあったしね。
それからこんなのもあった。
一時期、ジェフ・ベックも使っていたスピーカー・エミュレーター、SE100。
今、こんなのやったた結構ヒットするんじゃないかな~?
マルチ・エフェクターのJFX-1なんてメッチャよかったよ。 さて、曲はおなじみの「Mad Cluster」に移る。
さらに「Freeze」。
チョット調べてみたら、2012年の記事にYou+くん出てた。
MCを挟んで「In You Life」。
前から気になっていたんだけど、このバンドのMCってBGMが流れてるんだよね。コレはこういうモノなの?
続けて「Break Myself」、「Get High!」、「The Times」。
このあたりは昨年発表したセルフカバーを含むアルバム『TRIBAL REVOLUTION』からのチョイス。
ナント表現すればいいのか、「お祭り感」がスゴイんだよね。
別に今流行りの和楽器を使っているわけでも、和風のメロディを奏でているワケではないんだけど、私なんか「日本の祭り」を感じ取っちゃうんだよな~。
You+くんはシャープなベース・ソロをタップリとお見舞いしてくれた。
「Desperate」から…アラ?こんなの演ってんの?というのはT.Rexの「20th Century Boy」。
T.Rexのマーク・ボランの相棒、ミッキー・フィンはNATALのパーカッションを愛用していたんだよ。
TSPのステージも最終セクションに入った。
暑い!
お客さんが盛り上がりまくりでどうしようもなく暑い!
TSPの詳しい情報はコチラ⇒TSP OFFICIAL WEB SITE
さて、全バンドの演奏が終わったところで「ビヤキン」名物のセッション・コーナー。
演奏される曲目によって、イヤが応でも私の世代の違いを感じるコーナー。
1曲目はJourneyの「Separate Ways」。
コレは知ってる。
そして、全員入り乱れての「The Hellion~ Electric Eye」。
コレはJudasu Priestね。
アータ、私が中学生の時にジューダスが出て来たんだから。
君たち生まれてないでしょう?
「ジューダス・プリースト」を知ってる子なんて私の他に全校で数人しかいなかった。
そんなアンコール・セッションでした。
<前編>で触れた通り、今回の『美女と野獣と金髪』は、『美女と野獣と金髪と筋肉』と称した追加公演が催された。
貴イベントの益々のご発展をお祈りしております。
ご発展の際にはMarshallと一緒にお願いしますよ。オイテケボリはイヤだかんね。