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2018年3月 9日 (金)

ヤバイTシャツ屋さん "Galaxy of the Tank-top” TOUR 2018

  

ココは映画『マイ・フェア・レディ』の舞台となったロンドンのコヴェント・ガーデン。

1_img_04391980年に観光客を対象としたショッピング・センターに生まれ変る前は映画にあるように大きな食料品の市場だった。
1_2rimg0472ネクタイを使った連続殺人事件を描いた晩年のヒッチコックの傑作サスペンス『フレンジ―』で、その殺人鬼が普段働いている職場もこのどこかにあった青果店だ。

1_img_1207辺りにはこうしたストリート・パフォーマーがアチコチで自分の芸を披露している。

1_img_0436最近では日本でもよくこういうのを見かけるようになったね。

1_img_0437ショッピング・センターの正面でのパフォーマンスともなるともう大変な騒ぎ。
いつもたくさんの観光客でゴッタ返している。
最寄りの地下鉄の駅は「コヴェント・ガーデン駅」だが、曜日と時間によっては昇降客を捌ききれず、隣の「レスター・スクエア駅」を使ってくれ!という利用制限が発せられる。
「隣の駅」と言っても呼べば聞こえるような距離なので、何ら問題はないのだが。ロンドンの地下鉄の料金は普通に乗ると殺人的に高額で、そんな距離の1駅間乗るだけで800円近く取られるんよ。
もちろんそんな人はいないけどね。
1_img_0446大道芸はといえば、それほどビックリするような芸ではないんだけど、何しろ客さばきがメッチャうまい!
ロンドンなんていうと、何となくこうした大道芸の類が街中で見れると思うでしょ?
ところが驚いたことに、ロンドン市内で大道芸をやっていいのはこのコヴェント・ガーデンだけ。
そう言われてみると、確かに他でこんなことをやっているのを見たことがない。
ロンドンは観光客の数がハンパでなはいので、交通の妨げにならないように気を配っているのだろう。
地下鉄のコンコースで演っているパフォーマンスは管轄が別。
アレも厳しいオーディションを通らなければならない。

1_img_0447マーケットの中は衣料やオシャレな日常品を扱う店が軒を連ねている。

1_img_0442コレは2012年の6月のようす。
ユニオン・ジャックがスゴイでしょ?
この時、ロンドン中がこうだった…というのは、エリザベス女王の在位60周年のイベントをやっていたのね。
それはそれは見事だったけど、寒かった!
その時の様子は ↓ ↓ ↓ にレポートしているので興味のある人はどうぞ!
★イギリス紀行2012 その16~ロンドン2 <女王陛下のロンドン 前編>
★イギリス紀行2012 その17~ロンドン3 <女王陛下のロンドン 後編>
1_img_7643世界中から観光客が集まる人気スポットというだけあって、やっぱり有名ブランドのショップも少なくない。
おもしろくないね、そういうのは。
でも、そうではなくてフリマ的にハンドメイドのオリジナル商品を扱っている小さな出店も結構あってね…コレを見て歩くのが存外におもしろい。

1_img_0443で、ひとつ見つけたのが、Tシャツを扱う店。
ニコニコ、ニコニコ、上品で見るからに優しそうなオジさんが店番をしている。
チラっと商品に目をやると、そのオジさんの雰囲気にふさわしく、どれもメルヘンチックで可愛らしい。
全部そのオジさんが作っているオリジナル商品ということなんだけど、それらをよく見て絶句!
どれもがデザインがエグイのだ。

1_img_0445でもおもしろいので、一番無難なヤツを1枚買った。
下の息子へのお土産だ。
それが下の写真。
「PEE & POO」…すなわち「オシッコとウンコ」。
セガレも「珍しい」と喜ぶかと思ったら、ナンだよ…「さすがにウンコはヤバい!」と言って、息子は3年経った今も着ることはない。
イヤ~、アレ、ホントに「ヤバいTシャツ屋さん」だった!
  
コレが言いたくてココまで引っ張った。

1_img_0001さて、ロケーションはコヴェント・ガーデンからいきなりお台場。
開場直後のZepp Tokyoには若い人たちでイッパイ!

10そうそう、コレコレ、この格好。
Tシャツ、スパッツにヒザ丈の短パン、そして首からタオル。
「若さ」の象徴だぜ!
今度どこかの現場へ行ってこの格好で撮影してみようかな?
オッサンには似合わないぞ~!

20会場は立錐の余地まったくなしの超満員!30Marshall Blog初登場の「ヤバいTシャツ屋さん」だ!

40こやまたくや

50vたくやさんはMarshall。

60正面を向いているのはタオル掛け(正体はJCM900 4100だったかな?)と1960A。

70実際に音を作っているのは横っチョを向いているDSL100H。

80ベースは、しばたありぼぼ。

90vドラムスは、もりもりもと。

100vコレは1月10日にリリースされたセカンド・アルバム『Galaxy of the Tank-top』の初回限定版。CD+DVDの2枚組。

Cdんで、こっちはCDだけの通常盤初回プレス。
我々が子供の頃は、今「タンクトップ」と呼ばれているシャツは「ランニング」と呼ばれていた。
ところで、ノースリーブの肩が丸出しになっているシャツのことを総称して「タンクトップ」というらしい。
昔、水着のことを「タンクスーツ」といって、肩が丸出しのデザインだった。それの上半身の部分だけだから「タンクトップ」。
ちなみに「タンク」とはプールのこと。当時は「海水浴」という習慣がなかったからね。
「ランニング」は同じタンクトップでも、ガバチョと首の部分が空いている形をしているモノ。
要するに運動しやすくなっているワケ。
一応「Tシャツ」の方もやっておくと、もちろんアルファベットの「T」の形をしているからそう名付けられたという説が有力だが、「Training Shirt」の「T」という説もあるらしい。
元はアメリカ海軍の船乗りたちが下着として愛用していたモノで、色は白。
船内でキツイ仕事をする上で着やすく、洗えばすぐ乾くし、タオルにも使えるわ、もし敵に降参する時には白旗にもなった。
第二次世界大戦中、撃ち落とした敵機のパイロットがTシャツを着ていて、それを見た日本軍の兵士は「ウワ!アメ公のヤツらは下着で戦っているのか!?」とビックリ仰天したのは有名な話。
今日の記事は若い人たちも読んでくれていると思うので書いておこう。
ところで、73年前の今日の夜中、つまり1945年3月10日に「東京大空襲」があって、2時間半も立たないウチに10万人の東京の一般市民が犠牲になったことを知っておくこと。
そして、もうひとつ「平和でなければ音楽もできない」ということも知っておくべき。
 
しかし、このジャケット、可愛いデザインだね。

105cdこのZepp Tokyoでのライブは上のアルバムのリリースを記念するツアーの千秋楽で、ダブルヘッドライナー公演を2日間開催した。
両日とも完全ソールド・アウト。
この日の対バンはKANA-BOON。
あ、初めてMarshall Blogを見る人に言っておかなきゃ!
Marshall Blogでは「ツーマン、スリーマン」という言葉は絶対に使いません。
「ダブル・ヘッドライナー、トリプルヘッドライナー」と正しい英語で表現しています。
だっておかしいでしょ…「ツーマン」なんて英語はありません。
せいぜい「ツーメン」。
そうですよね、ありぼぼちゃん?!

110オープニングはいきなりニュー・アルバムのオープナー「Tank-top in your heart」。
120オワ~、コレぞ若い人のロックだぜ~!

130シンプルでストレート、パワフルでアグレッシブ!そして何よりも「自由」で「愉快」!
私たち世代が若い時に聴いたロックとは全く違うモノだけど、「ロック」としての根本は変わらんのだ。

1401曲ごとに沸き上がる耳がツン裂けんばかりの歓声。
この感動→トリハダ!
ん~、若い頃を思い出す~!
よくマンガであるじゃない?若い人たちが楽しそうにしているのを見ておジイさんが「ワシだって若い頃は!見てろよ!(グキッ)アイテテテ!」みたいの…アレです。
そうなんです、波平さんは私より年下です。

1_img_0237「DANCE ON TANSU」、「メロコアバンドのアルバムの3曲目ぐらいによく収録されている感じの曲」とニュー・アルバムからのナンバーが続く。

190vメロコアバンドのアルバムの3曲目ぐらいによく収録されている感じの曲がどういう曲がわからないので、この「メロコアバンドのアルバムの3曲目ぐらいによく収録されている感じの曲」という曲がメロコアバンドのアルバムの3曲目ぐらいによく収録されている感じの曲ぽいのかどうかわからないけど、アルバムでは10曲目に入っているという撞着が面白いね。
しかし、長いタイトルだな。
頭脳警察というバンドに「指名手配された犯人は殺人許可証を持っていた」という長いタイトルの曲があるがかなわないな…。
でもネ、この曲、日本のロック史に残る短い曲で、ディミニッシュ・コードに合わせてタイトルを1回言うだけ。その間、15秒。
そんなやり方もあります。

200「今日、最初に出てくれたKANA-BOONとヤバTは大阪の三国ヶ丘にあるFUZZというライブハウスの出身で、その2つのバンドでこうしてZepp Tokyoという大きなステージに立つことができてとてもうれしいです!」
そんな感動的な挨拶をして大歓声に包まれたたくやさん。

150ガンガンいきます。
スカで「Tank-top of the world」。
関西弁でやっちゃうところがまたいいね。
もちろん、カレン・カーペンターズの2人も、Creamの3人もビックリしているだろう。(Creamが演奏した「Sitting on Top of the World」はWalter VinsonとLonnie Chatmonという人の作品)

240チョット落ち着いて「眠いオブザイヤー受賞」。160v「♪敷布団 on 俺 on 掛け布団」ね。
ホントこのバンドは言葉の使い方がおもしろい。
大丈夫ですよ~…歳を取って来ればヒツジなんて10匹も数えれば難なくコテンとイケます。
それで、すぐに目が覚めます。
そして、またすぐ眠くなります。
「眠いオブザイヤー」は簡単に獲得できます!

170ニュー・アルバムからドカンと「Universal Serial Bus」。
20年前なら何の意味かサッパリわからないであろう歌詞。
とてもいいアイデアだと思う。
そう!アレって裏表がわかりにくいよね。
絶対に会ってると思ってブスっとやると刺さらない。
向きがさかさまのヤツもあるじゃない?
ホント、1回じゃ刺さらない。

180ありぼぼちゃんの歌で「ベストジーニスト賞」。
ヘヴィで勇猛果敢なベース・プレイもさることながら、よく抜ける歌声とツボを得たトークが素晴らしいありぼぼちゃん。
たくやさんとのコンビネーションは絶妙だ。
さすが大阪や!

330vケーブルもこんなに長い!
今時ワイアレスを使わないなんて…スキ!

300「無線LANばり便利」、「I wanna go home」、「ウェイウェイ大学生」とファースト・アルバムからのナンバーが続く。
チョット拝見しましたが、「流行りのバンドのボーカルの男みんな声高い」なんて曲、バリスゴいね。
この歌詞!
若い人が見たらナンてことないんだろうけど、コレが今のロックなんだよね。
バリ勉強になるわ~!
ヤバTゼンゼン、ヤバくない。バリありがたいわ!

210vそして、この「I wanna go home」ってのはいい曲だよね~。

220vコレもおもしろかった…「L・O・V・Eタオル」!
「♪タオル~!」ってところでは吹き出しちゃったよ!235ところで、このセキュリティ態勢。
朝礼か?
開宴直前にゾロゾロと柔道部、空手部、レスリング部、アメフト部の方々がゾロゾロ入って来てプレスピットに並んだ時、写真部&新聞部としては正直ビビったわ。
「ああ、そういうヤツか!」って…。
あのネ、若い人たちィ、今でこそクラウド・サーフィンなんてやってるけど、私が若い頃は公演中イスから立ち上がっただけで警備のお兄ちゃんがスッ飛んで来て怒られたもんだったんですよ。

230ダラダラとカメラのファインダーを覗いていたらマジでケガするからネェ。
こっちも真剣ですよ。
もちろん「おケガなくっておめでたい」だったけどね。(Kさん、ありがとうございました!)
ところで、この靴。
脱げちゃうのはわかるけど、気がつくといつの間にかなくなってるんだよね。
コレ、本人がまた前の方へ送られて来て回収して帰るのかね?
1曲終わるごとに客席で靴を拾った人が「コレ誰の~?」ってやって、みんなで助け合ってんの。
そういえば以前、「下敷きを失くした」というお客さんがいて、みんなで探したライブがあったっけ。
ナンだってこんな所へ下敷きなんか持って来るのか。

250ツイン・ボーカルズが魅力的な「とりあえず噛む」。
あ、「ボーカル」という言葉、この単語と「キーボード」は常に複数形で使うのが正しい使い方です。(例外あり)

Tk さらに「サークルバンドに光を」とニュー・アルバムからナンバーを固める。

270「ネコ飼いたい」…マァ、よく盛り上がること!
ネコ飼ってください!

380ショウも終盤!
「スプラッピ・スプラッパ」で容赦なくたたみかけて来るよ~!

260たくみさんのガッツあふれるギター・プレイ!
DSLの音だ~!
やっぱりいいロックはMarhallが出すギター・サウンドが不可欠なのだ!

290v「ヤバみ」~!
この曲いいな~。
3人ともバリカッコいいわ!

Ybm2 本編を締めくくったのは「ハッピーウェディング前ソング」。
コレも楽しいね~。
とにかく最高にハッピーなフィーリングで本編の幕を降ろした。

320v

280

340アンコール、アンコール、アンコール…。
  
コレは人気が出るのは当然ですよ。
歌詞といい、曲といい、MCを含めたパフォーマンスといい、お客さんが喜びそうなこと、好きそうなこと、楽しめそうなことが全部入ってるもん。
とにかく、曲が魅力的だよね。
人を惹きつけるエキスをガッチリと吸収してる。

360アンコールの1曲目は「ドローン買ったのに」。
せっかくドローンを買ったのに法律が変わってしまって使えなくなっちゃうという悲劇。

370ギャハハハ!
肩幅の広い人の方が、狭い人より発言に説得力が増すって!
そんな曲が「肩 have a good day -2018 ver.-」。
私は子供の頃ズット水泳をやっていたので肩幅は広い方だが説得力はない。
収入もヤバい。
2_img_0011それじゃコレはどうだ!
肩幅メッチャ広かろう?
収入は16世紀初頭、イギリスではダントツでトップ!
誰かって?
ヘンリー八世じゃ!
ウチでは「八ッつあん」と呼ばれてる。
1533年にローマ教皇から破門されて、翌年勝手にオリジナルでイギリス国教会、すなわちプロテスタントを始めたんじゃ!
この肩幅だからな~…確かに説得力あるわ~。

40vアンコールの最後は「喜志駅周辺なんもない」。
近鉄長野線…乗ったことないな。
富田林なのね?
ホントだ…ストリート・ビューで見てみると、確かになんもありませんな~。
そんな情景がとてもよく表現されていますな…ホンマか?

2_img_0108アンコール3曲を演奏してフィニッシュ!

350でもコレだけじゃ終われない…ということで衣装を替えてステージに姿を現した!
着て来たTシャツが盟友KANA-BOONからのプレゼントだそうだ。

400もう1曲!
「♪シャシャシャ」と始まったのは「あつまれ!パーティーピーポー」。

410コレもいい曲なんだよね~。
サビの展開で感動してしまうよ。

Ppp もりもとさんの口笛もフィーチュア。
スゲェうまい!

415こんなシーンも!

420しかし、うれしいね。
世代を超えてこうしてMarshallが今のロックをサポートしているということが!
Marshallはヤバくないのでガンガンやっちゃってくだされ!
450イヤ~、おもしろかったな~。
アッという間に終わっちゃったよ!
また観たいな!…と思っていたら、東名阪でこのツアーの追加公演が決定しているそうだ。
ドレドレ…東京は3月14日のZepp Diver City。
やった、すぐじゃん!と思ったら出張で行かれね~!
残念!
また別の機会を楽しみにすることにしよう。

440ヤバいTシャツ屋さんの詳しい情報はコチラ⇒OFFICIAL WEB SITE

460(一部敬称略 2018年2月23日 Zepp Tokyoにて撮影)