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2017年1月31日 (火)

LOUDNESS 35th Anniversary Year Special Live “SAMSARA FLIGHT” <後編>

さて、コンサートも中盤に差し掛かる。

10_2高崎晃

70v

二井原実

160
山下昌良

150v_2
鈴木政行

S41a0366 ギターを持ち替えて演奏したのは1999年の『ENGINE』収録の「ASYLUM」。

20_3初めて耳にした曲だが、カッコいいナァ。
この時期のLOUDNESSも実にいいナァ。
「asylum」というのは「亡命者」という意味。
この言葉に関して、誰かからイヤな話を聞いたことがあった。
例えば政治的あるいは経済的な理由で国境を越えて来た者を白人は、白人に向かっては「aylum」と呼び、有色人種に向かっては「refugee(リフュジー)」と呼ぶ…とか。
「refugee」とは「難民」という意味だ。
30

昨日も書いたが、LOUDNESSはやっぱり曲のクォリティが問答無用で高いと思うね。
私が感じるその「高さ」とは、「日本人離れ」ということ。
例え日本語で歌ってもテイストとか空気は欧米のハードロック、あるいはヘヴィメタル・ミュージックのモノだ。

40v反対に今の若手のヘヴィメタルのバンドが奏でている音楽は丸っきり「邦楽」に聞こえる。
特に女の子のバンドは顕著だ。
最近の皆さんは、若くても楽器を扱う技術に関しては、昔に比べて圧倒的に優れているのだが、ごくわずかのバンドを除くと、やっぱりやっている音楽は欧米のそれとは全く違って聞こえる。
いいとか悪いとかいうことでは全くないんですよ。
ただ、やっぱりどこからか変わっちゃってるんだよね、この手のロックも。
一曲で普通の人の一生分ぐらいのピッキングをして、煙の出るようなものすごい速弾きのギター・ソロを聞かせてくれるのはいいのだが、前後の歌のメロディが「え、それで本当にいいの?」という感じ…私なんかにはそう聞こえちゃうのね。
元々ロックが持っているハズのナニかが欠落している気がしてならないんだよね。
大人の表現をすれば、「日本人は自分たちのヘヴィメタルを確立した」ということになるのだろうか?
そこへいくとLOUDNESSの曲の場合、歌詞を英語にして、同じ演奏技術を持つ外人に入れ替えて演奏させ、それを目をつぶって聞いたらどうだろう。
恐らく全員が日本のバンドの曲とは思うまい。
そこには「時代」とか「世代」の違いということ以外に、ロックへの関わり方の大きな差があるのだろう。

50このギターを提げた高崎さんを何度も撮らせて頂いたが、今日はいつになく蛍光が鮮やかだナァ。
暗がりで黄色いフチ取りだけのギターがブチかます轟音が素晴らしい。

6021世紀のLOUDNESS、最初のアルバム『SPIRITUAL CANOE~輪廻転生~』から「THE WINDS OF VICTORY」。
100
オリジナル・メンバーが結集し、ここでもテーマは「輪廻」だった。

60vこの曲なんて、さっき書いたことがモロに当てハマるでしょう?
歌詞は日本語だけど、日本のバンドのサウンドにはまったく聴こえない。
もちろん、それもこのリズム隊があってのこと。

80v日本が世界に誇る「ジャパニーズ・ヘヴィメタル・リズム・マシーン」だ。
(コレはジャズ・ドラムの巨匠、Elvin JonesのJazz Machineとアルト・サックス界のRitchie Blackmore、Phil WoodsのEuropean Rhythm Machineから拝借しました)

90いよいよコンサートも終盤に入る。

1102001年にリリースされたもう一枚のオリジナル・スタジオ・アルバム『PANDEMONIUM~降臨幻術~』から「THE PANDEMONIUM」。

120タイトル通りの大修羅場チューン!

130_2段々時代が近くなって来た!
やっぱりこの時代になるとLOUDNESSサウンドにも大きな変化が出てくるね。
2002年の『BIOSPHERE』から「HELLRIDER」。

1402004年の『TERROR~剥離~』から「THE CITY OF VAMPIRE」。
行きつけのラーメン屋で、スポーツ新聞を見ながら大好きなニラそばをすすっていると、芸能欄にLOUDNESSが出ていた。
それは「LOUDNESSがニュー・アルバムをリリースした」という紹介記事で、そこには「今度のアルバムはBlack Sabbathを標榜した」ぐらいのことが書いてあった。
その時、アルバムのサンプルを頂戴し、実際に聴いたけど、私にはゼンゼンLOUDNESSだった。(私はほんのチョットだけSabbathが苦手なんです)

180そして時代は一気に現在に!
2014年の『THE SUN WILL RISE AGAIN』からタイトル・チューンと「MORTALITY」を演奏して本編の幕を降ろした。
このアルバムについてはリリース時にMarshal Blogでも記事を編んでいるのでご覧になられていない方はゼヒご覧頂きたい。
コチラ⇒LOUDNESS~WORLD TOUR 2014 "THE SUN WILL RISE AGAIN″

200
そして、アンコール。
ここは定番の人気曲で固めて来たよ~!

190まずは「CRAZY DOCTOR」。
イントロだけで最高の盛り上がり!
昨日、今日とLOUDNESSの曲の良さについてチョコチョコと書かせて頂いているが、2009年ぐらいにフランクフルトのMarshallのパーティでPaul Gilbertと一緒になったことがあった。
どこかに書いた記憶があるが、彼はもうとんでもないロック好きで、ズ~っと音楽を話をしている…といっても共通の話題は音楽かMarshallしかないんだけど…。
で、高崎さんの話題になると、ギター・プレイの素晴らしさに触れた後、「LOUDNESSの曲はメロディアスですごく好きだ」って。
自分が作った曲でもないのにこういうのはスゴクうれしいよね。

210v
締めくくりは「S.D.I.」!

240

80年代から90、2000年代、そして現在までの偉業を俯瞰し、また、80年代の原点に帰っていった今日のLOUDNESS。
まるで一編の映画のような展開だった。
長年追いかけているファンにはたまらなかろうて!

230_2エンディングをガツンと決める高崎さん。

250_2裏はこうなってるんだぜ。

S41a0004

この後、LOUDNESSは東京で二度コンサートを開く。
ひとつはガン撲滅チャリティ・コンサートの『Rock Beats Cancer』。
そして、もうひとつはファンのリクエスト曲で構成されたベスト・ヒットLOUDNESS。
そのコンサートをもって『THUNDER IN THE EAST』の完全再現から、35年のLOUDNESSの歴史を〆ることになったワケだ。
一年を費やして作り上げた35周年記念事業の企画自体もアッパレだったと思う。
さすがLOUDNESS!

LOUDNESSの詳しい情報はコチラ⇒LOUDNESS Official Website

26035周年イヤーであった2016年には数々のアイテムがリリースされた。
最後に発売した音源アイテムがコレ。
『LOUDNESS BUDDHA ROCK』。
『GHTTO MACHINE』、『DRAGON』、『ENGINE』の3枚のアルバムのリマスター音源にビデオクリップを収録したDVDが組み合わさった4枚組。
ジャケットもカッコいい!

Br そして、もはやおなじみ『SAMSARA FLIGHT』が2種。

30cd_2

スッカリ気に入っちゃってかなり聴いています。

40cd_2
そして、高崎さんのギター・コレクション写真集。

270v_2そして、ギター・カラオケ本。
スコアとマイナスワンCDですな。
もう一回言わせてもらうならば…表紙の写真は私が撮らせて頂きました!
  
2017年のLOUDNESSも楽しみだ!

280v(一部敬称略 2016年11月28日 Zepp Diver Cityにて撮影)