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2016年6月 7日 (火)

三文役者 in クロコダイル

トラディショナルな「日本のロック」サウンドを奏で続ける三文役者。
渋谷屋根裏のメモリアル・イベントに出演するなど、パワフルに悪あがき爆走中だ。

10花之木哲

20vちぇり~(大竹亨)

30v石井正夫

40vさとっちょ

50vもちろんオープニングは「三文役者」。
会場は一気に70年代の空気で満たされる。

60定番の曲順で「あやつり人形」が続く。 

80
大竹さんのソロがいい。
Hawkwind好きな人から出て来るフレーズとは思えない。
大竹さんはFaustとか変なのをよく聴いていたナァ。

70v「Dream Crush」を続けて三文役者のハードな面をフィーチュアする。
100v

ここで重苦しいバラードの「魂」。
哲さんはこの曲を歌うとヘロヘロになってしまうという。体力的な問題ではない。「魂」で歌うからだ。

90vコンテンポラリーなレパートリーで「Oh Oh Yeah」。

95第一部ではこの「Oh Oh Yeah」だけが新し目のナンバーとなった。
歴史のあるバンドだけが成せるセットリストだ。

120v真剣にギターをかき鳴らす哲さん!

130そして名曲「コルト'65」。

140響き渡るNATALサウンド!
きょうもさとっちょのドラミングが三文役者を激しくドライブさせる。

150v最後は「Red Sugar」で第一部の幕を閉じた。

160第二部にはコンテンポラリーなナンバーを中心に構成。
あ、何がコンテンポラリーかっていうのは、私が20歳まで三文役者に関わっていた時分までのナンバーが「クラシック」で、それ以降の活動で演奏している曲が「コンテンポラリー」なのね。
だから、一般的な定義では全くありませ~ん。
一曲目はコーラスが印象的な「Hold on my Way」。

170リズムの変化がカッコいい「To-Night」。
260v

そして、「メモアール」。

200v

この曲は元は「風」という名前だった。1980年に10インチ・シングル「怒雨降り」のカップリング曲としてリリースされた。
当時、10インチ(25cm)シングルという体裁がとても珍しくてビックリしたのを覚えている。このあとサンハウスも10インチ・シングルを出したのかな?チョット覚えていないな。
この曲はキーがDmなんだけど、オリジナルのバージョンでは、片山さんがBbのトライアドを引っ掛けて入ってくる。そこが高校生の私にとって、ものすごく新鮮だった。
レゲエ調というのも当時はまだ珍しかった。
何よりも曲がいい。
歌詞と曲が実にうまく絡み合っている「哲ミュージック」のひとつの完成形ではなかろうか?
このように三文役者は非常によい曲が揃ってるのだ。

1_img_2182_2 「Like a Rolling Stone」…

250v「Hello Dear Friend」とコンテンポラリー・ナンバー。

190v

ロッカ・バラードの名曲「聖羅」。
こういう曲って絶滅したよね。
若い人達がこの曲を聴いたら何て言うだろう。

270vそして、「My Blues」。
1991年、『Live On』収録の一曲。

290そして、「怒雨降り」。こうしたやや泥臭い軽快なロックンロールも三文役者の魅力のひとつ。
こういう曲もメッキリ巷間では聴かれなくなったナァ。

310ハーモニクスもスラップも無縁な正夫さん。しかしステディに低音を刻むことこそが正夫さんの仕事だ。
昔は正夫さんも1992SUPER BASSを愛用していたんよ。

280v
コーラスでも大活躍のさとっちょ。
パワフルなドラミングはステージの終盤になってもまったく変わらない。

300v
第二部は、哲さんが暴れまわる「回転木馬」で終了させた。320そしてアンコール。
正夫さんの誕生日がちかいことで「♪ハッピーバースデイ」…。

230
頭脳警察、友川かずきを支えた名ベーシスト。
しっかし、正夫さんって35年ぐらい前とゼンゼン変わらない!
昔はね、パタパタパタパタと走る黄色いビートルがトレード・マークだったんよ。
ご一緒させて頂いていた時は「音が大きい!」と怒られたこともあたし、「ウッシーは食い物の好き嫌いがある割には性格がいいな~」なんて注意されているんだか、ホメられているんだかわかないようなこともいわれたっけ。思い出は尽きないな~。
もう過ぎてしまったけど…正夫さん、お誕生日おめでとうございます!

240v

アンコールには「Home Again」と…

330v

「Love Game」が選ばれた。

1_s41a0306 三文役者の詳しい情報はコチラ⇒三文役者 Official Site

340<特報!>かつてMarshall Blogでレポートした『伝説のロッカーたちの祭典』がDVD化された!
発売は7月20日。
もちろん三文役者も登場する!
レポートはコチラ ↓   ↓   ↓
伝説のロッカーたちの祭典 <第1部>~めんたんぴん&THE 卍

伝説のロッカーたちの祭典 <第2部>~頭脳警察&三文役者

伝説のロッカーたちの祭典 <第3部>~外道&合同


<オマケ>
正夫さんが使っていたベース・アンプ。
3540というヘッドと1520というキャビネット。

350v3540は「Integrated Bass System」と名付けられた400Wヘッド。

3604 x12"キャビ2台tの組み合わせということもあろうが、クリアで芯の太い音が実に素晴らしい。

3701965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。

M_natal_square

★NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)
★NATAL製品は全国有名楽器店にてお求めください。
★NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト


(一部敬称略 2016年4月20日 原宿CROCODILEにて撮影)