【ASTORIA試奏レポート】 Seiji and Yuki PLAY ASTORIA CUSTOM
D_Driveの【ASTORIA試奏レポート】はCUSTOMに移る。
赤いCUSTOMはシッカリ歪みの熱血野郎!
今日ASTORIA CUSTOMを試して頂くのは…
Shimataroと…
昨日に引き続いて、Seiji~!
そして、Yuki~!
「歪む」ったってどんな感じか?
まずは、小手調べ。
何せCLASSICがあんなにシッカリしたクリーンだったからね。
「ムムッ?」
「コレはかなりイケるんとちゃうか…?」…と歪みを深く調整する。
もう入り込んじゃって辺りがまったく目に入っていないSeijiさん。
ま、この音はロック・ギターをやっている人なら当然溺れてしまうだろうね。
GZ34がもたらす独特のコンプレッション感が何しろ気持ちいいんだ~。
かなり歪みを深くしたが、ヌケの良さが悪くなるなどということはまったくない。
一音一音がキリリと締まっている。
おなじみのD_Driveメロディがバンバン飛び出してくる。
さすがにステージで30Wは厳しいだろうが、豊かな音色はD_Driveの音楽をよりゴージャスにするに違いない。
やはり弾き慣れているD_DriveナンバーでいつものTSLとの違いを確認。
Yukiちゃんも相当真剣だぞ…全然、ニコニコしなくなっちゃった!
弾くわ、弾くわ、シュレッディングの鬼!
Yukiちゃんのサウンドを耳にしてそのセッティングを確認するSeijiさん。
確かにスゴイ音だった!
BLIGHTNESSやBODY等の機能もひとつひとつジックリとチェックしてくれた。
ハイハイ、そこまで!
ズッと弾いていたい気持ちはわかるけど、ここら辺でASTORIA CUSTOMについておふたりに語っていただきましょう!
Marshall(すなわち私。以下、「M」):イヤ~、ようけ弾きよりましたな~!
Seiji(以下「S」):CLASSICの後で、キャラクターがゼンゼン違うので驚きました。D_Driveで使うならCUSTOMが一番合うと思います。
Yuki(以下「Y」):そうですね、色んな曲がありますが、D_Driveやったら、やっぱりCUSTOMがシックリくるでしょうね。
M:歪みの具合はいかがですか?お気に召しました?
S:最高です。メッチャいいです!
M:どういう風にいいんでしょう?普段使っているDSLと比べるといかがでしょう?
S:やっぱり違うタイプの歪みですよね。とにかくASTORIAはコシがスゴイ!
すごく歪んでいるんですけど、ジャーンと弾いた時に各弦の音がひとつひとつ独立しているんですね。
そして、その後のロング・サスティンがタマらない!
M:サスティンは見事ですよね。
S:ハイ!ひどいアンプになるとトライアドを弾いているのにパワーコードにしか聞こえないなんていうのもホンマあるんですわ。
M:あるある!
S:で、音を重ねていった時、歪んだままだと何を弾いているかわからなくなってしまうので、歪みを浅くしてやる。
するとどうしてもサスティンが稼げなくなってしまう。
ところが、ASTORIAは歪ませたままでも音が分離しているように聞こえるんです。それでいてサスティンも十分。
Y:私にはハイがすごく出るように聞こえたんです。
S&M:ハイ?
Y:はい。
M:音が固いということ?
Y:「固い」ということは一切ないんですが。高音がすごく利いていて、音がとても抜けるイメージですね。すっごいパワーやな…ってビックリしました。
M:30Wのワリにはということ?
Y:イエ、そういう意味ではなくて、ゲインやボリュームをそんなに上げていなくても、すごい力があるんですよ。ホントに?!みたいな。
M:音圧ってこと?
Y:そうです!大きさではなくて力。とにかくハイが抜けてて、パワーがメッチャあるという印象。
M:世の中にはただ歪んでいるだけで、ガシャガシャとなっちゃうアンプもありますよね。
そういう類の機材は弾き手のテクニックも音楽性も殺してしまうワケで、だからこそ、皆さんは音の良し悪し以外にもシビアな目で機材選びをされていますでしょ?
そういう目で見るとASTORIAはいかがです?
アノ、話伝わってますか?
Y:フフフ。
S:もちろん、もちろん!伝わってます。
M:ごめんなさい説明が下手なもんですから…。
S:よう言いますわ!
どう言ったらいいでしょうか、さっきも言いましたがとにかく分離がハッキリしていると思うんです。
歪んでるんやけど…。
Y:歪んでるんですけど、自分が出したいニュアンスが正確に出せるんです。
S:そうそう、そやねん。
例えて言うと、弦一本一本にそれぞれ専用のピックアップが付いていて、それを最終的にASTORIA CUSTOMでまとめて音を出してくれているみたいなイメージですわ。まったく埋もれるところがないんです。
Y:フンフンフンフンフン。
で、ギターのボリュームを絞ってクリーンにしても、やっぱりきれいにニュアンスを出してくれます。音も太い。
M:BOOSTはいかがでした?
S:イヤ、こ~れ~は使えますよ!普通ブースターで音を補う時はエフェクターを使いますが、コレがついていればエフェクターは要りませんね。
M:付属のフットスイッチでオン/オフできますからね。
Y:確かに…ゼンゼン必要だとは思いませんでした。
S:とても頼りになりますよ。「アニキ」って感じ。
M:Brightnessはどうでした?Yukiちゃんは元々ハイがよく出ているって言ってたけど…。
Y:私は必要には感じませんでした。
M:Marshallはブライト・スイッチが付いているモデルってほとんどないんですよ。高域を強調する用途としてプレゼンスはおなじみですけどね。
昔はよくついているアンプを見かけましたけど、実際に使っているっていう話を聞いたことがない…。
S:コンボなんかだと、箱鳴りしすぎて、モコっとしちゃうことがあるますよね。鼻をつまんだような…。そういう状態を解消したい時なんか役立つと思いますよ。
M:BODYはどうです?
S:単純にいうと中~低域が持ち上がる作用があるんですが、すごくコクがあるというか、まろやかに太くなる感じですね。
まるでビンテージもののワインみたいな?
M:そういえば、コクのあるワインなんかは英語で「Full-bodied」って表現するんですよ!
S&Y:おお~!
M:Marshallもビンテージ・サウンドを形容する時によく使う言葉なんです。
Yukiちゃんはどう?
Y:ん~、例えて言えば、頼りになる優しい男性が出て来る感じですかね?
S&M:おお~!ボディだけにマッチョ?!
Y:ガリマッチョ。このツマミを引っ張り上げると「大丈夫だよ」って言ってくれる。
S:じゃ、常に入れておく?
M:こういうスイッチを入れっぱなしにしておくタイプ?
Y:イエ、多分入れっぱなしにはしません!
S&M:ズルッ!(全員大爆笑。言ってる本人まで大爆笑)
S:そうそう、それとセンド&リターンもついているからループ派には便利ですよね。
M:さて、色はどうでしょう?
普通、「スカーレット・オハラ」とか、「バーガンディなんとか」とか、「なんとかクリムゾン」とか、「なんとかバーミリオン」とかカッコつけた名前を付けるじゃない?
ナァ~二ィ~、やっちっまったな~…みたいな。Marshallは黙ってレッド、グリーン、ブルーですよ…!
S&Y:(大爆笑)わかりやすい~!
Y:この赤ってすごく渋くて落ち着いていますよね~。真ん中のクリームのところがまたすごくマッチしているんですよ!
女の子が部屋に飾ってもおかしくない。一気に部屋が可愛くなる!
S&M:そ~お~?
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【ASTORIA試奏レポート】 DUAL編につづく
(一部敬称略)