【ASTORIA試奏レポート】 Seiji & Yuki PLAY ASTORIA DUAL
さぁて、D_Driveの【ASTORIA試奏レポート】の最終回はASTORIA DUAL。
ブルーでクールな2チャンネル。
最後も親分からASTORIA DUALにトライ。
これだけ弾いてもゼンゼン飽きる気配なし!
CLASSICやCUSTOMに比べて機能が豊富なDUAL。
その分、チェックも念入りだ。
まずはクリーン・チャンネルから…。
アレレ、すぐにODのチャンネルに移るかと思っていたらクリーンに夢中のようす。
この謎は後半を読んでいただければわか~る。
お気に入りのサウンドを得て、あまりにも楽しそうに弾くSeijiさんを目の当たりにして様子を覗き込みに来たYukiちゃん。
Seijiさんの表情を見ればDUALの説明はもう要らないかもしれない…。
この表情は、「千とせ」の肉吸いと「明治軒」のオムライス&串カツを同時に食べた時の顔や!
選手交代。
Yukiちゃんもゼンゼン飽きてなさそう。
まだ25種類ぐらいはイケそうだ?!
当然、クリーンとODを行ったり来たりであらゆる可能性を探っていく。
いかなるシチュエーションでもYukiちゃんの速さに付いていくのがASTORIA。
想像を絶する幅広いダイナミックレンジがYukiちゃんのクリエイティビティを刺激する。
ここでも積極的にD_Driveチューンを試していく。
DUALのコンテンポラリーなキャラクターは一層D_Driveの音楽にマッチしていた。
DUALもタ~ップリ弾いていただきました!…ということで最後の感想戦。
Seijiさんの意外な反応で盛り上がっちゃった!
Marshall(すなわち私、以下「M」):それじゃ、最後にDUALいってみましょう。Seijiさん、なんかDUALが一番お気に召していたような…。
Seiji(以下「S」):イヤ~、ヨカッタですわ~。ムッチャクチャ気持ちエエですわ~、ホンマ。
CLASSIC、CUSTOMとどれもキャラが違いますね~。
Yuki(以下「Y」):三つとも全部違う。
M:クリーンはCLASSIC、歪みはCUSTOMって合体させればよかったのに…と思いませんでしたか?ま、できないんですけど。
S:イヤ~、そういうのがあってももちろんいいんですけど、コレはコレでコレの良さがバツグンに出ているんですよ!
あのね、コレ、ヤバいですよ…この音!
Y:ど、どんな感じなんですか、「ヤバい」って?(←Seijiさんのあまりの感激ぶりに驚いてYukiちゃんが質問してる!)
M:クックックッ!(それを聞いて思わず、笑)
S:JMDの時かな?昔、シゲさんに色んなモデを試奏させて頂いたことがありましたでしょ?
あの時に弾いた1987のコンボが音のコシといい、弾き心地といい、ものすごくよかったんです。
M:2187ね。
S:そうそう。このDUALはアレにすごく似ているんですよ。
M:全面フレット・クロスのヤツ。
S:アレがまたカッコいいんですよ!DUALはその2187をボクの中でよみがえらせてくれましたよ。
とにかくメチャクチャ気持ちヨカッタ!
M:アレは2x12”ですけどね。
S:DUALを2x12”にしたらソックリになるんとちゃうかな?
M:おもしろいご意見ですね。Yukiちゃんもやっぱりキャラの違いが大い思いましたか?
Y:ハイ。私もコレが好きやったんですよ。
M:どういうところが?
Y:2チャンネルというのもあるんですが、出せる音の幅が一番広いんですね。
S:そうそう!
M:かなり念入りにチェックされていましたもんね!
Y:はい。セッティングによってすごく色々なキャラに変わるんです。そういう意味では、もっと作り込んでいけばたくさんの曲にシックリとマッチして、バッチリ使えると思ったんです。
S:ODチャンネルでGAINを上げずに歪みを浅く設定してやった時の音が何ともいいんですわ。
ボクも好きでたくさんのアンプを試しますけど、ギターのピックアップの音の違いをこれほど明確に表現してくれるアンプは他に知りませんね。
フロントとリアなんていうのはどのアンプでも違いがわかりますが、ミックスしたタップとか、普通のアンプではこれほどガラッと音を変えてはくれませんよ!
M:確かにすんごい音が変わっていましたね。あたかもギターを持ち替えたかのような…。
S:それだけ繊細なアンプなんですよ。コレはなかなかマネできないんと違いますか?
どんなことがあってもエフェクターでは絶対に作れない音です。
Y:なんか「心地いい」ていう感じの音が出ますよね。音のバラエティがスゴイ。
S:決して「器用」ということではないと思うんですけど、サウンドを違いをハッキリとひとつひとつ示すことができる。
それでいて、どのサウンドにもパンチがあるんですね。
Y:EQの利きもハッキリしています。
S:(Yukiちゃんに向かって)CLASSICの時はYukiちゃんが「マイルド」って言うてたやんか。ボクもなるほどマイルドやな…と思った。
同じようにしてひとことで言い表すならば、このDUALは「パンチ」やね。しかも世界チャンピオン級のものすごい瞬発力のあるパンチや!パーン、パーンってな…2tぐらいやな。
チョーキング一発でやられる破壊力がある。
Y:コレもギターがウマければウマいほどおもしろさがわかるのではないでしょうか?
M:それといいギターね。
S&Y:そうそう!
S:今、思ったんですけど、レコーディングの時に頭に思い浮かべている理想の「クリーン」の音っていうのがあるんです。
M:理想のクリーン?どんなんだろ?
S:ズバリこのアンプの音なんです。もうすっかり出来上がっちゃってる。ボクが思っているクリーンの音ってDUALのクリーンなんですわ。
M:Seijiさん的には、すなわち2187の音?
S:そうです。
Y:私には結構あたたかみを感じました。
S:ボクはちょっと違うんだな。もっとパキッという感じ。イヤ、カリッかな?イヤイヤ、キラキラですわッ!
Y:キラキラ……?
M:「固い」というのとはまた違うんでしょ?
S:ゼンゼン固くないです。この説明の難しさね!実際に弾いてみたらわかると思うし、一発でヤラれてしまいますよ。
M:そんなに気に入った?
S:はい。こんな音、Marshall以外、他で絶対に出せませんよ。ゼ~ッタイ!
あのね、楽器のクォリティを教えてくれるアンプです。
Y:ホンマ。
M:ところでおふたりにうかがいますが、回路と色の組み合わせを自由に選ばせてあげるといわれたらどうしますか?
S:DUALで…やっぱブルーですわ。そのままになりますね。
Y:私はCUSTOMで~…アレ~?…やっぱり赤を選びますね!
青も赤も好な色なんですけど、やっぱりCUSTOMにシックリくるのは赤ですね~。
M:我ながら、やっぱりMarshallってスゴイですね。
S:イメージさせてるんですね~。
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最後にYukiちゃんから…。
「ASTORIAは何と今日発売となるそうです!
このモデルは量産ができない手作りの商品だそうです。入荷の数量が少ないので、すぐに売り切れてしまう可能性もあるようにもお聞きしましています。
楽器屋さんで見つけたら是非試奏してみてくださいね!
私のお気に入りはCUSTOMですけど、CLASSICもDUALも最高です!」
ASTORIAの詳しい商品情報はコチラ⇒いよいよASTORIAが出るよ!
Seijiさん、Yukiちゃん、わざわざこの試奏会のために一日早く上京して頂き、かつ、お疲れのところ長時間にわたって仔細にASTORIAをお試し頂きまして誠にありがとうございました。
この場をお借りしまして厚く御礼申し上げます。
Shige
(一部敬称略)