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2016年2月 8日 (月)

日本武道館のグッドモーニングアメリカ

私にとっての生まれて初めての武道館って何だろう…。
「忘れもしない…アレはいつの頃だっけな~。何や!忘れとるやないけっ!」という枕詞を挟まないと始まらない。
それは、ケロヨンだった。木馬座ね。
観音様の横の「木馬館」じゃないよ。
1966年、影絵作家の藤城清治が主宰していた人形劇団。
そのメイン・キャラクターがケロヨン。スゴイ人気だったんだよ。
1966年の12月から4年間にわたり11回も日本武道館で「ケロヨン・ショウ」ってのが開催された。
4歳の私は母に連れられてそれを観に行ったワケだ。
自身も映画が好きな母は、私が幼少の頃「ゴジラ」、「ガメラ」、「ガッパ」、「ギララ」、「恐竜グワンジ」等の怪獣映画から木馬座のような舞台まで決して面倒臭がらずに見せに連れて行ってくれた。
そういう幼児体験が今の自分につながっているのかも知れない。
映画狂いだった父がいなくなった今では、時々母と古い映画の話をしては楽しんでいる。ウチの母も私に似て(反対か?)、実に好き嫌いがハッキリしている。そんなだから好きな映画に関しては微に入り細に穿ち、オッソロしくよく覚えているんだ。
さて、そのケロヨン、当時ビートルズですら武道館の使用を大反対され、社会現象にまで発展したというのにもかかわらず、神聖な武道場に円形舞台を造り、そのまわりで本物のスポーツカーを10台も走らせて大反響をよんだ。
最後の公演では、福祉施設等に配られた招待券でお客さんが殺到して約3万人が武道館を取り巻き、機動隊まで出動したという。
東京でのひと夏の公演動員数が10万人から20万人だったそうだ。
ケロヨンってデカい目玉をウインクさせるんだけど(カエルだから)、その時中に入っている人がケロヨンのしっぽを引っ張るんだよね。それを見破った時はうれしかった。
失礼、まさかケロヨンでこんなに脱線してしまうとは思わなかった。
ちなみに初めての武道館で観たロック・コンサートはケロヨンから10年、1976年のRitchie Blackmore's Rainbowだった。もちろん母と一緒じゃないよ。
そして、Aerosmith、Kissと続いた。

そして、今日は初めて武道館のステージに上がったグッドモーニングアメリカのお話。

10「武道館決定!」のニュースを知った時には私もとてもうれしかった。
そして、「まだずいぶん先だな」と思っていたけど、アッという間にこの日が来ちゃったよ!

20開演前に武道館を取り巻く人・人・人!

30長い長い物販の行列だ。
50

40エントランス付近には数えきれないほどの祝花。

60オ~、星条旗柄!

70vこんなのも!

80さて、栄光の舞台に目をやると…

90上手から幸一ちゃんのMarshall。
JVM210Hと1959、そして1960A。

100足元のようす。

S41a2665 下手はたなちゃんのEDEN。
WT-800ヘッドとD410XSTキビネットのフルスタックが2セット。

110vそして中央にはペギちゃんのNATAL!

120ペダルやスタンド等のハードウェアもすべてNATALだ。

130うれしいな~。
NATALの武道館デビューではないんだけど、メインは初めて。このカットが撮りたかったのよ!

140キットはブビンガの10"、12"、16"、22"にアッシュの8"と10"を追加。14"×5.5"のアルミ・スネアも使用された。

150客電が落ちて大歓声があがる。
Rainbowのコンサートから約40年、この瞬間の感動は変わりない。
武道館だけが持つ独特の緊張感と雰囲気がもたらすマジックだ。

170ステージ両脇に設置された大スクリーンにイメージ画像が現れる
次はきっとたなちゃんの登場シーンになるだろう。
さぁ、今日は一体どこから登場するのかッ?

Img_0076 …と、鬼太郎やド根性ガエルのひろしの、イヤ、ドラゴン・ボールの野沢雅子さんのナレーションが流れる。
そして、アリーナ後方から歓声が聞こえてきたかと思うと…

180新体操の姿で現れた!

190そしてステージに上がって何をするのかと思ったら…。

200バク転!

210クルリッ!

S41a2726 キマッタ~!金メダル獲得!
しかし、いくらマットが敷いてあるといっても本場前よ!もし突き指でもしたらどうすんの?!…なんてことを心配させない気合を入れてしまうのが武道館なのよ。

220v「グッドモーニングアメリカはじめます!」

230v記念すべき武道館の1曲目は何を演ろうか?…と熟考したのではなかろうか?
「拝啓、ツラツストラ」を持ってきた。

240金廣真吾

250v渡邊 幸一

260vたなしん

280vペギ

290v「キャッチアンドリリース」、「光となって」…と立て続けにプレイ。

300『挑戦』と題されたコンサート通り、グドモの4人にとっては大きな挑戦だったのだろう。

310しかし、ステージの4人が驚くぐらいいつもグドモだった。

S41a2814 むしろ、タイトルが「平常心」でもいいぐらいの落ち着いた演奏。
「挑戦」とシャカリキになることはなく、4人をここまで連れてきた数々の曲とお客さんに丁寧に語り掛けているかのような演奏のように私には見えた。
もちろんお客さんのタイトルは「大興奮」なのだが。

330「コピペ」、「言葉にならない」、「突破していこう」、「inトーキョーシティ」、「ウォールペーパーミュージックじゃ踊りたくないぜ」と続く。

340v新旧取り混ぜたオールタイム・ベストの選曲だ。

350vMCを挟んだ後、次々と曲が続く。
「コールアップ」、「ミサイルをぶちかましてぇな」。昨日ホントにぶちかました人がいましたな。
大合唱の「空ばかり見ていた」。

360VTRコーナーに続いて演奏したのは「そして今宵は語り合おう」。

405

ジックリとうたう金ちゃん…

380おーっと!客席は携帯電話によるキャンドルライト!
これはサプライズ。
メンバーもウルルと来てしまったよ!

406

この後、大仁田厚が登場してみんなで「ファイヤー!」。
あら、たなちゃんの胸が真っ赤なのは何でかな?

400v

「アブラカタブラ」、「だけど不安です」、「友よ」と続く。夜明けは近い!

390そうそう、私はビックリしてしまったんです。何が?ってITにさ。
グドモがこの日に向けて企画した「みんなで作ろうグドモ武道館」という企画。
ファンのみんなが送ってくれた写真をモザイクにして、このスクリーンに写っている一枚の写真に組み上げた。
コレは、ま、みんなやってるから驚かない。
そうではなくて、ここでたなちゃんがクジである番号を引いた。

435
クジで選ばれた番号がいくつだったかは忘れちゃったけど、瞬時にしてこのモザイク画の中にあるその人の写真がクローズアップされるのよ!
コレ、すごくない?感動してしまったよ!

436
ここでスペクタキュラー!PVと同じく、おすもうさんが舞台に現れてみんなでダンス。

410曲は「ディスポップサバイバー」だ。

430「ファイティング・ポーズ」、「餞の詩」…。
410v

そしていよいよクライマックス。最終コーナーに入る。

450

「輝く方へ」、「ハローハローハロー」

440

そして、本編を締めくくったのは「イチ、ニッ、サンでジャンプ」。
この曲を最後に持ってきたのは実に感動的だったな。明るく楽しかったグドモの大ステージにピッタリだった。

460v本編全21曲。
バラエティに富んだ構成でファンのみんなを十分に楽しませてくれた。

470そして、アンコール。

480リクエストによる「アカクモエテイル」…

490v「STAY WITH ME」…

500そして「未来へのスパイラル」…

510こうしてすべての初の日本武道館でのすべてプログラムを終了した。

Img_0438_2 今週から全国9か所をめぐるワンマンツアーに出るグッドモーニングアメリカ。
進撃は誰にも止められない。

グッドモーニングアメリカの詳しい情報はコチラ⇒Official Site

5201965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。

M_natal_square

★NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)
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(一部敬称略 2015年11月27日 日本武道館にて撮影)