東京ネイルキャッツ at 東京キネマ倶楽部
昨年結成10周年の記念イベントをココ、「東京キネマ倶楽部」で開催した「東京ネイルキャッツ」。そして、今回はワンマンで再登場。
その様子を「東京マーシャル・ブログ」がお送りする。
あ、ウチは「東京」付かないんだ…さびしいな。
ご存知の通り、来る3月6日にイギリスからMarshall社の社長も加わって「Marshall GALA」という英Marshall主催のイベントを開催する。
このイベントは、この東京キネマ倶楽部がMarshall公認のライブハウスとなったことを記念するもの。
東京キネマ倶楽部は下の写真のように、ご希望があればMarshallの壁を仕立てることができるというワケ。
もちろんMarshall、NATAL、EDENといったファミリー商品も豊富に取り揃えている。
最近はPAステムの進化やロックの草食化により、へヴィデューティなステージ設備を見なくなってしまったけど、やっぱり「Marshallの壁」は重要なロックの象徴のひとつだからして、この魅力を絶やすワケにはいかんのよ。
問答無用でカッコいいもんね~。
Marshall GALAのチケットはおかげさまでソールド・アウトになってしまったが、当日券が出る可能性もあるので、ご興味のある方は、今後も「東京マーシャル・ブログ」…イヤ、Marshall Blogのチェックをお願いします。
Marshall GALAの詳しい情報はコチラ⇒【特報!!】 Marshall GALA
オープニングは「Now or Never」。
ストレートなドライビング・チューン。カッコいい曲だ!
徳さんとは長い付き合いであることは前回も書いた。
根っからの1959ファン。1950HWを大事に大事に使ってくれている。
NATALメイプルの24"ツーバス・キット。
フィニッシュはシルバー・スパークルだ。
ドラムの向かって右にセットしてあるMarshallのコンボを使用。
モデルはJVM205Cだ。
続けて「No Message」。
2006年のファースト・アルバムから「灰になって」。
この曲は2010年の『Scramble Generation』という共作アルバムからのチョイス。
ネイルキャッツは同名のイベントを主宰しているのだそうだ。
この身体にこのキット、さぞかし轟音のドラミングかと思いきや、アンサンブルとノリ重視の端正なプレイを見せてくれる袴田さん。
シンプルかつソリッドにギターを鳴らすのが徳さんのスタイル。
1959とテリーを組み合わせているのは音へのこだわりの証明だ。
これも2010年にリリースされたアルバム『Breath』から「ソウマトウ」。
ジックリと歌い込むアツシさん。
同アルバムから「Ring Dranker」も続けてプレイ。
ここで最初のゲストが登場。
SOUL-D!のyou!
アツシさんとふたりでパワフルに「LOVE SONG」という曲を熱唱した。
この日のためにスーツを新調したというアツシさん。
「ステージ衣装にしか見えない」オーダーメイド。それでいいのだ。
だってステージで着る衣装なんだから!
私はキチっとステージ衣装をキメ込むバンドが好き。芸人とはそういうものだから。
「夢も希望もない」ではまたギターを手にする。
続けて「恋のパスポート」。いいタイトルだ。
何かアツシさんってマイク・スタンドを握って熱唱している姿のイメージ…下の写真みたいなヤツね…がやたら強いんだけど、こうして見ると、ずいぶんギターを弾いているんだよね。
安心してください、アンプはMarshallですよ。
本職のギターの人はもうとにかくギターを弾くのが楽しくて仕方がない感じだ。
見ている方も楽しくなっちゃう。
また、背後がこんな光景ならなおさらだよ。
コレばっかりはギタリストじゃないとわかならい!そして、いくら積んでもMarshallでなくては意味が全くない!
麒麟の上村雅史
「螺旋」をスタイリッシュにキメてくれた。
麒麟、いいんだよね。
我々が高校ぐらいの時は、バンド・コンテストがあると必ず一組は麒麟のような雰囲気のバンドがいたものだが、最近この手のバンドをスッカリ見かけなくなってしまった。
麒麟にはゼヒ頑張ってもらいたい。
「困った人がいたら忘れないであげてください…」とうたったのは「忘れない」。
2012年にメジャー・レーベルからリリースしたマキシ・シングル。
「ビューティフル・ウェンズデイ」。
「Lazy Sunday Afternoon」、「Saturday Night」、「Blue Monday」、「Ruby Tuesday」、等々の曜日をテーマにした曲が数あれど、「水曜日」が題材の曲はかなり珍しいんじゃない?
「水曜日」はつづりもムズカシイし。でも、いい曲だ!
「お前らノラないとずっとこの赤いまんまだぞ!」
途中、真っ赤な状態での長いアオリも見物だった。
赤い照明は撮りづらいぞ!
ちあきちゃん、お誕生日おめでとう!
アルバムのタイトルにもなっている「Breath」では熱狂のタオル回し。
着実にバンドをドライブさせる低音もこのバンドの聴きどころのひとつ。
しかし、EDENってのはよ~音が抜けますな~。
「みんなに新しい日が来ることを願っています」…本編の最後は「Brand New Day」で〆た。
そして、アンコールでも汗が飛び散る全力投球!
ここで初めてジャケットを脱いだ。
「リバーサイド」。
この「リバー」は天竜川だとか…。
天竜川は諏訪湖を源流とし、伊那、飯田を抜けて太平洋に注ぎ込む大河川だ。
アツシさんは飯田のご出身。
それで意気投合した。
私も昔の仕事で飯田へは何回行ったかわからない。あの地方を「下伊那」と言うが、最深部で南信濃村というところまで営業で出かけて行っていた。
「平安堂」という本のチェーン店があるでしょ?あのお店の本拠地は飯田だ。
「東京亭」というそばやがあって、そこの釜めしとざるそばのセットを食べるのが楽しみだった。
…って、全然関係ないじゃねーか!
せっかくのアンコールの雰囲気をブチ壊してしまった!ま、コレもアツシさんの故郷に関する話題ということでお許しいただこう。
とにかくこの曲でのアツシさんの絶叫はマジでスゴイ。
最後までフルスロットルの大車輪!
徳さんだけでなく、メンバー全員が演奏することが楽しくてタマらない!という感じだ。
最後の最後は「今在るものたちへ」。
こうして、東京ネイルキャッツの東京キネマ倶楽部でのワンマン・コンサートの幕がおろされた。
起伏に富んだ曲の数々は見るものを飽きさせない。
アツシさんを中心としたステージ・マナーも上々で、経験も豊富。
いいバンドだ!
東京ネイルキャッツの詳しい情報はコチラ⇒東京ネイルキャッツ公式webサイト