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2015年10月23日 (金)

【Music Jacket Gallery】サウンドトラック盤ジャケット特集<後編>

さて、サウンドトラック盤特集の<後編>、立体展示にはもサウンドトラック関連のCDボックスや、契約や権利関係の問題からいまだにCD化されていない貴重な音源を収めたLPが集められた。
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Woodstock 25th Anniversary Collection  (ATLANTIC 1994)
1969年8月に開催されたウッドストック・ミュージック・アート&フェアはロック史に残る歴史的イヴェント…なんて今さら書かなくてもイヤっていうほどMarshall Blogに登場してるか…。
25周年を記念して1970年発売のオリジナル・サウンドトラックの音源(3枚組LPと2枚組LP)に加えて多数の未発表音源を含む全50曲で構成した4枚組CDボックス。
コレは持っていないけど、ウッドストック関連のアイテムには結構お金を使ったナァ。
詳しくはコチラ ↓
【Shige Blog】我が青春のウッドストック<前編>
【Shige Blog】我が青春のウッドストック<後編>
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Woodstock 40th Anniversary Collection   (RHINO 2009)
前掲の1994年の25周年記念の4枚組CDボックスに更に38曲の未発表音源を含む全77曲で発売されたのが40周年記念6枚組CDボックス。
特筆すべきはブックレットに初めて3日間の公式な各アーティストのセット・リストが完全な形で載せられたことだ。パッケージもライノならではの魅力に溢れる特殊仕様になっている。
最近ウッドストックのギャラの一覧なんてのが出回っていたね。
昔から「ジミヘンのギャラが一番高くて、Quillが一番安かった」…という話しは出回っていたんだけど、なんかこうして何もかもさらけ出されちゃうとかえっておもしろくないな…。
ロマンが失われる感じがする。
それにしてもこのウッドストックの出し惜しみ作戦はもういい加減にやめたらどうなんだろうかね?
ここまで来ると出し惜しみしているというワケでもないんだろうけど…。
権利問題が深く関わったり、出演者の意向なんてのも根強く残っているのはよくわかる。
こうなりゃ演奏していようがいまいが、3日間の音源と映像、72+α時間分ありったけ全部ひっつなげて販売したらどうかね?
キャッチコピーは「あなたも40万人のうちのひとりだ!」かなんかいってサ…ま、コレ実は映画のための惹句なんだけどね。
そんなんが出たら安ければ買ってもいいな…。
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Fillmore the Lat Days  (WARNER BROS. 1972)
民生さんの曲で「フィルモア最初の日」という曲があるけど、若い人たちは「フィルモア」って何だか知ってるのかな?
Bill Grahamが1965年12月10日に開いたサンフランシスコのFillmore Auditorium。
元は「San Francisco Mime Troupe」という政治色の濃い劇団一座の公演で、これをGrahamがプロデュースしてJefferson AirplaneやThe Warlocks(後のGreatful Dead)らを出演させたことが発端となり、1968年に「Fillmore West」になった。
今、ロンドンのMarqueeについて研究していて、その出演者に思いを馳せる度にため息が出てしまうのだが、こっちもいい加減スゴイ。
ザッと見ても、Grateful Dead, the Jefferson Airplane, Santana, Quicksilver Messenger Service, Big Brother and the Holding Company, Moby Grape, The Butterfield Blues Band, Jimi Hendrix, Otis Redding, Cream, Howlin’ Wolf, Captain Beefheart, Muddy Waters, The Who…オイオイいい加減にしろよ、的な…。
ま、それでも私なんかはMarqueeの方に惹かれるけど。
そして、その幕を閉じた1971年7月4日までの6日間に及ぶ最後の夜を記録したのが、この3枚組LPボックス。
ブックレットにはフィルモアに出演したアーティスト達の全公演リスト“フィルモアの軌跡”が載せられている。
LPボックスの初回特典にはビル・グラハムのインタヴュー(約17分)が付けられていた。コレ、確かCDには収録されているように記憶している。
このビル、ウッドストックの計画に参画しなかったことを後に大変後悔したとか(怒り狂ったらしい。映画にはチラチラっと出てるけどね)…。
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Texas International Pop Festival 1969  (OH BOY 1991)
歴史的野外フェスとなったウッドストックから2週間後の1969年8月30日から9月1日の3日間、テキサスのモーター・スピードウェイで開催された伝説のフェスを記録した3枚組CDボックス。契約の関係から大半の大物アーティストの音源は収められていないが、当時のプログラムを復元したブックレットの出演者リストを見るだけでも、その素晴らしさが伝わってくる。
その出演者とは:Canned Heat、Chicago Transit Authority(後のChicago)、James Cotton Blues Band、Janis Joplin、B.B. King、Herbie Mann(ジャズのフルート奏者)、Rotary Connection、Sam & Dave、Delaney & Bonnie & Friends、The Incredible String Band、Led Zeppelin (The Led Zeppelinと定冠詞をつけて紹介されていたらしい)、 Santana、Johnny Winter、Nazz(Todd Rundgrenが在籍していたグループ)、Sly and the Family Stone、Spirit、Sweetwater、Ten Years After、Tony Joe Whiteといった面々。
コリャ豪華だわ。
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The Last Waltz  (Complete Edition)  (RHINO 2002)
1978年マーティン・スコセッシ監督によってドキュメントされたthe Band解散コンサートのオリジナル・サントラ発売時の音源に、更に未発表音源24曲を追加した全54曲の4枚組CDボックス。Robbie Robertson本人によるデジタル・リミキシング&リマスタリングが施された音源の蘇生はアーカイヴ保存という点からも素晴らしい取り組みといえる。
コレも映画館に観にいったナァ。
今、好きなのはJoni MitchellとVan MorrisonとDr. Johnのところかな?後、Claptonがギター落っこどしてしまいそうになるところ?
Rick Dankoのコンサートも行ったし、The Bandがすごくいいと思っていた時期があったんだけど、「アメリカの象徴」とされていたこのバンドの5人のウチ、4人がカナダ人と知ってかなり興ざめした。
あの頃はアメリカが一番だったから…。色々と勉強した結果、今はもうウンザリ。アメリカ人ひとりひとりはみんないいヤツらなのに…国としてはネェ。
日本の将来を憂うならば、日本が一番最初にすることは、犬神サアカス團でも聴いて「アメリカ中毒」を治すことだ。
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Martin Scorsese Presents The Blues  ( HIP-O RECORDS 2003)
筋金入りの音楽通で知られるマーティン・スコセッシ監督によるアメリカPBSテレビのドキュメント・シリーズ、『ザ・ブルース』のサントラ音源をメインに、1920年から2003年までの新録を含むブルースの歴史的音源を集大成させた全116曲収録の5枚組CDボックス。
このシリーズでは、この他に7人の映画監督による7作のサントラを始め、各アーティストの編集盤12作、ダイジェスト盤1作に及ぶ全25作のブルースのCDが一挙に発売された。
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That's Entertainment!   (TURNER ENTERTAINMENT 1995)
ミュージカル映画の至宝、MGMの人気シリーズ『ザッツ・エンターテイメント!』をメインに、82作のミュージカル映画のヒット曲、アウトテイクなど貴重な音源を129曲も網羅した6枚組CDボックス。
コレは欲しいナァ。
特製ブックレットには当時のポスターや、映画作品と収録音源のインデックスが載せられており、ミュージカル音楽のアンソロジーとして貴重なボックスといえそうだ。
映画『ザッツ・エンターテイメント!』は13歳の時にひとりで丸の内ピカデリーに観に行った。まだ、「エンターテイメント」という言葉の意味も知らなかった。
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The Rocky Horror Picture Show 15th Anniversary Collection (ODE 1990)
当時隆盛を極めていたグラム・ロックを背景に1974年に大ヒットした『ロッキー・ホラー・ショー』の15周年記念4枚組CDボックス。
本作はオリジナル・キャスト盤とオリジナル・サウンドトラック盤の2枚、世界各国でのオリジナル・キャストによるカヴァー集、そして当時の映画の予告編やアウトテイクなどのレア音源集の2枚を加えた4枚組で、普遍的なカルト的な人気を示すもの。
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Mar Y Sol: The First International Puerto Rico Pop Festival  (ATLANTIC 1972)
「Mar Y Sol」についてはコチラをご参照頂きたい。そのフェスティヴァルを記録した2枚組LP。出演者のラインナップは豪華なもので当時『太陽と灼熱の祭典』という邦題で国内盤も発売されたが、別項に書いた通り、強奪、殺人などの数々のトラブルや契約関係の問題から映像の正式な商品化は未だになされていない。モッタイナイ。
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The Concert For Bangla Desh   (APPLE RECORDS 1972)
1971年8月1日ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで行われたバングラデシュ難民救済のためのチャリティ・コンサートを記録した3枚組LPボックス。
出演陣の豪華さから映画もレコードもビッグ・セールを記録したが、収益金の一部が着服されたり、参加アーティストの契約問題もあってCD化が遅れた。
そして、1991年にようやく実現され、更に2005年にはBob Dylanのボーナス曲を加えて新たにデジタル・リマスタリングされた。
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The Monterey International Pop Festival, June 16-17-18, 1967  (RHINO 1997)
Shige Blogに書いたようにコレもフィルム・コンサートへ出かけて観たナァ。
大規模な野外ロック・コンサートの先駆けとなったモンタレー・ポップ・フェスティヴァルの全貌を収録した4枚組CDボックス。
布貼りの特製仕様も凝ったものだが、何といっても圧巻なのが、96ページに及ぶオールカラーの特製ブックレットだ。ここには今まで未発表だったコンサート写真が豊富に収められ、ドキュメント資料としても貴重なもの。残念ながら私は見たことがないのだが、Jim Marshallの写真が多数掲載されているのだろう。
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50 Years Of Film : Original Motion Picture Soundtrack
Recordings Of The Great Scenes And Stars From The Warner Bros. Classics, 1923 To 1973  (WARNER BROS. 1973)
50年間にわたるワーナー・ブラザーズ映画の主題曲全81曲を年代順に集大成した3枚組LPボックス。
60ページの特製ブックレットには約220点にも及ぶアーティスト写真や当時のポスターなどの貴重な画像がふんだんに盛り込まれている。
やはりこうしたアーカイヴ的な資料はLPサイズがベストですな。コレも欲しい。
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Music Jacket Gallery展示の詳しい情報はコチラ⇒金羊社MJG常設展

※本展示は2013年12月に終了しています。現在の展示内容は上記の金羊社ウェブサイトでご確認ください。
(協力:立体展示品解説文原本執筆・植村和紀氏)