ワンコにワンコイン vol.02
去る11月22日、『ワンコにワンコイン vol.02』というイベントが開催された。
一頭当たり600万円の経費を必要とするといわれる盲導犬の育成。
行政も支援をしてはいるものの、その育成に要する費用の90%が一般からの寄付によって賄われているそうだ。
コレは全く知らなんだ。
そんな盲導犬の普及の状況を憂いて開催されたチャリティ・イベント。
「ワンコにワンコイン」なんてそもそもタイトルがウマいね。
「1 coin」とそのコインを「ワンコにin」というダブル・ミーニングになってる…かどうかは存じ上げない。主催は現在名称を『Guitar Canvas』と変更したギターやアンプをフィーチュアしたイベントを主宰し、先月『bhodhit magazine(バディット・マガジン)』という音楽誌を創刊した「合同会社バディット」。
今回Marshall Blogではこのイベントのトリを務めた「小次郎 feat. 惺光玖拾玖」のステージを取材させて頂いた。
TK
志歩
上の2人が「小次郎」。
「Guitar Canvas」ではTKさんがドラムス…志歩さんがベースを担当してハウスリズム隊を務めている。
そこに惺光玖拾玖(サトミツクモ)が加わったのが「小次郎 feat. 惺光玖拾玖」のメンバー。
TKさんが構想を練ったいわゆる「ギター・インスト」のチームだ。そこに今回「スペシャル・ゲスト」として加わったのが…
AH 同道公祐
湊雅史
そして、ホッピー神山。
ホッピーさん、Marshall Blogにはメチャクチャ久しぶりのご登場。
Marshallをホッピーさんにお使い頂く機会はないからね。
お帰りなさいまし!ホッピーさんとお仕事で初めてご一緒させて頂いたのは11年前。
青山純さん、伊藤広規さんという日本のリズム・セクションの最高峰が、2012年に『A*I』という2枚組のアルバムをリリースした。
ホッピーさんはこのアルバムのプロデューサーだった。私は幸運にもこのアルバムのライナーノーツを書かせて頂き、また写真の撮影も担当させて頂いた。
ホッピーさんとはこの時以来のお付き合いなのです。そして、ホッピーさんは「小次郎 feat. 惺光玖拾玖」の『破滅の劫火』というアルバムをプロデュースされた関係でこのイベントにご参加されたというワケ。
「ホッピーさんのプロデュース」ということであれば間違いのないアルバムであろう。
何しろホッピーさんの『A meaning of meaningnessless(意味のないものには意味がある)』は私の大愛聴盤の1枚でしてね。
「日本人だってこんなにスゴイ音楽をクリエイトすることができるんだぞ!」と言わんばかりの濃い内容があまりにも素晴らしい。 場面はイベントの締めくくり。
オープニングでは「Black Dog」を取り上げた。「♪へヘイ、マ~マ」とAHさんの声が圧倒的な迫力!
公祐くんのソロ。
もちろんMarshall。
この日、公祐くんはJVM410Hと1960Aを使用した。2曲目は「すべての天上を望んだ祭壇」。
この後、『破滅の劫火』の収録曲を披露していった。このハードなサウンドに切り込んで来るアコギ!
猛然とストラミングするTKさんのパフォーマンスもまたハード極まりない。
ドラムスをプレイするところしか拝見したことがなかったのでその全然違う姿にビックリ!
なるほど、TKさんは自らを「Ovationist」と呼んでいるのか…。
私もOvatonが好きで「Custom Legend」を持ってます。この人の出現によってTKさんの理想が実現したというぐらいあって充分にフィーチュアされた惺光玖拾玖さん。
ホッピーさんが時折振りかけて来るサウンド・エフェクトが薬研堀の七味唐辛子のように良い香りを放つ。
湊さんは奥田民生さんの時以来のMarshall Blogへのご登場。
やっぱりシャープで音楽的なドラミングが素晴らしい。熱のこもりまくったパフォーマンスが何しろスゴイ!
TKさんはあたかも荒行に挑んでいるかのように音楽に没頭していた。
AHさんが歌詞を口にしたのは冒頭の「Black Dog」のみ。
他の曲では「歌」というより「声」を演奏していた。
この「声」が曲に完璧に溶け込むのだ。このメンバーとの演奏はまるっきり初めてだったという公祐くん。
ステージ下手に陣取ってそんなことを全く感じさせない当意即妙のギターを奏でていた。「本当に皆さんありがとうございます!
こういうところでライブをすると経費がかかりますよね。
ミュージシャンの方々も関係者の方々もみんな苦しいじゃないですか。
そこでみんなで音楽を楽しくやって盛り上げよう!ということで今日もベースを弾いている会長が『バディット』という会社を作ったんです。
それで、こんなすごい超大作ができた。
本当に皆さんに盛り上げて頂いてうれしいです」
とステージ上のメンバーと関係者を紹介した。「皆さん、自分の人生は自分でシッカリと掴んでください。
そのためにオレらはやってるから。
それを応援するための会社だから」このチームは「ギター・インスト」といってもバリバリにギターが活躍する従来型のサウンドではなく、ギターはフィーチュアされることはあっても、バンド全体が一丸となってナニか他にないものを作り出そうとしている気概に満ちてでいるように感じた。
出番の後半でも7人が一糸乱れぬ演奏でその独自の世界をつくり上げた。
そして、大いに盛り上げて『ワンコにワンコイン vol.02』の幕を降ろした。
小次郎 feat. 惺光玖拾玖の詳しい情報はコチラ⇒kojiro band Official Site
さて、このイベントにスペシャルゲストで参加したRED ORCA&Aahumの同道公祐さんがMarshallの新商品をデモンストレーションする動画が公開されています。
ゼヒともご覧ください!
そして、「小次郎 feat. 惺光玖拾玖」の3人と公祐くんが出演する『GUITAR CANVAS』の第5回目が年明け1月5日開催されるのでそちらの方もどうぞよろしく!
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