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2023年7月20日 (木)

D_Drive フロア・ライブ vol.8


100%生音でD_Driveの音楽をお届けする「フロアライブ」シリーズのStrageでの第8回目。
 
しかし考えてみると…こと音響面に関しては、このシリーズってロック・コンサートの原点と魅力を追求しているかのような実に有意義なショウであるとは言えまいか?
というのは、最近のロック・コンサートってステージの上にギターの音を実際に出しているハズのギター・アンプが見当たらなかったり、例え設置してあっても家で使うような小さいギター・アンプだったり、ドラムスには電気的は仕掛けがしてあったり、皮肉なことにPAの技術の進歩に伴って「生の音」という重要な要素が忘れ去られてしまい、本来のロック・コンサートの音響の魅力がドンドン失われて行っているように思うワケ。
会場が巨大化してしまったので、仕方のないことではあるんだろうけど…。
しかし、どんなに最新式で立派なPA装置であっても、ロックのコンサートってステージの中の音がある程度大きくないとダメなんだよ。
どうダメかというと、迫力がゼンゼン違う。
それはAC/DCのコンサートを見れば一目瞭然。
あのステージの上にズラリと並んだMarshallのキャビネットは全て常時爆音で鳴らしきっているんだよ。
その点、AC/DCのコンサートより若干規模は小さいが、このD_Driveの「フロアライブ」は何の加工もされない楽器本来のサウンドが楽しめるという点で値千金なのだ。
「さんまは目黒に限る」というワケよ。
 
今回は昼夜の2回興行で開催された。
お邪魔したのは昼の部。
下は今回のフロアライブの風景。
楽器用のマイクは1本も見当たらない。
それが「フロアライブ」。20Seiji30vYuki

0r4a0090 Toshi50vChiiko60v…の4人がフロアに登場して最初に演奏したのは…おお!イントロを変えて来た!70_rlglSeijiさん作のD_Driveのキラーチューンのひとつ「だるまさんは転ばない(Red Light, Green Light)」。80イントロのキッカケのスネア・ドラムから最後までドライブしまくるChiikoちゃんのドラムス!90組曲風につなげたのはYukiちゃん作の「Begin Again」。
以前、ストックしてあった10周年記念ライブとMarshall GALA2のビデオを合体させて動画を作ったことがあったがアレには驚いた。
100_baあるパートまでその2か所の音源とCD音源の3つが完璧にシンクロしたのだ。
改めて4人の演奏のうまさに舌を巻いた次第。0r4a0102 Yukiちゃんが両手の親指を突き上げるのはおなじみ「Thumbs Up」。120_tu♪グイングインブリブリとToshiくんのベースが唸って…
110vハイ、ホールトーン・スケールの音列をどうぞ!130vタッピング三重奏もキレイにキマって…145Chiikoちゃんのドラムス!150vそして「Thumbs Up」!
楽しいね~!155「皆さん、こんにちは!D_Driveです。よろしくお願いします!
『フロアライブVol.8』ということで、今回はコチラで初めての昼夜2部構成のライブになります。
この昼の部はソールドアウトになりました。
皆さん、誠にありがとうございます!
初めてD_Driveのライヴにお越し頂いたという方はいらっしゃいますか?
(ガサガサ)
オオ、いらっしゃいますね~。ようこそいらっしゃいました!」
160v「初めての方に一応ご説明致しますと…」とPAシステムを使わない『フロアライブ』の主旨を説明。
「Seijiさんと私のギターの音はMarshallの音、Toshiくんのベースはイードゥンの音。
そしてChiikoさんのドラムスはNATALの音…それぞれホンモノの生の音を味わって頂けるというワケです。
Marshallアンプは『単一指向性』と言って音がまっすぐに飛んで行くので、Seijiさんの前に席の方はSeijiさんの音、私の前の席のお客さんは私の音がとてもよく聞こえますので、皆さんがお聴きになりたい楽器の前に座って頂くというのもオモシロイかな?と思います。
それでは、今日は2部制ということですのでサクサクといきたいと思います」180Yukiちゃんのファンク・ストラミングから「Wings」。190v_wg初めての方に一応説明しますと…「Wings」はYukiちゃんが飼っている「レモンちゃん」と「ラムちゃん」という小鳥をイメージして作った曲。
ところが、ラムちゃんは死んでしまい、今は「アイちゃん」というニューキャラに移行しているようだ。
この日、隣の横浜アリーナは米津玄師のコンサートだった。
もし米津さんに「Lemon」という代表曲がなければこの「Wings」は「Lemon」というタイトルになっていたかも知れないそうだよ。
関係ないけどフランクフルトで台湾人が経営している中華料理屋で餃子を頼んだところ、醤油もラー油も出て来なかった。
代わりにひたすら「黒酢」単体で食べさせられた…でもすごく美味しかった。200続いて「U_Me」。
私は歴史小説を比較的よく読むんだけど、「梅」の出番ってすごく多いんだよね。
桜よりも梅の方がナニかと出て来やすい。
しかし、コレまで梅に関する曲がなかった→だから作った…というSeijiさんの着眼点は本当に素晴らしかった。
もちろん曲の仕上がりも最高レベルと言ってよいでしょう。
こんなの他にないもん。
人間って全く経験のないモノって受け付けたがらないんだよね。
チョットでもいいからどこか知っているモノでないと受け入れられないの。
特に日本人は自分が知らないモノがニガテ。
だからこの「U_Me」のように何となく懐かしいけど他にない…という曲はいいですよ。
私が知る限り、そういう意味で長年にわたって世界最高峰のポピュラー音楽を作り続けているのはパット・メセニーだと思う。
250v_um時に慎重に、時に大胆に、メリハリの利いたドラミングを聴かせてくれるChiikoちゃん。
生音だからナマナマしい!260こちらもYukiちゃんが醸し出す生のMarshallの艶っぽいサウンドが魅力の「Unkind Rain」。270vToshiくんの詩情あふれるソロ。280v曲の後半から徐々にドラマチックに展開していくシーンはいつだって大きな見どころだ。0r4a0222 ココで直近のライブの告知。
「昨日公式に発表したんですが、ヴァイオリニストのAYASAさんという方がいらっしゃいます。
彼女もXperiaのCMに出ていらしたので、それで私もAYASAさんを存じ上げるようになったんですが、『何かしら1回一緒にやりたいね』…とおっしゃってくれていたんです。
それが…9月23日にこの横のNew Side Beachで実現します。
ダブルヘッドライナーを務めさせて頂きます!」
先日、『ニコニコ超会議』へ取材で行った時、そのAYASAさんと楽屋が一緒だったんですよ。
ビックリするぐらい感じの良いお嬢さんでしてね~。
D_Driveと共演することがわかっていればアノ時挨拶できたのにナァ。
290「もちろん最後に共演もありますからね。
すぐに席が埋まっちゃうと思うので早めにチェックしてくださいね。
そして、まだ発表もしていないけど12月くらいまで色々とスケジュールが詰まっています。
コロナがやっと落ち着いて、これまで止まってたバンドさんが一気に動き出しているんですよ。
それでどこも会場がまずイッパイなんですよ!
1年先まで埋まってる…マジですよ。コレ。
だから平日しか取れなかったりして、なかなかスケジュールが組みにくいんです。
外タレが来日して平日にコンサートをやっているのはそういう理由なんですよ。
空いてないんです!
でもD_Driveはやります!」

170v続けて「I remember the Town」。
タイトなChiikoちゃんのドラムスが生音で響き渡る。
先日ゲットしたNATALのカウベルはこの曲で使われる予定なんだけど、この日はまだオアズケだった。310v_irtラジカセで鳴らしたギター・サウンドの再現もバッチリ。330中盤からグリグリとグルーヴがウネっていくところが何とも気持ちがいいね。330_gaさらに続けてYukiちゃん作のドライビング・チューン「Get Away」でブッ飛ばす!
340vココまで8曲、すべて『DYNAMOTIVE』からのチョイスで固めた。0r4a0394 替わって『MAXIMUM IMPACT』から2曲。
まずは「Gradation」。
Seijiさんのメローなストラミング。350v_gdいいね~、この曲も。
335v曲を通していい具合のホッコリ感がコロコロと変わっていく場面の中に横たわっている。360v曲が出来た時のエピソードがもはやとても懐かしいね!380「7月でもうメチャクチャ暑くて…8月とかどうなってるんやと心配しています。
皆さんも色々とライブに行かれると思うんですけど、会場や行き帰りの熱中症に気を付けてくださいね!」400「さて、今日も第1部はもうそろそろ終わりが近づいて来ています。
皆さん、今日はお楽しみ頂けておりますでしょうか?
座りの席なので皆さんチョットおとなしめにご覧頂くのも仕方ないと思いますが、声出しは大丈夫なんですよ!
それと、新しいグッズを作りましたのでココでChiikoさんから紹介してもらいましょう」
390v「まいど!」
Chiikoちゃんの物販紹介コーナーはいつも通りの絶好調!Img_0127 「そう!皆さん、声出し大丈夫ですよ!
次から演る曲はそういう場面がありますからね!」410vChiikoちゃんの激烈フィルでスタートするのは「GEKIRINー逆鱗ー」。
「Get Away」⇒「Gradation」⇒「Gekirin」と「G」始まりが続いた。
コレがD_Driveの「G3」だ!420v_grYukiちゃんのペンが冴えるD_Driveのレパートリーの中で1、2を争うハード・ナンバーでまずはガツンとやっておいて…430vコレまたハードに「Russian Roulette」。440v_rr「ハイ、皆さんご一緒に!」
シャンシャンシャン、シャンシャンシャン。Img_4451 そして「1,000,000h.p」で本編を締めくくる。450_hp4人がガップリ四つに組む白熱のソロ合戦。
460ナゼかYukiちゃんは大笑い。
ステージでこんなにも笑ってるYukiちゃんを見るのは初めてだな。0002img_4591_2オモシロいからもう1枚挙げておこう。
一体ナニがおかしかったんだろう?
0003img_4593この曲の司会者はSeijiさん。
「ベース!」485v♪ガリゴリゴリガリゴリガロゴリガリ490v「ドラムス!」500♪タカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ510何度見ても見入ってしまって声を出す場面なんてありゃしない!
いつもながらの凄まじい演奏で本編終了。
520さっきChiikoちゃんが紹介した新しいグッズはこのあたり。
530そしてアンコール。
「皆さん、アンコールくらい立ちますか!
ヨカッタら…ネェ!」540vアンコールは「Screw Driver」。550お客さん総立ち!
こんな光景久しぶりに見たな~。
560ChiikoちゃんをアオるSeijiさん。
コレもフロアライブならではの光景だ。570こうして『フロアライブ vol.8の昼の部』が終了~!580本日、生のサウンドをお届けしたのは…
 
Seijiさんは…590vMarshall JVM410Hと1960B。600v Yukiちゃんも…610vMarshall JVM410Hと1960B。620vToshiくんは…630イードゥンのWT-800、D410XSTとD210XST。640vそしてChiikoちゃんは…650NATALのメイプル。660コレがフロアライブ!
次回もお楽しみに。
 
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<だるまさんは転ばない(Red Light, Green Light)>

コチラはSONY Xperiaとのコラボレーションで制作した最新ビデオ<Wings>。

<Thmbs Up>

<Begin Again>

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200 (一部敬称略 2023年7月2日 新横浜Strageにて撮影)