CONCERTO MOON~『From Father to Son』完全再現+新曲披露<後編>
「ありがとうございます。楽しんで頂けていますか!
ボクらも楽しく演らせて頂いています。
ココまで、完全再現パートの10曲中、8曲を終えたところです。
この後の2曲は楽器の持ち替えもなく、お馴染みのある曲を聴いて頂こうと思います。
皆さん、まだ元気は残ってますか?
イケるか~!」
一度でいいから聞いてみたい…お客さんが「ムリで~す!」と答えるところを。
CONCERTO MOONの時以外でお願いします!
さて、芳賀ちゃんが言った通り完全再現のコーナーも残すところあと2曲のクライマックス・ゾーンに突入!
曲は「Into the Fire」。
コチラは最後までイクしかない5人…そういうお仕事なのだ!
河塚篤史中易繁治三宅亮
芳賀亘島紀史
ノンちゃんはいつも通りのMarshall 1967 MAJORを中心にしたスタック。
コレで伝統のMarshallサウンドをブッ放してくれる。
亮くんのソロから…
ノンちゃんの爆裂ソロ! 盛り上がりは最高潮! 「再現ラストいくぞ~!」
アッっという間に『From Father to Son』のクローザーだ!
おなじみのイントロ。
締めくくりは「Change my Heart」。 CONCERTO MOONのステージでは決して欠かすことのできないマスター・ピースのひとつ。 やっぱり久しぶりに演る曲より慣れている曲の方が演りやすそう…でも、出来はどれも一緒。 つまりどれも最上級の「激演」なのだ! 実際、アルバムの最後に収録されているので「完全再現」の最後に演るのは自然なことなんだけど、「Change my Heart」が最後に出て来るなんてなかなかドラマチックな演出ではあるまいか?さっき「25年後のステージのギターの持ち替えの手間を考えて収録曲の順番を考えるべきだった」とノンちゃんが言っていたが、この曲をアルバムのエンディングに持って来たことこそ25年後にその作品を再現することを考えていたのではないか…というドラマチックな展開を見せて完全再現のパートを終了した。「ありがとうございます!
完全再現ライブ楽しんで頂けましたでしょうか?
ココから先は未来の曲…いわゆる新曲を演奏しようかな~と思います。
むしろこっちがメインという風に伺っているんで…こうゆう趣旨で間違いないでしょうか?」 「きゅ、急だね?。ハイ、そういう趣旨で大丈夫です。
新しいアルバムについては、毎回『いついつには出すよ』ってみたいなことを言うじゃないですか?
ボクって言うでしょ?…ウソばっかり。
イヤ、アレはウソではない。希望的観測っていうんです。
もう『いつ出す』とは言わないで、とにかく早い段階で強力なヤツを皆さんに聴いて頂こうと思ってガンバっています。
もうバッキング・トラックみたいなのは録り終わってるんですけど、こだわりにこだわってしまい、すでに作っていたメロディを全部捨てたりしたワケ…バカでしょ?
そういうことをしていたんですが、とにかく強力なヤツを皆さんに聴いて頂きたいと思っていますのでもうチョットだけお待ちください!」『From Father to Son』完全再現の後は事前のライブ告知で「新曲披露」と謳っている通り、新しい曲を2つ披露した。まずは「F♯ Fast」と仮に題された曲。
キーはF♯で早いヤツね。安心してください。
脇目も振らずガンガン突っ走る曲調はまさにCONCERTO MOON節。♪ゲログロガラゲロと中易さんのベースが暴れまくる、暴れまくる!
今日のベースの音は一段と狂暴だ。ディミニッシュ・スケールを交えたピック・アップソロからガツンとギター・ソロ本体へ!ん~、コリャ次のアルバムのオープナーかな?もうひとつは「Am Mid Up」としたキーがAmのマイナー・ナンバーでアップ・テンポ。コチラは河塚さんのツイン・バス・ドラムが鳴り響くドライビング・ナンバー。亮くんのキーボーズがサウンドを分厚くする。限界突破の芳賀ちゃんのハイトーン・ボーカルズ。
サビの美しいメロディが印象的だ。 そして、もちろんこの曲でもノンちゃんが劇的なギターを聴かせてくれる。この曲もこれからのCONCERTO MOONのステージを構成する重要な1曲になりそうだ。
皆さん、ニューアルバムをお楽しみに!「ありがとうございます。新曲いかがでしたか?
今演った曲たちは次のアルバムに収録されるであろうということで、フル・アルバムを携えてなるべく早めに皆さんの前に戻ってきますので楽しみに待っていてください。
よろしくお願いします!」「完全再現」と「新曲披露」が無事に終わって本編も残すところあと2曲。
まずは「Find my Way」でスッ飛ばせ!
企画モノから脱したこの解放感が何ともいい感じですナ。客席をアオる芳賀ちゃん。
もちろんお客さんは大エキサイト中!本編の最後を飾ったのは「Time to Die」。
超定番曲のお出ましにいよいよステージと客席の一体感が高まる。
すごい熱気!
疲れも手抜きも全く見せることなく最後までテンション上げ続けた5人!
本編の最後を締めくくるのはいつも通りノンちゃんとギターのバトル。1960の上にギターを上げて…超盛りだくさんだった本編を終了させた。アンコール。
「どうもありがとう!イヤ~、楽しいね。
鹿鳴館もこの場所がもうチョットでなくなってしまうのが非常に惜しいです。
必ず『目黒鹿鳴館』は復活するし、その新しいところでも演らないと気が済まない…とさっき代表のペペさんと話をしていたんです。
多分来年、新しくなってもCONCERTO MOONは戻って参りますので鹿鳴館ともども愛してくださいね!
そして、先ほど新曲を聴いて頂きましたが、できるだけ早い段階で納得のいくものを作ってみなさんに楽しんでもらおうと思ってますのでもうしばらくお待ちください。
よろしくお願いします!」アンコールの1曲目には「It's not Over」を持って来た。 いつも通りアンコールはツアーTシャツ姿で登場。
ナニを身に付けていようが、猛進するCONCERTO MOONスピリットとサウンドは変わらない。
そして、最後の最後は「Alone in Paradise」。ステージの上を行き来して最後の最後までサービス満点のノンちゃん!今日もすさまじいプレイの連続だった。
それとこのギターの音!
ノンちゃんに引き継がれた、MarshallをまさにMarshallらしく鳴らすやり方は、大谷一門に引き継がれる大きな財産だ。お客さんも大よろこび!
その気魄のこもったパフォーマンスはもう少しで別れを告げざるを得ないホームグラウンドへに捧げているかのようにも見えた。曲を作って、録音して、製品にして、宣伝して、ツアーをして、そしてまた曲を作って、録音して…コレこそが「音楽家」の仕事だ。
Tシャツやタオルを売ったり、動画でひと稼ぎするなんてのは断じて音楽家の本業ではない。
このことを「時代が変わった」で片づけては絶対にいけない。
自分だけの音楽を作って、音楽だけでメシを喰える人たちだけが音楽でメシを喰うべきなんだ。
今の音楽を取り巻く状況が重篤なまでにイビツであることを強く認識するべきだと思う。
ナゼならこの一連の作業は、概ね「音楽家」という職業ができてから何百年もこの繰り返して来た歴史ある「音楽家の本来の仕事」なのだから。
その点、CONCERTO MOONはホントにエライと思うよ。
そして、いつまでも自分たちだけの新しい音楽を作り続けてもらいたい切に願う。
「12月…もう1回ココの鹿鳴館を締めくくりに戻って来るぞ!12月に会いましょう!」
最後はお定まりのリッチー・ポーズ!
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