CRAZY SUMMIT 2022~NAKED MACHINEのレコ発ライブ!
去る8月6日、ちょうどひと月前にNAKED MACHINEが新しいマキシシングルを発表した。
この「マキシシングル」ってのも和製英語か…そういえば外国人がこの言葉を使っているのを耳にしたことないもんな。
NAKED MACHINEのそのシングルのタイトルは『VANITY OF THE WORLD』。
「vanity」というのは「虚栄心」とか「うぬぼれ」のこと。
『試験に出る英単語(青春新書)』の最初の方に出て来るので、受験には必須の英単語のひとつなんだろうけど、コレも外国人が口にしているのを聞いた記憶がないな…。
ま、私の周りには虚栄心をムキ出しにしているヤツなんかいない…ということにしておこう。 そして、そのシングルの発売日に記念ライブを企画した。
それもKANちゃんのリクエストでTOKYO YANKEESとTHE DEAD POP STARSとのトリプル・ヘッドライナー。
場所は目黒鹿鳴館。
それはそれは賑やかなショウになったことは言うまでもない。
Marshall BlogではそのNAKED MACHINEのステージとジャム・セッションのようすをレポートする。会場入り口にはこんなに立派な祝い花が「和江さん」から届けられていた。
「愛を込めて」とあるが、コレはかなり大型の愛が注入されていると見た。
花の種類と本数で一目瞭然だ!階段に貼られたポスターが「いよいよこの日が来た!」感を盛り上げる。
物販コーナーでひと際目を惹く新しいシングル盤。
そう、ミュージシャンの仕事はTシャツやタオルを売ることではなくて、自分たちだけの音楽を創ること、すなわち音源を出すことなのだから。
そして、いいジャケットだ。
最初に目にした時、ハンガリーのギタリスト、ガボール・ザボの『Macho』を思い出してしまった。
そんな親近感もあって一発で私は気に入ってしまったぞよ。開演前のステージのようす。
もちろんNAKED MACHINEはトリでの登場だ!
KAN
里村源多朗
岡本啓祐
本間大嗣
源ちゃんはもちろんMarshall。
この日はイベントということもあって鹿鳴館備え付けのJCM900 4100と1960Aを使用した。
さぁNAKED MACHINE、満を持しての登場。
1曲目は「Evil Eyes」。十分に温まった客席に向かってシャウトするKANちゃん。
転調して切り込んで来る源ちゃんのソロ。
ちょっとエキゾティックなテイストがタマらんな~。
バッチリ決まって出だし完璧!
閃光一発!
本間さんのフィルでスタートするのは「Go to the Top」。もうコレは「紫の裸火」だ!
好きな人にはコタエられないだろう。どこまでも突っ走って行く凄まじいドライビング・ナンバー!
ドライブ感が頂点に達したところで転調ギアをもう1回シフトして源ちゃんのギター・ソロ。
KANちゃん、楽しそうだわ~!
「NAED MACHINEは、今日を新しいマキシシングルの発売日にしました。
私がずっと大好きだった先輩方や仲間とこの鹿鳴館で一緒に演りたくて…2年前くらいからずっと企画していたんです。
ところがこんな世の中でなかなかできなくて、やっと今日実現できたんです!
今日もまだ状況が良くないので、来れない人もいるだろうと思っていました。
『来て!』とも言いにくくて…でも何人か来てくれたらいいな…なんて思っていたらこんなにたくさんの皆様にお越し頂きました。
ありがとうございます!
NAKED MACHINEもブッ飛ばしていくんで、今日初めて見て頂いた方も記憶の中に残して帰って頂きたいと思います!」ご挨拶のMCに続いては「Walk Don't Run」。
この曲もトリッキーな転調の連続でスリル満点!
この曲はそのままギター・ソロに突入。
とことんメロディックで密度の濃いソロだ!
会場はもうノリノリの頂点よ!
本間さん大暴れのイントロから…
「Turn on the Ignition」。
KANちゃんの「ウッ!」がいいんだね~。
「♪One-on-one and one way road」のパートがエラく耳に残る。アルバム・タイトル曲となったNAKED MACHINEキラー・チューン。
この曲でも源ちゃんのギター・ソロは大きな聴かせどころ!
ワウワウ・ペダルを効果的に使って劇的なソロを演出するんだけど…
ものすごいシェンカーチックに私には聞こえる。
もちろんゴキゲン!
私がUFOにハマったのは『Lights Out』が出た時だったから…45年前か!
UFOでもScorpionsでも来なくて、結局ホンモノを観ずじまいだったナァ。
でも、私には源ちゃんがいるからいいや。
あ、源ちゃんゴメン!勝手にシェンカーにしてしまって!
でも私の耳にはそう聞こえるのです。
そういえば、ドラマーなのに「シェンカー超大好き」というMarshallの重役がいるんですよ。
ま、この話はまたいつか…。今回初めてだった啓祐さん。
実にマスキュリンなベースでカッコいい!
チャラチャラしてたら「男はダマってハードロック!」と怒られる!…そういうベース。そんな啓祐さんのベースが本間さんのドラムスを絡めば敵なしだ。
だから、KANちゃんもこうして余裕でてポーズをキメることができる。
ここまでは2019年のフル・アルバム『TURN ON THE IGNITION』からのチョイスで固めたぜ。
「大丈夫ですか?…気合入ってますか?
私のMCはそういうタイプじゃなくて、普通によもやま話をする方なんで、あまりお客様に『気合が入ってるか?』とか言えないんですが、心にはとても気合が入ってるんでそこだけ胸にとめておいてください」「…と言うことで、先ほども触れました、今日発売のマキシシングル『VANITY OF THE WORLD』。
実は先行で岡山と大阪で販売して来たんですけども、マァマァ好評で、前のアルバムを聴いてくださった方から『私が成長した』とすごくお褒めの言葉を頂きました。
うれしい気持でいっぱいなんですけれども、もう次の曲を作る話になっていてスゴい大変なの!
歌詞書くのってホントにイヤなの~!
最初、歌詞ができるじゃないですか。
それをメンバーに見せる時って本当にパンツもブラジャーもしてないような気分。
なんなら口を開けて虫歯を見せてるような感じ?
『実はこんな私虫歯あるんだよ~!』みたいな…。
すごいイヤなんだよ!
超イヤ!超イヤなの!」「それで、ドキドキしながら歌詞をメンバーに渡すワケじゃないですか。
今度は出したら出したで『ココは言ってることわかんないよ~!』とか、『もっとわかりやすいことを書けないのかなぁ~』とか言われ、またおウチ帰って取り組むワケですよ。
ミスチルの歌詞を参考にしたり…だってメタルだとバレるじゃないですか!
LOUDNESSとかはダメでしょう。
みんなが行かなさそうなところを狙うワケです…チューブとかさ。
本当に歌詞を書くのが大変で、多分年末くらいに始まるんだけど…本当にイヤだ~!
でも出来上がると、大切な素材になっていて歌ってうれしいものなんです。
ガンバります! 」ココから『VANITY OF THE WORLD』コーナー。
まずはそのタイトル・チューン「Vanity of the World」を披露。
KANちゃんがMCでそんなことを言うから、つい歌詞カード読んじゃったよ!
コレは現代社会の矛盾や無慈悲に負けずにガンバっていこう!という応援歌だな。ひたすらドライブしまくる「ハードロックの権化」とも言えそうな1曲。
ロックを聴くならやっぱりアタシャこういうロックがいいわ。啓祐さんが弾くサビのベースラインをお聴き逃がしなく!
現代人にギター・ソロで気合一発!
源ちゃんのピッキングは強く、粒立ちがよくて気持ちいいのう!もう1曲続けて『VANITY OF THE WORLD』から。
源ちゃんのアルペジオでスタートして… ドッカ~ンとブチかますのは「Glory Day」。
私はこの曲のリフにものスゴくNAKED MACHINEらしさを感じるんだけど、どうなんだろう?
また歌詞カードを見てみる。
ガマンしていないで好きなようにハジけ飛んじゃおう!…みたいな。
ジーザス!KANちゃんにそう言われると元気が出て来るわ!そしてギター・ソロからも元気付けてもらったゼ!
「いつも通り早めの報告をします。
NAKED MACHINEはラスト1曲という言い方はしません…あと3曲です。
ハイ、あと3曲です。今日はガンバって『みんなで本間さんのドラム・キットを降ろして運動しよう!』キャンペーンみたいな感じでした。
今日は本間さんご自身のキットなので、いつもより音が大きいです。
帰る頃には皆さんの耳が『コー!』っとなっていると思うんですけど気をつけて聴いてください」
NATALもよく鳴るのでかなり音が大きいですよ~!物販とメンバーの紹介をしたところで、ニュー・シングル収録の最後の曲に取り掛かった。
源ちゃんのアルペジオに乗ってシットリと静かに歌い込むKANちゃん。
そして源ちゃんのギターリフがその静寂を引き裂く。
これまた徹底的に疾駆するドライビング・チューン。
独特のリフと転調…この曲ものすごくNAKED MACHINEISHだな~。
そこに源ちゃんのギター・ソロでキマりだ。
コレにて新しいシングル『VANITY OF THE WORLD』収録曲をすべて演奏し終わった。
ところで…皆さん、このシングルを聴くときには源ちゃんのギターのサウンドにも注目してくださいね。
生粋のMarshall JVMサウンドですから!
ん~、やっぱりいい音だニャ~。 「最後のご挨拶として…最後までご覧頂きありがとうございました。
またNAKED MACHINE初体験のお客様方、本当にありがとうございました。
私が鹿鳴館で『先輩達と演りたい!』ということで先輩達も『いいよ!』って言ってくれて本当にうれしかったです。
またいつかできたらいいなぁ~。
その頃には世の中がもっと落ち着いているといいですね」「皆さんも本当にお気をつけて過ごしてください。
ご家族も、ご自分も!
毎日元気で笑顔で過ごせたらいいですね。
『明日もいい日だぜ!』って思ってお帰りてください!
どうもありがとうございます!」そして「Don't Say Anything」と「Fight tyo Survive」を続けて演奏し、まるでアルバム『TURN ON THE IGNITION』を再演するかのようにこの日のイベントの本編を締めくくった。
ああ、こういうロックのバンドがもっと出て来てくれないかナァ。
特に若い人。
イヤ、年配のベテランでも構わない。
コピーじゃなくて、自分のたちのハード・ロックを奏でるバンド。
とにかくNAKED MACHINEにはガンバって頂きたい。
NAKED MACHINEの詳しい情報はコチラ⇒OFFICIAL WEBSITE
NAKED MACHINEのウェブサイトは字が大きくて助かるナァ。アンコールはこの日出演した全員がステージに上がってのジャム・セッション。
演奏したのは、こういう時には必ず出て来るKISSの「♪シャリシャリ」。
アレ、ナンて言うんだっけ、曲名?
私は初来日公演は武道館で観たけど、KISSってこれまで人生で1回もレコ―ド買ったことがない門外漢なんですわ。調べた。
「Shout It Loud」でした…もう遅いか。TOKYO YANKEESさんとTHE DEAD POP STARSさんのメンバーが入り乱れてのド派手な大饗宴!
楽しかった~!
KANちゃん、ヨカッタね~!最後に…。
NAKED MACHINEファンの皆さんはご存知でしょうが、もしご存知ないお友達がいたら源ちゃんのMarshall CODEのデモ・ビデオを教えて差し上げてくださいね!
KANちゃんも解説とナレーションでカワイイ声を聴かせてくれています!
■□■□Marshall Music Store Japanからのお知らせ■□■□ 去る8月26日に発売したD_Driveのインターナショナル・アルバム第2弾『DYNAMOTIVE』絶賛発売しております。
おかげさまで、中身もジャケットも皆さまから大変好評を頂戴しています。コチラはリード・チューンのひとつ「だるまさんは転ばない(Red Light, Green Light)」。
また長らく欠品しておりましたインターナショナル・アルバム第1弾『MAXIMUM IMPACT』も入荷しました!Marshall Music Store JapanでCDをお買い上げのお客様にはMarshallスクエア・ロゴステッカー3枚をプレゼント!
お求めはコチラ⇒Marshall Music Store Japan