JEKYLL★RONOVE~『II FACE』レコ発ライブ<後編>
JEKYLL★RONOVEのニュー・シングル、『II FACE』のリリースの発売を記念するライブもアコースティック・コーナーを終了していよいよクライマックスへと向かう。 ステージはまたスペシャル仕様に戻る。
JEKYLL(スミレちゃん)
N★OTO(以下「NAOTO」)
ジキロノの2人が「神」と称して崇め奉る2柱。
満園庄太郎と…五十嵐公太
念のために書いておきますが、神様は人ではないので「人」とは数えません。
「柱(はしら)」と数えます。ライブの10曲目は2014年発表のミニ・アルバム『AMBIVALENCE』から「Venom」。
NAOTOくんはこの1曲だけ7弦ギターに持ち替えた。
もちろんソロの見せ場も!
アンプはMarshall JCM800 2555Xと1960BV。
庄太郎ちゃんからもひと言。
「ジキルは曲がいいよね。
曲の中に色々と詰まっていて、ホッと息をつけるところがないんですよ!
聴いている方はいいけど、演ってる方は大変ですよ!」NAOTOくんも「憧れの人」との共演に実にうれしそう。
思いのタケをすべてブチまけていた。そんな「憧れの人」とのステージの本編も残すところあと2曲!
「アー・ユー・レディ・トゥ・ロ~ック?」
スミレちゃんが叫ぶひと言で会場が引き締まる。
いつか、AZAZELと共演したO-WESTのライブの時は驚いたものだ。
スミレちゃんがステージに現れて「オリャ~!」と声を発した瞬間にバンドがガラリと変わったのには驚いた。
「歌」というモノ、つまり「声」というモノはそういうモノなのだ。
まずは『ONNESS』から「Go Hand in Hand」。
ミディアム・ファストのヘヴィ・ナンバー。
しかしサビのメロディは適度にキャッチ―でいかにもジキロノ!あ~あ~、こんなんしちゃって!
どうすんの?…終わっちゃったら「神ロス」デカイぞ~!なんてことは一切考えず最後までソロに集中!
「ラストいくぞ~!」で聞こえてきたのはおなじみのギター・リフ!
コレもキラー・チューンのひとつ「Guilt or Innocence」。
盛り上がったゼ~!NAOTOくん、その盛り上がりを受けて猛ハッスル&大サービスなのだ!
そのノリノリのところに水を差すワケではないんだけど…。
タマタマこの記事を書いていたら、仲のいい若手ギタリストがヒョッコリと事務所に顔を出してくれた。
世間話をしていたら、ナゼかはわからないが彼が突然「ギターの背中弾き」の話をし出した。
「アレって千年前とか、すごく昔からあるんですよね」と言うのだ。
気になって調べてみると…ナンでも、この特殊奏法を始めたのはTボーン・ウォーカーでも、チャック・ベリーでも、はたまたジミ・ヘンドリックスでもなく、ルーツは琵琶にあるらしい。
この奏法は「反弾琵琶(はんだんびわ)」と呼ばれ、8~9世紀に描かれたと思われる壁画が中国の敦煌の石窟で発見されているそうだ。
だから、ジミヘンたちが取り入れる1,300年ぐらい前からあった…ということになる。シルクロードで知られる敦煌に行くと「反弾琵琶像」という石像があるそうだ。
琵琶をフルートに持ち替えるとジェスロ・タルになりそうですな? 最後の最後まで1小節、イヤ、1拍たりとも力を抜くことなく全身全霊で本編の曲をすべて歌い切ったスミレちゃん。
まさに日本のコアなロックを代表する「声」のひとつだ。
このことは何の疑いようもなかろう。本編が熱狂のウチに終了。
さほど間を空けずにメンバーがステージに戻った。「アンコールありがとうございます。うれしいな~。
お陰様で一生の宝物になりました。
今日はTeam A Flashの山本さんやスタッフの皆さんにナント8カメで映像を撮って頂いてます。
そして、Marshallのシゲさんご夫妻にもお越し頂いていて、後でMarshall Blogに写真を載せて頂く予定でございます。
ゼヒご覧くださいね!」
スミレちゃん、どうもありがとう!
お願いしなくても宣伝して頂いて…やっぱり人間がお出来になられていらっしゃいます。
今やっています!「そして、今回の作品では、神々さまをはじめ、色んな方にお世話になりました。
公太さん、公太先生…アッ、『先生』って言っちゃイケないんでしたね。
アハハ、今日は『先生』禁止だから」「お話ししていいですか?
実はですね、私は『MMRooms』というミュージック・スクールをやってるんですよ。
それで自分が校長で、満園庄太郎が副校長でございます。
そしてボーカルズの講師が清スミレさんなんです」「そうなんです。
それでついつい『先生』と呼んでしまうんです。
もういいですね、先生で!…イヤ違います!
今日は『神』ってことでお願いします」
そしてスミレちゃんらしく、アルバムの制作や当日のライブに関わった皆さんへの感謝の言葉が綴られた。
こちらこそクレジットも入れて頂いてお気遣いに感謝しております。「Helter Skelter!」とタイトルを絶叫してアンコールの1曲に突入!
これまたおなじみのNAOTOくんが弾くリフ!
実はこのリフには思い出がある。NAOTOくんに頼まれて、この曲を拝借してスミレちゃんの誕生日に向けたサプライズ・メッセージ・ビデオを作ったことがあったのだ。
ただ弾く真似をするんじゃオモシロくないので、ちゃんとリフをコピーして当てブリをしたというワケ。
家内も当然口パクなワケだが、終わってひと言…「スミレちゃんってスゴイね」。
イヤイヤ、NAOTOくんもスゴイ。
3、4テイクも撮ったら完全にヘロヘロになってしまった! そんなスゴいスミレちゃんのこの日最後の激唱!
神々を仰ぎ見る2人。
それに応える庄太郎ちゃん。
思わず合掌!
次回はお賽銭のご用意をお願いします。まるで結成した時からこの状態で演奏していたのではないか?と思いたくなるような最高のロック・パーフォーマンスを見せてくれた4人!
感激のエンディング!
そして、締めくくりはドラゴン・ファイア!
ヨッシャ!うまく撮れた!「お疲れさまでした~!」
最後はみんなで記念撮影。
あ~楽しかった!
JEKYLL★RONOVEの詳しい情報はコチラ⇒JEKYLL★RONOVE official siteさて、『II FACE』のレコーディングではMarshallのデジタル・アンプ「CODE25」を全面的に使用してくれたNAOTOくん。
それもそのハズNAOTOくんは「CODEマスター」のひとりなのだ。
そのデモンストレーション・ビデオはコチラ。
最後にスミレちゃんも登場するよ!
□■□Marshall Recordsからのお知らせ■□■
8月26日、D_DriveがMarshall Recordsよりセカンド・アルバム『DYNAMOTIVE』が世界でリリースされます。
輸入盤を販売しているMarshall Music Store Japanでは予約分販売分が完売してしまいましたが近日中に再入荷する予定にしております。
アルバムの詳細につきましてはコチラをどうぞ⇒Marshall Music Store Japan
(一部敬称略 2022年7月10日 厚木THUNDER SNAKEにて撮影)