NEMOPHILA 『REVIVE ~It’s sooooo nice to finally meet you!!!!!~』<前編>
「満を持して」…というのはまさにこういう時に使う表現なんだろうネェ。
NEMOPHILA初の有観客ワンマンライブ。
過去NEMOPHILAはMarshall Blogに2度ほどご登場頂いている。
最初は昨年4月の『NAONのYAON 2021』。
あいにくの悪天候だったけど、雨なんかブッ飛ばしてしまうかのような強烈なパフォーマンスで正直ビックリしたわ。
そして、2回目はファースト・フルアルバム『REVIVE』をリリースする前の10月の配信ライブだった。
そうだわ…考えてみれば両方ともお客さんがいなかった。
そして、その10月の配信ライブの時に発表したのが今月9日に開催した初の有観客でのワンマンライブ。
いきなりのLINE CUBE SHIBUYAはさすが!
発表後ほどなくしてチケットはソールドアウト。
「ゆるく」も「ふわふわ」もしていない怒涛の進撃には目を見張るばかりのNEMOPHILAなのだ!
今日はその待望のワンマンライブのレポートの<前編>。当日の楽屋に設置されたホワイト・ボード。
バンド・メンバーやスタッフからの激励のメッセージが書き込まれた。
「ゆるふわ」でとってもいい雰囲気!
楽しんでいこう!カウントダウンが始まり、「0」になり客電が落ちると紗幕に5人の姿が投影される。
高まる緊張感。
コレぞライブ・コンサートの醍醐味!そして紗幕が振り落とされてNEMOPHILAが姿を見せた!
mayu
SAKI
葉月
ハラグチサン
むらたたむ
SAKiちゃんは愛用のMarshall。
JVM410のハーフ・スタックのタトゥー・モデル。
このデザインを施したのはロンドンに隣接するサーリー(エリック・クラプトンやジェフ・ベックの地元)のエミリー・ウッドというタトゥー・アーティスト。
右下にある「SANTISIMA MUERTE」というのは「サンタ・ムエルテ」と言って、メキシコの民族カソリック主義においての「死の聖母」という意味。
このルックスで女神さまなんよ。
ありとあらゆる願いを叶えてくれる存在として信じられていて、悪いお願いすらも受け入れちゃう。
そこで、メキシコでは恵まれない一般市民から犯罪者に至るまで様々な人々に信仰が普及しているのだそうだ。
そんな女神さまが地球を手にしている…どういう意味なんだろうね。記念すべきライブのオープニングは「鬼灯」。
問答無用のド迫力!サビのメロディがとても印象的!
そしてドバーっとジェット・スモーク。
ノッケからのド派手な演出に客席は大興奮。
ロック・コンサートはやっぱりこうでなくちゃイケねぇゼ!間髪入れずにスタートした2曲目。
たむちゃんの叩き出すストレートなエイトビートが爽快!曲は「雷霆-RAITEI-」。
2020年8月にリリースしたシングル。
やっぱり歌のメロディが凝っていてカッコいい。そして葉月ちゃんと…
SAKIちゃんのギターが炸裂!
ナンだろうね…もう理屈抜きにカッコいいわ!
「こんにちは!
はじめまして…NEMOPHILAで~す。
演りたくて…演ってよかった。イェーイ、ありがとうございます!
じゃあ、早速そのままこのままいくぞ!
最後まで楽しんでいってくださ~い!」
そうか、「はじめまして」なのね~。
初対面とはとても思えないキップの良さが何とも素晴らしい。続けて演奏したのは「SORAI」。
いいね~、3連。
シャッフルとかブギのリズムを若いバンドさんで耳にすることがホント珍しくなっているからね、うれしいわ。この曲も「♪Sorai, sorai」とmayuちゃんが熱唱するパートが実に印象的だ。
「SORAI」は「爽籟」と前回のMarshall Blogに書いた。この曲もギターのバッキングのアンサンブルがカッコいいんだよね。
ドラムスの前で猛然とアタマを振る4人。
もちろん客席も同じ状態になっている!ココまで3曲は昨年12月にリリースしたばかりのファースト・アルバム『REVIVE』からのチョイス。
続けて「Night Flight」。
このダイナミックで美しい照明が全編を通じての大きな見どころだった。葉月ちゃんのソロ…
SAKIちゃんのソロ…以前にも書いたけど、近寄ったり離れたり、この2人が織りなすギター・アンサンブルの色彩はとてつもなく魅力的だ。
これまで「ギター2人」というインストゥルメンタリゼーションのバンドは数えきれないほどあったけど、こういう風に2本のギターが聞こえて来たことはなかった。
すごくオモシロイ。みんなで揃ってポーズ。
ナニを表したポーズか知りませんが、とにかくピタリとキマった!
もう1曲続けたのは「Breaking Out」。
たむちゃんと…mayuちゃんによる交替のボーカルズが楽しい。
先回の配信ライブでも取り上げていた曲。
たむちゃんがリード・ボーカルズを取ったことでとてもよく覚えている。
「ウワ~、色んなことやるな~」と思って…。図太い音色でソロを弾きまくるSAKIちゃん。
何しろ背後に控えしはどんな願いでも叶えてくれるイギリス製の「死の聖母」ですからね。
安心して暴れまくってくださいまし。そしてステージ狭しと練り歩く!
ココまで5曲。
迫りくるパワー・サウンドは10曲聴いたぐらいの充足感があるな。
ま~、とにかくスゴイ。
そして、とても楽しい!「うれしい~!
今日はNEMOPHILAのいわゆる『It’s sooooo nice to finally meet you!!!!!』というイベントで、ホント皆さんのお陰で私たちはココに立っておりますよ!
ありがとうございます。せっかくなのでメンバー紹介させてください。「たむで~す!
こんばんは。元気ですか?
(お客さんの拍手)
ワァ~すごい。
みんなの心臓にバスドラムを突き刺そうと思います…ということで、皆さん、楽しんでいってくださ~い!」…と、思いっきり水をチュ~。
「どうも、ベースのハラグチサンで~す。
お越しいただきありがとうございます。
たくさんベースを弾くので皆さんの身体から色んな物を出したいと思います。
よろしくお願いします」「ハイ、葉月で~す!
こんばんは。
私はギターのズクズク音で皆さんの脳ミソをかき回す役目を頑張りたいと思いま~す!」SAKIちゃんからも「よく来たね~。
1階も2階も3階も見えてますよ~…ありがとね~。
配信も見えてないと思って油断するんじゃないよ~!
最後までよろしくお願いしま~す!」
とひと言あって…
「ボーカルのmayuで~す。
どうもありがとうございます。
私たち有観客ライブ自体は約2年ぶりで、久しぶりに演れるということで…。
こんなにたくさんの方に集まって頂きありがとうございます!」「配信の方々もね、私たちは同じエネルギーを送っているんで、テレビの前かも知れないかもけどココにいるのと同じように全力で楽しんでくださ~い!
そんな我々は、先月ファースト・アルバム『REVIVE』をリリースいたしました!
今日はね、そのアルバムの曲からメッチャ演るので、聴いて来たよ~という方は灼熱の熱さになるんじゃないかと思います」次の曲では炎がゴォォォォォ!
いわゆる「ファイヤー・ファウンテン」が派手にステージを演出する。
ハハン、だから「灼熱の暑さ」って言ったのか…。
コレ、前の方にいると熱いんよ!演奏したのはNEMOPHILAのファースト・アルバムのタイトル・チューンにしてオープナーの「REVIVE」。
目の覚めるようなドライビング・ナンバー。ギター2人のソロと…
アンサンブルが絡み合う場面は「スリリング」としか言いようがあるまい!
曲に呼応する炎が文字通り演奏を灼熱のパフォーマンスへと昇華させた!
前の方にいるとホントに熱いんよ。次もまたハード&ヘヴィ極まりない!
ハラグチサンのボーカルズ!そしてmayuちゃんのデス・ヴォイス。
この対比が実にいい! ココでもギター2人のソロ。
そして、ツイン・リードのアンサンブル。
矢継ぎ早に、まずリズム隊が爆発する「FIGHTER」。
たむちゃんと…ハラグチサンの鉄壁のコンビネーションがウネル、ウネル!
そこへ切り込むギター・チームの2人が弾くリフ!
みんなカッコいい~!
「♪飛ばせ、飛ばせ」、「♪めざせ、めざせ」のフレーズがやたらと耳に残る。
カッコいいイントロと印象に残る歌のメロディ、そしてコンパクトな曲の長さ…コレ、シェル・タルミーが聴いていたらさぞかしよろこんだろうな~。イケイケ、リズム隊!
ベースと…
ドラムスの掛け合いで大盛り上がり!
ハラグチサンが弾きまくる!
ステージ上手では残りの3人がグルグルと走り回っていました。エンディングには由利徹もビックリだ!
まさかの「♪チンチロリンのカックン」で〆た!しかし、見せ場の多いバンドだわ~。
観ていて一瞬たりとも目を離せる場面がない! 中央のお立ち台の上でハラグチサンのチョッパーが炸裂!
今は「チョッパー」って言わないか…「スラップ」ね?もう「♪バカチコ、バカチコ」と愉快痛快!
演ってるハラグチサンも楽しそう!
曲は『REVIVE』から「Rollin' Rollin'」。
この曲でも豪快なギター・ソロがブッ放される。
ギター・ソロもテクニック・ファーストということでは決してなく、曲調に合わせた音楽的なソロであるところが楽しい。
つまりどこも聴き逃すことができないのだ!だいたいこの辺りまでがショウの前半。
NEMOPHILAの詳しい情報はコチラ⇒NEMOPHILA Official Website
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