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2021年9月20日 (月)

LOUDNESS~THANK YOU FOR ALL:Chapter 4 Revised Live in Japan 【ENCORE】 <前編>

  
チョット前、渋谷公会堂について触れた記事の中に「今年いっぱいでZepp Tokyoも閉鎖」と書いた。
だから「ココに来るのも今回でもう最後だろうナァ…」という思いを交えて今日のLOUDNESSのコンサートに訪れた。
10_2電車の時はいつも新橋から「ゆりかもめ」でやって来たが、ハッキリ言って遠かったわ。
カーテンが閉まっている2階も「東京カルチャーカルチャー」というライブができるお店で、2014年に一度だけMarshall Blogで取材にお邪魔したことがあった。20会場前の物販。
「お台場にはZeppが2つあります Zeppダイバーシティではありません」とデカデカと書いてある。
おかげさまで一度も間違えたことはなかった。40見慣れた開場前のロビーのようす。
今日も皆さん、大忙しだ。
50上手側の廊下。7img_6086反対から見たところ。
何でこんなことをしているのかというと、そこで観たコンサートのことは何とか覚えていても、案外それを観た会場のことって覚えていないんだよね。
何度も訪れていてもそのウチ必ず忘れてしまう。
日本はイギリスと違って「劇場を大切にする」という文化が全くないので、古くなったり要が済んだりすると遠慮なく片っ端からブッ壊してしまう。
ま、ココとかAXやBLITZのような簡易施設とはまたチョット意味合いが違うけど、ロンドンのウエストエンドの劇場はもちろんのこと、どこへ行っても街には100年をはるかに越す昔に造られた古い劇場が必ずあって、みんなで大切に使っている。
ま、イギリスは皆無だからそんなことができるんだけど、やはりエンタテインメントへの取り組みが日本とは全然違うことがよくわかる一例であろう。
それでも、もうこの光景を目にすることは一生なかろうと、思い出に写真を撮ってMarshall Blogに残しておくことにしたというワケ。60v初めてココに来たのはいつのことかもうサッパリ記憶にないが、イベントやら外タレの来日公演やら、ずいぶん何度もお邪魔させてもらった。
ココで一番多く観たのは誰だろう…。
それはLOUDNESSに間違いない。
だから私の中にはZepp Tokyoは「LOUDNESSのホーム」みたいな印象がありましてね。
だから「最後のZepp Tokyo」をLOUDNESSで締めくくることができてとてもうれしく思ったのであった。
70
さて、40周年記念イヤーが盛り上がっているLOUDNESS。40logo 今日は『THANK YOU FOR ALL:Chapter 4 Revised Live in Japan~ENCORE』と題したショウ。
「ENCORE」とあるように、Marshall Blogでもレポートした6月3日のコンサートの再演をベースとした追加公演だ。
しかし、そこは天下のLOUDNESS、同じことをするワケがない。
中盤で前回とはガラリと異なる展開を披露してファンを狂喜させた。100オープニングは前回の演出を踏襲。
SEに包まれてステージに姿を見せた4人。110二井原実

120v高崎晃

130v山下昌良

140v鈴木"あんぱん"政行

150v「Crazy Nigjts」のリフが客席を直撃する!160高崎さんの最高のギター・サウンドはいつも通りのリグから。
お!今回は9200が高崎さんのラックに組み込まれている。
1990年代初頭、EL34が枯渇したため5881を採用してMarshallがリリースした100W/100Wのステレオ・パワー・アンプが「9200」。
後にEL34の供給が再開したため設計変更を経て「EL34 100/100」に生まれ変わった。
双方ルックスは同じだった。
このパワー・アンプ、すごい優秀でオーディオ・マニアにも十分通用するぐらいの増幅機能を持っている(…とオーディオ・マニアの何人かの方々が言っていた)。
Marshall社のデザイン・センスの良さを証明しているかのようなルックスが素晴らしい。
ただし…ドでかいトランスがガッツリ入っているので、サイズの割には笑っちゃうぐらい重い。
「いい音を出す道具は重い」と相場がキマっているのよ。

170vキャビネットはいつも通り。180本日のサオのラインナップ。190最初のソロを炸裂させたのは木目の入ったブルーのRANDOM STAR。
220LOUDNESSの40周年を記念して25本限定で製作された1本だ。
詳しくはコチラ200安定の「世界がうらやむ高崎サウンド」。
素晴らしい…としか言いようがないでしょう。
260今回も観客は声を上げることを厳に慎まざるを得なかったが、ナンのナンの!
熱気は十分。
歓声は聞こえなくても、その勢いに二井原さんもご満足のようだ。210v2曲目は「Like Hell」。
245人気曲の連続で盛り上がり度の加速がスゴイ!230v「♪Like hell!」
高崎さんのコーラスにも気合がみなぎっている!240vステージ下手では早くも山下さんが暴れ回っている。
250v今日も'あんぱん'さんはパワー全開。
リズム隊も絶好調なのだ!7255もう1曲続けては「Heavy Chains」。270_hc毎回書いていて申し訳ないんだけど…やっぱりスキ。
 
今、WeROCK誌とのコラボレーションで「LOUDNESS楽曲総選挙」と銘打った好きな曲3つを選ぶリーダーズ・ポールを開催しているが、ファンの皆さんにとって「3曲」の制限はさぞかしツライだろうな~。
 
LOUDNESS楽曲総選挙の詳しい情報はコチラ⇒WeROCK EYES
280今日も完璧なドラミングで最高の滑り出しを演出した'あんぱん'さん。290vココまで3曲『Thunder in the East』と同じ展開で「Thank you for all」を表した。300「どうもありがとう!
昨年、予定していたライブが全部フッ飛びまして、延期の延期で今日は東京の追加公演です。
暑い中、本当にありがとうございます。
無事にコンサートができてスタッフ一同感謝申し上げます」
と、二井原さんがご挨拶をし、鑑賞に当たっての注意事項を説明した。Mc_2「LOUDNESSの最新アルバムから聴いてください」と『Rise to Glory』のコーナーに入る。310v_sof曲はアルバム冒頭の「Soul on Fire」。320ドラムスは西田竜一。330v続けて「I'm Still Alive」。340意気軒高というか、一瀉千里というか…350vこの重戦車仕様のリズム隊だけがなせる怒涛のリズム・パターン!360そして、もう1曲は「Go for Broke」。70r4a0102 そういえば、こないだナンカの映画で「Why don't you go for broke!(当たって砕けてみたらどうだ?)」みたいなシーンが出て来たな。
家内と「おお~!LOUDNESSだ」と大騒ぎ。
 
ココのセクションもアルバムの冒頭3曲という構成だ。
この3曲、もうスッカリ「LOUDNESSスタンダード」になった。370「サンキュー!
連日オリンピックで盛り上がっていますね!
昨晩は今日のライブに備えて8時半に寝たんですけど、野球が気になって9時に起きましたわ!」
そうか…この頃はオリンピックの真っ最中だったのね?
もう忘れてた。
こういうことを書いておいた方がいいのです。
「オリンピックは参加することに意義がある」けど、Marshall Blogは出るだけでなく「記録が残ることに意義がある」んです。
あ、コレ、私が自分で言ってるんじゃないんですよ。
幾人かのミュージシャンの方々にコレを言われて、書いている私ですら「なるほど…」と思ったぐらいだから。
ライブってのはDVDにでもならない限り、終わったらほぼそれまでですからね。
何をどう演ったかなんてすべて消え去ってしまう。
7309「初の世界発売のアルバムから演ります」…とココからまた『Thunder in the East』からのレパートリーに戻る。380_rfl「Run for Your Life」…いい曲だナァ。
「人気曲総選挙」に入ればいいね。390v高崎さんはギターを持ち替え。
4/4+3/4+4/4のキメに乗ってのソロ。400そして高崎さんのアルペジオからアルバムのクローザー「Never Change Your Mind」。410_vncym洋楽の香りタップリ…というか、「本来のロックという音楽」は持つエッセンスしか感じさせない。
もちろん「歌詞が英語」とかいう意味じゃないよ。
 
「なつかしいところ、いきますか!」と『Jealousy』から「Long Distance Love」。
425ガラっと変わって日本語による日本のロック。
でも洋楽に聞こえる。430v_ldlこういう楽しくポップなLOUDNESSもLOUDNESSなところがLOUDNESSの良さであり、スゴさなんですな。440vおなじみのイントロは「Let It Go」。
470「 ♪Let it go, let it go!」…今日も心の中で大合唱!
455ココまでが前半。
濃密な構成と演奏で今日もギンギンに盛り上がってます! 
460LOUDNESSの詳しい情報はコチラ⇒LOUDNESS Official Website

420

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下のバナーに使用されている写真は、1986年にLOUDNESSが出演したロンドンのハマースミス・オデオン(現 EVENTIM APOLLO)。対バンはSAXONだった。

7 商品写真を差し替えて展示が一層見やすくなりました!

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200(一部敬称略 2021年8月5日 Zepp Tokyoにて撮影)