LOUDNESS~World Tour 2019-2020 THANK YOU FOR ALL Chapter 4 Live in Japan <前編>
40年もの間LOUDNESSを支え続けて来てくれたファンの皆さんへの感謝の気持ちをお届けするコンサート、『THANK YOU FOR ALL』。
その第4弾の東京公演がコロナ禍中での紆余曲折を経て、Zepp Tokyoにてとうとう開催された。
当日の物販コーナー。
40周年がらみの限定アイテムもズラリと並んでいて楽しい。このレコード・プレイヤーも機を逃すと入手できなくなるのでファンは要注意。
グッズはコンサート会場の他にもA!SMARTで入手可能なのでコマメにチェックすべし。
ホラ、言わないこっちゃない。
数日前にも新しいアイテムが加わったよ~。
コレはスマートホン・スタンド。そして、この時コーナーで目を惹いていたのがLOUDNESSオリジナル・クラフト・ビール。
すでにMarshall Blogでも紹介したし、METAL HAMMERやWeROCK誌の記事で今ではスッカリおなじみになったことと思う。今年は暑そうだからね~。
LOUDNESSビールがウマいよ~!
ビールもA!SMARTから、またディスクユニオンやPGSからもお求めいただけます。
ついでにMarshallビールもよろしくお願いします!
…と、ビールの話題を持ち出したけど、当日の会場はアルコールの販売はなし。
キチンとコロナ対策の規制を遵守しての開催なのだ。そして、「黙って飲む」。
男が黙って飲むのはサッポロビールと相場がキマっていたが、ビールは置いてないんだってば。
ジュースも黙って飲む。待ちに待った開演!
客電が落ちると天井に4つの輪が投影された。
この4つの輪は4人のメンバーを表しているのか。「輪」はいいもんだ。
オープニングは「Crazy Nights」。
二井原実
高崎晃
高崎さんはJMP-1を組み込んだいつも通りのバックライン。
やっぱりみんなココから出て来るあの音が聴きたいのだ!
ステージ袖に控える愛器たち。
山下昌良
鈴木"あんぱん"政行
期待と興奮が入り混じった真のロック・コンサートのオープニング。
いつも通りの光景。
これまでこの場に何度居合わせてきたことだろうか。
今回は歓声や嬌声が聞こえることはなかったが、何度立ち会っても問答無用で胸が熱くなってしまう。前回のビールの記事でチラリと触れたが、とりわけ今回はこの感動が強烈でしてね~。
ヒックヒックと、思わず泣きそうになってしまった。
ガマンしましたよ。
「チョット、あのカメラマン、泣いてるよ!」なんて言われたくないからね。
しかし、ナンでだったんだろう?
こういう規模のコンサートからしばらく遠ざかっていたせいだろうか?
イヤ、きっと歳のせいなんだろうな。
以前にも書いたことがあったように記憶しているが、LOUDNESSのコンサートは、ロックに夢中になっていた頃の自分を猛烈に思い出させてくれるのだ。
そんなセンチメンタルな気分が年々強くなっているに違いない。
で、その頃の自分に戻りたいかというと、特段そうでもない。
LOUDNESSがいてくれればそれでいい。ノッケからドラム台に上がって'あんぱん'さんを鼓舞する山下さん。
そして、高崎さんのソロ炸裂。
実際に歓声が聞こえているワケではないが、多分、この場にいた全員が心の中でこのソロに歓声を浴びせかけていたに違いない。
だって聞こえた気がしたもん!続けて「Like Hell」。
「Like Hell!」のコーラスもパワフル!
あ、ココもお客さんは心の中で高崎さんと一緒に叫んでいたに違いない。やっぱりいい音だな~。
音というものは機材がよくても、テクニックに優れていても、いいフレーズを弾かないと「いい音」には聞こえないんですよ。
ナゼかというとギター・ソロも「音楽」だから。
山下さん、また乗ってます。私はマスクの中で「Like hell!」をつぶやかせて頂きました。
誰だってそうなるでしょ!?スキなんだ~「Heavy Chains」。
このリズム隊の3連のグルーブがタマらんのよ。
「Heavy Chains」はLOUDNESSのコンサートではかなりの頻度で取り上げられてきたけど『SAMSARA FLIGHT』の「Fan's Best Selection」には入ってないんよね。
ファンの皆さんも苦渋の選択だったにちがいない。どヘヴィな12ビートに乗って激情のソロが飛び出す。
ヤケクソにカッコいいワケよ。「どうもありがとう!改めまして…LOUDNESSです。
本来であればコレは去年やっているライブです。
それが延期になり、また延期になり…やっと今日です。
本当にうれしいです。
今日は爆音を浴びて楽しんで帰ってください!」
大拍手。
「ステージにはドラム・セットが2つあります。
'あんぱん'は脳内出血で右側が麻痺してしまいましたが、本人の懸命なリハビリによってあそこまで叩けるように回復しました。
今日もガンバって叩いてくれると思いますのでよろしくお願いします。
そして、最強の助っ人ドラマー、西田竜一!
新しいアルバムからいきます!」
ドラムスが西田竜一にスイッチ。
曲は『RISE TO GLORY』から「Soul on Fire」。
LOUDNESSの新しいスタンダード・ナンバーのひとつ。
堰を切ったかのようなギター・ソロ!
高崎さんと山下さんに鼓舞される竜さん。
絶好調のドラミングなのだ!アルバムの曲順通り「I'm Still Alive」。
この展開もLOUDNESSファンにもおなじみのハズだ。壮絶なリズム・パターン。
そのリズムを切り裂くような切れ味の鋭いソロ。
すべての音をひとつたりとも聞き逃したら損をする!高崎さんが弾くシンプルなリフでスタートするのは「Go for Broke」。
コレで『RISE TO GLORY』の最初の3曲をそのまま演ったことになる。「私の最高作は次回作だ」と言ったのはチャールズ・チャップリンだったかな?
LOUDNESSほど新作が楽しみなバンドってのもそういないんじゃないかしら?
私はLOUDNESSの新しい曲をいつも楽しみしているのです。「Go for Broke!」とは「当たって砕けろ!」という意味。
ドスを効かせた二井原さんの歌い方がこの曲にピッタリだ。このソロのメロディアスさは天下一品だね。
メロディアスだけど甘くない。
これこそがまさに洋楽のテイスト。「さっきのMCで言わなきゃイケなかったんだけど忘れてもた!
今日は大きな声を出さないでくださいね!…遅いか」
イエイエ、観客の皆さん、チャンとわきまえていらっしゃいましたよ!
「もう40年ですよ!
デビュー当時のプロデューサーが会いに来てくれましてね…日一にちと死に近づいていますな~、なんて話を楽屋でしたんですわ。
その頃作ったアルバムから2曲お届けします。
まさか40年後に演奏するなんて思っていなかったからね~…もう少しマシな歌詞を書いておけばヨカッタ!」ドラムスは再び'あんぱん'さんにスイッチ。
1981年の『THE BIRTHDAY EVE ~誕生前夜~』から「Rock Shock」。
ベース・ラインがメチャクチャかっこいい!
続いて高崎さんのリフから「High Try」。
エンターテインメントの世界において、40年も前にやったことをを今でも「やる」、あるいは「やれる」というのはスゴイことだと思う。
そもそも音楽が40年の風雪に耐えていることがスゴイ。こういう時って40年前のことを思い出しながら弾かれているのかしら?
しかし「カッコいいモノ」というモノ自体は時間が経ってもそう変わらないもんだな。
昔から本当にカッコいいモノは今もカッコいいわ。
時間が経ってダメになるのは、やっぱり流行りのモノとコピーしたモノだね。
この辺りのことはこの曲のオリジナル音源を聴けばすぐにわかる。
今でもピッカピカに輝いているギター・ソロだ。「THANK YOU FOR ALL」にサンキューのコーナーだった。
LOUDNESSの詳しい情報はコチラ⇒LOUDNESS Official Website<後編>へつづく
大阪のみなさ~ん!
今週の22日はこのレポートの大阪公演ですからね!
是非、Zepp Osaka Baysideにお越しくださいまし。
ネタバレなんかしてたってゼンゼン気にしない、気にしない。
ホンモノ観ないでどうすんねん!
詳しい情報はコチラ⇒クリエイティブマン公式ウェブサイト
LAZYやるよ~!
以前、Marshall BlogでもレポートしたLAZYの『宇宙船地球号』完全再現ライブ。
コレよかったんだよね~。
Marshall Blogの記事はコチラ
↓ ↓ ↓
★Rock Beats Cancer Presents LAZY “宇宙船地球号”完全再現ライヴ!! <前編>
★Rock Beats Cancer Presents LAZY “宇宙船地球号”完全再現ライヴ!! <後編>この感動のライブの配信での再演が決定した!
日時は7月25日18:00オープン、19:00スタート。
詳しい情報はコチラ⇒LOUDNESS Official Website
そしてLOUDNESS!
まずは、『THANK YOU FOR ALL』の追加公演。
来る8月5日、会場はZepp Tokyo…今日のレポートと同じね。
前回見逃してしまった人は絶対行くべし!
感動間違いなし。
アタシャ次回は泣かないぞ! そして、39周年を経ていよいよ40周年を記念するツアーが始まる。
名付けて『LOUDNESS 40th Anniversary JAPAN TOUR 2021 THE SHOW MUST GO ON』。
9月1日のZepp Nagoyaを皮切りに、大阪、福岡、広島、仙台、札幌とまわり、9月23日の東京Zepp Hanedaで幕を閉じる日本を元気にする充実の行程。
楽しみだ~!
不幸にして参加できない場合もあるでしょう…そんな時には配信チケットの購入をおススメします。
詳しい情報はコチラ⇒LOUDNESS Official Website
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