LOUDNESS~World Tour 2019-2020 THANK YOU FOR ALL Chapter 4 Live in Japan <後編>
40年前にリリースした『THE BIRTHDAY EVE』からの2曲を終えて…。
「どうもありがとう!楽しんでますか?
シンドくなったら座ってくださいね…明後日きますからね!」
そう、忘れていると来る。
アレ?何でモモが痛いんだ? あ、一昨日LOUDNESSに行ったんだ!…というヤツ。
「40年前のアルバムから演りましたが、1981年、タッカンとマネージャーが京都に会いに来てくれたんですよ。
ボクはまだ大学生でした。
で、タッカンがこう言ったんですわ…『オレのMarshallに負けないボーカルを探している。世界に通用するバンドを作りたい』。
初対面の時にこう言われたんです。
それから東京に出て来て、アメリカのデビューがキマって…タッカンが言った通りになった!とビックリしましたわ。
アメリカで仕事をするなんてビックリでしょ?
そんな時に作ったアルバムから3曲聴いてください」
二井原さんの勧誘にMarshallを引き合いに出して頂けるなんて光栄ですね。
「声がマーシャル」とか時々ギター以外の楽器のスゴイ音を形容する時にMarshallが出て来るのはとてもうれしいことでしてね。
だってそうでしょ?
他のギター・アンプでそんなの聞いたことがない。
それもMarshallの強い個性を引き出してくれる弾き手がいてこその話。
高崎さんのMarshallの音も二井原さんのノドも間違いなく歴史に残る「ロックの声」なのです。
『THUNDER IN THE EAST』から「Run for Your Life」。ココのセクションのドラムスは竜さんが担当した。コレは普段は滅多に演奏しない曲。
『THANK YOU FOR ALL』ならではの選曲だ。長いリフが魅力的なLOUDNESSのヘヴィ・ワルツ。
「♪Run for your life」のメロディがとても印象に残る。
3/4拍子のままエイトビートでドライブする後半がスリリング!
続いても『THUNDER IN THE EAST』から「We Could be Together」。
この曲も滅多に聴けない。
ハードさとポップさがうまい具合にミックスされた1曲。
つい最近、「ポール・ギルバートのお気に入りアルバム」を紹介するどこかの記事がフェイスブックからリンクされていて、その中でポールはLOUDNESSのアルバムを挙げていた。
もう何年も経つけど、フランクフルトの展示会の時に開かれていたMarshallのパーティでポールと一緒になった時、彼がしきりに「LOUDNESSが好き」と言っていたのを思い出した。
LOUDNESSの音楽を「とてもメロディアス」と形容していた。『HURRICANE EYES』に移って「This Lonly Heart」。今、80年代後半の「THANK YOU FOR ALL」中!そして『LIGHTNING STRIKE』から「Let It Go」。
ココも叫びたいところだったけど、ガマンガマン。
とにかく会場は尋常でないぐらい盛り上がってたよ! 「楽しんでますか?
ステージの上からすごくいい顔が見えてますよ!
ボクも鳥肌が立ってます」
ココは物販のMC。
レコード・プレイヤーやジャケットの期間限定アイテムの他にLOUDNESSビールが紹介された。
そして、この記事の最後に案内しているLOUDNESSのライブ情報が発表された。楽しい時間が過ぎるのは早いモノで本編最後のセクション。
’あんぱん’さんのドラムスで最後まで走り切った。まずは「Blackstar Oblivion」。高崎さんサイドで山下さん合流。そこへ二井原さんも加わった!
ノリノリ加減が窺い知れよう。『HURRICANE EYES』から「Strike of The Sword」。
まさに「一太刀!」のドライビング・チューン!「sword」は「スウォード」ではありませんからね。
「ソード」が正しい発音。
我々世代はみんなWishbone Ashで勉強した。
…なんてことは言っていられない!
ここでドカっと時代が下って『THE SUN WILL RISE AGAIN』から「Motality」をつなげて来た!
激動のドライビング・チューン2連発!
「mortality」とは「死ぬべき運命」とか「大量死」とかいう意味。
「不滅の〇〇」という時「Imortal 〇〇」っていうでしょ?
それの反対の名詞形。
ホント、この曲死ぬほどカッコいいわ~。アッという間に本編最後!高崎さんはこの1曲のためにギターを持ち替え。
つまり「ドロップDチューニング」の曲ということ。その曲とは「Metal Mad」。
「メタルバカ」…LOUDNESSファンへ贈る感謝の気持ちの締めくくりにふさわしい!ワウ・ペダルのキメ・フレーズを経て猛シュレッド!
キモチいいことこの上なし!「Blackstar Oblivion」のからシンプルなエイト・ビートで疾駆するドライビング・ナンバー3曲を連ねて本編を締めくくった今日のコンサート。
スゴかったね~!
しかし…毎回書いているけど、「曲」だよね~、曲。
汲めども尽きぬハイ・クォリティな曲の数々!
「素晴らしい」としか言いようがない。
それを魅力的な「声」と最高の技術で演奏するんだからタマったもんじゃない。
私にとっての曲のクォリティの高低を決定する要素のひとつは「洋楽度」なのね。
つまりいかに「ロック」かどうかということ。
LOUDNESSの曲には日本のロック・バンドが好んで使うようなメロディが一切出てこないでしょ?
どんなに聴きやすいポップな曲でも日本人のメタル・バンドが作る曲とは香りが全く違う。
つまり、日本人が演奏していても、サウンドは「洋楽」なワケ。
今、こういうロックを演るバンドがホントにいなくなっちゃった。
私が知っている限りで言えば、RED BULLのイベントでLOUDNESSと同じ舞台に立たせて頂いたHELL FREEZES OVERぐらいかな?
その時の様子はコチラ⇒①HELL FREEZES OVER ②LOUDNESS
さてさて、アンコール。
スゲエ、歓声!…はないけど、スゴイ熱気!
二井原さんは40周年記念ジャケットにお召し替えしての登場!コレね。
ファンの皆さん、お買い逃がしのないように!
お求めはA!MARTで。 アンコールはまずこのリフから!「Loudness」だ!
まさにふさぎ込んでなんかいられない!高崎さんもドラム・ライザーの上へ!ドラムスは’あんぱん’さん!
三役そろい踏み! そして、山下さんのベース・ソロ。
ココがまたすこぶるカッコいい!2曲目は「Crazy Doctor」。
アレ、二井原さんのジャケット!
前身頃が日章旗に「世界平和」になった。
そう、このジャケット、リバーシブルになっているのです。
もう買わないとマズイね、コリャ。ドラムスは竜さんに交代。
いつもならココで「タッカ~ン」の掛け声がかかる名ギター・ソロ。
クドいようだけど、みんな心の中で叫んだよ。しかし、ココも盛り上がったな~。「今日はどうもありがとうございました!
8月の追加公演でまたお会いしましょう!
次で最後の最後の曲になります!」最後の最後はドラマーもそろい踏み!
ツイン・ドラムでブチかましたのは「S.D.I.」だ!
この高崎さんの表情。
きっとご本人も何度も延期を余儀なくされた公演をとうとう果たすことができてスカっとしたんでしょうな~…と見た。
キマった~!
イヤ~、最初に泣きそうになったのが正しかったと思わずにはいられない最高のロック・コンサートだった!
私はファインダーを覗きながら、露出を合わせながら、シャッターを切りながら、気持ちはズ~っと中学2年生だったわ!
やっぱりいいロックはいくつになって接してもいいもんだ!
「どうもありがとう!」次は8月5日の追加公演で会いましょう!
LOUDNESSの詳しい情報はコチラ⇒LOUDNESS Official Website
大阪のみなさ~ん!
今週の22日はこのレポートの大阪公演ですからね!
是非、Zepp Osaka Baysideにお越しくださいまし。
ネタバレなんかしてたってゼンゼン気にしない、気にしない。
ホンモノ観ないでどうすんねん!
詳しい情報はコチラ⇒クリエイティブマン公式ウェブサイト
(写真はイメージです。私、昔務めていた会社の関係で箕面に2年半ほど住んでいたことがあるのです)
LAZYやるよ~!
以前、Marshall BlogでもレポートしたLAZYの『宇宙船地球号』完全再現ライブ。
コレ、メチャクチャよかったんだよね~。
Marshall Blogの記事はコチラ
↓ ↓ ↓
★Rock Beats Cancer Presents LAZY “宇宙船地球号”完全再現ライヴ!! <前編>
★Rock Beats Cancer Presents LAZY “宇宙船地球号”完全再現ライヴ!! <後編>
この感動のライブの配信での再演が決定した!
日時は7月25日18:00オープン、19:00スタート。
詳しい情報はコチラ⇒LOUDNESS Official Website
そしてLOUDNESS!
いよいよ40周年ですからね~。
もうコロナのことなんか忘れて徹底的に「LOUDNESSの40周年」を祝おうじゃないの!まずは、『THANK YOU FOR ALL』の追加公演。
来る8月5日、会場はZepp Tokyo…今日のレポートと同じね。
前回見逃してしまった人は絶対行くべし!
感動間違いなし。
アタシャ次回も泣くな。
そして、39周年を経ていよいよ40周年を記念するツアーが始まる。
名付けて『LOUDNESS 40th Anniversary JAPAN TOUR 2021 THE SHOW MUST GO ON』。
9月1日のZepp Nagoyaを皮切りに、大阪、福岡、広島、仙台、札幌とまわり、9月23日の東京Zepp Hanedaで幕を閉じる日本を元気にする充実の行程。
楽しみだ~!
不幸にして参加できない場合もあるでしょう…そんな時には配信チケットの購入をおススメします。
詳しい情報はコチラ⇒LOUDNESS Official Website
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