CONCERTO MOON~RAIN FIRE TOUR 2021最終日
CONCERTO MOONが13枚目のアルバム『Rain Fire』を発表したのは昨年の12月のことだった。その発売を記念するツアーが6月5日の仙台からスタートし、先日最終日を迎えた。
今日はそのレポート。
リリースから半年経ってのツアー…いかにも悠長な計画だったが、いいの、いいのコレで。
CONCERTO MOON総帥の島紀史氏はそもそも「ジックリやっていく」と言っていたんだから。その「ジックリ」の成果のひとつがコレ。
ツアーの直前にミニ・アルバム『Waiting for You』をリリースしたのだ。
結果、本ツアーは盛りだくさんな内容のショウとなった。会場はCONCERTO MOONのホーム、目黒鹿鳴館。
私もひっさしぶりに鹿鳴館にお邪魔させて頂いた。
いいね、やっぱり…落ち着くワイ。島紀史
芳賀亘
三宅亮
中易繁治
河塚篤史
「ノンちゃんとMarshall、ストラトキャスター添え」…この姿を拝むのも久しぶりだな~。
愛用のMarshall MAJOR 1967と1960たち。
考えてみると、「1959」から「1967」って発売時期に1年の差しかないのにモデル・ナンバーが8つも飛んでるんだな。
このモデル・ナンバーの付け方についてはいつか詳しく書いておいたので、興味のある人は自力で記事を探してください。愛器たち。
黒のストラトキャスターばっかし!
コレぞ「大谷一門会」一員の証。
4本のウチ3本がメイプル指板だったのか…。足元のようす。
1曲目は『Rain Fire』のオープナー「Long Way to Go」。
この音圧!
久しぶりだけど、この音を聴くとそんな感覚は一瞬で吹き飛んでしまう。相変わらずの伸びやかな声!
転調して亮くんのシンセサイザー・ソロ。
そして、ノンちゃんのソロ。
待ってました~!続けてアルバム通りにタイトル・チューンの「Rain Fire」。
ミディアム・ファストなポップ・チューン…といっても「CONCERTO MOONのレパートリーの中ではポップな類」という意味ね。曲調に合わせたノンちゃんのソロも親しみやすいメロディが詰め込まれている。
この曲も前の曲も、また他の曲でもCDではすさまじく分厚いギター・アンサンブルを聴くことができる。
いつか、そのアンサンブルの副旋律のレコーディングをしている時のスタジオにお邪魔したことがあったが、スゴイんだよ。
何の迷いもなく全部一発でキメちゃうの。
「あ、やっぱりこっちにしようかな…」などとグズグズやらない。
もう主旋律に合わせてピラピラ~とハモらせて弾いてイッチョ上がり!ってな感じ。
アレには驚いた。 「こんばんは、東京!
CONCERTO MOONです。
去年の12月に『Rain Fire』を発表してようやくツアーができることになりました。
そして、久しぶりに東京に帰って来ました。
アルバムの曲の他にも『新旧』取り混ぜて演りますので最後まで楽しんでいってください!」
「皆さん、お待たせしました。待っていてくれましたか?」
会場大拍手。
「こんなにたくさん来てくれてありがとう!
緊急事態宣言下ですけれど、ココにいる間はそんなことも忘れて楽しんでいってください。
『新旧』なんて言うと、日本語ってありがたいと思いますよね。
『古い』と思って演ると『あまり古くないじゃないか』ということになって怒られない…」
会場シーン。
「あのね、『アハハ』ぐらい反応してくださいよ。
こっちはウサギの7倍ぐらいさみしがり屋なんだから!」
『ウサギの7倍さみしがり屋』についてはコチラをご覧ください。
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で、早速「新」の方から…ミニアルバム『Waiting for You』収録の新曲「Find my Way」。
転調が交錯しながらのギター・ソロ。
コレもすごく親しみやすい1曲ですな。ハハン…ノンちゃんのMCの意味がわかったわ。
続けて演奏したのは『Savior Never Cry』にオリジナルが収録されていて、今回の『Waiting for You』に再録された「Stay in my Heart」。新旧の「新」でもあり、「旧」でもある。
そして『Savior Never Cry』のリリースは2011年なので、さりとてそんなに古くない。
…と思ったけど、『Savior』からもう10年経ったのッ?
エエエエエエエエッ!…まだ3、4年ぐらい前かと思っていた。10年経とうが経つまいが、いつでもCONCERTO MOONはギンギンなのだ!
『Rain Fire』から「Run for the Light」。
そういえば、『Rain Fire』がリリースされた時、今回のステージでは取り上げられなかったんだけど「The Night Tells Thousand Lies」という曲が入っているのを知って驚いた。
元は映画音楽で、今ではジャズのスタンダード曲になっている「The Night Has a Thousand Eyes(夜は千の目を持つ)」というのがあるんですよ。
コルトレーンなんかの演奏で有名なんだけど、ノンちゃんがこの曲を知っていて曲名を付けていたらオモシロイな…と思って。「♪ジョンジョンジョジャジャジャジャ」というキメが気持ちいいね。
「どうもありがとう!
皆さんが声が出せなくても楽しんでくれているのがわかるので、テンションが上がって来ております。
先月仙台からスタートして5か所回って来ました。
鹿鳴館に戻って来れて感慨深いです…ホームグランドなんでね。
2019年の9月演ったのが最後だったんで感激しております。
こうしてステージに立って皆さんに音楽を届けるのが我々の仕事だと思っております」
ノンちゃん、いい表情だナァ…ホントにうれしそうだった。「旧」から2曲。
「Between Life and Death」と…
「Noah's Ark」。
そして観るモノの息もつかせぬ怒涛のインスト・ナンバー。
も~、イントロからしてユカイ痛快!『Waiting for You』から「Flaming Thunder God」。
ま~、よく弾くこと、弾くこと。
そして、いかにもMarshall!のギターの音がいいわ~。リズム隊も血みどろの激演!(※血は出していません…「汗みどろ」か)
みんなカッコいいぞ~!
続けて亮くんのキーボーズのソロから…
ミニ・アルバム『Waiting for You』のタイトル・チューン。
そして、同アルバムに再録された「Angel of Chaos」でショウの中盤を締めくくった。
今回、ノンちゃんのアクションが激しくてね~。
久しぶりのホームでの演奏が本当に楽しくて仕方ないという感じだった。「今回『Waiting for You』というミニ・アルバムを出したんですが、いつライブができるか見通しがつかなくて…制作だけシッカリやってきました。
それがこうして皆さんの前で演れるなんて本当に感謝しています。
今日で第1弾は終わり…また第2弾もやります!」 「緊急事態宣言のようなモノが出て、本当を言うと、どうしようかと2秒ぐらい考えました。
でも、予防対策をしてもらうので、やるしかない!と思い、2時間ばかりの楽しい時間に浸ろうじゃないか!…と。
声は出せませんけど、楽しんでください。
年内にもう1回東京でやりたいと思っています。
今日が第1弾の最後で、また第2弾の時には今回行けなかったところにも行って、東京に帰って来ます。
待っていてください!」こうして集まってくれたお客さんに感謝の言葉を贈って最後のセクションに突入した。
曲は「Black Flame」。このフォーメーション!
久しぶりだ~!最後まで徹底的に弾き狂う!
CONCERTO MOONのスタンダード・ナンバー「From Father to Son」をつなげる。
歓声は出せなくても客席は大盛り上がり!
そして本編の最後は『Rain Fire』から「Burnt Society」。
そしてノンちゃんは最後の仕上げにかかる。
CONCERTO MOONのステージ、おなじみのエンディングのルーティン。
やっぱコレがないと終われないよね!
そして、終わった。アンコールではいつも通りツアーTシャツにお召し替え。
「どうもありがとう!楽しいナッ!」
こんなことノンちゃんが言うのは珍しいんじゃない?
「楽しんでますか?自分が楽しむことを優先してしまった!
皆さんの顔を見ることができて本当にうれしいです。
戻って来れて感無量です!
我々は馬車馬なので、もう走り出したら止まりません。
年末には状況がよくなっているといいナァ」
「Change my Heart」を演奏して興奮の鹿鳴館の幕を閉じた。
皆さん、年末よろしく!
CONCERTO MOONの詳しい情報はコチラ⇒Official Site
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