【訃報】ジョーイ・ジョーディソンのこと
Slipknotのジョーイ・ジョーディソンが亡くなったという知らせを目にした。
私も歳が歳なだけに、Slipknotあたりの音楽を個人的に聴くことが全くない真正の門外漢なんだけど、コリー・テイラーが来日した時にMarshallでサポートしたことがあった。
確か、撮影の許可が「アタマ3曲」になっていて、コリーが4曲目からギターを弾き始めてズルっとなってしまった記憶がある。
また、Marshallの50周年のコンサートの時には、ロンドンのバーモンジーのリハーサル・スタジオで、彼が失くした携帯電話を一緒に探してあげたこともあった。
一方、ジョーイはSlipknotと並行して活動していたMurderdollsが来日した時に、やはりMarshallでサポートしたことがあった。
忘れもしない2011年3月10日のことだった。
その後、イギリスに行った時に偶然手にした音楽雑誌『Kerrang!』に興味深い記事を見つけた。
その記事については以前Marshall Blogで紹介しているのでゼヒご覧頂きたい。
↓ ↓ ↓
【Marshall Blog】I Thought I was Going to Die~英音楽誌が伝えた大震災
このMurderdollsのライブ・レポートは以前のMarshall Blogに掲載したが、現在では見れなくなっているので、ジョーイに捧げるべく再度写真に手を入れて、記事に大幅な加筆を施したうえでココに再掲することとした。
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2011年5月13日 (金)
Murderdolls Live in Tokyo
今日お送りするのはMurderdollsの2回の東京公演のうちの初日のレポート。
公演日は2011年3月10日。
もうひとつの公演はその翌日に開催される予定だった。
ある種、一生忘れることのできないライブになった。
会場は渋谷O-EAST。 ナゼなら、今日ココに掲載する写真が今回8年ぶりの来日となったMurderdollsの日本でのステージの雄姿を伝えるほぼ唯一のモノとなってしまったからだ。
ステージ上の造作。
コレ置かれちゃうとMarshallが見えないじゃないのよ~!
でも、うっすらと1960が透けて見える。 ギター、Roman Surman(ローマン・サーマン)。 RomanはJVM210Hを使用。
キャビネットは1960だ。 ついたてをハズしたところ。
ごく普通に1960のAとBを積み上げている。 ソリッドなギター・プレイと派手なアクションがカッコよかったな。
Joey Jordison(ジョーイ・ジョーディソン)。
キャビネットは同じく1960。 無心にリフをかき鳴らすJoey。
バチっとキマッたプレイで観客を魅了する。
ベースのJack Tankersley(ジャック・タンカースレイ)。 ドラムはJason West(ジェイソン・ウエスト)。 Wednesday 13(ウェンズデイ13)…変わった名前ですな。
日本人だったら十三(じゅうぞう)さんだ。
大阪出身だったりして。 この人いいネェ~!
この魅力的な声がロックだ!アリス・クーパーみたいで実にスタイリッシュだ! 十分にカッコいいんだけど、真っ黒クロスケで顔の形が皆目わからない。
こんな感じ。 なんというか…圧倒的な押しの強さでズンズンとショウが進んでいく。 サービス満点のJoey! いいバンドだネェ。
「ロックらしいロック」のDNAを感じた!
(敬称略 2011年3月10日 渋谷O-EASTにて撮影)
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終演後、バンドにあいさつに行った時、楽屋のトイレに入ったんだけど、便器が真っ黒になっていたんよ!
このメイクは大変だよね~。
そして、この翌日の2011年3月11日午後2時46分、東日本大震災が発生した。
それから10年後の今、「復興五輪」を名ばかりに掲げたオリンピックが開催されている。
ジョーイ・ジョーディソン氏のご逝去はそんな中での出来事だった。
「I thought I was going to die」が「I died」になってしまった…。
才能ある音楽家の逝去を悼み心からお悔やみ申し上げます
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