TREASURE☆ISLAND SEASON 38 <後編>~ヘアメタル研究会
ドラマーのSHOWさんが企画するイベント、『TRESURE☆ISALAND SEASON 38』の<後編>はヘッド・ライナーの「ヘアメタル研究会」の登場。
チョット、ご足労をかけますが、会場を移動しますよ~。
地下鉄ジュビリー線に乗ってくださ~い!着いたところはココ…「ウェンブリー・パーク」駅。
この辺りに来るにはベイカールー線の「ウェンブリー・セントラル」駅を使う方法もありますが、今日はコチラから。駅を出てすぐに目に入って来るのはウェンブリー・スタジアムのアーチ。
コレだ~!
イギリスを発祥とするスポーツがあまたある中でとりわけ人気の高いのが、ラグビーとサッカーとテニスと…何と言ってもクリケット。
コレらの競技には「聖地」なるものがあって、ラグビーは「トゥイッケナム・スタジアム」。
サッカーはここ「ウェンブリー・スタジアム」。
テニスはロンドンの中心から離れるけどもちろん「ウィンブルドン」。
クリケットの聖地はセント・ジョンズウッドにある「ローズ・クリケット・グラウンド」。
セント・ジョンズウッドというのはアビィ・ロード・スタジオがあるところね。
ポールの家もすぐ近くにあったりする。
このクリケットでビックリしちゃったことがあった。
木曜日の昼間、セント・ジョンズウッド駅の周りがものすごい人出だったことがあった。しかもほぼ全員がオッサン。
開催時の江戸川競艇場ソックリ。
地元の人にその人出の理由を尋ねると、クリケットだった。
オッサンたち、平日でも仕事を休んで試合を観に行っちゃうんだって。
コレがポールの家。
実際に住んでいるかどうかはわからないけど、いまだにポール・マッカートニーの所有物件なのだそうだ。
ビートルズがブレイクした時、ホテル住まいに飽き飽きした4人それぞれの家を買った。
3人は郊外に物件を求めたが、ポールだけはアビィ・ロード・スタジオに近いという理由でこの家を買ったのだとか…。
今、相当値が張ると思うよ。 さて、そのウェンブリー・スタジアムの向かいにあるのが「ウェンブリー・アリーナ」。
昔は「エンパイア・プール」といった。
1934年に開催された「大英帝国競技大会(British Empire Games)」というイベントの時に屋内水泳プールとして建設されたから。
1948年のロンドン・オリンピックの時には競泳、高飛び込み、水球の競技会場となり、9年前のオリンピックでは新体操とバドミントン競技の会場として使用された。
ロンドンで一番大きいアリーナは「O2アリーナ」で、2番目はLed ZeppelinやPink FloydやSladeで有名なアールズ・コートの「エキシビジョン・センター」、3番目はウェンブリー・アリーナだった。
残念なことに2、3年前にアールズ・コートが取り壊されてしまったので現在ではウェンブリー・アリーナがロンドンで2番目に大きな多目的競技場に繰り上がっている。
ちなみにO2アリーナには「Britain's Museum of Popular Music」というロックの博物館があるけど…あんまりおススメはしないかな?
コレで十分だと思う⇒【イギリス-ロック名所めぐり vol.8】 ロンドン・ロック秘宝館?
もう会場の設営は終わってるかな?
おお!もうバッチリだ。
後は開場を待つだけ。
会場の周りに人が集まりだした。
みんな「ヘア・メタル研究会」が好きなんだね~。
いよいよ開場!
ウワ~、入ったな~!
すごい熱気だわ!そして、いよいよ開演!
「ヘアメタル研究会」の登場だ!
1曲目はBon Joviの「You Give Love A Bad Name」。
こういう長髪でキャッチーな曲を演奏する80年代のロックを「ヘアメタル」って言うんだってね~。
当時はそんな言葉を聞いた記憶が全くないけど、もうこちとらスッカリ「ヘア」は卒業しちゃったよ。
そういうバンドのコピーを聴かせるのがこの「ヘアメタル研究会」。その肝心のヘアはアマゾンでゲットしたそうだ。
しかもプライム会員だからオーダーの翌日に配達された。
最後の「bad name」のところ、歌ったのは最前列の女性ひとりで、エラく恥ずかしがっていたのがかなりオモシロかった。2曲目はDOKKENの「Tooth and Nail」。
知らないんです…。
私のことを知る人はよくおわかりだと思いますが、この辺りのロックって1ミクロンも聴いていないんです。
1曲目も「鬼奴の歌」と呼んでいるぐらい。
も~ね、予め白状しておきますよ。
Marshallの仕事をしていてこんなことを書くとマズイのはよくわかっているんだけど、多分私、リリースされてすぐに買った一番最後のロックのアルバムって……多分ですよ…1980年の『Blizzard of Ozz』だと思います。
世間があんまり「ランディ、ランディ」と騒いでいたので買ってみて、コピーもしました。
もうそれからリリースされたてのロックのレコードやCDは買ったことがないと思う。
もちろん、60~70年代のロックの作品は千枚単位で買い続けて楽しんでいますよ。
ボン・ジョビもガンズも人気が出た後のジャーニーも全然わかりません!
しつこいようだけど、その代わり70年代のロックなら負けませんから。
でもね、パンクよりは全然わかる。
現にこの日に取り上げられ曲も大抵はどこかで聞いたことがあるモノばかり。
それだけ80年代のロックってのは一世を風靡したんだね。
え、「ヘアメタルは80年代だけじゃない」って?
いっしょ、いっしょ、ロックという音楽は「70年代以前」と「80年代以降」のたった2種類しかないんだよ。
と、白状してホッしました。
ま、元ネタに馴染みがあろうがなかろうか、ヘアメタル研究会、メチャクチャおもしろかった!
携帯でソロ中の刻さんの写真を撮るYOFFYさん。お客さんに渡してパチリ!
満員の会場のお客さんの目がステージに釘付けになっている!
3曲目はPretty Maidsの「Please Don't Leave Me」。
コレはバンドもわからないな…秋葉原か?
フムフム、ジョン・サイクスのシングル曲で、作曲はジョン・サイクスとフィル・リノットなのか…。
あ、ウチは「Lynott」を「ライノット」ではなく「リノット」と表記しています。
イギリス人3人に電話で一般的な発音を確認しております。
いい曲だな。
曲はPretty Maidsが取り上げて有名になったとか…。
Argentみたいだな。ツイン・リードもバッチリよ!
続いてはRATTの「Round and Round」。
このチーム、フロントの3人のキャラが濃くて、一歩退いてベースを弾くミノリちゃんがいじらしく映ってしまう。
でもYOFFYさんのMCに後ろで大爆笑しているのが何ともいい雰囲気だった。
もちろんモクモクと弾くベースラインは完璧。
安定したベテランらしいドラミングでバンドをギンギンにドライブさせるSHOWさん。
彼とは比較的長いお付き合いをして頂いていて、NATALを何度もプレイして頂いている。
ん~、さすが!ヤッパリいい音が出て来るな~。
このイベントも直前に出演したJEKYLL★RONOVEのMayoちゃんがNATALということで、SHOWさんのご厚意でキットを置かせて頂いた。
SHOWさん、ありがとうございました!
「イエェェェェェx!!!」
MCでは楽器自慢のコーナーもあったりして、コレがまた楽しい。
SHOWさんは「ヘアメタル」の説明をした後、NATALの紹介をしてくれた。
YOFFYさんが「ナタル」と呼ぶのを制して「ナ・タ・ー・ル。Marshallのドラム・ブランドですよ」と説明してくれた。
それを聞いたYOFFYさん、「ナタール?…ネパールみたいだな」
ソレ気にいった!
しかし、NATALもまだまだでございますな。バーチの12"、13"、16"、22"、14"x5.5"。
続いてはNight Rangerで「Don't Tell Me You Love Me」。
ナイト・レンジャーといえば2本のギターがウリだもんね。
当然、新横浜…じゃない、ウェンブリーの大ステージでも白熱したギター・バトルが展開する。上手のSUSSYさん…
下手の刻さん…
ウェンブリーのお客さんも忙しい!
ジャンジャン出て来るヘアメタル・ナンバー!
次は「We're Not Gonna Take it」。
え、何でThe Who?
フーはヘア・メタルじゃないでしょ?今はギターの人はすっかりヘアなしだし。
…と思ったらTwisted Sisterのヒット曲。
この曲は聞き覚えがある…「We're Not Gonna Take it」っていうのか。
The Whoの有名なロック・オペラ『Tommy』の挿入歌に「オレたちはしないよ」というのがあって、その原題が「We're Not Gonna Take it」だった。
それとは別に私は「Twisted Sister」の名前はかなり以前から知ってるのだ。
それは何でかというとフランク・ザッパの「Honey Don't You Want a Man Like Me」という曲。
どういう場面で出て来るかはココでは書きません。
興味のある人はご自分で調べてみてね!会場はも~大盛り上がり!
アリーナの壁際で踊り狂っているノリの良い日本人っぽい女性を発見!
ナンダ、Mayoちゃんじゃねーか!
演奏している5人も実に楽しそう!
「ノッてるかウェンブリー!
さて、最後にゲストを読んでみたいと思います!」「おお~!」
大喜びのウェンブリー!
ステージに現れたのはアクセル・ローズのイメージのJekyll!
最後に2人で歌ったのはサイキックラバーの「特捜戦隊デカレンジャー」。
オモシロかったね~!
トークもパフォーマンスも最高。
7曲がアッという間だった。
満足して席を立つウェンブリー・アリーナのお客さんたち。
こんな状況の中、足を運んで頂きありがとうございました。
ヘアメタル研究会の詳しい情報はコチラ⇒オフィシャルサイト
私もお客さんがハケた会場で記念撮影。
ウェンブリーの夜は更けていく。
さて、Marshallのレコード屋さん「マーシャル・ミュージック・ストア・ジャパン」がオープンしました!
Marshall Recordsのバンドの作品を販売するお店。
今日、ヘアメタル研究会がジョン・サイクスとフィル・リノットが作った曲を演奏していたけど、ウチにもフィル・リノットの作品を演奏しているLPがありま~す!(CDは未入荷)
元UFOのギタリスト、ローレンス・アーチャーとフィルが組んでいた幻のバンド、GRAND SLAM。
よろしくね!
GRAND SLAMのLPの詳しい情報はコチラ⇒Marshall Music Store Japan
Marshall Music Store Japanの詳しい情報はコチラ
↓ ↓ ↓
Marshall Music Store Japan