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2019年5月11日 (土)

美食 de ROCK!~MASHAとMAKABEとMVPとMarshall

 

いきなり汚いモノをお見せしますが…下の写真は事務所のレコード棚。
ま、大した枚数ではない。以前はこの倍ぐらいあったんだけど、転勤族をやっている時に、あまりにも引っ越しの時に大変だから2,000枚以上売ってCDに買い替えた。別に後悔はしてませんよ~だ。
だってCDは小さいし、ノイズはないし、手入れはラクだし…便利じゃないか。CDが出て来た時に人類がどれだけ感動してありがたがったかをオレは決して忘れないゼ。
で、処分して枚数は減っても、思い出はちっとも減っていない。
奥がロックで手前がジャズ。
この中には、45年以上前にお小遣いを貯めて買ったアルバムや、有楽町のハンターに毎週出かけて少しでも安く買い求めたアルバムがゴロゴロしている。
配信だ、ストリーミングだ…って今の子は気の毒だ。
私たち世代はこうして思い出を物質として保存しておくことが出来るんだからスゴイ。
ま、こうして13、14歳の頃から音楽に夢中になったワケで、やっぱりいつかはレコードを制作する仕事に携わってみたいと思って来たものですよ。
それが期せずしてこの年でD_Driveと通じてMarshall Recordsの仕事を始めたでしょ?
いいわ…もう。メッチャ大変なんだもん。
忙しくて「10連休」も「平成最後」も「令和初」もゼンゼン関係なかったわ!
そりゃ仕事自体はオモシロイけど、やることが多すぎて、ここのところ身体がいくつあっても足りない感じだった。
アーティストひとり面倒をみるのがこれほど大変だとは思わなかったよ。
でも、私なんかがまだ好きなバンドを扱っているんだから全然マシで、これがアータ、「何でもいいから売れるモノを作れ!」なんて会社でゴリゴリやられた日にゃタマらんぜよ!
音楽なんて絶対にキライになるな。
やっぱり好きなコトやモノを仕事にするのはかなりリスキーだ。
こうして好きなモノを通して思い出を眺めておくのが一番幸せだ。
ああ、それと大変なのはITよ、IT。
一緒に仕事をしているのはイギリス人でしょ?
連中、ITだかSNS(イギリスでは「Social media」といいます)だかの活用度合いが凄まじく進んでいて、メールで指示が来ると、その英語は問題なくわかるんだけど、出て来るIT単語の意味がわからずに四苦八苦しちゃうのよ。
「ハァ、なんスかそれ?」の連続。
もちろんこっちがジジイということもあるよ。ツライ渡世だぜ。
…とマァ、そんな具合なもんだからMarshall Blogの更新もとんとご無沙汰してしまったのです。
それが、ようやく少し落ち着いての投稿だ!

10場所は池袋の要町。

20「TOKYO美食伝説 PapiPopi」というレストラン。

30ココで食事をしながらMASHAと真壁雄太の演奏を楽しもうという企画…名付けて『美食 de ROCK』。

40sお邪魔したのは3月に開催した3日間のウチの初日。
毎日変わるメニュー。
コレがその初日の美食。

50冒頭はこのレストラン、PapiPopiのオーナーシェフ、橋本徹さんのご挨拶。60v橋本さんはかつてはZERO Corporationの主宰者で、MVPレーベルのもと、1999年に事業解散するまで8年の間、ハード・ロック/ヘヴィ・メタルのアルバムを制作し続けた。
今年はその解散から数えてちょうど20年目となることよりこの企画が実行された。

70s橋本さんとは数年前に、まだウリがMarshallを使っていた頃、中野サンプラザの楽屋でご一緒させて頂いた。
あの時は令文さん、中間さん、ルークさん、ノンちゃんなんかがいらしていて、客席はMarshall祭りになっていたっけ。
アレから何年経ったのかな?…と思って調べると、2008年11月の来日時のことだった。
エ~~~、11年も経ったのかよッ!
それなのに橋本さんはお店に入って来た私の顔をご覧になるなり「お久しぶり!」とご挨拶してくださった。

0r4a0095 そして、この後のライブ・コーナーに出演するHIKOを交えてのトーク。
チョット、橋本さんの後を見て!
JVMのフルスタックが置いてあるレストランなんて普通ないぜ!

80トークの間、厨房で待機するMarshallボーイズ。

90トークは橋本さんとMVPレーベルの歴史。
冒頭に書いたように私なんかチョコチョコっとアルバムの制作を手伝わせてもらっているだけなのにヘロヘロになっているというのに…橋本さんは8年間に100を超すアーティストによる300枚を超えるアルバムを制作した。
しかし、ZEROコーポレーションが「公文」の完全子会社だったとは知らなんだ。
そして、プロデューサーから転身して現在はこのレストランで「食うもん」をお作りになられている。
何とも派手なキャリアをお持ちなのだ。

100お待ちかねのライブ・コーナーがスタート。110メンバーは…
最近Silexの再スタートを発表したMASHA。

120v真壁雄太130そして、YUKO。
リズム隊はなし。

140vMASHAくんはJCM2000 DSL40Cを使用。

150v雄太くんは見えていないけど、真後ろに置いたMGを鳴らしていた。

160vオープニング・ナンバーはMichel Schenker Groupの「Into the Arena」。

170HIKOさんが加わってTalismanの「I'll Be Waiting」。

200ナント、ギター・チームはアコギに持ち替え!
 
スウェーデンのバンドなのね?
「talisman(タリスマン)」は魔除け、とかお守りという意味。「amulet(アミュレット)」なんてのもお守り。「♪She had a snake for a pet and an amulet」なんてザッパの歌で知った…ぐらいしか書くことがなくてスミマセン。

2102人がアコギを人前に弾くのを初めて見た。
予想以上にソフトな雰囲気にチョットびっくり。
続けてGlenn Hughesの「From Now On」。

220「え~、この曲はですね…」
1曲終わるごとに橋本さんがお出ましになられて解説をして、曲に関する思い出を語ってくれる。
その気持ち、わかりますよ~!

340MASHAくんがエレクトリックに戻って「Star Right」。
コレはUli Jon Roth。

230_sl「次はキャッチーな曲を演ります」とプレイしたのはDa Vinciの「Looking For Love」。
コレはノルウェイ?

240_lfl確かにキャッチーな曲だね。

250黙々とアコギでバッキングに徹する雄太くん。

260vまたアコギのセットに戻って「Virtual Reality」。tenというイギリスのバンド…え、知らないのは私だけ?
こりゃまった失礼致しました~。
どんな曲を演ったか…ということをレポートしていますんで、そこんとこ4649。
ちなみにこの日の料金は3,969円…「Thank you rock」だった。

270_vrコレは知ってんだよ。
Riotの「Worriar」。280_w去年、LOUDNESSのイベントで来日して写真を撮らせて頂いた。
その時の様子がコレ⇒METAL WEEKEND 第3弾~RIOT
やっぱりこの曲でメッチャ盛り上がっていた。
300vそして、今日もやっぱり盛り上がる!290v

320v

310最後はMASHAくんが敬愛するZenoの「Meet Me At The Rainbow」で幕を降ろした。

330次回の『美食 デRock』は6月の6日から4日間!
 
詳しい情報はコチラ⇒PapiPopi公式ウェブサイト

350s 

200_2 
(一部敬称略 2019年3月14日 池袋要町TOKYO美食伝説 PapiPopiにて撮影)