【LOUD & METALLIC WEEK】METAL WEEKEND 第3弾~RIOT
Marshall Blogの【LOUD & METALLIC WEEK】はまだまだ続くよ~!
今日は『METAL WEEKEND』の3日目。
LOUDNESSとRIOTの出番だ。
ホラ、見てごらん、下のサインボード。
さすが世界のLOUDNESS。
「LOUDNESS/RIOT ダブル・ヘッドライナー・ショウ」って書いてあるしょ。
どんなことがあったって「ツーマン」なんてみっともない言葉を使ったりしない。
想像してもごらんなさいよ。
「METAL WEEKEND 第3弾 LOUDNESS/RIOT ツーマン」…ガクっと来ない?
LOUDNESSとRIOTの「ツーマン」だってサ!
いつも書いてるけどあんまりヒドイよ、この「ツーマン」とか「スリーマン」とかってのは。
いつかD_Driveが出演するイベントで9バンドが登場するということで「キューマン」ってのがあったけど、それは面白いじゃねーか。
そんなの「9バンド」って言えばいいんですよ。本当は「9バンズ」だけど、それはマァいいことにしよう。
「ハチマン」とかね…神社じゃん、それじゃ。
出演バンドがもっと増えるとどうなるか…「ジュウゴマン」、「ジュウロクマン」…ニューヨークまでの飛行機のエコノミー席料金かッ!?つーの!
そう、RIOTはこの日のためだけに、はるばるニューヨークからやって来てくれたのだ。
それだけに気合いの入ったステージの造作がうれしい。
下手のMarshallの壁。上手のMarshallの壁。
まるで神社の狛犬のようにステージの両側を陣取っている。知ってるでしょ?
神社の狛犬って左右で口の形が違うんだよ。
向かって右は口を開いて「あ」。
左が口を結んで「ん」。
五十音の始まりと終わりの文字を表しているのね。
つまり、ココにはすべて詰まっているというワケ…的な?
阿形(あぎょう)&吽形(うんぎょう)といって合わせて「阿吽(あうん)」…いずれにしても宇宙のすべてを包含しているという意味なのです。何が言いたいのかというと、「阿Marshall」と「吽Marshall」で、ココにロック・ギターのすべてが詰まっているということよ。
♪Sunday I watched the riot…ホントはWednesdayなんだけどね。
ザッパ・ファンならニヤっとしてくれたことでしょう。
Riotのショウの始まりだ。
開演時間となり、場内に流れるSEに乗って表れたのは5体の着ぐるみの皆さん。
手に物騒なモノを持って音楽に合わせて観客をアオるフクロウたち。
フクロウじゃない?
エ、アザラシ?
ゴメンなさい!
調べてみるに「Johnny」という名前のマスコット・アザラシなのね?
正直に言いますが、私、Riotって全く存じ上げないのです。
でも、この着ぐるみの中には存じ上げている人がお2人入っています!ご苦労様です。
見てますか~?Marshall Blogに出て頂いていますよ~!
1曲目は「Victory」。
もう一度言っておきますが、私、Riotさんを全く存じ上げないので、以下はセットリストに毛が生えたようなレポートになってしまうこと、予めご容赦頂きたい。
写真は気に入ったのが撮れた。
全部ココに載せたいぐらい。
ということで、ファンの方には申し訳ないが、写真集をご覧になるつもりで画面をスクロールしてくだされ。
「Fight of the Warrior」
スゲエ声!
何もココまで高い声を出す必要ななかろうに!と驚いちゃう。
でも驚いたのは声だけでなく、その若い頃のTodd Rundgrenのようなマスク。
さらに驚いたのは、この方、ファースト・ネームがToddだったのね⁈
やっぱりこの光景だよね、ロックは!
使用しているヘッドはJCM800 2203。
「ニュー・アルバムから」…と紹介したのは「Caught in the Witch's Eye」。
ところどころに挟まれるツインリードが素晴らしい!
何でもこの2人は師弟関係だとか…。
一糸乱れぬアンサンブルの源はそこかな?
「Angel Eyes」
Nickのアクションがあまりにも激しい!
最初から最後まで一時としてジッとしていない…コレは私の小学校の時の通信簿の先生のお言葉だ!
コーラスがまたスゴイのよ。
主にMikeがToddの歌にハモりをつけるんだけど、とても2人だけで歌っているようには聞こえない。
向こうのバンドはどんなタイプのロックでもハーモニーを取り入れるよね。
そこが日本のロックとの大きな違いだ。
こういうところにもロックのルーツが異なることが感じ取れる。
竿チーム、3人揃い踏みも壮観だった。
「Tokyo Rose」から…
…「Rock City」のメドレー。
私が中学の時分にリリースされたファースト・アルバムからのチョイス。
その頃私はプログレッシブ・ロックに興味が移っていたせいで残念ながら聴かなかったんだよね。
でもジャケットは知っていて、その時からJohnnyはフクロウだと思っていた。「Angel's Thunder, Devil's Reign」もニューアルバムから。
コワモテのFrank。
終演後、少しおしゃべりをしたんだけど、実は物静かな人で、真剣にアメリカの楽器店の話をしていた。
ところでバスドラムが小さすぎね?
20インチ?まさかの18?
Toddが「次はニュー・アルバムから」と紹介する曲がどれもすごくいいんだよね~。
全曲初めての私には、多様性に富んだテイストの新曲の方が面白かった。
コレがそのニュー・アルバム『Armor of Light』。
終盤になっても暴れまくるNick。
終演後、Nickとも話をした。
こんな激しいステージでのアクションとは縁も所縁も感じられないおとなしい人だった。
当然Marshallの話になって、「今流行っているデジタル・アンプは使わないの?」とイジワルで尋ねたところ、「オイオイ、悪い冗談は止めてくれよ!」みたいな表情をして「オレは2203があれば他に何もいらないよ!」って!
加えて「Mikeも同じだよ」と言ってくれた。
このバンドは大丈夫だ!
本編最後の曲の前にDonからご挨拶。
手にしているのはテキーラだ。
ハハハ!
Donは右手に剣(sword)、左手にテキーラのボトルを持ってる!
トレード・マークなのね?
そして曲は「Swords and Tequila」!
「sword」は発音注意ね。
「スウォード」みたいに「w」を発音してはダメよ。
「サード」と「ソード」の中間みたいに読む。
「Throw Down the Sword」なんて名曲を知っている人は、年配かよっぽど熱心にロックを勉強している若い人。
最後の最後まで緻密なギター・アンサンブルは見応え満点だった。
アンコールはまず「Land of the Rising Sun」。
「日出る国」…
LOUDNESSとRIOTは海外のフェスでも度々一緒になる仲良しバンド。
冒頭に書いたように、このLOUDNESSのイベントのためだけに来日してくれたのだ!
そして最後にブッたまげた!
だってお客さんが大合唱なんだもん!曲は「Thundersteel」。
メンバー5人のテンションの高さがそのまま伝わってくるような熱演!
Donはまたテキーラでカンパイ!
Mikeも演奏中同じボトルを手に取ってグイっとやっていたけど、よくこんな強い酒をそのままグビグビできるな~。
やっぱり白人の臓器の強さは尋常ではない。
一方、NickはYONA YONA。
おいしいもんね。
次回はMarshall Beerかな?
Marshall Beerの詳しい情報はコチラ⇒THE ROCK 'N' ROLL CRAFT BEER~Marshallのビール!
爽快感あふれる充実したパフォーマンスだった!
やっぱりMarshallで奏でるロックはホンモノだ。
RIOTの詳しい情報はコチラ⇒Official Web Site(英語版)