Kelly SIMONZ Plays STUDIO VINTAGE for YJM
今日はKelly SIMONZの話題。
全国のケリー・ファンの皆さんは5月が来るのを猛烈に楽しみされていることと思う。
『トリロジー完全再現ライブジャパンツアー』と題して、Yngwie Malmsteenの名作『Trilogy』のシンガー、Mark Boalsを引っ張り出してアルバムを再現しちゃうからだ。
『Trilogy』か…私はこのアルバムにはチョットした思い出がありましてね。
「内容がない」思い出なんだけど、それだけに覚えていたりしちゃう。
リリースが1986年でしょ。
私はもう就職していて富山に赴任していた時分で、東京に帰って来た時に今の家内が「ギターをやっている職場のお友達の彼氏がアナタに聴いて欲しいんですって」と、カセットテープだかMDを渡してくれた。
その中にこのアルバムが入っていたのです。
私はもうその5年前以上前からジャズ一辺倒だったけど、「イングヴェイ・マルムスティーン」の名前は知っていたし、「速弾きのスゴイ人」という情報も持っていた。
でもチャンと音源を聴いたのはこの時が初めてだった。
その頃はまだ私も一生懸命ギターをやっていたので、すぐ思ったね…「ああ、ジャズに転向しておいてヨカッタ。今のロックの人はコレをやらなければならないんだから大変だナァ~」って。
それが今ではMarshallを通じて何度もご本人とご一緒させて頂いたりして…こんなこと想像したこともなかった。
しかし、ナンですな…曲のせいか今聴くと大分アッサリしていますナァ。とてもいい感じ。
収録曲のタイトルを見ると「Crying」だの「Fury」だの、ニヤっとさせられちゃう。
5月、楽しみだね。こんな声を間近で聴けるなんて。
ケリーさんのギターもさぞかし燃え上がることだろう。
そして、今日の本題。
それに先立って、YOUNG GUITARが3月29日にニュー・アルバムをリリースするイングヴェイの特集を組んだ。
そして、イングヴェイ奏法をケリーさんが動画で解説しているのだ。
せっかくだから…ということで今回はケリーさんに新発売のSTUDIOシリーズからVINTAGEのコンボ、SV20Cを中心に弾いて頂いた。
内容は、イングヴェイ式ピックの持ち方からピッキングのスタイルまで、ケリーさんのイングヴェイ研究の成果を惜しげもなく披露してくれた。
トークのパートはシャッター音が入ってしまうので写真が撮れないのだが、もちろんトークもバッチリ。
ほとんどワンテイクでスイスイ。
慣れてるな~。
せっかくなのでSTUDIO CLASSICのコンボ、SC20Cも弾いてもらうことにした。
すごくナチュラルなサウンド。
本当に2203が20Wになってコンボに詰まっています…みたいな。
当たり前なんだけど、モデルとしての意義が完全に確立されているとでも言えばいいのかしらん?
「こんなのを待っていたゼ!」と、おかげさまで大評判のSTUDIOシリーズ。
出力は20W/5Wだけど、音デカいです。
「音がデカすぎて使えな~い!」なんて言わないで。
気にしない、気にしない…ロック演るんだから、デカい音でやりなさいよ!
土台蚊の鳴くような音でいい音なんか出やせんて。
ピート・タウンゼンドが泣いてるぞ!
新色かって?ん~ん、Jubileeのシルバー・カラー。
実際、名前はSTUDIOなのに、皆さん「LIVEで使いたい!」とおっしゃてる。
じゃ、名前は「LIVEシリーズ」の方がヨカッタんじゃないの?と、私が言ったことは謙さんとMarshallにはナイショだよ。
ハイ、ハズキルーペのCM大好きなんです。
ちなみにケリーさんはSV20Cの4つのインプットのうち、Hiの2をお使いになりました。
リンクはなし。
1959同様、Hi 1よりボトムがリッチだけど、ハイが実にちょうどいい感じだった。
もうひとつちなみに…「1959」というのは「100W、マスターボリュームなし、4インプット」の3つの条件を満たしているモデルを指します。
この3つが備わっていれば赤かろうと、三角だろうと、基本的には「1959」になるワケ。
2159という「1959のコンボ」っていうのもあったのよ。
このあたりのことを詳しく知りたい方はコチラをどうぞ⇒フィル・ウェルズ・インタビュー~その3
ケリーさんが出ているYOUNG GUITAR最新号は3月10日発売。
Kelly SIMONZの詳しい情報はコチラ⇒Kelly SIMONZ Official Website
(一部敬称略)