田川ヒロアキ GUITAR STATION 運行完了
過日Marshall Blogで記者会見の様子をレポートしたアメリカ行きのクラウド・ファンディングが予想をはるかに超えて順調に進捗している田川ヒロアキ。
とにかく絶好調なのである。
さて、以前は「TAGAWA NIGHT」と謳っていたソロ・パフォーマンスのシリーズが名前を変えて「TAGAWA STATION」となり、その初ツアーが開催された。
名付けて「GUITAR STATION」。
何やらビンテージ・ギターのお店の名前みたいだな。
今日はそのツアー千秋楽のレポートをお送りする。
どれどれ、どこを回って来たって?
徳島…大歩危小歩危か…中学の修学旅行で行ったわ。最近ではこっち方がよっぽど大ボケだ。
岡山…高校の修学旅行で倉敷へ行ったんだけど、今、ジックリ大原美術館が観たい!
松江…行ったことありません。
広島…広島はいいね。広島出身のミュージシャンのお友達も少なくないし。食べ物がいい。
名古屋…マーブロの取材で去年2度ほど名古屋へお邪魔したけど、名古屋はいいね。昔から仕事で何度も行ってるけど、完全に見直してしまった最近の大のお気に入り。
そして東京は高田馬場…音楽室DX!
そして、高田馬場といえば「うなぎの田川」(ホンマか?)。
ホントにあるんよ。駐車場を探していて偶然見つけた。
うなぎの「田川」があることはわかった。
しからばせっかく「STATION」っていうんだから、「田川駅」というのがあるかインターネットで調べてみた。
すると、どうも「田川」という単体の名称の駅はないようだ。
で、見つけたのが平成築後鉄道田川線の「田川伊田」という駅。
なんからこれも田川さんと伊田さんからなるデュオ・チームの名前みたいだ。
もうひとつ、今度は平成築後鉄道糸田線の「田川後藤寺」という駅。
まだ、伊田線というのに「田川市立病院」という駅があるようだ。
しからば「ヒロアキ駅」はどうか?
調べてみると駅はなさそう。
じゃ地名は?と思って調べたらあったわ!
三重県津市に「広明町」というのがあった。
「だからなんだ?」ってか?
だって楽しいじゃね~か、こういうことをするのは!
さて、『GUITAR STATION』の千秋楽。
出演は田川ヒロアキひとり。
ゲストは第2部ね。
2曲目は『Fly Away』から「Passion on the Strings」。
珍しいな…コレ演るの。
恐らく今のヒロアキくんなら絶対に作らないであろう典型的なジャパメタ・ナンバーで勢いをつけておいて…
…「Driving Jam」。
「Purple Haze」だの「Layla」だの「Smoke on the Water」だの、クォーテーションをブチ込んで景気のよいパフォーマンスを見せてくれた。
「ようこそいらっしゃいました!14公演を終えて東京へ戻ってまいりました!」
ココで早速ツアーのレポート。
岡山では二井原さんと共演。
広島では小中一貫の学校で1~9年生の前で授業を受け持ちテレビで放映されたとか…。
ヒロアキくんは歌を歌うので、ノドを傷めないようにツアー中はアルコールを完全にシャットアウトする。
その代わりおいしいモノをたくさん頂いたそうな。
それツアーのが最大の楽しみだもんね。
アルバム『THEME PARK』から「酎 HIGH KING」。
ヒロアキくんのLAプロジェクト・コーナー。
この日は例の記者会見のちょうとひと月前。
演出家の門田頼枚さんがステージに上がり、プロジェクトの説明と強力を呼び掛けた。
ヒロアキくんのLAプロジェクトの詳しい情報はコチラ⇒Marshall Blog
続いても『THEME PARK』から。
下関のボクシング・ジムのテーマ・ソング。
ボクシングだけにメッチャ激しいヤツを持って行ったら「もっとフレンドリーな雰囲気で…」と、ヒロアキくんがアッパーカットを喰らってダウンした曲。
今日もフレンドリーに聴かせてくれた。
有料マフラーの話も辛くないカラムーチョの話もさんざん聞いてきたと思ったら、アレから4年以上経ったのか…横浜でライブハウスの向かいのコンビニにカラムーチョを買いに行った時よ。
あの時はヤッチンのライブだったんだネェ。
興味のある人はコチラ⇒曾我泰久 LIVE! LIVE! LIVE! ~Summer 2014
無事に第一部終了!
さぁ、アルコール解禁の時が刻一刻と近づいて来ました!
ビール、ウマいぞ~!
第二部。
「皆さま、お楽しみ頂いておりますでしょうか?
今年(2018年)を振り返りますと、6月9日に”ロックの日”と称してピアシスでバースデイライブを開催しました。
そしてその半年前には同じピアシスで結婚パーティをやらせてもらいました」…と、ピアシスを運営するレストラン企業、株式会社無洲を紹介。
ヒロアキくんが作ったその無洲さんの社歌を第二部の最初に演奏した。
曲は「たんぽぽと風」。
当然無洲の方々はヒロアキくんの歌に合わせて大合唱である。
またいい人たちなんだ~、ココの人たち。
今年も3月2日に無洲さんが主催する『がんばっぺ福島』があるのでとても楽しみにしている。
今年は日本酒飲みたいな~。
前回は機材を運ぶ必要があって車だったから…美瑞穂さん、上手なお手配をばよろしく。先回、毎日新聞の時に童謡をメタルにアレンジするのを試みたヒロアキくん。
アレは「秋」ということで「虫の声」を演った。
マーブロも負けじと「虫」特集を組んだ。アレは書いててとても楽しかった。
今回は「冬」がテーマなので、たき火、ジングルベル、お正月等がメタルに乗って飛び出した。
よ~やるわ!
ゲスト・コーナー。
ステージに上がったのは『THEME PARK』で共演を果たした民謡歌手の清野明子。
本日のハイライト!
まずは秋田民謡の「飴売り節」。
奇抜な衣装を身にまとって太鼓を叩きながら飴を売り歩く商人が客寄せの際に歌っていた歌。
秋田県大仙市では「秋田飴売り節大会」なんても開かれているようだ。
明子さんによると「い~しやからきいも~」のようなものだとか。
そう、昔は物売りの声とか音ってのがあったんだよ。
私ですら金魚売り、豆腐屋のラッパ、傘直しや玄米パン屋の声、夜泣きそば…なんてのはごく普通の音だった。
いつの間にか何も聞こえなくなっちゃったね。
タマに大学堂がホットドッグを売りに来るぐらいか?
江戸時代はもっとすごかったらしい。
そりゃ、モノ売りがダマっていたんじゃお客さんが来ないからね。
コレは以前書いたと思うけど…
鰯売りの後をふるい屋が歩いてケンカになった。
「いわ~し~」
「ふるい~、ふるい」
「おう!古いとはなんデェ!ウチの鰯はピッチピチだ!」
「仕方ねぇじゃねーか!」
そこへ仲裁に入ったのがクズ屋。
「まぁまぁ、私に任せない」と言って、また商売に戻った。
「いわ~し~」
「ふるい~、ふるい」
「古金~、古金はないか」
おもしろいでしょ?コレがおもしろければ十分落語を楽しむことができます。
そのモノ売りの声を使った『甲府い』という、がんもどき屋の大変よくできた人情噺がありましてね。
機会があったら聴いてみてくだされ。
ヒロアキくんが「日本一の民謡歌手」で検索したら明子さんが出て来たという。
内閣大臣賞も獲得した名歌手の明子さん。
次はヒロアキくんが10年ぐらい前に作った下関の歴史を歌った「瞬風の轟」。
明子さんのリクエストだったそうだ。
Marshallも民謡と共演をするのは初めてじゃん?
もうね、とにかく声がスゴイ。
もう完全に楽器。
このヌケの良さはやっぱりMarshallだねぇ?
もう音や声のいいモノは何でもMarshallにしちゃう。
それと、コロコロとした歌い回し。
コレも快感。
それと知らないメロディを知る楽しみね。
明子さんのコーナーを締めくくったのは『THEME PARK』収録の「維新の言葉」。
やっぱりナマはハンパねぇ!
イヤ、やはり実演は中途半端なことなく素晴らしい!
大盛り上がり!
最後の明子さんのシャウトには全員がビックリ!
人間からこんな声が出るんだ~?…みたいな?
ヒロアキくんのピッキングってアップが主体なんだよね。
速いパッセージの時以外はアルアイレ風に弦を下からハジいてこの音を出す。
わかっていてもこの音は出せない。
そして、最後はおなじみ「My Eternal Dream」。
アルコールは…じゃない、アンコールはアコギを持ってまずは「Snow」を演奏。
「最後は皆さんと一緒に歌って終わりたいと思います!」
曲は「キミを乗せて」。
勝手知ったるお客さんと一緒になって盛り合って『GUITAR STATION』のすべてのプログラムを終了させた。
こうしてヒロアキ号は旅を終えて車両基地へ戻って行ったとサ。
下の写真は珍しい地下鉄の踏切。
銀座線は渋谷の他に上野にこの車両基地があって、ココから地下鉄を入れている。
コレでヒロアキくんもグッスリ眠れることだろう(ネタが古い)。
田川ヒロアキの詳しい情報はコチラ⇒FretPiano