HIGH VOLTAGE of sun-go☆
みんな大好きsun-go☆さん。
問答無用でカッコいいもんね~。
プレイよし、音よし、そしてアクションよし…考えてみるに、五十嵐さんは世界の女性ギタリストの中で一番カッコいいと言っても過言ではないんじゃん?
そんなカッコいいギタリストの姿を我が手で写真に収めることができるのは無上のよろこびなのだ。
しかし考えてみると、根っからのsun-go☆さんファンやSHOW-YAファンが聞いたら噴飯モノなんだろうけど、実はsun-go☆さんとのお付き合いは、それほど古いモノではないんだよね。
それも仕方ない、その前まではMarshallじゃなかったんだから!
2009年のmintmintsから始まったんだよね…それでも9年か…。
初めてお会いしたのは、沼袋のライブハウスでmintmintsがリハーサルをしている時だった。
SHARAさんのご紹介だった。
sun-go☆さんは初対面にもかかわらず、驚くほど気さくに、まるで竹馬の友のように接してくれた。
後でわかったんだけど、どうもsun-go☆さんはこの時、すでに以前に何度もお互いに顔を合わせていたと勘違いされていたそうだ。
そんな勘違いする人滅多にいるもんじゃない!
まったくダイナミックな人だ。
しかし、この時のことが転じてSHOW-YAのステージを撮影させて頂くようになったんだから人生ナニが起こるかわからない。
SHOW-YAのステージをズッ~と撮らせて頂いていることは私にとって大きな誇りであり自慢のタネなのであ~る。
しかし、 あの頃、我々は今より確実に9つも若かったんだナァ。
何せ、私がひとつ歳を取ったすぐ翌日にはsun-go☆さんもひとつ齢を重ねるからネェ。お互いサソリちゃんだから。
今日はそんなsun-go☆さんのプチ特集。
別の言い方をすると、かーくんのバースデー・ライブ『Volt-age 48』で撮影したsun-go☆さんの未発表写真集。
かーくんのステージの時は、SHOW-YAの時とは異なり、sun-go☆さんはサポートに徹するのでなかなか写真が撮りづらい。
つまりsun-go☆さんにスポットが当たる時間が短い。
私なんぞは「夏の夜の蛾」と同じでしてね…カメラのファインダーを覗くとどうしても明るいところに寄ってしまう。
だからかーくんのステージでは、そうしたsun-go☆さんにスポットライトが当たる貴重な時間を細大漏らさず利用してシャッターを切る。
そうして撮った写真の中から頭の中にあるライブ・レポートにマッチする写真を後に選ぶワケなんだけど、この作業が一番ツライ。
いい写真が極端に少ない時は当然シンドイんだけど、いいのがイッパイ撮れた時がこれまたツライ。
「コレもいいナァ、アラ~、こっちもみんな喜ぶだろうナァ。グワァァぁ、どうしたらいいんだ~!」という具合ね。
特にSHOW-YAファンの皆さんはライブ会場で「写真楽しみにしています!」なんて私に声をかけてくださる方が多いもんだから、みんなの顔がアタマに思い浮かんでしまって尚更悩むことが多い。
一方では、記事の構成との兼ね合いもあって、主役を差し置いてサポートの人ばかりフィーチュアするワケにもいかないのです。
自分ちの子供の運動会やおゆうぎ会じゃないんだから。
そんな事情があって、かーくんの『Volt-age 48』から今回の「プチsun-go☆特集」を編んでみた。
要するに、本編以外にも皆さんに見せたいsun-go☆さんの写真があるってことよ!
そして、sun-go☆さんの傍らにはMarshall。
コレを忘れてはイケません。
それではどうぞ!SHOW-YAの撮影の時は曲がほぼアタマに入っているので、イントロやソロなど、どこでsun-go☆さんがガツンと来るかわかってる。
急に舞台の前に出て来てドバ~っと演るもんだからいつも慌てちゃう。
もちろん事前にフィーチュア箇所を教えてもらっておくんだけど、夢中になってシャッターを切っているウチに忘れちゃうんだよね。
ステージの前に出て来ようが、後に引っ込んでいようが、ドップリとsun-go☆さんをサポートしているのがMarshall。
ステージの前(私のこと)と後ろでMarshallのハサミ打ちだ~、ナンチャッテ。
おなじみのsun-go☆さんのMarshallね。
JVM410Hと1960BDM。
「Volt-age」は毎回照明の趣向に変化があっておもしろい。
ただ、スモークを多用するので、照明によっては時折撮影が実にシンドイのです。
「Volt-age」ではコーラスのシーンも少なくない。
sun-go☆さんが担当するハモリ・パートがよ~く聞こえてくる。
ソロに集中するsun-go☆さん。
その集中具合はなおみちゃんに勝るとも劣らない。
ここで今日のハイライト!
サオ回し。
「Volt-age 48」レポートにも掲載したが、こちらは完全版。
コレも「アララ、そこでやっちゃうのッ?!」って、実は焦ったんだよね~。
そこでいつもとはゼンゼン違う場所で無我夢中でシャッターを切ることになった。
SHOW-YAの時はさとみさんとユニゾンでサオを回すので必ず正面から撮るようにしているが、コレはそんな事情で結果的にそれとは違う構図になった。
コレもいいよね?
いくよ~、セ~ノ~!
キマった~!
最近、よくfacebookにこのサオ回しの失敗の動画が上がっているけどアレおもしろいよね~。
このサオ回しも右回しと左回しがあるって西山毅さんから教わってビックリ。
全く気にしていなかった。
sun-go☆さんによると、男性は力があるのでギターのボディを掴んでグイッっと左側(お客さんが見て右側)に向けて飛ばして回すことが容易だが、女性は一般的に非力なので、ネックを握って、右の方に送り出す。
そうしてギターの重さが生み出す遠心力で回しきるのがラクなのだそうだ。
なんかその女性式の方がアクションで派手でカッコいいよね。
今回もカッコよかった~!
sun-go☆の詳しい情報はコチラ⇒オフィシャル・ブログ
ハイ、ココで話題はガラリと変わるよ。
引っ張り出してきたのはヤケに額の広いオジちゃんのジャケットのCD。
コレはいくら熱心なSHOW-YAファンでも知る人はいまい。
デイヴ・マーディというカリフォルニアのジャズ・ギタリスト。
別に聴きたくて聴くワケでもなく、ランダムに棚から取り出したCDがコレだったので超久しぶりに聴いてみた。
ウェスの「The Thumb」、パーカー・スタンダードの「Confirmation」、ショーターの「Yes or No」、コルトレーンの「Giant Steps」等の合間にオリジナル曲を散りばめた、ま、趣味のアルバムみたいなイメージ。
ギターの音が細いのとオリジナル曲があまりにもツマらない以外には可も不可もない凡庸な1枚。
救いと言えばチック・コリアのところのアルト、エリック・マリエンサルが全編に参加していてサスガ立派なソロを聴かせることぐらいか。
イヤイヤ、そんなことでココに紹介なんかするワケない。
1990年のこのアルバム、一体いつどこで買ったのか微塵も覚えていなくて、今回引っ張り出してタイトルを見て驚いた!
「That Goes to Show Ya!」という。
「Show Ya」ですよ。
コレは残念ながら我らがSHOW-YAのことを指しているワケではなくて、「Ya」は「you」のことね。
「goes to show~」で「~だということがよくわかる」とか「~だということを証明する」という意味。
例えば「It goes to show you can play guitar」なんていうと「アナタがギターを弾けることがわかったよ」なんて風に使うようだ。
でも、この場合は「ya」は目的格で、「このアルバムがオジちゃんがスゴイということをアナタに証明してまっせ」ぐらいの意味なんでしょう。知らんけど。そして、我々は「We'll go to Show-YA」なのだ!
来る10月21日、有楽町のヒューリックホール東京における『REVENGE TOUR』の千秋楽。
「REVENGE」か…ナニがrevengeなのかはファンの皆さんなら百も二百も承知のことでしょう。
調べてみて驚いた。
さとみさんが手に大ケガをする前、SHOW-YAの5人が揃って単独公演をしたのは、2017年7月30日のCLUB CITTAにおける『GET YOUR SHOW-YA』なんだよね。
この後、アコースティック・ミニ・ライブや『NAONのYAON』はあったにせよ、東京では1年以上ぶりの5人揃っての単独公演となる。
コレは見逃せませんな~!
SHOW-YAの詳しい情報はコチラ⇒SHOW-YA オフィシャルサイト
(一部敬称略 2018年8月12日 ZEPP Divercityにて撮影)