プロミ音楽祭 夏!
サミー・デイヴィスJr.のヒット曲に「What Kind of Fool am I」という曲があるんだけど、今の私はそんな気分…「ワタシってバカね」。
というのは、昨日のレポートしたMarshallの講義のタイトルに「夏フェス直前」という文言が入っていて、アタシャすっかりフジロックとか、サマソニとかそういう「夏フェス」を指しているものと思い込んでいたのよ。
ヤダよ~、この「夏フェス」というのは今日レポートする「尚美ミュージックカレッジ専門学校」の夏のイベント、『プロミ音楽祭』のことだったのね!
講義の中では特段おかしなことを口にした覚えはないので、ひとりで勝手に恥ずかしがっております。
…ということで今日も魔の交差点の左折に注意しながら尚美さんまでやって来ました!
『プロミ音楽祭』とはすなわち発表会タイプのイベント。
尚美さんの生徒が組んだ40近いバンドがステージに上がり、日頃の勉強の成果を発表する。
まさにこの下の看板のような騒ぎ!
ところで「プロミ」というのは「プロミュージシャン学科」のことね。
尚美さんは他にもクラシック系やミュージカル系の学科もあるが、それらの発表会はまた別。
今日はプロを目指してポピュラー音楽を勉強している生徒さんの出番だ。
会場は3ヶ所。
まずは本館2階にある「VARIO HALL」という大ホール。
スゴイ立派なホールよ。
広いステージ。
今日一日、VARIO HALLは「Marshall HALL」になって頂いた。上手にセットされたMarshall JVM210Hと1960Aのハーフ・スタック。
下手には同じJVMのセットとEDEN Terra Nova TN-501とD410XST。
次に出番を控えていた悠(はるか)ちゃんがセッティングをしていたので、モデルさんになって頂いた。
「スネアの音好きです!」…なんて言ってくれた。
本番ガンバってね!
ボーイズのモデルはこの2人。
また六郎太!ま、ココのOBですから!後輩たちの勉強具合をチェックしに来たというワケ。
向かって右は颯(はやて)くん。
颯くんは在学中のベーシストだけど、VERATRIAというバンドで都内のライブハウスに出演している。
今年19歳…かな?
2人ともウチの子供みたいなもの…と言いたいところだけど、ウチのセガレたちよりゼンゼン若い。
自分の子供よりゼンゼン若い連中と一緒に仕事をする日が来るなんてナァ…アタシャうれしいよ、若者に可愛がってもらえて!
もうひとつの会場は「情報広場」という本館の入り口にある大きなスペース。
ココにはアコースティック系のチームが演奏する。
ホラ!ここもMarshall。
アコースティック・アンプの世界的大ベストセラー(日本だけダメ)のAS100Dが舞台に乗ってる。
そして、もう1ヶ所は同じく本館地下2階のSTUDIO BUCA。
コチラはガッツリとしたロック系のチームが出演していた。
じゃ、まずはそのSTUDIO BUCAのステージから。
「グリム童話」の皆さん。
ボーカルは佐々木優希。
チョットごめんなさいね!手元に出演バンドとメンバーの名前が書いたプログラムがあるんだけど、担当楽器がわからないので、皆さん全員のお名前をココに記すことができません。
紅一点っぽいチームは下の名前でわかるので、せっかくの機会ゆえ女性のお名前だけ記させていただく。
野郎ども!コレはヒイキではないぞ!
BUCAのギター・アンプもMarshall。
なんて「ロック」をわかっていらっしゃる学校なんだろう!
JCM900 4100と…
JCM2000 DSL100。
キャビネットは双方1960Aだ。
2階へスッ飛んでVARIO HALLへ。
舞台に上がったのは「ぴぴのぴ」。
ボーカルズは三浦美吹。
あ、尚美の生徒さん、一般的に「ボーカル」の正しい英語は常に語尾に「s」をつけて「vocals」と複数形にします。
「Keyboards」や「drums」も同様。
覚えておこう。
ついでに言っておくと、「ツーマン」、「スリーマン」なんて言うのはヤメましょうね。
こんなにみっともない和製英語はありません。英語圏の人がコレを耳にしたら知性が疑われます。
正しくは、チョット長くて大変だけど「ダブル・ヘッドライナー」、「トリプル・ヘッドライナー」と言います。
ドラムスは平久江悠。
さっきはありがとう!
とてもステキなNATALサウンドでした!急げ!
今度はBUCAから。
「Knocked Loose」というハードコアのチーム。
こういうことをしている子たちもいるのね?
一方、VARIO。
ナンダナンダ?
ステージの上はドラマーがひとりだけ!
「K」こと戸田慶がバッキングトラックに合わせてドラミングを披露。
MCまでバッキングトラックに入れてあるドラムスだけのワンマン・バンド。
「紅」演ってた。
AS100Dでギターを鳴らして気持ちよさそうに歌っているのは…アララ、轟先生じゃないの!
轟さんにはいつもMarshall講義の現場の面倒をみて頂いているのだ。
ん~、いい声!後でASの感想をお訊きしたら、やっぱりPAで鳴らすよりゼンゼン気持ちいいって!
アコギはPAで鳴らすモノと信じ込んでいるのは日本人だけなんですよ。
もう一度書くけど、Marshallのアコギ・アンプAS100Dはヨーロッパの大ロング&ベストセラーなのです。
「ロング」に売れてりゃ「ベスト」にキマってるか?
お、出て来た。
ベースは長谷尾颯。
颯くんって、「長谷尾くん」っていうのか…。
応援団が持っているのは入籍届。
ヤバいTシャツ屋さんのコピーを演ってたの。
BUCAへ移動。
「翔くんバンドやるってよ」がステージに上がった。
さらにVARIO。
セクステットだけど「The Seven」。
エエイ!
またBUCAから「Chante Lylic」!
「chante」とはフランス語で「歌う」という意味。
フランスの歌謡曲のことを「chanson」って言うでしょ?
忙しい~!
VARIOからガール・カルテットで「MAGURØ(マグロ)」。
…という感じで朝から晩まで音楽に満ち溢れた1日だった。
お邪魔したのが夕方近くだったので、ココに出ているのはホンの一部。出してあげられなかった皆さん、ゴメンね!
尚美さんで一生懸命勉強して、将来音楽界で大活躍して、その時Marshall Blogにゼヒ出てください。
とにかく「インプット9割、アウトプット1割」のつもりで色んな音楽を聴いて勉強して、自分だけの素晴らしい音楽を作ってください。
人と同じことをやっては絶対にダメです。
そのためには人が聴いていない音楽を聴くこと。
ガンバレ!
ハイ、この記事に出てる皆さんはお友達に拡散してくださ~い!まずはコレが大事。
尚美ミュージックカレッジ専門学校の詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト
(一部敬称略 2018年7月25日 尚美ミュージックカレッジ専門学校にて撮影)