新生D_Driveが東京にやって来た!
今日はD_Drive。
4月の中旬に新宿のライブハウスで開催されたイベントでのひとコマ。
今までの記事の中でも幾度となく触れているが、D_Driveとの付き合いもずいぶん長くなった。
ナニせ最初からだからね。
今年で9年目。
来年は10周年。
相も変らぬ安定した活動を継続している。
今日の1曲目は珍しく「Drive in a Stary Night」。Seiji
…アレ、なんか変だな。
もう1回やってみるか。
今年で9年目。
来年は10周年。
相も変らぬ安定した活動を継続している。
ギターはSeiji。
SeijiさんのMarshallも相変わらず。
JCM200 DSL100ECと1960AX…と相変わらずなんだけど、どう?キャビネット?
キレイになったでしょう?
今まで使っていた1960AXがあまりにもズタズタに傷んでいたので入れ物だけ交換したのだそうだ。
イヤ、違うな、
程度の良い1960AXが手頃な値段で売られているのを見つけて、今まで使っていたキャビネットに載っていたスピーカーを移し替えたのね。
このスピーカー交換の作業って、裏ブタを開けて、配線をハズして、バッフル板にスピーカーを取り付けているビスを外して…載せ替えるスピーカーを用いて、後はこの逆の作業をすればいいだけなんだけど、コレがひとつ細かい失敗をしてしまうとモノスゴく厄介なことになる。
ずいぶん前の話だけど、私は愚かにもこの失敗をやらかしてしまって、通常10分もあればこなせる作業に3時間半を費やしたことがある。
もちろん、このことを伝えてあったので、Seijiさんは難なく作業を完遂。
Yukiちゃんももちろん安定のMarshall。
先日のSONY Xperiaの新機種の発表会の時にも用意されたJCM2000 TSL100と1960Aだ。
そして、Toshiyuki。
あ、ココだ!
ココがいつもと違ってたんだ!…と後ろのChiikoちゃんもそう言ってます。
そう今日は、ベースがShimaちゃんからToshiくんに交代してから初めての東京での演奏なのだ!
メンバーが替わっても変わらないのはベース・アンプ。
実はToshiくんは以前からEDENのプレイヤーでTerra Nova TN-501を愛用してくれていたのだ。
メンバーが替わっても「Starry」の見せ場のひとつであるフォーメーションはバッチリ。
今日はSeijiさんもシッカリやってる。
でも、ナンカひとりだけキメのポーズが違うような気がするのは私だけか?
イキもつかせぬギター・アンサンブルと曲の展開。
真ん中のキメからサビの戻るパートなんてタマらなくカッコいい。
とてもいいアイデアだと思う。
ソリッドかつハードでディープなリズム隊。
必要以上にドコドコやらないこの曲のバスドラムが好き。
「高速バスドラ」とかいってやたらドコドコとペダルを踏むなくるのが普通になってるでしょ?
アレ、始めたの誰ッ?
バス・ドラム本来の使い方とは遠くかけ離れてしまっているように思えてならない。
低域がリッチになって曲の迫力は増すかもしれないけど、曲やバンド個性を完膚なきまでに殺してしまう…と私は考えている。
早く去って欲しいトレンドのひとつ。
そして、もちろんギター・チームのソロもバッチリとフィーチュア。
そういった聴きどころ満載のキラー・チューンが「Attraction 4D」。
つまり、D_DRiveの「Highway Star」なんだな。
ザッパで言えば「Inca Roads」だ。
私がもしD_Driveのアルバムをプロデュースすることができたとしたらこの曲をオープナーに据えるね。
この辺りで「Cassis Orange」が出て来るのは勝負を急ぐ時のパターンや。
Toshiくんは曲によって指とピックを使い分けて、今までのD_Driveにない低音域をクリエイトしていた。
ところで、ToshiくんがMarshall Blogに登場するのは初めてのことではない。
そう、CONCERTO MOONに在籍していた時にも何度も出てもらっている。
でも、久しぶりのことで、一体何年ぶりなんだろう?8年ぶりぐらいか?
閑話休題。
ベースってサ、寡黙な楽器に思われがちだけど、実はとてつもなくデカいバンド・アンサンブルのカギを握ってるんだよね。
約40年にわたって山下達郎さんの低音を担当している伊藤広規さんの『Relaxin' at IWAKi ALIOS』というライブ・アルバムのライナー・ノーツと写真を担当させて頂いた時、「いいバンドには、いいベーシストがいる。いいベース弾きには、いい仲間がいる」というキャッチ・コピーを提案し、CDの帯に刷り込んで頂いた。
いまでもそう思っている。
さて、今2012年にリリースされたそのCDのライナー・ノーツに久しぶりに目をやってビックリ。
おかげさまで、色々なところに我が拙文を寄稿させてもらっている。
そんな時、商品が出来上がる前は何度も何度も自分の書いた文章に目を通すけど、印刷されて商品になったモノってナンカ読めないんだよね。コワいのと、恥ずかしいのとで…。
で、このアルバムのライナー・ノーツを書いた時はまだMarshall社に入社する前で、浪人の時だったのね。
原稿を書き上げて、さて自分の肩書をどうするか…ということになって、大層困った。
「フォトグラファー」といえば聞こえもいいし、実際に写真も撮っているんだけど、どうもシックリ来ない。
そもそもナンだってカメラマンがライナー・ノーツを書いてんだ?ということにもなりかねない。
もちろん今ならMarshallの名前を出せば一発で事足りるのだが、この時はそうもいかなかった…浪人だったから。
結局どうしたかと言うと、制作の方と話し合って「ミュージック・コーディネーター/フォトグラファー」という肩書を付けてもらった…恥ずかしィィィィ~!。
「ミュージック・コーディネーター」か…忘れてたよ。
でも、Marshallを通じてそんな仕事をして行きたいナァとは思っているのです。
そんだけ。
今日のToshiは同じEDENでも旧型のWT-800を使用。
新旧の差はあっても、そこはやっぱりEDEN。
ヌッケヌケのトーンが素晴らしい。
ココでMC。
「皆さんに新しいメンバーを紹介したいと思います。ベースのToshiyuki~!今日で3回目のライブです!」
「3回目のライブでもう人生のピークを迎えています!すごく楽しいです!」
「今日がピークなら後は落ちて行くだけやん!」とシッカリYukiちゃんに突っ込まれとったで。
そして、MCマイクはYukiちゃんに戻り…
「次は私が『ドラゴン・ボール』が好きなので、勝手に『ドラゴン・ボール』の曲をイメージした曲を作りました。Chiikoさん行きますか!」
と、最新シングルから「GEKIRIN-逆鱗-」をプレイ。
私なんかは『ドラゴン・ボール』になるとサッパリわからないんだよね~。何なの、サイア人って?
それでも「アラレちゃん」まではイケるんよ。
それと、サッパリわからないのが『ガンダム』。英語では『グンダム』。何なの、「シャア」って?
訊くと何でも本名を「シャア・アズナブル」とおっしゃるとか…それ、フランスの大歌手、「シャルル・アズナブール」だってば!
アズナブールって94歳でいまだに現役で歌っているんだけど、生年がナント、1924年…コレだけ聞くとピンと来ないけど、1924年といえば大正13年、関東大震災があった翌年の生まれだからね。
Marshallの創設者、ジム・マーシャルのひとつ年下だ。
コレは前にも書いたナ。
ギター・チームは竿を持ち替え。
アレほど「イヤだ!」って言っているにもかかわらず逆さにはえた鱗に触られた龍のような演奏だ!…見たことないけど。
そういえば、昔、神保町の靴屋があって、その店先に箱が置いてあった。
その店で買っている犬がいつもその箱に入っていた。
犬といえば、「地球上で唯一、自分のことより飼い主のことの方が好きな動物」というぐらい人類と仲が良いワケだ。
にもかかわらず、その犬の箱にはこう書いてあった。
「さわるのキライ」
反対側には…「さわるとかじる」。
犬にもいろいろあるようで…。
「龍の鱗」の話を聞くといつもこの犬のことを思い出しちゃうんだよね。
ちなみに、「逆鱗に触れる」というのをどう英語で表現するか…。
例えば私が要らぬことを言って、Seijiさんの逆鱗に触れたとすると…実は簡単。
「I pushed Seiji's buttons!(Seijiさんのボタンを押しちゃった!)」でいい。
Seijiさんはいつも「ヤル気スイッチ」がONの状態なので、特にボタンを押す必要はないのだが…。
メンバーが替わってもまったくライブ活動に変化を見せないD_Drive。
いくら人生のピークとはいえ、Toshiくんも曲をアタマに叩きこむのが大変だろうな~。
そんな折、今年もTSPと組んで『美女と金髪と野獣』のツアーが催行される。
今年は全国8か所の公演だそうだ。
コレ、どんどんデカくなっていくね~。いいことだ。
D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive Official Web Site
<オマケ>
今日の会場の楽屋のトイレのドア。
どう見たってMarshall。
そんじゃ、まさか冷蔵庫に続いての新しいブランド商品はトイレのドアか?
そんなことはないにしてもスゴクね?
コレだけで「Marshallだ!」というイメージが伝わっちゃう。すなわり、ロックのイメージがつたわっちゃうんだから。
ミッキーマウスのシルエットと同じぐらいスゴイと思うわ。
だ~か~ら、ロック・ギタリストを標榜するならMarshallを使わなきゃ損だって!