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2017年11月28日 (火)

お待たせしました!いよいよCODE100発売!

  
Marshall歴代の名器のサウンドを詰め込んだCODEシリーズ。
クォリティの高さとお求めやすい価格で、日本だけでなく世界中で大好評を頂いております。
そんな中、「100Wモデルはまだかいな?」とか「スタックが待ち遠しいね!」というお声もを頂戴していました。
そのご期待に応えていよいよCODEの100Wシリーズが発売となります。
コレにてCODE家、ほぼ全員集合!
しかし、ココまで時間がかかったな~。
「CODEの意味とは?」なんてやっていたのがスゴイ昔のような感じがするわ。
ま、コレも「デジタル時代へのMarshallの回答のひとつ」として、それだけジックリと取り組んで来たというワケで…。
今回も驚きのコスト・パフォーマンスで迫ります。
是非、CODEの「100Wワールド」をご堪能くださいまし!

10今回発売となるのは100WのCODEのスタックとコンボ。
やっぱりMarshallとくればスタックだよね~。

20ヘッドはCODE100H。

30機能や操作方法は既発売のCODE50と同じ…なんだけど、プリセットの内容が異なっている。
あの音質とヴァーサティリティを100Wの出力で、ステージの上で活用したい!とお望みの方へのHoly Grailだ。

40リア・パネルはこんな感じ。
かなりシンプル。
CODE100系(電車みたいだな…)にしかない機能として、センド&リターンが搭載されている。
「好みのプリアンプとパワーアンプの間にお気に入りの自前のエフェクターをカマして、ヘヘヘ」…なんてことができるワケ。
スピーカー・アウトプットのミニマム・インピーダンスは8Ω。
だから1960Aをお持ちの方はMONO16Ωに結線してスピーカーを4発鳴らすこともできるし、STEREO8Ωにつないでタテ2発のスピーカーを鳴らすこともできる。
ただ、4発鳴らすときにはMONO4Ω、つまり1960のインプット・パネルを後ろから見て向かって左側には絶対に結線しないように…CODEが壊れちゃうからね。50同時発売のスピーカー・キャビネットはCODE412。
Marshall伝統の4x12"のスピーカー・コンフィギュレーション。
今回はAもBもなくて、この1種類だけ。

60コレ、アングルドになっているんだぜ。
サイズはかつてのAVT2000やMGのキャビネット同様、1960系よりひと回り小さい設計になっている。
スピーカーはCODEシリーズ用のカスタム・スピーカーを採用している。
701960Aに見慣れているとずいぶん雰囲気が違う感じがするわ。
ちょっとおサレな感じ?
このフレット・クロスが雰囲気づくりに役立っているね。
90リアはこうなってる。
入力は120Wでインピーダンスは当然8Ω。

80お次はコンボ。
CODEの100Wのコンボはそのまま「CODE100」。
12"のカスタム・スピーカーを2発搭載している。

110アンプ部の機能はCODE100Hと同じ。

120リア・パネルの様子。
コレもCODE100Hと同じ。
「ステージでギンギンにCODEを鳴らしたい」というコンボ派の方にベスト・マッチするモデル。

130以上、発売は明日、12月29日。
価格はすべてオープン・プライス。
  
あ、それと!
CODE100系には専用フットスイッチが付属しているが、パフォーマンスを存分に活かすには、やはり既発のフットコントローラーが欠かせないだろう。

135…と、CODEシリーズもほぼ完結したけど、このシリーズの魅力はハードだけではないからね。
「MY MARSHALL」なるウェブサイトのコミュニティを活用しなければCODEの楽しさを全部知ったことにはなりません。
「家に帰るまでが遠足」であるように、「MY MARSHALL」までがCODEなのです。
今、先生とっても良いことを言いましたよ~。
  
MY MARSHALLを利用するには本国Marshallの英語版ウェブサイトへの登録が必要だが、日本の輸入販売代理店のヤマハミュージックジャパンがその方法を説明しているのでご参照頂きたい。
  
詳しくはコチラ⇒CODEをフル活用するなら、MYMARSHALLへ登録!

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Marshall Blogをいつもご覧の方ならご存知の通り、普段「真空管アンプ、真空管アンプ」と騒いでるじゃない?
商売っ気の強いブランドだったら、手のひらを返したように、「CODEは真空管アンプに迫るサウンドです」ってな宣伝惹句を書くことだろう。
私は正直に言うよ。
どんなに優秀なデジタルの技術を持ってしても真空管アンプのサウンドにはどう転んでもかないません。
デジタル・デヴァイスは「こんなところか…」という「妥協」との戦いで、真空管アンプは「もっと良くなるはず」という「音」との戦いだと思ってる。
それはまるで、効果が大きいアミノ酸の開発の競争と、おいしい野菜を作るために土壌の研究から取り組んでいるサマに例えられるような気がするのだ。
でも、このCODEというシリーズは,、50年以上にわたるの歴史を俯瞰して、Marshallが苦心惨憺して開発した自分たちのオリジナル・サウンドを自分でモデリングしている「Marshallのカタマリ」のようなモデルなんですわ。
コレは真空管では実現できない。
考えてみれば、私なんかがMarshallを知った頃って「UNITナントカ」といって、今でいう1959や1987のようなビンテージのレンジしかなかった。
80年代に入りJCM800が、それから10年経ってJCM900が出て、JCM2000になって、JVMが現れた。
我々の世代はこの長い歴史をその時代の音楽と絡めてすぐ目の前で見て来たので、「Marshallがどういうもので、ナニをやって来たのか?」ということがごく自然に身体や耳に刷り込まれているけど、今の若い人はそうはいかないもんね~。
だからこそCODEを通じてMarshallの魅力を知ってもらいたいと思うのですわ。
CODEは、ホンモノがホンモノをマネしてるホンモノなんだから。
それで真空管アンプに興味を持ってもらって、将来バリバリと真空管アンプでギターを弾き倒して、「いい音」と「いい音楽」で聴衆を魅了してもらいたいと願っている。
とにかくデジタルからデジタルに買い上がることだけは避けた方がいいんじゃないかしらん?
だって人間はアナログでできているんだから!取り戻すべきはアナログですよ。
一方、本物のサウンドを良くご存知のベテラン勢の方々はCODE100をステージに上げて、曲ごとにMarshallを換えて演奏する…なんておもしろいんじゃない?
「この曲は1959で、コレは2203で演るか…」なんてね。
CODEの楽しみ方は色々なのだ!

100そんなCODEの魅力を伝えてくれるイベントが下記の要領で開催される。
KellyさんがCODE100で暴れくれるという企画。
定員がキマっているのでまだ空きがあるかどうかわからないが、是非、チェックしてくだされ!
 
期  日 :12月3日(日) 15:00開演
会  場 :イケベ楽器アンプステーション店内特設会場
定  員 :20名様

詳しくはコチラ⇒アンプステーション公式ウェブサイト

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