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2015年10月27日 (火)

SHOW-YA~Return to 鹿鳴館 <後編>

ッシャー!<前編>大好評!
ウン、実際、限られたごく少数のファンしか観ることのできなかったコンサートゆえ、参加できなかったファンにこのレポートで少しでも雰囲気を味わってもらうことができれば大変うれしく思う。
…ということでステージのSHOW-YA同様、気合入れて<後編>いってみよう!

原点回帰の鹿鳴館、ショウは中盤に差し掛かってもテンションがいささかも落ちることはない。
場内の気温は上がる一方だ。

10_2凄まじい熱気と暑気の中で壮絶な演奏を繰り広げる五人。

20_2寺田恵子

30v五十嵐sun-go美貴

40v中村美紀

50v仙波さとみ

60v_2角田mittan美喜

70v_21987年、SHOW-YA五枚目のシングル「水の中の逃亡者」。

80SHOW-YA唯一のテレビドラマの主題歌で、テレビ朝日の刑事ドラマ『大都会25時』に採用された。

90v_2この曲、アレンジは松下誠さんなのね。松下さんと伊藤広規さんのアンビエント・ミュージック・デュオNEBUAの『ON EARTH』というCDのライナーノーツはご指名を頂戴し、私が書かせて頂いたのよ。あ、お呼びでない?
この曲もサビがいいんだよね。

100<前編>でも書いたけど、この辺りの曲を今の五人のフィーリングで演るのがいいんだよね。

110v_2「愛さずにはいられない-Still be hagin' on-」は1988年の七枚目のシングル。

150

曲はJourneyのキーボード、Jonathan CainとCheap TrickのRick Neilsenの作なんだね。日本語詞は恵子さん。
正直、80年代ロックの権化のようなJourneyやCheap Trickは個人的にはまったく受け付けないけどSHOW-YAが演るといいナァ。
とかなんとか言っているけど、Cheap Trickは武道館行ってんだよ。
多分私は日本で最も早くCheap Trickを知ったクチのひとりだ。今みたいにこれほど自由に情報が手に入らなかった時代、レコードがまだ入って来ないウチからCheap Trickを知っていたんよ。どうしてかと言うと、The Rolling Stonesの『Charlie is my Darling』という映画が読売ホールで、日本で初めて公開された時(まだビデオがなかった時代)、まだ洋楽しか関わってドップリだった司会の渋谷陽一が「今一番注目しているバンド」として前座的にCheap TrickのPVを放映したのだ。「Ho Love」か「Ello Kiddies」かなんかだったと思う。あるいはその両方だったかも知れない。
すんごいカッコよくて、レコードが出てすぐに買い行ったけど、二枚に入ってる「♪ディドゥナイ、ディドゥナイ」が大ヒットしてから人気が出てスッカリ興味がなくなっちゃった。武道館は女の子ばっかりだったよ。

Sr_s41a7638 1988年の『Turn Over』から「You Turn me Over」。

130_2「turn over」は「振り向く」という意味。
この副詞「over」を前置詞「on」に変えると「興奮させる」という意味になる。
これもヤケクソにいい曲だな~。
まさに「SHOW-YA Turns me on」でございます。

140vピチピチのドライビング・チューンだけあって演奏も最高にエキサイティング!

160

170_2

220

230_2

曲の途中でSHOW-YA名物のメンバー紹介。
まずはmittanから。
280v_2

ステージの後ろの方で最高なハードな仕事に従事しているmittan。さぞかし苦しいと思うよ。
…ということでさとさんから酸素のプレゼント。

290

その間は恵子さんがドラム。
440v
マジでスゴイぜmittan!
酸素を補給してパワー倍増!

300v

続いてキャプテンの出番。

400

いつものソフト・ムードで大喝采。

410v

さとみさんもいつも通りクールにキメる。

Sr_s41a7860 そして皆さんお待ちかねのsun-goさん。今日もイジられ役。

Sr_s41a7899イエ~イ!なんだけど、この後スゴイのが飛び出した。
ゴメンね、チャンと写真撮ったけど載せられない。大切な人を失いたくないから…。
もしコレが観たかったらSHOW-YAのコンサートに来るべし!
430v
ところでアンプはMarshall。
sun-goさんのギター・サウンドはMarshall JVM410Hと1960BDMでお送りしていま~す。

Sr_img_0003足元のようす。

Sr_img_0008 そして、恵子さんが最後に紹介したのは六人目のメンバー…ファンのみんな!

Sr_s41a7308 メンバー紹介の後、また「You Turn me Over」に戻る。

180_2キメもバッチリ!
480
欲しいものは~、「奪いとれ」~!!!

190v最近のコンサートでもスタンダードとなっている曲だけにますます盛り上がってしまう。

200いかにもSHOW-YAらしい時速150km/h超えの剛速球チューン。
こうした曲でsun-goさんのギターは抜群の冴えを見せる。Marshallの真空管テクノロジーとのコンビネーションがこの巨大な岩石が追いかけて来るような轟音を生み出すのだ。

210_3最終コーナーに入ってもますますハードなドラミングを見せるmittn。まさにGo for it!

240v最初から書き続けている通り、何しろ暑い!メンバーもお客さんも熱気の塊だからね。
私も下着はおろか、いつも来ているあのMarshallのポロシャツがビッチョビチョになってしまい、終演後それを見たメンバーの皆さんからも驚かれたぐらいだったのですよ。
で、恵子さん、本番中に何をするのかと思ったら…
「暑い時はこうするんだよ!」
といって、頭から水をかぶってしまった!

250_2もう風呂上り状態!
スゴイ迫力だ!

260v1988年『Glamour』の一曲目「I Gotta Your Love」。

270_2続けざまに飛び出すドライビング・チューン。もうみんなトランス状態だぜ!

420vsun-goさんお得意のプレーン弦の開放を使ったリフがカッコいい「ギャンブリング」。
この曲も最近のコンサートで頻出の曲。1990年の『Hard Way』から。

470v

デビューから1990年あたりまでの曲で固めた鹿鳴館二日目。
460v
ホントにアッという間でこれが最後の曲となった。
450
当然すぐに呼び戻し。
オオ~っと!
この時、あるファンの発案で「ハッピー・バースデイ」の大合唱が!
「♪ハッピー・バースデイ、ディアSHOW-YA~」
すると、感極まった恵子さん、目に涙を浮かべながらステージに登場。

48530年だもんね~。
そして、30年前の場所だもんね~。
あ~あ~、涙が止まらなくて後向いちゃった!

486v恵子さんからファンの皆さんに感謝の言葉があって…

487さぁ、アンコール。
一曲目は「♪ひさ~しぶりだぜロケンロー」、Led Zeppelinの「Rock'n'Roll」。

490「♪ロンリロンリ」は大合唱。

500v凄まじいまでの一体感で迫りくる!ラスト・スパート!

510v

Sr_s41a7511

520v

530vそして、もう一曲。
「Fairy」~~~!

550恵子さん、絶唱!

560v名曲だね~。
お客さんもきっと大満足してくれたことだろう。

570v いつもの儀式は30周年を記念して30回。
SHOW-YA、30周年おめでとう!

580v一日目のセットリストを記しておこう。
1. 私は嵐
2. ターロン・オブ・キング(爪王)
3. しどけなくエモーション
4. その後で殺したい
5. 孤独の迷路
6. 時を越えて
7. 叫び
8. Mr. J
9. Hurry up
10. Fire
11. 奪いとれ
12. I Gotta Your Love
13. You Turn me Over
アンコール
1. Rock 'n' Roll
2. Fairy

昨日も紹介した久しぶりのオリジナル・アルバム『PROGRESS』。
東京、大阪、名古屋を巡るその発記念ツアー『30th Anniversary CLUB CIRCUIT 'PROGRESS' Release Tour』も29日、TSUTAYA O-WESTの東京公演を残すのみとなった。
新しい曲がもうすぐナマで聴けるとあって私もとても楽しみにしている。

Uicz4334_edi_extralarge_2さらに年末の12月27日には「史上最強のライブ」と謳った大コンサートが東京国際フォーラムで開催される。
その名も『SHOW-YA BIG 30』!
SHOW-YAの30周年はまだまだ続く!

SHOW-YAの詳しい情報はコチラ⇒SHOW-YA オフィシャルサイト

590(一部敬称略 2015年8月30日 目黒鹿鳴館にて撮影)