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2015年3月11日 (水)

DYNAGON Presents 『MASSIVE DYNAMIX』~マーブロ名古屋へ行く 2 <前編>

久しぶりの名古屋。
前回のことは忘れもしない…アレはいつだったっけナァ~…忘れとるやんけ!っていうヤツ…ではなくて、ちゃんとレポートしてるから大丈夫。
コレね⇒中京の重戦車、DYNAGON見参!
もう2年前か…ホントに早いナァ。
今回もお呼ばれして、初めて今池のTHE BOTTOM LINEにお邪魔した。

20
THE BOTTOM LINEは思い出がありましてな…。
下の写真にあるALLAN PEPPER & STANLEY SNADOWSKYというのは本家ニューヨークのTHE BOTTOM LINEの創始者の名前。1974年の開業だ。
私の場合、なじみがあるのはこっちのTHE BOTTOM LINE…ナンチャッテ!今から約20年前に1回行ったことがあるだけなんだけどね…。
すごく大きなライブハウスで、大勢のウェイトレスがやたら忙しく動き回っていたのが印象的だった。
何を観たのかというと、もう度々書いてきたけど、Buddy Rich Big Band。ドラムがDave Wecklだった。
この組み合わせというのは、Buddy Richへのトリビュート・アルバム『Burning for Buddy』で、Joe Zawinulの「Mercy, mercy, mercy」を録音しており、当日も当然披露された。
もうDave Wecklが信じられないぐらいカッコよくて、オカズをキメるたびに客席から「ウェッコー」という掛け声がかかっていた。
Wecklもヨカッタが、私はテナーのSteve Marcusにすっかり魅せられてしまった。ギターでいえば1959のようなヌケるトーンでバリバリと遠慮なくバップ・フレーズを紡いでいくサマは圧巻だった。
あの時はBill FriselだのDave StrykerだのMingus Big BandだのWynton Marsalisだの、精力的にアチコチでいろんなのを観たな。今より20歳も若かったからね。
で、肝心のニューヨークのTHE BOTTOM LINEは2004年に閉店してしまった。
私が行った頃はまだイースト・ビレッジにTOWER RECORDSがあって、現地で知り合った日本人ジャズ・ベーシスト(この人が後にWyntonと共演することになる中村健吾さんだった!)に教わった、日本ではまだそれほど名前が知られていなかったRussell Maloneの『Black Butterfly』に加えて、Miugusの『Changes volume1』とBud Powellの『In Paris』を道すがら買ったのを覚えている。
あの頃はマンハッタンにもレコード屋さんがまだ普通にあったのだ。まったくなつかしい。

10名古屋のボトムラインは健在。
コレがすごくいい感じでビックリしちゃった!

30東京の人たちはあまり行く機会がないでしょうから、店内を少し紹介しちゃう。

40これがステージ。

50ステージから客席を見たところ。
2階席も立派だ。
70
店内の装飾も凝っていてとてもいい感じ。
ニューヨークのお店はもうほとんど覚えていないに等しいけど、こっちの方が断然快適なのは確か!

80

1989年にオープンした名古屋のボトムラインは昨年25周年を迎え、こんなリーフレットが制作された。
1989年6月のRichard Teeから出演したミュージシャンやバンドの写真やサインがギッシリ!
現役で今でもバリバリ活躍しているミュージシャンやバンドの名前がたくさん見える傍ら、Jack Bruce、Rick Danko、Joe Sample、Milt Jackson、Michael Brecker、Cornell Dupree等々、もう二度と観ることができないミュージシャンの名前がゾロリと並んでいる。

60The Show Must Go On…そして、今夜もステージに上がるバンドがある。
今日は『MASSIVE DYNAMIX』と銘打ったDYNAGONが主催するイベントだ。
タイトル通りダイナミックな4つのバンドが登場し、饗宴を繰り広げた。

まず、ステージに上がったのはその名もGO†ON。
下は「名刺がわりに…」と頂戴したピック。

90Heavy Sounds Projectを標榜する名古屋のトリオだ。

100パッと見で音が聞こえてきそう!

110ベース&ボーカルのぴえ~る。

120vギターのえんどお。

130v背後にはJCM2000 DSL100と1960A。

140vドラムはクッパだ。

150vもちろん「GO ON」とは「轟音」のこと。

160トリオ・バンド特有の荒々しさが前面に押し出されたワイルドなサウンド!

170v頑強そうな体躯から絞り出されるへヴィなロック・ヴォイス。

185vそれをガッチリとサポートするエモーショナルなギターと…

186vストレート・アヘッドなドラム。

180v

ユーモアあふれるMCも魅力だ。
210v

えんどおさんのテクニカルなギター・ソロも随所にちりばめられる。

200

ゴリンゴリンに押しまくる猪突猛進型のステージはバンド名の「轟音」に恥じないものなのだ。

230

演奏する各曲も奥行きのあるへヴィ・チューン。

220初めてだったので曲名等詳しいことはわからないが、最後に演奏した曲なんかは実にカッコよかったな

240v
メンバー3人のキャラを生かした轟音サウンドでますますの活躍を期待している!

190

GO†ONの詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト

250続いての登場はDEAD EYED SPIDER。

260ボーカルの千田さんとは岡垣さんのイベント『JILL岡垣~様式美大作戦2013』でお会いした時以来だ。名古屋でバッタリ~。

270v『Black Deal』というニュー・アルバムを発表したDEAD EYED SPIDER。このステージはそのレコ発ツアーの一場面だったのだ。

280cd日本人離れした野太いハードなヴォイスはいつ聴いても素晴らしい!

DEAD EYED SPIDERの詳しい情報はコチラ⇒Official Website

290v明日も今池からお送りする。

300明日はこの4人が登場!

310v

320v

330v

340vお楽しみに!
<後編>につづく。
430

(一部敬称略 2015年1月24日 名古屋THE BOTTOM LINEにて撮影)