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2015年2月14日 (土)

【追悼】シーナさんのこと

ハァァァァ…。
深いタメ息をつかないではいられない。
まただ…また日本のロックは貴重な財産を失った。
まったく信じられないことなのだが、SHEENA & THE ROKKETSのシーナさんが2015年2月14日朝、天に召された。
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SHEENA & THE ROKKETSのステージに初めて接したのは約35年前、私が高校生の時分だった。
すなわち、SHEENA & THE ROKKETSがデビューして間もない頃だった。
鮎川さんにMarshallをご愛好して頂いていることもあって、私は幸いにもおふたりと関わりを持つことができた。
このあたりのことはMarshall Blog『鮎川さんとMarshallとわたし』に詳述してあるので是非ご覧頂きたい。

160v SHEENAさんと鮎川さんは35年の間、猛然とロックし、ロールし続けた。
そして、昨年の9月13日、SHEENA & THE ROKKETSは日比谷野外大音楽堂で華々しく35周年記念のコンサートを開催した。
写真はその時の模様だ。
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訃報を拝見すると、SHEENAさんはこの時すでに体調が悪かったのだという。
楽屋でご挨拶した時も、ステージに登場した時も、そんなことをまったく感じさせない、いつも通りの「ダイナマイトの塊」のようなSHEENAさんだった。

300v普段と変わらぬ鮎川さんと完璧なコンビネーションでSHEENA & THE ROKKETSのレパートリーを次から次へとこなし、満員の客席を沸かしに沸かしたのだ。
あれから半年も経っていないのになんでこんなことになるのだろう?おかしいよ!

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コンサートの終盤のMCでシーナさんはこう話した…「みんなのおかげでここまで来た。ありがとう!ロケッツ最高でしょう!私の夢をありがとう!みんな夢を持って頑張ってね!私みたいに夢を忘れないで!ロックをずっと好きでいてね!」
まだまだこれからだったのに!
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実はこの時、私はSHEENA & THE ROKKETSのコンサートにお邪魔するのはすごく久しぶりだった。
「これは絶対に取材しておかなくては!」という妙な使命感みたいなものが湧きあがって来て、居ても立ってもいられない気分になったのだ。
しかし、取材許可の連絡を取ろうとしても、存じ上げているスタッフの方々も以前とは変わってしまい、どうにもならなかった。
それで、ダメで元々、真っ向勝負でウェブサイトを通じてコンタクトしてみたところ、鮎川さんが快く取材の許可をMarshall Blogに与えてくれたのだ。
「虫のしらせ」というのは科学的にはありえないとされているが、今となっては信じざるを得ない。
本当にお邪魔させて頂いてよかった。

拙い内容で恐縮だが、そうしてこの素晴らしいコンサートの模様をMarshall Blogでレポートさせて頂いたことをとても光栄に思っている。
ご覧になっていない方はもちろん、すでにご覧になった方々も再読してSHEENAさんを偲んで頂ければ幸いである。

【SHEENA & THE ROKKETS 35周年記念特別企画】
ROKKET RIDE TOUR @ 野音 <前編>
ROKKET RIDE TOUR @ 野音 <後編>
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またひとつ日本のロックは「ロック」から一歩遠ざかってしまった。
しかし、SHEENAさんの「ロック魂」と「ロックへの愛情」は永遠に不滅なのだ。

SHEENAさん、夢をありがとう。安らかにお眠りください。

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