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2014年1月20日 (月)

SCANDAL~HALL TOUR 2013 『STANDARD』

ちょっと前にレポートした通り、結成5周年を迎え、ガールバンドの新記録を打ち立て、向かうところ敵なし、絶好調のSCANDAL。
今日のレポートはアルバム『STANDARD』のリリースに合わせて敢行されたホール・ツアーの千秋楽の模様だ。
会場は東京国際フォーラムA。
客電が落ちると同時に「商売繁盛」と「満員御礼」の垂れ幕が…そう、会場は超満員。廓風のセットがシブイ!

10ノッケからステージも客席も信じられないくらいのパワーで一体感が爆発する!

20_2HARUNA

30vMAMI

40TOMOMI

50vRINA

60vいつも通りMAMIちゃんの機材を見せてもらおうかな。

140アンプは当然Marshall。
バンド・サウンドの多様化に対応すべくキャビネットが増設されてから久しい。
1960AXと1960AVだ。

80こっちのヘッドはDSL50F。Fは「ふなっしー」の「F」←あ、これは私が勝手にいっていることです。
ふなっしーはいいよね。船橋市も失敗したね。The Beatlesと契約しそこなったDECCAみたいだ。でも、ふなっしーのギャラは中に入っている人が全部もらうんかね?え、人なんて入ってない?やっぱりそうか!

90こっちはDSL50K。「K」は「クマ」。
そう、Marshallのサウンドは時としてクマのように勇猛だ。

100足元のようす。

110こちらはステージ袖のエフェクター群。

120やっぱりMAMIちゃんというのこのコンビネーション?このストラトがお気に入りなんだね。

130v …といいつつJazz Master。そうそう、MAMIちゃんも結構色んなギターを使うよね。それもファンのひとつの楽しみ。
70vオープニングはニュー・アルバムから「STANDARD」。

1502曲目も同じく「Brand new wave」。

160v人気曲「EVERYBODY SAY YEAH」を挟んでまた『STANDARD』から「オレンジジュース」と新旧取り混ぜのメニュー。

170そしてセカンド・アルバムの『TEMPTATION BOX』までさかのぼって「放課後1H」。
200vで、「打ち上げ花火」~「8 月」とニューアルバムに戻るという行ったり来たりの緻密な構成で飽きさせない。

210vMAMIちゃんのリード・ボーカルで「声」。このバンドはホント、みんな歌がウマイ。
180vここで長尺MC。これはとても興味深かったな。
ニュー・アルバムにちなんで「スタンダード・コーナー」。おでんのスタンダードは大根、ドンブリはカツ丼、それじゃ、「バンドのスタンダード楽器は?」という研究発表。

まずは各パートの魅力をメンバーから発表。
●ボーカル(HARUNAちゃん):バンドの顔、目立つ、どんな仕事でも呼ばれやすい…という点。
●ギター(MAMIちゃん):アンプがなくても弾ける(ムム?!やめてくれ~!)、カラオケができる、ギターソロがカッコいい(ヨッシャ!)。
●ベース(TOMOMIちゃん):ピックだけではなく、いろんな弾き方(スラップ等)ができる。女性プレイヤ―が多く、熱い楽器。
●ドラム(RINAちゃん):気分がそのまま音に出ること、需要が高いためいろんなバンドに参加できる。

では、各々のプレイヤーのステレオタイプは…ようするに「あるある」ね。
●ボーカル:「ボーカル界」ってのがないぐらい我が道を往く。ステージではイケイケだがそれ以外では案外消極的。
●ギター:ギタリスト同志群れない。女性ギタリストはホンワカした人が多い。
●ベース:ベース同士で群がる。マジメか変態。
●ドラム:マジメ、マメ。ブログの更新率高し。コード(和音)の話しに入れない。飲み会の時ワリバシで机を叩く。

なるほど…では苦労する点は…
●ボーカル:ノドのケアと体調管理。
●ギター:F。弦だのピックだの消耗品が多い。(ナント、MAMIちゃん、ギターという楽器は弦が切れたら楽器ごと買い換えるんだと思っていたそうです。気前いい~!)
●ベース:弦高が高い。ギターの後ろでブリブリがんばっても誰も気が付いてくれない(そんなことゼンゼンありませんよ~!いいバンドは必ずいいベースがいます)。コピーが大変。
●ドラム:家やホテルで叩けない。アー写を取る時手持ち無沙汰、スティック2本でポーズを撮るのは大変!

それじゃ、あこがれのパートとその理由は?
●HARUNAちゃん:ドラム。男前な感じ。全身を使って演奏するところ。
●MAMIちゃん:ベース。指弾きがいい。響く低音が魅力的。
●TOMOMIちゃん:ギター。モニターに乗っかって弾きたい!
●RINAちゃん:ボーカル。自分から一番遠いパート。観客をあおるのが気持ちよさそう。

以上がSCANDAL内の研究結果。
…ということで、どのパートがバンドのスタンダードかをお客さんに問うてみたところ…ベースとドラムが人気だった。
そして、決選投票を行ったところ、ドラムの支持がベースを上回った。Marshall的に言えばNATALの優勝だ。ま、確かにNATALは恐ろしく勢いがあるからね。(関係ないか?)

ん~、やっぱ時代は変わるよね~。そりゃ私も加藤茶を見てドラムをやりたかったけど、それは幼い頃の話し。中学生にもなると圧倒的にギターが魅力的に見えた。
だって、カッコいいじゃん!リッチー・ブラックモアやジミー・ペイジがMarshallをバックに恍惚の表情でギター・ソロをキメている写真を見てギターに魅力を感じない若者はいなかった。どう考えてもバンドの花形楽器だった。

つまり、我々の時代のバンドのスタンダードな楽器は間違いなくギターだった。
ところが、Van Halen以降、あんまりにギター演奏技術が進化してしまい、「速弾きのオリンピック」になってしまった。「こんなのできっこない!」という一般人の反応は当たり前。
さらに、誰の、どの曲を聴いても「ピラピラ」とみな同じになってしまい飽きられてしまった。「出尽くした感」は否めない。音楽ありきのテクニックなのだ。

そこへ、パンクだのニューウェイブだの「F」が押さえられなくても誰でもできそうなロックが台頭して来ちゃったもんだから、「ピラピラ組」がシーンの片隅においやられ始めてしまった…というのがエレクトリック・ギターの近代史だろう。
つまり皮肉なことに、一番鍛錬を必要とするタイプの音楽が、一番簡単な音楽に駆逐されたてしまった。「過ぎたるは及ばざるがごとし」か…。

さて、今回SCANDALの4人がおもしろおかしくまとめてくれたけど、実は私の心情はやっぱり複雑なのね。なぜなら、この5,000人を対象にした今回の生アンケートは、いかに若い人が聴いている音楽にギターという楽器の魅力を見い出せないでいるか、いかに今の音楽がギター的に魅力がないか…ということを如実に表してしまったと感じたからなのよ。

やっぱり先輩が後輩にいいものを教えてあげる必要がある。若者は自分たちでいいものを見つける必要がある。いつの時代も「教えるのは大人、見つけるのは子供」なのだ。

「豚バラ大根のもと」のCMで、大根を口に入れようか迷っている子供に向かってお父さんが言うでしょう?「大根いいぞ~、大根」って。アレと同じよ。
「ギターいいぞ~、ギター」と自分の子供ほどの若者にギターのおいしさをすすめてあげたい気分なのだ。そしてこう付け加える。「Marshallと一緒に喰うともっとウマいぞ~」って。
225後半に入ってセットもチェンジ。
230『STANDARD』から「メトロノーム」。

220v「恋のゲシュタルト崩壊」ではHARUNAちゃんが拡声器を手にエキサイト!

190vとにかく息もつかさない熱気に満ちた演奏でコンサートをクライマックスに導いていく。

240「下弦の月」から後は『STANDARD』づくし!
「Weather report(「Birdland」でも「Black Market」でもないよん)」~「会わないもりの、元気でね」~「キミと未来と完全同期」~「OVER DRIVE」。

250そして「太陽と君が描くSTORY}。

SCANDALのコンサートは客席を見ていてもハッピーな気持ちになる。みんなとにかく楽しそうなのだ!ああ、オレももう35歳ぐらい若かったら一緒に歌っちゃうのにな~。

260v「涙よ光れ~STANDARD」で本編の幕を下ろした。

270vすかさず怒濤の呼び戻し!(「呼び戻し」とはアンコールのことです)

280いつも通りツアーTシャツに着替えて登場。

290v「瞬間センチメンタル」…

300v「SCANDAL BABY」…ここの客席との大合唱にいつも感動しちゃうねん。

310v最後の最後は「DOLL」。

320vMCでは6月に東西のアリーナでコンサート開催することが発表され、「SCANDAL TIMES」なる号外も発行された。
6月22日が大阪城ホール。28&29日の両日が横浜アリーナだ。スゴイな~、SCANDAL。今Led Zepppelinが来るよりスゴイんじゃない?
今日も実に楽しかった~!

330SCANDALの詳しい情報はコチラ⇒SCANDAL Official Website

340(一部敬称略 2013年12月3日 東京国際フォーラムAにて撮影)