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2014年1月 8日 (水)

JILL岡垣~様式美大作戦2013 <前編>

やって来ました「様式美」!
JILL岡垣を総統に頂いた一大ロック・セクト。「様式美」については前回ゴチャゴチャ書いたので今回は触れない。
とにかく今回も「様式美大作戦2013」と題し華麗な音楽世界を演出してくれた。東京と大阪での2回公演。

05vこの日、東京でまず登場したのはAphrodite(アフロディーテ)。

10_3荒木真為

20v_2西村守

30v_2ANI-Katsu

40v_2堀江睦男

50_2そして岡垣Jill正志。不動の5人だ。

60_3オープニングSEに導かれ登場し、演奏したのは「紅蓮の炎」。

70_2西村さんは当然Marshall!
95ノッケからドップリと岡垣さんの様式美サウンドが会場を覆い尽くす!

90_2続けて「Holy, unholy」。
自分たちだけのサウンドを奏でる誇りと自信に満ちた表情は見ていて大変気持ちがいい。

100_2前回見た時よりもナチュラルにそしてハードにギター・プレイをキメてくれた西村さん。

80やはり本気でテクニカルでハードなロック・ギターを演るとなると、アンプに関するチョイスはMarshallしかない。

120v_2オルガンに半身を乗せ、何かに憑依されたかのようにソロを展開する岡垣さん!

110「人形愛」、「Day Dream」、「Fear」等、『Aphrodite -SCARLET FANTASIA VII-』からの選曲を中心に8曲が演奏され、まずはガッチリと「様式美」の世界を構築した。

130_2ここでギターが交代し、ボーカルが加わる。

140_3三宅庸介
190v_2佐々井康雄

160vTerra Rosa、『The Endless Basis』より「Fatima」。

210v_2ん~、様式美~!ドライブしまくる堀江さんが素晴らしい!
230_3いつもMarshall Blogで紹介していることからもわかる通り、Strange, Beautiful & Loudの三宅さんを私は好きだが、こうしたハードロック・ギターを一心不乱に弾き倒す三宅さんもすごく好き。
220_2他のギタリストと違うんだよな~、メロディの組み立て方とか間の取り方とか。すこぶるカッコいい。

225vここから佐々井さんと真為さんとのツイン・ボーカル体勢。

165「Lady Double Dealer」。もちろんDeep Purple。

170_3この後のセットで島紀史が登場するんだけど、開演前、出番が近いため準備にメチャクチャ忙しい岡垣さんのそばでノンちゃん、三宅さんと3人で『Who do we Think we are』の話しをしていた。
やがて開演時間が来てステージに向かう岡垣さん…我々3人に向かってボソっと…「ああ、オレも話しに加わりたかった!」って。
そんなDeep Purpleなのである!

180v_2この曲久しぶりに聴いたけど、盛り上がるね~。やっぱり鉄壁のギターリフだ。

200_3そして残された1曲もDeep Purpleだ。

235三宅さんの弾く「Burn」!
テクニシャンたちによるまたまた完璧なパフォーマンス。
あのCM以降…というワケでもないのだが、やたらとこの曲を聴く機会が増えたような気がする。
そこで最近感じたこと…リフがクドイ。いや、最高にカッコいいギター・リフなんだけど、あまりにも出て来る回数が多くてものすごく耳につくようになっちゃった!どっかハショレばいいのにと思っちゃうのよ。
ノンちゃんによれば、このギター・リフは「ガーシュインの曲から頂いている」ということだが、なるほど。間違いないなく「Fascinating Rhythm(魅惑のリズム)」のことだろう。1924年の作。
ナンダ、「Burn」もそうなのか…などとガッカリする必要はない。むしろ、ジャズをひと通り聴いている人なら誰でも知っているポピュラーなこの曲のメロディをこんなにカッコいいハード・ロックにすることがスゴイ。元のキーはメジャーだからね。
カッコいいんだけど、ちょっとリフの出番が多すぎ…ってな感じ。

240vここまでが中盤。後半に向けて様式の美しさはますますその度合いを増していく!

245<後編>につづく

岡垣Jill正志の詳しい情報はコチラ⇒Jill's Room

250_2(一部敬称略 2013年12月1日 目黒鹿鳴館にて撮影)