LIVE ROKUGENSHIN~ROCK DAY <中編>
続いての六弦心プレイヤーは横関敦。
D_DriveのSeijiさんと組んでCozy Powellの「The Blister」。Wes Montgomeryの「Unit Seven」みたいなAABAのサビつき変則ブルーなのね?
「Jet Finger」の異名をとる横関さん。この曲がピッタルやね。
対するSeijiさん。「胸を借りるつもり」なんて言ってたけど、トンデモナイ!思う存分の弾き倒し&弾き倒しっぷりで一歩を引けをとらないっての!
横関さんはVintageModernが発売された時、YOUNG GUITAR誌の付録DVDで2466を弾いてくれた。
あの時もギター・バトルだったナァ。
様々なテクニックを臨機応変に繰り出して応戦するSeijiさん。
後ろに見えるのがそのギター・サウンドをクリエイトしているSeijiさんの相棒DSL100EC。
スカっと会心のソロを弾き上げたSeijiさん。
ギターの凶暴な一面を見たド迫力のセットだった!
さて、この超高速ブギを完璧にバックアップしたバック陣を今日も紹介しておこう。
キーボード、石黒彰。
ベース、二家本亮介。
そしてドラムは山本真央樹。
セッション曲の後は横関さんの「六弦心」曲、「ずいずいずっころばし」。
ここは山本恭司さんも加わって、横関さんまたぞろバトル状態!
ここもスゴイバトルになっちゃってるにゃ~。でも音楽を重視した華麗なテクニックのぶつかり合いはいくら見てても飽きない。
そこへ原田喧太さんが合流!オイオイ、「火に油を注ぎ込む」とはこのこっちゃないのかい?!
…と、ここは意外にも歌モノ。おなじみT-Rexの「20 Century Boy」。
3人で一斉に♪ジョコジョーンとかますイントロがすごい!喧ちゃんの歌もフィーチュアされてうれしいなっと!
ところでみなさん、T.RexっていうとMark Bolanのばっかり名前が出て来るけど、このグループはボーカル&ギターのBolanとMicky Finnというパーカッショニストふたりのユニットなんよ(元々はSteve Tookという人がパーカッションを担当していた)。ま、頭脳警察みたいなスタイルだね。その後、ベースとドラムが加入して4人編成のバンドになった。
で、このMicky Finnが使っていたパーカッションのブランドがNATAL(ナタール)。Deep Purpleの『Made in Japan』のジャケットに写っているIan GillanのコンガもNATAL製だ。
こんな感じ。
そのNATALはドラム・メーカーとして今ではMarshallの傘下に入っている。
すみませんが、NATAL、覚えておいていただけますか?これからしょっちゅう出て来ますんで…。
NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Official Website(英語版でゴメンね)
これだけ濃い3人のギタリストが同時にステージに立てば自然にバリバリ弾いちゃうのが人情ってもん。
もちろんお客さんも大喜びだ。みんなギター聴きに来てるんだし!それにバッチリと応えてくれる3人の至芸!
それに応える横関さん。ここも見逃せない前半の重要なシーンのひとつとなった。
今日の出演者のサイン入りのパネルをプレゼントしちゃうというもの。そして、当選者は打ち上げにも参加できるという特典付き。
Yukiちゃんも。
ちなみにSeijiさんとYukiちゃんのパネルの写真はワタクシメが撮影したものです。あ、サイン入れ忘れちゃった!要らないね、ハイ。
…と、なごやかな雰囲気で抽選会を終了。
コンサートは後半へと突入する。
後半のトップバッターは青木秀一。
まずは背比べ。
ES335がこんなに小さく見える人も珍しい。
昔、Night Hawksのツアーで地方のライブハウスで演奏した時、頭が天井につかえて、青木さんが入りきらずステージを取っ払って演奏したとか…。
「体は音を表す」
スケールの大きなギター・サウンドで六弦心CD収録の「おぼろ月夜」をプレイ。
六弦心レパートリーの演奏はどれが素晴らしい演奏で、プレイヤーの個性を味わう格好の材料となったね。
ここで田川ヒロアキが登場。
ヒロアキくんはC残念ながらまだCDには参加していないので、「ゲスト・ギタリスト」という位置づけで出演してくれた。
恭司さん、青木さんに交じって演奏したのは「Black Night」。
股間に見えるのは愛用のJMD501。
考えてみると今日唯一のMarshallコンボだわ。スタックに負けないパワフルなプレイで切り込んでくるヒロアキ君!
それにしても素晴らしい青木さんのボーカル。声がもうMarshall!
当然ここでもソロ回しだよ。
正統派フレーズでガッチリと六する青木さん。
あ、弾き方がおかしいぞ!左手が反対になってる。あなたそれじゃダメでしょうよ!
ヒロアキ君はキテレツなフレーズで応戦。こういうところが彼のおもしろいところだ。
六弦心の詳しい情報はコチラ⇒六弦心Official Website
連休明けの<ROCK DAY後編>につづく
(一部敬称略 2013年9月21日 東京キネマ倶楽部にて撮影)