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2013年5月28日 (火)

WHITESNAKE Live in Japan~Doug AldrichのMarshall

2011年のLOUD PARK以来の来日となったWHITESNAKE。今回は香川まで足を延ばした全7回公演のジャパン・ツアーだ。

Dougとは昨年の9月のWembley以来。あの時に撮影した写真を渡したところ大層よろこんでくれた。

彼はいつだってMarshall Blogに快く協力してくれる。

Marshall Blogのスタート時にはメッセージも送ってくれた。⇒A Message from Doug Aldrich

で、開演前にMarshallをバックに記念撮影。

相変わらずカッコいいわぁ~。

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さて、今回の来日公演…ステージはMarshallオンパレード!

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ギター・アンプもベース・アンプもすべてMarshall!気持ちいい~!

やっぱり誰が何といおうとコレですよ、コレ。ロックはコレでいいの!

実はWHITESNAKEのMarshall WallはLCのキャビネット、つまりXキャビが基本なんだけど、今回はチョイと事情があってスタンダード・ブラックのフレット・クロスのキャビが並んだ。

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ステージ袖にセットされたDougのヘッド類。上がメインの1959。

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これがメインの1977年製の1959。

ご覧の通り改造が施されていて、マスター・ボリュームつきの2チャンネル仕様になっている。通常のVOLUME1と2はMASTERとなり、Inputの左下についているノブがGAINに変更されている。他にも派手な改造が加えられている。

Input部は完全に1 Input仕様になっていて、上段のジャックはまったく使用しないためか、ホコリがはいらないようキッチリとふたがしてある。

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下段はJMP時代(1981年以前、JCM800シリーズが発表される前)の2203。1978年製。こちらも2チャンネル仕様に改造されているが、メインの1959ほどではない。

右端のVOLUMEのノブがLes Paulのモノが使われているが、特に意味はない。ありあわせのモノを使ったようだ。Inputの下のノブはGAIN。

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背面のようす。

まずメインの1959から。プリ管(ECC83)が2本増設されている。パワー管はカリフォルニアの真空管ディストリビューターのARS ElectronicsのEL34が搭載されている。

一番左のノブはその横についているSEND/RETURNのSENDレベル。さらにその隣にはループのACTIVE/BYPASS切り替えスイッチがついている。その隣が出力を切り替えるスイッチ(ちょっとここ不確かです)。その右はMASTERのA/Bを切り替えるフットスイッチのジャックだ。後はSPEAKER OUT。

つまり、大ざっぱにいえば、MASTER VOLUME回路を2系統にして、出力を変えることによって音色をコントロールしているということだ。

パワー管には前回交換した日付が記され、ヒューズ・ボックスの横にはしっかりと予備のヒューズが貼りつけられている。

一方、下段の2203はACTIVE/BYPASSのスイッチか、出力切り替えのスイッチのどちらかがないだけで、後は1959と同じ仕様に改造されている。

こちらはどうも使われていないようであったが、キャビネットには結線されていた。

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もう一度キャビネットの写真を…。

こちら(ステージ上手)がDougのキャビ群。すべてBキャビだ。Dougは1959を2台に、2203を1台に結線している。上に書いたように2203はスペアのようだが、1959チームの方は常時2台とも鳴らしている。鳴らしているキャビはBV。

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足元のようす。

Dougはヤケクソにいろんな音色を使うギタリストではないが、それでもシンプル!

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エフェクターはラックにも組み込まれている。

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Dougの愛竿たち。

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今日はこれでおしまい。

「エ、ライブのレポートはどうしたって?それは明日の楽しみだ!ナニ?待ちきれないって?それじゃ、少しだけ…予告編だゼ!」

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「じゃ、また明日な!」

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Doug AldrichのMarshall50周年記念コンサートのようすはコチラ⇒【50 YEARS OF LOUD LIVE】vol.2

つづく

(敬称略 2013年5月7日 中野サンプラザホールにて撮影 協力:Creativeman Productions