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2013年5月30日 (木)

Guitar☆Man #004 <前編>

5月9日に開催されたGuitar☆Manショウの第4回目。

回を重ねるごとにどんどんエキサイティングなショウになってきた!

今回も入れ替え制の2回興行。両公演ともアンコールの一部を除きまったく同じ内容だ。マーブロでは1回分の公演を<前・後編>に分けてレポートするが、若干第1&2部の写真が混在することをお許しいただきたい。「アレ?洋服の色が違うじゃんけ!」という場面もあるが、理由はそれによるものである。

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今回も入口に展示されたチャリティ・ギターたち。

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「赤いピック募金」も募られた。実にステキなアイデアだ!

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今回もステージはMarshallづくし!

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いつものアニメーションからギター・エンジェルが登場。はじめてみる人はドッキリ、いつも見てる人はニンマリ。

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ステージに向かう途中、お客さんのテーブルに赤いバラが配られた。

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そして赤いバラが白いギターに持ち替えられ…

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今日のギター・マン、土方隆行に手渡された。

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Guitar☆Man #004のスタートだ!

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今回のメンバーは…

親方・伊藤広規

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今剛

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初回につづいて2回目の登場となる土方隆行。

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岡井大二

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西脇辰弥

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そしてボーカル陣…

政野早希子

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StuartO

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アラキマキヒコ

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オープニングはなんとDeep Purpleの「Speed King」!「♪土曜の夜、宵越しの銭は持たねーぜ」ってヤツね。

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今さん、いっきなりノリノリ!

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やっぱりこのハード・ロックの黄金時代を代表するようなリフを名人2人が弾くとスゴイね。重みが違う。これがホントのへヴィ・ロック!

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もちろんキーボードと…

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ギターの掛け合いのパートもホンモノに勝るとも劣らないシャープさだ!

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広規さんのハード・ロック・ベース!素晴らしい!

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次に出たのがGuess Who。Guess Whoといえば「American Woman」。カナダを代表するバンド。カナダも本当にいいバンドやミュージシャンが多い。というか本当にいいバンドじゃないと出てこれないんだろうけど。

こりゃGuess Whoが出たとなると、BTOが出る日が近いかな?

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こういう絞り出すようにしてシャウトする曲はアラキさんによく似合う。

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そしていつも演奏される邦楽メドレー。

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「ルビーの指環」。何せ今さんが弾いてるからね、ホンモノは。

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「黄砂に抱かれて」、「木枯らしに抱かれて」そして「Automatic」と続いた。「Automatic」も今さんだ。

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司会はNACK5の山本昇。出演者のトークもGuitar☆Manショウの大きな魅力のひとつだ。

ここで話しているのは…なんと昔、1フロアに2世帯入っているマンションで土方さんと今さんが同じ階に住んでいたという話し!

広規さんの顔!

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こっちは広規さんと西脇さんのデュエットMCコーナー。

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西脇さんが「あんなこともできる、こんなこともできる」とシンセサイザーの機能を実演。

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「ギター・マンとはいえキーボードにも注目してね!」と西脇さん。ナニをナニを!注目せざるを得ないような活躍ではござらんか!

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「Purple Haze」でおなじみのメンバー紹介。

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今さんとMarshall。いいね~。カッコいい!JVM210Hと1960AVの組み合わせだ。

ちょっと今さんの思い出を…。初めて今さんのギターを耳にしたのはPANTA&HALの『マラッカ』だった。『マラッカ』はそれこそ盤面が白っぽくなるまで聴き込んだ愛聴盤で、日本のロックの名盤の一角と信じて疑わない。そのタイトル曲、「マラッカ」のソロ。まったく驚いた。メロディアスでスリリングで美しくて…。もちろん必死になってコピーした(途中まで)。今でもそのパートが来ると何かしていても絶対にその手が止まって耳をそばだててしまう。日本のロック・ギター史に残る名ソロだ。

もうちょっと…。昔、銀座に「ローディ・プラザ」という日立の高級オーディオのショウ・ルームがあった。ステレオの視聴用に無料でレコードが聞けるとあって中学生のころから毎週日曜日、セッセと通ってはレコードを聴き漁っていた。何しろテレビやラジオ以外に無料でロックを聴く方法なんてなかったからね。

で、そのコーナーの傍らに立派なステージがあって、生の演奏を自分でその場でレベルやパンを調整し、ミキシングして2chのカセット・テープに録音する「ミキシング体験コーナー」みたいものがあった。そこで日立のカセット・テープを買わなくてはならないのは言うまでもない。

高校のある日、そのローディ・プラザに行くと(ずいぶん長いこと通ったものだ。そういえば、そのローディ・プラザの奥にMorning Sunという輸入レコード店があって、そこでKing Crimsonの『Earthbound』を買おうとしたら、『お兄ちゃん、Island盤の方がいいんじゃないの?』と訊かれ、ワケもわからずいわれるままにイギリスから取り寄せてもらったことがあった。中学3年ぐらいの時だったから、一体いくらかかるのか心配で仕方なかったが、2,000円で売ってくれた。いまだに安いんだか高いんだかわからないが大事に取ってある)、「ミキサー席が空いていますのでミキシング体験しませんか?」と声をかけられた。誰が出演するのか尋ねると、生演奏ではなくてPANTA&HALの8チャンネルの音源をミックスするんです…と聞き、狂喜乱舞。PANTA&HALのオリジナル・メンバーの演奏だからね。

「HALのテーマ」とかそれこそ「マラッカ」とか数曲の音源が流され、興奮しながら聴き入った。なかでもあの長い長い「マーラーズ・パーラー」で今さんが何十回と弾くオブリガードのすべてがすさまじく、これもよくコピーしたものだった(途中まで)。何しろ弾けば弾くほどメロディが多彩になり、ネタが尽きるどころか増えていく一方なのである。このテープは門外不出で大切に保管している。

おまけで…このミキシング体験で別の日に生演奏を録ったバンドがBAD SCENEで、ゲストで登場した銀次さんが壮絶なソロを弾いていた。このテープも門外不出の宝物だ。ちなみにBAD SCENEにはCharさんも在籍していたことがあり、広規さんがアオジュンさんらと結成したMagical Cityのギターだった牧野元昭さんもかつてメンバーだった。

ええ~い、脱線ついでに…。牧野さんはその昔、某楽器雑誌に「ジャズ・ギター講座」というコラムを執筆しておられ、Bill Evensの『Undercurrent』の「My Funny Valentine」のJim Hallの4つ切りを採譜し、誌面に掲載されたことがあった。当時こんなの他になくて、喜んでスクラップした。今でもどこかのウチの蔵書にそのスクラップがはさまっているハズ。

いい時代だった。

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大二さんは丸っきりいつものペースで優雅に叩く!

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しっかし、広規さんってスゲェな。何をやってもグイグイ引っ張るそのグルーブ感!本レポート<後編>ではもっともっと活躍してしまうのだ!

今日もVBA400とVBC810でブイブイいわす!

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アクションもバッチリの西脇さん。Liv Moonの時以来。

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もくもくと弾き続ける土方さん。今日はVintageModern2466のパワー・アンプと1960Aを使用。土方さんはキャビネットはA派だ。

実は土方さんについても私には門外不出の音源がある。土方さんには事あるごとにMarshallのデモのお仕事をお願いしてきたが、Marshall初のデジタル・アンプ、JMD:1のデモンストレーション音源がそれだ。JMD:1はプリアンプがデジタル回路になっていて、歴代のMarshallのサウンド12種類がサンプリングされていて、それEL34、つまり真空管で増幅するという便利で音の良いモデルだった。田川ヒロアキ氏やAldiousのYoshiちゃん等今でも愛用しているプレイヤーは多い。

ウェブサイト用のデモ音源を土方さんに弾いてもらったのだ。わざわざそのデモのために短い曲を書き下ろしてくれて、12通りの演奏をしていただいた。16ビートのカッティングからへヴィなリフ、灼熱のソロ等々、どれもがヨダレがでそうな演奏で今でも時々聴いている。その極めつけは(へへへ、私のアイデアなんだけど…)、Brian Mayよろしく何種類かの音を使ったひとり多重奏の「God Save the Queen」だった。

そんなふたりのギタリストが登場した今日のGuitar☆Man…最後の最後まで楽しみがテンコ盛りだ!

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今さんのリクエストだという「Reelin' in the Years」。「Do It Again」につづいて発売されたSteely Danのファーストアルバム、『Can't Buy a Thrill』からのシングル曲。1973年、Billboardのヒットチャートの11位をマークした。この曲好きな人、多いね。

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グエッ!イントロのギター、Elliot Randallク・リ・ソ・ツ!

そういえば、この曲Skunkも参加してるんだったっけ…最近どうしてるんだろう。

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聴きどころはサビのコーラス。

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そして中間のツイン・リード。

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ああ、なんてカッコいい曲なんだろう!

ちなみにこの曲にパーカションで参加しているVictor Feldmanはイギリスの人。なんとお父さんがロンドンのOxford Streetにある「100 Club」の創始者だ。「イギリス―ロック名所めぐり」で紹介しているので見てみてね⇒コチラからどうぞ

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思わずサビの「♪あ~ゆり~りにんじい~い~ず」のところはやっぱりいっしょに歌っちゃうよね。最近ずいぶんDanはご無沙汰してるけど久しぶりに聴きたくなった!

このメンバーで「My Old School」か「Hey Nineteen」演ってもらいたいな~。「My Old School」はSkunkのソロが完コピになるんだろうナァ~、いいナァ~。

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そしてThe Ventures。「Slaughter in Tenth Avenue」。平たく言えば「10番街の殺人」。私はベンチャーズにはちょっと近寄らないが、この曲は好き。1曲の中でこんなに強引に4回も転調する曲なんて普通ない。で、調べてみた。なんと、この曲、作者はRichard Rogersなのね~。「Walk Don't Run」がJohnny Simithなのは知っていたけど、これは知らなんだ。しかも、同名のバレエのための曲なんだってね~。

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これまた実に軽やかな演奏で楽しいなったらたのしいな!

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6月のGuitar☆Manは…

6日 : Guitar☆Man Live #005 - King of Pops

7日 : Guitar☆Man Live #006 - Smoke on the Water

ともに会場は東京キネマ倶楽部。あの荘厳な会場で味わうGuitar☆Man…たまりまへんナァ~。

詳しくはコチラ⇒Guitar☆Man公式ウェブサイト

つづく

(一部敬称略 2013年5月9日 渋谷JZ Bratにて撮影)