Marshall Blogに掲載されている写真並びに記事の転載・転用はご遠慮ください。
【マー索くん(Marshall Blog の索引)】
【姉妹ブログ】
【Marshall Official Web Site】
【CODE/GATEWAYの通信トラブルを解決するには】

« Dos a tres caids!~Concerto Moon 炎の三番勝負~<vs. EARTHSHAKER:後編> | メイン | ポール・ギルバートのニュー・アルバム、『VIBRATO』の秘密 »

2012年11月 5日 (月)

Kelly SIMONZ 『超絶・壮絶・悶絶サマーライブ2012☆』

旧マーブロの取材で新宿の楽器店のクリニックに押し掛けたのがKellyさんとの出会いだった。

Ks_img_6501

そのレポートを見たKellyさんファンが何かに「とうとうマーシャル・ブログがKellyさんを見つけてしまった!」と書き込んであって吹き出してしまった!遺跡じゃないって!

Ks_img_7475

あれから早くも丸2年の月日が経つが、その間Kellyさんは一時も休まず八面六臂の活躍を続けて来、アーティストとしての地盤をガッチリと固めてきた。

Ks_img_6848

「サマー」なんつって、今日のネタもチト古くて恐縮だが、レポートを避けて通るワケにはいかない。8月28日の『超絶・壮絶・悶絶サマーライブ2012☆』だ。
Ks_img_7495

ギター&ボーカル、そして独特のMC、Kelly SIMONZ!

Ks_img_6895

ギター、坂本学

Ks_img_6713

ベースは川崎哲平

Ks_img_6555

ドラムはYOSUKE YAMADA

Ks_img_6398

今回もアンプは当然マーシャル!

Ks_img_6638

Kellyさん愛用の1987。フィンガー・イーズどけりゃよかった!キャビは4Ωと16Ωの2ウェイに改造された1960だ。それにしてもフィンガー・イーズってスゴイよな、私が子供の頃にはもうあったもんね。昔は1本買うのもお小遣い貯めなきゃ買えなかった。だいたい弦買うんだって大変だったのよ。輸入弦は最低でも1,000円してたからね。ゴールデン。バットが40円!ラーメン280円、ビールが195円の頃。あ、あまりにもどうでもいい話でした!

Ks_img_7458

1973年製の1987。マスター・ボリュームとその回路をバイパスするスイッチが改造されている。

Ks_img_7460

タイトルにあるように「超絶」技巧テンコ盛りの「壮絶」ライブで演者、観客ともに「悶絶」してしまった!

Ks_img_6725

1曲目は「Future Destination -EVOLUTION-」。
Ks_img_6649

そして、2曲目に「Anything Goes」とドライビング・チューンをつなげて景気よくスタート!

Ks_img_6845

続いてはややクラシカルな雰囲気のフュージョン・チューンを2曲持ってきた。セットリストには「#40」と「#97」とされていたが、小気味いい16ビートとポイントを押さえた速弾きが実によくマッチする。そして、大胆なアウト・フレーズ!個人的にはこういうKellyさんスキ。

Ks_img_6790

「#40」では坂本学…
Ks_img_6549_3

川崎哲平のソロもフィーチュア!

Ks_img_6748

それをガッチリと支えるYosukeのドラム!

Ks_img_6363_2

このふたりのバトルもスリリングだった。

Ks_img_6629

人気インスト・バラード「Blue Monday」でアクセントをつける。

 

Ks_img_7524

ギターだけではない!「Stay in my Heart」などでは大熱唱!このあたりは「壮絶」の部分に当たるのであろうか?!

Ks_img_6718

Blue Murderの「Billy」に続いてゲイリー・ムーアに捧げて演奏された「Spanish Guitar」。

Ks_img_6728

Kellyさんのナイロンって、プレイがものすごく安定していていいんだよね~。

Ks_img_6431

サッとエレキに持ち替えて激情ベンドッ!
Ks_img_6739

ところで!いつも気になっているのがギタリストに手。みなさんとてもきれいなのである。Kellyさんもご多分にもれずツルっときれいな手をしていらっしゃる。
Ks_img_6742

しかもKellyさんの手はプックラ、ポテっとしていてまるで赤ちゃんの手のようだ。チャーリー・パーカーの手も四角く赤ちゃんのような手をしていたらしい。バードもKellyさんも、よくもマァこんな可愛い手であれだけ複雑なことをするもんだ!

Ks_img_6478

もう1曲ゲイリーから「Wild Flontier」。私はラッキーにしてゲイリーの最後のハードロック・セットをロンドンで見ることができた。日が経つにつれてゲイリーがこの世にいないことがどれほどマズイかを実感するようになってきた。

Ks_img_6663

これで本編が終了。最後の3曲を人の作品で〆るこの余裕とリスペクト心がKelly流!

Ks_img_7563
アンコールは「Prau for the Moon」から宿命の「Opus #1」。これは4 月の『ATTACK OF THE DOUBLE AXEMAN』と同じ流れ。あの時はゲイリー・ムーアとジム・マーシャルへと捧げられた。

Ks_img_6824

最後の力を振り絞って!…とか言いたいところだけど、Kellyさん、最後でもこの難曲に余裕シャクシャクに見えるナァ~!

Ks_img_6825

最後の最後まで「超絶」テンコ盛りのすさまじいライブだった!

Ks_img_6831

燃えた~!このすがすがしい表情がいいね!

Ks_img_7602

サイン会でもニ~コニコ。

Kelly SIMONZの詳しい情報はコチラ⇒Kelly SIMONZ OFFICIAL WEBSITE

12月16日には「The forth~The End of the Beginning」と銘打ってKelly SIMONZ's bAd TRIBEのワンマンも控えている!

詳しくはコチラ⇒東京キネマ倶楽部

Ks_img_7610

(一部敬称略 2012年8月28日 高円寺SHOWBOATにて撮影) 7