« RAMBO BLOOD vol.5 ~ Kelly SIMONZ'S BLIND FAITH | メイン

2026年9月 7日 (月)

Guitarist Seiji~【独奏Strings】

これまで『ギター・インストLIVE』、『GUITAR DRIVE』、『instgram』、『地獄のJET Drive』と様々なシチュエーションとタイトルで展開してきたGuitarist Seijiのソロ・プロジェクト。
今回は『【独奏Strings】』とドンズバなタイトルで開催された。
ちなみにタイトルに使われている「【】」の正式な名称は「隅付き括弧」といいます。10今回のステージのようす。20まず紹介すべきは今日の相棒。30v_2Seijiさんのデフォルト・ヘッドは「JVM410H」だが今回は「JVM210H」。
スピーカー・キャビネットは以前使用してバッチリだったノッポの背緑野郎「1960TV」。40vそのとなりのヘッドが2台はナンだろな?
コチラは「モディファイド・シリーズ」のヘッドが2台にキャビネットは「1960BV」。
上は「JCM800 2203」の改造バージョン「2203MS」。
下は同じく1959の改造バージョン「1959MS」。
今日はSeijiさんが出すこのモデルたちのサウンドをお客さんに聴いて頂こうじゃないか…という企画つき。60v『独奏Strings』のオープニングは「Tsurugi」。
珍しい。
いつも最後の方に取り上げるからね。70初っ端から切れ味の鋭い剣先が宙を斬った!80v景気よくハードなナンバーをお見舞いした後にはお馴染みのイントロから人気ナンバー「Attraction 4D」が続く。90ギュウギュウに詰め込まれた魅惑のメロディが炸裂!100vよしよし、今日のギター・サウンドもバッチリであ~る!110「ありがとうございます!ギタリストのSeijiです。
『独奏ストリングス』ということで昨日、今日とひとりでギターを弾いています」
前日は三島での公演だった。120冒頭に演奏した2曲について説明。
「Attraction 4D」の「4D」はD_Driveの4人という意味。
今日は「独奏」なので「1D」で皆さんをアトラクトする。130vMCの後は「Runaway Boy」。
9.11の「世界同時多発テロ」をテーマにした社会派チューン。140曲に込めた思いは重厚だが、曲はストレートな魅惑のヘヴィ・チューン。150v続けて「Thumbs Up」。
ナンだっけな~、こないだ「ホールトーン・スケール」を使っているロックの曲を思い出したんだよね。
ゴメン、忘れちゃった。
ハッとナニかを思いついても書き留めておかないとすぐ忘れちゃう。160vいずれにしてもそのスケールをこの曲ほど効果的に、かつメロディアスに使っていなかったことはシッカリ覚えている。
Marshall Blogでは毎回この曲のことをホメるけど、私、とてもこの曲が好きなんです。
だってこんなん他にないじゃん?170そして社会派チューンをもうひとつ。180ハードなワルツで「ベルリンの壁崩壊」をテーマに練り上げた「Lost Block」。
コレもおそらく他では聴くことがないであろうタイプの作品と言って良いだろう。190v「今日は土用の丑の日ですね。
ボクは昨日、三島だったのでウナギを頂いてきました。
でもウナギは高いですよね~。
『体力が落ちる季節に栄養をつける』ということでウナギを食べるワケですがなかなか気軽に食べられませんよね」
また次に演奏する2曲を説明して前半の最後のセクションに取り掛かった。200vウナギの話次に演奏したのは…コレがマズかった!210だって「U_Me」だもん!
昔から「ウナギと梅干」とか「天ぷらとスイカ」というのは「食べ合わせが悪い」と言われてきたからね。220vでも心配ご無用。
昔は脂っこいウナギと酸っぱい梅干しは胃に負担がかかる…とされてこの食べ合わせが敬遠されていたけど、現代ではむしろ梅干しのクエン酸とウナギのビタミンB1のコラボレーションで疲労回復の効果を助長すると分析されているそうだ。
ホラ、Seijiさんが心を込めて弾くギターを耳にすれば疲労もブッ飛ぶぜ!230vそして「Red Light, Green Light」。
Seijiさんは「イカ・ゲーム」の話をしていたけど、この「Red light, green light」というのは「だるまさんがころんだ」のこと。
曲のタイトルをキメる時にこの話をSeijiさんにすると「ほな、関西では『ぼんさんがへをこいた』ですな?」と言って2人で大笑いしたことをよく覚えている。240今日もスリリングに曲が展開して第1部終了。250v第2部は冒頭でチラリと触れた「『モディファイド・シリーズ』をSeijiさんに弾いてもらおう!」…のコーナーから。270v私がステージにお邪魔して控えめに商品の説明をさせて頂き…260まずはSeijiさんが「1959MS」にトライ。280やっぱりいいね!と満足気な私。290続いては「2203MS」。
このサウンドで「Attraction 4D」のイントロ・リフが聴いてみたいと思い、リハーサルの時にSeijiさんにお願いして弾いてもらった。
結果…「最高!」とだけ書いておこう。
とにかくそういうサウンド。300D_DriveはココでPAシステムを一切使わない生音で演奏する「フロア・ライブ」という企画を続けているが、ついでに「ネイキッド・ライブ」とか銘打って、ギターにエフェクターを一切あてがわずにD_Driveの名曲を演奏するというライブをしてみてはいかがか?
エレキギターが一番良い音を出すのはマスター・ボリュームなし、センド&リターンなしのアンプにギターを直に繋いで出した時だから、きっとスゴイことになると思うよ。
もちろんこんなことは達人ギタリストでなければ到底不可能なことだが、D_Driveなら大丈夫でしょう。
ギターのボリュームを巧みに操作してスゴいアンサンブルを聴かせてくれると思う。
そして、その時にはこのMarshallのモディファイド・シリーズが登場することは間違いないであろうよ。50vあ~、いい音だった。
ということで軌道を元に戻して通常演奏の部。
まずは「I Remember the Town」。
ラジカセにつないで出した昔風のギターのサウンドは、いつもとはチト違うラジカセを使ってみた。320久しぶりのチョイス。
コレもSeijiさんと2人でタイトルを考えた思い出の1曲。
街の昔ようすを懐かしむのがテーマ。
それが出来るのは年寄りの特権だ!(失敬)118a0133 みんなで手拍子を打って盛り上がった。
お客さんが懐かしんだ街、あるいは町はどこだったのかな?340つづけて「Gradation」。
コレも久しぶり。350v陽が沈みゆく海に広がる美しいグラデーションを目にした感動がこの楽しい1曲となった。
曲はカワイイけど、いい歪みがないとサマにならないヤツ。
もちろnSeijiさんが出す「JVMサウンド」でバッチリだ!
この曲も「2203MS」で聴いてみたいな。360曲の間にちりばめられたMCでは手際よく曲に解説が施される。
このポーズは「ロシアン」。
長いお付き合いをさせてもらっているSeijiさんには色んな話を伺ってきたが、この期に及んで知らない話、あるいは忘れていた話が出て来てオモシロい。370MCの後はまず「Mystery Zone」。
もちろんD_Driveの古いレパートリーであることは知っているが、コレがインストゥルメンタル曲のコンテストに応募されたとは知らなんだ…あるいは聞いたであろうがスッカリ忘れていた。380応募された800曲からベスト4に残った名曲。
そう言われてみるとドッシリとした曲調に伝統と風格を感じるゼ。390v続けてはお待ちかねの「Russian Roulette」。
かつてSeijiさんがリリースした教則DVDのリズムの教材として作った曲。
オモシロく、そしてハラハラするようなイメージを狙ったそうだ。0r4a0121 コレがその教則DVD『リズムからソロまで完璧に弾けるギタートレーニング』。Dvd2012年当時、D_DriveはYukiちゃんもChiikoちゃんも教則DVDをリリースして、すべてのパートについてのクリニックなんてのをやったことがあった。
つまりそれは14年前…D_Driveが結成してからまだ2年しか経っていない時分のことだった。
その時の様子を下の記事でレポートしている。
ちなみにコレは今のMarshall Blogになって一番最初にD_Driveにご登場頂いた時。
その後、様々なシチュエーションで「D_Drive」としてこれまでMarshall Blogに165回出てもらっている。
もしあの時コロナがなかったら活動の幅が大いに広がっていたので、記事は間違いなく300回を超えていただろうな。
コロナのバカ!
   ↓       ↓      ↓

D_Drive~ALL PART CLINIC & MINI LIVE

410独奏でもあの独特なリフがバッチリと決まって気分爽快!
ちなみに大阪でタコ焼きの「ロシアンルーレット」といえば激辛のワサビが入りのこと。
Seijiさんはワサビがニガテだそうです。420vもう1曲続けて演奏したのは「1,000,000h.p」430v「鉄腕アトム」が「1万馬力」ならコッチは「100万馬力やッ!」…と景気よく出来あがったのがコレ。
次から次へと出て来る「バラエティに富んだ演奏テクニックと全力疾走」のイメージで私は「音楽の大運動会」と呼んでいます。440今日も1等賞で鉛筆と帳面をゲットや!
スカっとしたがな!450v続くMCで新曲を演奏することを発表。
仮題で「Chronoshift」。
「chrono-」は「時の」を意味する接頭辞。
「shift」は「移動」とか「交代」という意味の名詞。
1982年、『ソフィの選択』というアラン・J.パクラの映画があった。
メリル・ストリープが演じるユダヤ人の主人公は戦時中、長女か長男のどちらかを選べと言われ断腸の思いで息子をナチスに引き渡す…という想像を絶する苦しい選択に迫られる。
そして「人生は選択の連続だ」と回想する…というシーンがあったように記憶している。
40年も前に1度観ただけなので正確な記憶ではなかろうが、そう、我々はいつも選択しているよね。
「唐揚げ」にするか、それとも「しょうが焼き」にするか…。
「ちゃんぽん」にするか、はたまた「皿うどん」にするか…。
コレぐらいだったら簡単に取り返すことができるが、人生を決するような場面での選択を誤ってしまえばそれまで。
460でも妄想の中では当該の選択を覆すことができる。
Seijiさんは5年前に脳出血を患いヘタをすれば死線をさまよう経験をしたが、もしその前に検査をしていればそうなならなかった。
そうして大昔に戻るというワケではなく、「もしチョット前に戻って『chrino』を『shift』できたら」というイメージで作った曲だそうだ。
118a0088 ディレイを深くかけ、ワーミ―・バーを効果的に使って弾くイントロのメロディ。470そしてSeijiさんには珍しく変拍子のリフから印象的なテーマ・メロディへ。
この4小節のリフは4/4のサイズではあるんだけど、16個の拍を「3・3・4・3・3」とグルーピングしているので不安定な感じがして、それが強烈な緊張感を生んでいる…と見た。480vそのリフがMarshallが出す音色にあまりにもうまくマッチしているのよ!500曲は山あり谷ありで進行し、4分半の見事なドラマを作り上げる。
会心の一作ではありませんか、Seijiさん?490vそして伝統の1曲「Champagne」で本編を締めくくった。510新曲にまつまる「人生の選択」の話ね、手塚治虫に「八角形の館」という短編があるので未読の方はゼヒ読んでみてください。Ot さてアンコール。
「新曲、どうでしたか?タイムスリップ感が出ていました?
昨日三島で初めてこの曲を演奏したんですが、本番でCDのバッキング・トラックの音源が飛んだんですよ。
新曲なのでもう1回やらせてもらったら今度はドーンと雷が鳴ったんです。
偶然とはいえ、すごいドラマ性だと思いませんか?
何か起こる曲なのかも知れませんよ」
そんなことよりSeijiさん自身が気をつけてくださいよ~。520vこの手は左手はメンバーを紹介しようとしているワケではなく、物販を紹介するところ。
「アチラの方にグッズを用意してあります!」530今日の屋台村にはCDはもちろん…540人気のキーホルダーがゾロリ。
550今回の推しは新しく作ったポーチ。560このポーチにはこんなプレートが付いている。
Seijiさんの座右の銘。
「Song is, just no words」ってとこか?
仲良しの若いギタリストがオリジナルのインストゥルメンタルをやっていて、「ボクがギターで弾くメロディは歌メロと同じなんです」と言うから、「ホホウ、『歌はある、歌詞がないだけ』なんだね?」と私がこのSeijiさんのこの箴言を口にすると「そうです、そうです!」と大変喜んでいた。
「我が意を得たり」というところであったのだろう。
そしたらその彼、本番のMCで「自分の曲には歌詞がないだけで歌はあるんです!」と言いやがんの!
もちろん終演後に著作権使用料をSeijiさんに支払うように言っておきました。570最後の1曲。
『独奏Strings』を締めくくったのは「The Last Revenge」。580最後も人気の1曲で締めくくり、今回もSeijiさんのギターとコンポジションを存分に味わうステージとなった。590vD_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive official website600 200_2 (一部敬称略 2026年7月26日 新横浜Strageにて撮影)