全日本女子メタル「AMAMIKIYO」
2018年にスタートした『夕刊フジ・ロックフェスティバル』。
今年は待望のLOUDNESSが出演した。
そして、そのフェスティバルを大いににぎわせたのが「全日本女子メタル」こと、筋金入りの女性メタル・アーティトが集まったチーム「AMAMIKIYO(アマミキヨ)」。
今日はそのAMAMIKIYOのステージの模様をレポートする。メンバーは説明不要の鋼鉄の淑女たち…
大山まきトキ
Rosana:miho
森はるか
はるかちゃんはNATAL。
写真は本番前にチューニングを楽しんでいるはるかちゃん。使用したのははるかちゃん愛用のCafe Racer。
素材にチューリップ・ウッドを用いた10"、12"、16"、22"のキット。そして今回ゲストとして参加したのが…
YukiYukiちゃんはもちろんいつも通りのMarshall。
「JVM410H」と「1960A」のハーフ・スタックを使用した。
大きな拍手と歓声に包まれてステージに姿を現した5人。
トキちゃんが弾くリフでスタートした1曲目はモトリー・クルーの「Live Wire」。
「トーキョー、行こうか~!」
日頃は各々の活動を展開している5人だが、今日が初めてではないこともあってバンド・メンバーのイキはバッチリ!
ゲストのYukiちゃん。
早速バリバリとソロを披露。何度も繰り返されるブレイク。
はるかちゃんのシンバル・ミュートがカッコいい!「こんばんは!AMAMIKIYOで~す!
ようこそいらっしゃいました!
みんな楽しみにして来てくれたかな?
今日はワクワクとドキドキと感謝の気持ちを込めて頭からブチかましていくから、みんな付いて来てくださいね!」続いてはスキッド・ロウの「Youth Gone Wild」。
スキッド・ロウはMarshall Blogに出てくれたことがありましてね。
みんな写真を撮ってもらうのが好きということで、あの時は楽しかったナァ⇒SKID ROW ~UNITED WORLD REBELLION TOUR~ミディアム・ファストの耳障りのよいヘヴィ・チューン。
まきちゃんが縦横無尽に声を張り上げる。「ギター、Yuki!」
まきちゃんがYukiちゃんを呼び上げてソロをキメる!
しかし、今日は「まき」、「とき」、「ゆき」と「きゾッキ*」なんですな。
※「ゾッキ」とは群馬地方の方言で「ナニかが揃っている状態」を意味するそうです。はるきちゃん、じゃない、はるかちゃんのドラムスをバックに…
客席にマイクを向けるまきちゃん。
「♪ウォイ!ウォイ!」
力強い客席からの反応にまきちゃんの「アオリ」にも気合が入る!もう1曲続けて…はるかちゃんのハイハットのカウントから…
VOWWOWの「Shot in the Dark」。
リズム隊の2人がどこまでも驀進するドライビング・ナンバー。
mihoちゃんはベースだけでなくコーラスでも活躍した。
ココでもYukiちゃんのソロが炸裂!
イントロではギターでキーボードのフレーズを再現したトキちゃんのソロが続いた。
さらにはるかちゃんのドラムスからもう1曲続けたのは…
レインボーの「Lost in Hollywood」。
肩を寄せる「まき&とき」。
まきちゃんは自分のソロのライブでもこの曲を取り上げている。2人のギター・アンサンブルから…
Yukiちゃんが無伴奏でのソロを披露。
観客の熱気に応えてメンバーも終始ノリノリだ。
何のためらいもなく疾走していくドライブ感は爽快そのものだった!
ただひとつ残念だったのは…「Lost in Hollywood」ではまきちゃんのこの「宮尾すすむアクション」がルーティンになっているハズなのだが、それが出なかった!
「ありがとうございます。盛り上がってますかぁ!
今日は私たちAMAMIKIYOのデビュー戦なのですが、『AMAMIKIYO』って知っていますか?
『あまみ きよ』さんではございません。
AMAMIKIYOというのは、ナント琉球の、沖縄の大地を作ったという女神様の名前なんだそうです。
そんな女神様のメンバーたちを紹介しましょうか…」と、ココで五柱*の女神が紹介された。
*神様は「柱(はしら)」と数えます。「でも皆さん、私たちメンバーの中には沖縄の出身者はひとりもおりません。
Yukiさんは今日が初めてなんですが、実は他のメンバーは一昨年沖縄でセッションをした時、もう初めてとは思えないぐらいのシンパシーを感じてそこからみんなで活動するようになったんです。
で、今回は『LOUDNESS VS. 全日本メタル女子』ということで呼んで頂き、ナント高崎晃さんが私たちにAMAMIKIYOという名前を付けてくださったんです!」「AMAMIKIYOは名付け親が『神』ですから!
ということで私たちもすごい気合を入れてやってきたんですが、ナント…この日のためにみんなでAMAMIKIYOのオリジナル曲を作って来ました~!
沖縄創造の女神様からインスピレーションを得て作ったんですが、この曲は会場の皆さんが一緒に歌ってくれて初めて完成する曲なのです。
みんなの力を貸してくれますか!」「今日初めて聞く方ばっかりですので、まず私たちがお手本を示したいと思います。
このフレーズだけ、覚えてください」
と、トキちゃんがお客さんと一緒に歌うメロディをギターで弾いて合唱の練習が始まった。「たぶん今日は音楽にメチャクチャ詳しい耳の肥えたお客さんばかりでしょうから、皆さん1回で覚えてくれると思うんですよね。
みんな、よかったら歌ってみてください!」「♪ウォ~ウォ~オ~ウォ~ウォ~オオ~」
まきちゃんも歌でメロディをデモンストレートして細工は流々!さぁ、本番!
はるかちゃんのドラムスから…曲はそのままズバリの「AMAMIKIYO」。
ストレートにドライブする快速チューン!
コレは否が応でもノリノリになるわな。 ツイン・ギターのアンサンブルを経て…
まきちゃんの激唱!
「ギター、トキ!」
「ユキ!」
と、ギター・チームのエキサイティングなソロが飛び出して来た!そして「いくよ~!みんなで~!」
「♪ウォ~ウォ~オ~ウォ~ウォ~オオ~」
「♪ウォ~ウォ~オ~ウォ~ウォ~オオ~」
練習の甲斐あってお客さんとの共演もバッチリ!
うれし楽しそうなまきちゃん。続けてハロウィンの「Power」。
まさに全員が一丸となった演奏!
AMAMIKIYOの「パワー」を見せつける1曲だった。
「ありがとうございま~す。
今日はAMAMIKIYOのデビュー戦なんですが、メチャメチャ楽しい~!
みんな、どうだい?楽しんでるか?
不器用な私たちなので、今日は思いの全てを言葉ではなく音にブツけたいと思っています。
そして、今日は気合を入れたオリジナル曲だけでなく、ナントTシャツも作ってきました!
スタッフ、カモン!」登場したTシャツのモデルはKAZZこと斉田和典。
「見て、見て、このTシャツ!…モデルもいいね。
このTシャツを作っちゃいました。ゼヒよろしくお願いします!」KAZZさんはまきちゃんのバンドのギタリスト。
今回はこのTシャツの「モデル」と「マニュピレーター」という2役で参加した。KAZZさんはまきちゃんのバンドでは写真に写っているMarshallの「JVM410H」を愛用してくれている。
また、さっき演奏した「AMAMIKIYO」のアレンジもKAZZさんの仕事だ。「今日は楽しい時間をありがとう!
もうホントに気合いを入れてやってきたし、ガンバってきましたがあと2曲でサヨナラだぁ~」
客席からはこの世の終わりが来たぐらいの絶望感にあふれた「エエエエエエ~!」
「どうもありがとう!今日はAMAMIKIYOで出した元気をそのままラストまでブチかましていってくれぇ~!
じゃあラスト2曲…思いっきりいきます!」まずはブラック・サバスの「Die Young」。
「最後まで全力投球」のショウケースのような気合の入りようだ。
猛り狂うはるかちゃんのドラミング!
NATALサウンドが爆発!しかし、みんなとても楽しそうでいいね、AMAMIKIYOは。
何しろ皆さんへヴィメタルにゾッコンなのが見て取れる。
昔は「レッド・ツェッペリン?ああ私、ハードなのはチョット…」という女性ばっかりだったんですけどね。そして最後。
「今日は本当にありがとうございました!
ラスト…「紅」だぁ~!」熱気で燃えたぎった客席との別れを惜しみつつ、最大の力を込めて爆音を出しまくった5人!
全8曲。
オリジナル曲の初演を含む充実したステージだった!「どうもありがとうございました~!」
登場した時の何倍も大きな拍手と歓声に包まれて5人はステージを後にした。
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