様式美大作戦2023~TERRA ROSA SESSION
後半に入る『様式美大作戦 2023』。
現在舞台は転換中。
緞帳の内側からいきなり「グワァァァァァァァ!」という凄まじいギターのサウンド!
客席から歓声が上がった。
一聴して誰のギターの音かがわかるのだ。そして緞帳が上がる。
スタート早々、会場はそのギターの音で満たされた。『様式美大作戦 2023』の4番手はTerra Rosa SESSION!
オープナーは「A Hell Ray」。再び「Jill元帥」の登場.。
岡垣"Jill"正志荒木真為
関勝美
堀江睦男
そして、三宅庸介。
三宅さんはもちろんMarshall。
JCM2000 DSL100と1960A。
昔は三宅さんDSL100を使っていたからね。
三宅さん所有のDSLは1997年製のかなり初期に製造されたモノだった。Terra Rosa時代も当然Marshall。
そうやって誰にもマネすることができないスタイルとサウンドを確立した。
そして今日もMarshall!
熱気あふれるパフォーマンスに全く疲れを知らない観客が大きな歓声を上げた。2曲目は三宅さんが弾く少々深めにディレイをかけたリフでスタート。
三宅さんが参加しているアルバム『The Endless Basis』から「Friday's Free Faie」。平たく言えば前のバンドとギタリストが違うだけなのにガラッとバンドの雰囲気が変わった。
コレがベテランのスゴさ。
ちゃんとそれぞれのバンドが持つサウンドを演者全員が自家薬籠中にキチっと収めているのだ。岡垣さんのシンセサイザー・ソロ!
それを三宅さんのギターが引き継ぐ。
この表情がそのままソロの内容を表している。「どうもありがとッ、鹿鳴館!
Terra Rosa SESSIONでございます。
『またキミか!』と言われそうな気がするんですが、ワタクシ、一応上着を替えて参りましたのでよろしくお願いします!
どうですか、先生?」
実はこの日、クリアな写真がなかなか撮れなくて真為さんの写真は何枚か直前のAPHRODITEのモノを転用しようかと思ったのね。
上着を替えたとはいえ、同じ黒だからわからないだろうと思ってよ。
ダメだった…真為さん、このセットでは胸に大きなブローチを付けちゃった!「コロナ禍がやっと明けまして、三宅くんから『一緒に演ってくれる』といううれしいお言葉を頂きましてTerra Rosa SESSIONとして今日一緒にステージに立っています。
1984年当時みたいに機材車で走ってきました。
ホントは今頃は自家用ジェット機に乗って海外へ行って、40万人ほどいるお客さんのところへヘリコプターで降りていくような感じの夢を見ていたんですけど…。
ま、当時とあんまり変わんないね。
『変わらない』んというところが一貫して『様式美』。
紫綬褒章を受賞するぐらいまでガンバりますかね。
さて、コロナで計画していたTerra Rosaのツアーが潰れてしまったんですが、ようやく落ち着いて来たのでナニかやれないか?と思っています。
帰りの車の中で三宅くんと話が出来たら、また何がしかのいい形でTerra Rosaの名前を冠したライブをやりたいと思います。
三宅くんが19とか20歳で『The Endless Basis』に参加して、最初に会った時にMarshallのヘッドをボクが運びましたね…初対面の時。
色々あるんですけど、今日は仲良くやって来ました!
皆さんの応援が必要なんです。
よろしくお願いします!」アニかつさんのロゴTシャツも紹介された。
さっきはAPHRODITEのTシャツをお召しになられていたのです。舞台は暗転し、岡垣さんのキーボードが流れ出す。
その瞬間に客席から歓声が上がった。曲は「もの言わぬ顔」。
ヘヴィなミディアム・テンポのナンバー。
岡垣さんのキーボーズが分厚く曲全体を覆う。そして真為さんが前のチームとは丸っきり異なる表情で熱唱する。
ギターで「ものを言う」三宅さん。
しかし…このトーンと歌い回し!
誰とも違う。誰にも似ていない。
「自分だけのスタイルを確立する」というのはナント強力なことよ!「ありがとうございます。
皆さん、本日は知ってる曲しかありませんよ。
世の中もいい感じになって来てるもんですから、皆さんもゼヒ一緒に歌ってくださいね!
私は皆さんの口元を見てカンニングします!」堀江さんの鋭い3連のビートが切り込んで来る。
「さて、コレが来たら次はナニを演るかわかりますかね?
もう、おわかりですね。
ナンダ?この曲は?」
コレはCazさんのアオリの再現。
真為さん凝ってるナァ~!三宅さんの弾くリフから「Endless Basis」。
もちろん客席の皆さんは曲をご存知なので、そりゃもう大騒ぎ!
岡垣さんも腕を上げての大熱演。
この曲でも三宅さんのソロが炸裂。
イヤ~、スゲエ音だわ。
今日もMarshallの魅力全開だ。ステージと客席が大いに盛り上がったところでTerra Rosa SESSIONは最後の曲に取り掛かった。
岡垣さんのオルガンが深遠に響く。
「最後の曲になりました。
まだまだ、聴きたい曲もいっぱいあると思うんですがこの曲で最後です。
皆さん、一緒にコブシ上げて歌いましょう!」で、ドーンといったのが『The Endless Basis』収録の「Vision of the Lake Bottom」。
出番の最後をにぎやかに飾るドライビング・ナンバー。
5人が再現したTerra Rosaの世界に観客もすっかり魅了されていた。
岡垣さんがMCでおっしゃっていらしたように、近い将来再演されるといいですな。
楽しみがまた増えた!
Terra Rosa SESSIONの詳しい情報はコチラ⇒Masashi "Jill" Okagaki Official Website<つづく>
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